お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーゼロワン』第40話 ちょっとした感想

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力と技と夢の集大成、仮面ライダーゼロツー 

 

 

 

俺とイズ…、人間とヒューマギアが、同じ夢を見てるからさ!今回の『仮面ライダーゼロワン』は、TVシリーズにおけるゼロワンの最強フォーム(マイナーチェンジした姿):仮面ライダーゼロツーの初登場回。或人よりもイズが主役という感じになっており、彼女と或人の心や夢のつながりが、内なる衛星ゼアを起動させゼロツー誕生へとつながる形になっていました。

 

ゼロツー誕生のコンセプト、そしてその過程自体は面白いものだと感じますが、シーン配分がちょっと謎だった感は否めない印象。中盤のループよりも、やっぱりその後イズ(と衛星ゼア)の力でゼロツープログライズキーが誕生する描写に力を入れて欲しかったですね。これ、もともとは前後編にするつもりだったけど、諸事情により1話完結に圧縮したのかなぁ。

 

 

 

前回、アークによってゼロワンドライバーを奪われてしまった或人。飛電製作所で事態を悲観する迅に対し、彼はまだその希望を捨ててはいませんでした。或人はイズに新たなる仮面ライダーの構想を夢として託しますが、その直後雷に憑依したアークが彼を襲撃。迅バーニングファルコンの抵抗もむなしく、飛電製作所の本社屋は破壊され、或人もアークの銃撃の前に倒れてしまうのでした。衛星ゼアの予測も通用せず、ゼロワンドライバーも奪われたことで、絶体絶命のピンチな或人たち。特に迅は、今までの勢いがウソのように弱気になり、或人の持つ夢や考えも否定してきます。迅が悲観的になり或人たちのことを否定するのは、中盤・後半の展開(=迅の予想に反してゼロツー誕生)のためなのは明らか。それはよくわかるのですが、ちょっと描写がくどすぎた感がありました。悲観的になるのはいいのですが、或人が夢を語ったのに対し「それ本当にできるのかよ」→「やっぱり衛星ゼアがないとなんにもできないじゃないか!」みたいな感じで、悲観の仕方にも変化をつけて欲しかったですね。このような迅に対し、まだ希望と夢を捨てない或人。彼はイズにそれらを託しますが、その直後まるでそれを打ち砕かんとせんばかりにアークが出現。飛電製作所を破壊した他、生身の或人に対して銃撃し、或人はついにその命を散らしてしまいます。アークによる襲撃により或人が死亡するというショッキングなシーン。このシーンを観た時はさすがに動揺しましたね。その一方で、直前の飛電製作所本社屋の爆発シーンは、なんか笑っちゃったなぁ。状況的には全然笑える状況じゃないんだけど、「お前ここまでやっちゃうのか?」みたいな感じでした。

 

アークに打つ手はない―。そんな垓の言葉に対し、憤慨する唯阿。一方の諫は最初こそ冷静でしたが、或人死亡の報せが入ってからはさすがに取り乱します。やがてアークの市街地襲撃が始まり、垓たちも凶弾に倒れて死亡。イズと迅のみが残されます。絶望する迅に対し、まだ希望や夢を捨てないイズ。そんな時、彼女に変化が起き始めます。アークに対して打つ手はないと冷静に分析する垓に対し、取り乱す唯阿。諫もこれに対してはブチギレるかと思っていましたが、意外に冷静でした。キャラの立ち位置としては、このシーンでは唯阿と諫を入れ替えてもいいんじゃないかなと思ったなぁ。でも、ここで先に諫を取り乱させたら、次の或人の死亡を知るシーンが映えないか…。そして、垓たちがこうしている間にも、状況はどんどん悪化。アークによる市街地襲撃が始まり、垓たち自身も、変身する間もなくその凶弾に倒れてしまいます。残ったのは、イズと迅、そして或人の死体のみ。絶望する迅をよそに、イズは或人の遺した夢や希望を信じ続けます。その時―。イズが涙を流し、ループが開始する瞬間。その感情の爆発を理解しきれていない迅のセリフが、「冷却水の漏れか?」としていたのが細かいながらGoodだと感じました。ロボットが涙を流す描写は過去の作品でもありますが、大抵流していたのはオイルの涙。それをあえてこうした設定にすることで、見た目上人間の涙と大差ないことに違和感をなくているのは、素晴らしいです。

 

何度も繰り返される、或人死亡の瞬間。それを経て、イズはだんだんと“学習”を深めていきます。それはやがて或人を救うパターンを生み出し、イズの意識は現実世界に戻ることに成功。ここでのデータ蓄積をもとに、ゼロツープログライズキーとゼロツードライバーが生み出されます。やがて襲撃してきたアークに対し、或人は満を持してゼロツーへと変身。アークを寄せ付けないそのパワーとスピードで、撤退に追い込むのでした。中盤から繰り返される、前半における或人の死亡シーン。実は或人は死んではおらず、或人から夢を託されて以降イズが今まで見てきたものは、全てシミュレーションによるものでした。シミュレーションオチはいいんだけど、ちょっとループの描写がくどすぎたかな。もう少し圧縮してくれたらよかったんだけどなぁ。やっぱりゼロツー誕生回って、本当は前後編構成だったのかな?そんなイズのシミュレーション、そして内なる衛星ゼアの目覚めにより、彼女の意識は現実世界に戻ることに成功。そこで得られたデータをもとに、ゼロツープログライズキーとゼロツードライバーが生み出されます。それは或人を仮面ライダーゼロツーへと変身させ、アークに対しての勝利をもたらすのでした。「自分たち(主にイズだけど)の力で生み出した新たな力で変身」・「アークの完璧な予測を真っ向から跳ね返してぶっちぎる」と、ゼロツーの登場・戦闘シーンは、アツい展開の連続。ただ、若干「その時不思議なことが起こった」感もかなりありましたから、やっぱり中盤のループのシーンで時間をかなり食ったのが痛かったですね。コンセプトはスゲェいいんだから、もっと見せ方とか頑張ってほしかったなぁ。

 

 

 

ゼロツーの力を手に入れ、飛電インテリジェンスに戻った或人。アークがその構成を強める中、新たなるライダーたちの共闘が実現する。ゼロツーの横にいるのは…仮面ライダー滅だ!?

 

次回は或人が飛電インテリジェンスに戻ると同時に、滅との共闘が実現する回。今回の終盤でまだバチバチ状態だった或人と滅だけど、ここから一体どうやってその展開にもっていくんだ…?

 

…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第16話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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