今回は、双葉社より季刊発売されている雑誌『グレートメカニックG』の2020年冬号(2020 WINTER)のご紹介です。
その名や表紙からわかる通り、ロボット&メカアニメを中心に取り上げる雑誌。普段は「ガンダムシリーズ」等のサンライズ製ロボットアニメをよく取り上げておりますが、今号ではそれにプラスして「勇者シリーズ(これもサンライズ製だけど)」や「アースグランナー」をピックアップしていたので、手に取ってみました。詳細なインタビューや豊富な画像が取り上げられており、ファン垂涎の一品といえる仕上がりでしたね。
前半部分は、デザインに着目した『ガンダム』40周年。横浜に完成したガンダムファクトリーの実物大ガンダムから始まり、歴代ガンダムのデザインを時系列順にピックアップして特集がなされていました。デザインについて詳述しながらも、1979年の『ガンダム』から本当に順々に主役機等のデザインを紹介しており、かなり親切。「サンライズのHP等を参照すればわかる」と言っちゃあそれまでですが、こうした明快な解説は、まだまだシリーズ初心者である私にとっては易しく、そしてとても楽しんで読むことができましたね。
その後、『ボトムズ』などの紹介を経て、『アースグランナー』の特集へ。監督であるウシロシンジさんやプロデューサーの吉原さんへのインタビューが掲載されていました。『アースグランナー』は、かつての『ドライブヘッド』と同じくらい制作の裏側を知れる機会が少なかったので、こうしたインタビューはメチャクチャ貴重。『アースグランナー』がトミカの対象年齢と同じ「3歳程度の未就学児」をターゲットにした企画であることなどがわかり、唸らされることばかりでした。「一見ギャグに見える描写も伏線になってるかもしれない」みたいなことが触れられてたけど、そういうのは第4クールくらいになると種明かしされるのかなぁ。
そして、最後は「勇者シリーズ」の特集。今回はPart.1と銘打たれ、主に『エクスカイザー』・『ファイバード』・『ダ・ガーン』がピックアップ。『エクスカイザー』の設定制作に携わった古里さんなどへのインタビューもありました。『エクスカイザー』の企画段階で興味深いのは、「お母さんを味方につける」ということでグロテスク描写を減らし、「母と子に贈るロボットアニメ絵本」を裏キャッチコピーとして制作されていたという話。『エクスカイザー』が子供たちを対象にした純粋なスーパーロボット系アニメを目指して制作されていたのは各所で語られていますが、こうした側面も持っていたとは初耳でしたね。
次の『グレートメカニックG』は、おそらく3月中旬。次はどういった特集が組まれるのか気になりますが、少なくとも「勇者シリーズ」の特集が継続されることは間違いないでしょう。
ということは…次号も買わないといけないな!
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitter & Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!