今回は、9月11日に発売された、『昭和40年男 2020年10月号』のレビューです。
「特集 俺たちのハートを撃ち抜いた刑事(デカ)とクルマ」と題し、『西部警察』の大門団長とマシンXの特写を表紙にあしらったデザイン。もうこれは「『西部警察ファン』ホイホイだな」と思って購入しましたが、その中身は想像を超えた濃厚さで大満足でした。
表紙のデザインの通り、特集の最初を飾るのは『西部警察』。劇中に登場した特殊車両たち:マシンX、サファリ、ガゼール、カタナ、スーパーZ、RS-1・2・3(マシンRS)のピックアップ紹介は順当な流れですが、その紹介っぷりにこだわりが炸裂しており、グイグイ引き込まれました。各車両の活躍回もピックアップされてたけど、こっちはまあ「この車両と言えばこれだよね」ってチョイスだったかな。
そうそう、各車両の特写も掲載されてたけど、RS-3のパトランプなしバージョンの画像は初めて見ましたね。こんな画像もあったんだ…。
さて、『西部警察』の特集が終わると、今度は様々な刑事ドラマの紹介やそれに登場した特徴的な車両の紹介に移るのですが、ここからがさらに見逃せないところ。刑事ドラマの草創期から90年代辺りまでを年表形式にして、「刑事ドラマ」というカテゴリーの発展を分析し、さらにその後、車両紹介や作品を彩った女性刑事の紹介などに入っていきます。ここにおける力の入りようがハンパないのです!
『太陽にほえろ!』におけるトヨタ車系列や『特捜最前線』の歴代日産セドリック、『大都会PARTⅢ』の同じく日産セドリックや『あぶない刑事』の日産レパードなどの有名どころはもちろんのこと、『大追跡』・『大空港』・『大激闘マッドポリス'80』・『警視庁殺人課』・『ジャングル』・『ゴリラ』・『あきれた刑事』などなど、「こんなところまで!」と思うような作品が多数ピックアップされています。
そして極めつけは、『太陽にほえろ!』でトヨタ セリカを乗り回していたマミー刑事/長谷直美さんのインタビュー。本当に車が好きなんだなぁということが感じられるインタビューになっていました。
表紙だけ見ると、「実質『西部警察』特集なのかな」と思われた『昭和40年男 2020年10月号』。しかしその中身は、90年代までの刑事ドラマファンであればぜひ手に取ってもらいたいくらいの濃厚さでむせ返りそうな刑事ドラマ特集に仕上がっていました。
Amazonなどの通販サイトでもまだまだ在庫はあるようですし、興味がある人はぜひ購入して読んでもらいたいですね。
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