今回は、2月18-19日の日程で、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜にて開催された、「第14回ノスタルジック2デイズ2023」のレポートです。
日本最大の旧車・絶版車が集うクラシックカーイベントとして、カーファンの間ではその名が知られているという「ノスタルジック2デイズ」。この日は別の用事が横浜市であり、その流れで併せて顔を出してみました。
展示場内では、既に旧車や絶版車となった車ばかりであり、昭和のにおいがプンプンしていてGood。しかもそれだけでなく、ここに展示されている車のほぼすべてが、実際に動き、公道を走ることができることに驚かされました。いやぁ、いろんな意味で圧倒されましたね。
上述の通り別の用事があったほか、様々な縁があって、このイベントに顔を出すことにした私。私自身は鉄道ファン側の人間なので、車のカスタムの知識は、一般人程度―というかほぼゲーム等で得たもの程度しかありません。
しかぁし!そんな私でも、このイベントはめっぽう楽しむことができました。その理由は、展示されている車の中に、過去のドラマや特撮作品で使用されていた劇用車のベース車が多く混じっていたからです。
まず、入口から入ると、目の前に飛び込んでくるのは特別展示のコーナー。様々な車が並ぶ中、83年式日産スカイラインRS30ターボや、87年式日産フェアレディZ、そして1992年式マツダAZ-1が、特に目を惹いてくれました。
これら車は、前2者がそれぞれ、『西部警察』シリーズのマシンRS→RS-1・2・3、『世界忍者戦ジライヤ』のブラックセイバー(黒星馬)のベース車となったもの。マツダAZ-1は、『ブルースワット』のストライカー→ブルーストライカーのベース車じゃないかとよくウワサされていた車でした(実際にはスズキの別車種らしい)。RS30ターボは他イベントでも見かけることがありますが、その他2台は初めて実車を見れて感激でしたね。
※ちなみに、このゾーンでは『ウルトラマン』の科特隊専用車のベース車となった日産セドリックも展示されていましたが、形式が微妙に異なるものでした。
そんな状態で、イベントの奥へと進むと、さらに車のバリエーションが増加。マツダ コスモスポーツ(『帰ってきたウルトラマン』のマットビハイクル等)、トヨタ セラ(『ソルブレイン』のソルギャロップ)、マツダ サバンナRX-7(『ウルトラマン80』のスカウターS7、『ウインスペクター』の純子専用パトカー→『ソルブレイン』のナイトカスタム)等々と、「これ見たことあるぞ!」という車の現物が、そこら中に存在。もう、なんだかいろんな意味で嬉しくなりました。
そして、今回の展示で最もシビれたのが、ゴールドカラーの日産レパード。これをわざわざ横浜開催の展示でキッチリ展示してきたのには、本当に唸らされましたね。
このブログを読んでいる方たちなら、当然なぜかお分かりですよね?そう、この車は、イベントの開催地である横浜を舞台にした『あぶない刑事』で、タカとユージがいつも乗っている覆面パトカーのベース車です。
しかも、展示側もそれをわかっているのでしょう、イベント終盤になるのパトライトがルーフに増設。これにはもう、思わず声を出しちゃいましたね。鉄道ファンなのに、こんなに車関連のイベントで心を振るわされるとは思わなかったよ。旧車最高!
往年の様々な名車を、動く状態で生で見ることができた「ノスタルジック2デイズ」。数々の旧車を見ていると、今の日本の車のデザインって、洗練されているけど元気がないなぁという印象を受けます。
確かにデザインも搭載されている技術も、絶対に他国に劣っていないとは思うのですが、なんかこう、妙にカッコつけてる感じが否めないんですよね。「ウチはこんなものも盛り込めるんだぞ」と、ガツガツした泥臭い精神とガッツを、もっと見せてくれてもいいのではないでしょうか?
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