今回は、昨年(2021年)11月13日に発売された、「S.H.Figuarts ウルトラマントリガー マルチタイプ」のご紹介です。
予約も店頭販売分も瞬殺された「真骨彫製法 ウルトラマンティガ マルチタイプ」からそれほど間をおかずに予約が開始された本商品。これはどうしても押さえたく、また前述のティガの惨状を踏まえて、「初めて店頭でフィギュアを予約購入する」ということをやりました。結果、運良く入手完了。それから約半年を経てのレビューです。
トリガー マルチタイプは、当時の最新ウルトラマンのスタンダードフィギュアーツといこともあってか、大量生産された様子。そのため発売日後しばらくは、店頭でも普通に買えるくらいの余裕さでした。まあ、一般販売ってのは本来こうあるべきなんだけどね。いかんせんバンダイの商法のせいでマヒしちゃっててさ…。
パッケージから取り出すと、こんな感じ。「ウルトラアクションフィギュアシリーズ」のそれに比べると、造形は精巧でガッチリとしており(当たり前)、なで肩具合がかなり抑えられているように感じます。
仕込まれた関節のおかけで気をつけのポーズができず、上のような形が精いっぱいですが、それでもダボッとしてボンヤリした、トリガーの特写等でも時々見られるマイナスイメージは完全に排除されています。なかなかカッコよく見えるじゃないですか!
塗装に関しては、若干の乱れは見られるものの、ほぼキッチリ塗装。「真骨彫 ティガ」で問題になった色ズレや色落ちの問題もほぼ解消されている感じがします。「バンダイ、ちゃんと進歩してるじゃん!」と思ったけど、そもそも商品ってものは、普通こうあるべきだよね…。
可動域は、一般的なウルトラマン系フィギュアーツと同程度のものを確保。手首はデフォルトの握り拳のほか4種類が付属しており、トリガー マルチタイプが劇中で見せたたいていのポーズは、これで再現することができます。
(上の画像にはありませんが)ゼペリオン光線の構えも再現できるように、内側に向けて大きく腕を曲げたり、腕を回してもプロテクターに干渉せず可動させられるのはGood。しかしその一方で、「腕を真っ直ぐあげる」というポーズをとらせるのが困難になっており、ウルトラマンではおなじみの、あの拳に天を突き上げるポーズがつけにくくなっています。
上の画像ではそれっぽいポーズをとらせていますが、これもけっこう無理させてるんですよね。この可動域と、サークルアームズが付属していたら、たとえ現行価格より少し上がっても、100点満点に近いクオリティだったんだけどなぁ。
一般店頭販売品としては申し分ない出来をしており、難点はあるもののかなりの遊びがいがある、優秀なフィギュア:「S.H.Figuarts ウルトラマントリガー マルチタイプ」。これは「ウルトラシリーズ」ファンなら、1体手元に持っていても損は無いフィギュアです。
さて、「ウルトラシリーズ」ひいては円谷プロに爆発的な玩具売上をもたらした『トリガー』ですが、今のところはフィギュアーツ関連の情報は、スカイタイプの発売のみ。このぶんだとパワータイプは高確率で発売されそうな気がするけど、それ以降はどうかなぁ?私が最も願っているのは、トリガートゥルースのアーツ化だけど…!
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