お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『魔進戦隊キラメイジャー』第40話 ちょっとした感想

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怒りのキラフルゴーアロー

 

 

 

番組は変わって、『魔進戦隊キラメイジャー』です。

 

どんなものであれ、自分の中の純粋なキラメキを大事にし続ければ…いつか、誰かにとってのキラメキになる。今回は、脚本に徳永さん・監督に葉山さんと、どちらもシリーズ初担当どうしのコンビによる単発回。今までのお話に比べると、ミステリー要素が強く、雰囲気も暗めでしたが、その中にはちゃんと『キラメイジャー』という作品の持つエッセンスが生きていましたね。完全なハッピーエンドではないけど、ハッピーエンドになったかもしれないという幕切れも、余韻を残しててよかったよなぁ。

 

なお、同日放送の『仮面ライダーセイバー(聖刃)』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

クランチュラたちがハリガネ邪面を生み出し、新たな作戦に着手していた頃。充瑠は画像投稿サイトをきっかけにカロリーという人間と知り合います。約束を取り付け、実際に会ってみると、なんと自分よりも年下の少年。さらに彼は、そのカロリーから八太という男性を紹介されるのでした。同じ頃、ハリガネ邪面出現の報せを知った為朝たちは、現場に急行。しかし、邪面師の擬態能力に悩まされ、取り逃がしてしまうのでした。クランチュラがカナエマストーン・イリュージョアによって編み出したのが、人間から邪面獣を生み出す方法。そのためにハリガネ邪面の擬態能力を利用し、闇エナジーが高まる瞬間を狙っていました。初っ端から、今までにないくらい狡猾な作戦を提案し実行しようとするクランチュラ。「ついに邪面獣も人間から生まれるのか」と思ったけど、これ『セイバー』の最近の傾向(人間からメギドを生み出す)と酷似してるよね。たまたまなのかな…。そんなハリガネ邪面に対し、対象者に近づくための人間を選定中のところを駆け付けたのがキラメイジャー。人々を解放しますが、その間にハリガネ邪面に擬態能力を使われてしまい、混乱しているうちに取り逃がしてしまうのでした。キラメイブルーに擬態した、ハリガネ邪面。メンバーはどちらのキラメイブルーが本物かわからなくなり、「俺じゃない!」と必死に否定している本物の方を集中攻撃。その間にハリガネ邪面は逃げてしまいます。鼻血を出してボロボロになる時雨。ああ、やっぱり彼はこういう役回り…。

 

為朝たちがCARAT本部で疑心暗鬼になっていたのと同じ頃、八太やカロリーと同じ字時間を過ごす充瑠。楽しい時はあっという間に過ぎていきますが、本部から入ってきたハリガネ邪面の情報や、八太に関する周りのウワサを聞きつけてから、充瑠は八太に対し疑いの目を向けていきます。やがて、八太の応募していた新人漫画賞の結果が出ますが、彼は酷評の末落選。橋で絶望していた彼に、悪への手を差し伸べたのは…。中盤から、ミステリーな雰囲気が加速。CARAT本部側では「誰が偽物か?」と騒ぎになったり、充瑠側では八太の不審な様子や動きから「八太がハリガネ邪面ではないのか?」とミスディレクションが多数提示されたりなど、今までの『キラメイジャー』ではあまりなかったようなゾクゾク感が楽しめました。あんまり『キラメイジャー』っぽくなかったけど、これはこれでアリだったなぁ。そんな展開の中で、再び姿を見せたハリガネ邪面。彼はカロリーに擬態しており、新人漫画賞に応募し絶望していた八太をチャンスととらえ、邪面獣ジイシキシェルガを生み出すのでした。八太は実際には引きこもりの男性。彼は新人漫画賞に一縷の望みをかけていました。そんな人間に目をつけるとは、今回のヨドンヘイムはなかなか狡猾だよね。そして、生み出された邪面獣もなかなかグロテスクだ…。

 

邪面獣ジイシキシェルガに対し、キラメイジャーはキラメイジンとギガントドリラーで出撃。最初こそ攻撃を仕掛けますが、キラメイレッドはすぐに中に八太がいることに気が付きます。このままでは攻撃ができないため、魔進ダストンと魔進ザビューンの力を使い、八太を邪面獣から引きはがしたうえで勝利。残るハリガネ邪面は逃げようとしますが、怒りのキラメイレッドの前に倒されるのでした。理解者も失い、絶望した八太のその後は―。今回は、邪面獣の中に人がいるという初めてのケース。その解決方法が「魔進ダストンで物理的に人(=八太)を吸い出す」という力技だったのは、ちょっと驚きました。まあ、確かに有効な方法だけどね。その後、邪面獣はランドメイジと魔進ザビューンの力で倒されることに。残るハリガネ邪面も、ゴーキラメイレッドの怒りのキラフルゴーアローで倒されます。最後の最後でカロリーの声を使ってゴーキラメイレッドを惑わそうとしたハリガネ邪面、最後までズルいヤツだったけど、悪役としては確かに輝いていたなぁ。そしてラスト、あったはずの八太の家は更地になり、街には八太が描いたと思われるマンガの連載開始のポスターが。それが実際に八太によるものなのかはわかりませんが、充瑠だけは、八太が夢をつかんだのだと確信していました。八太の家族が去った(おそらく今回の事件を起こしたためでしょう)後、どうなったかは一切不明。しかし、いくつかの小道具や要素をチラ見せすることで、「八太が夢をつかんだんじゃないか」と“思わせる”エンディングになっているのがGoodです。この世には、100%ハッピーエンドもなければ、逆に100%バッドエンドもない。こういういい塩梅の幕切れが、視聴者の創造を掻き立ててくれて、いいのです。

 

 

 

ヨドン反応をキャッチし、現場に駆け付けた充瑠たちを待ち受けていたのは、なんと人々をネコ化してしまうマネキネコ邪面だった。充瑠・瀬奈・小夜もその毒牙にかかり、彼らもネコになってしまう。為朝たちは、充瑠たちを元に戻すことができるのか!?

 

次回は今回とは雰囲気が変わって、ギャグ回になりそうな予感。頭に直接ネコ耳つけて演技させるなんて、いろんなもの狙ってるよね。いいけど!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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