お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーゼロワン』第41話 ちょっとした感想

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「こんな結論は…ありえない!」(切実)

 

 

 

もう一度、信じてもらえませんか?ヒューマギアの…心を!次作『仮面ライダー聖刃(セイバー)』の9月スタートが確定したことにより、必然的に8月終了が確定した『仮面ライダーゼロワン』。残りあと5話となる今回は、アークの侵攻と迅を除く滅亡迅雷.netたちの意思の覚醒が描かれ、終盤ではゼロツーと滅の共闘が実現しました。

 

滅亡迅雷.netを安易に或人たちの仲間にはせず、人類を滅ぼすためのいち段階として、「アークを倒す」という目的が合致したと言う形にしているのはGood。でもやっぱり、全体的な構成(後半に出てきた敵がすべて悪い→主人公側と前半の敵が共闘する)は、『仮面ライダーエグゼイド』に酷似してるなぁと思いました。まあ、メインライターが同じだからね…。

 

 

 

前回、ゼロツーの力でアークを退けた或人たち。飛電製作所本社は吹き飛んでしまったもののまだ夢や希望を捨てていない彼らでしたが、そこへ無慈悲にもアークの都市攻撃が始まります。パニックに陥る市街地で、或人はヒューマギア事業の再開をイズ経由で垓に求めますが、それは却下されてしまいます。一方、独自にアークが動き始めたことにより、自分たちの存在意義を見失いかけていた滅亡迅雷.netの面々は…。今回は初っ端からいきなりアークによる攻撃が開始。或人たちの世界はかなりの危機に瀕することになりますが、或人たちがやれやれと油断していた瞬間背後で大爆発が起きたのは、ちょっと笑っちゃいました。いや、状況的には全く笑えないんですけど、なぜか…。アークのハッキングによる攻撃はすさまじく、都市機能はダウンしケガ人が続出。人手不足にあえぐ現場の惨状を目撃した或人は、飛電インテリジェンスのヒューマギア事業によりそれを解消しようとしますが、垓に断られてしまうのでした。飛電インテリジェンスのヒューマギア事業を再開させるという展開を考えれば、この流れはまあまあいい感じ。でも、これじゃあやっぱり、ヒューマギアは「夢のマシン」というよりも「使いがってのいい人間の代替」って扱いになっちゃうんだよなぁ。或人たちや制作陣はそう思ってなかったとしても、傍から見るとそう見えてしまうのが、ちょっと残念でした。

 

アークの行動をめぐって、混乱する滅たち。迅はアークを倒すために結束を呼び掛けますが、滅はそれとは真逆の行動をとり、2人は戦い始めてしまいます。とどめを刺そうとする滅でしたが、その時迅や或人の言葉が引っ掛かって―。一方の或人たちは、飛電インテリジェンスの本社へ。そこでは、なんと垓が社長職の辞意を表明しており、代わって或人が再びその座につきます。彼がヒューマギア事業を再始動させたことにより、多くのヒューマギアが復活。都市機能再建と、アークを倒すため行動を開始します。若干或人に心酔している迅に対し、あくまでもどちらかと言えばアーク側の考え方をする滅。滅亡迅雷.netの本来の目的に従い、彼は人類滅亡の夢を捨てることはなく、迅と戦い始めますが、戦闘のクライマックスで一瞬動きが止まるのでした。迅の言葉を受け、そして或人の言葉を思い出し、“自分の意思”について惑う滅。この展開が、終盤のゼロツーとの共闘と決別へとつながっていきます。同じ頃或人側では、飛電インテリジェンスの社長交代劇が発生。再びその社長となった或人は、ヒューマギア事業を真っ先に再開させます。割とあっさり、そして爽やかに、或人の社長の座を譲り去っていった垓。このシーンだけ観ると、確かにいいシーンなんだけどなー。いかんせん、今まであったことがね…。この後のヒューマギア事業再開シーンでは、過去に登場したヒューマギアたちの多くが再登場。宇宙野郎昴まで復活するとは、ちょっと思ってもみませんでしたね。

 

アークへの従属か自分の意思か―、どちらを取るか迷う滅。考えるスキを与えないかのように、アークが滅に取りつきますが、滅が出した結論は、アークの予測とは違ったものでした。滅から追い出されたことで迅に取りついたアークに対し、滅は駆け付けた或人とともに共闘することを選択。アークはゼロツーと滅の力で迅の身体から追い出され、さらに逃げ帰った衛星アークも、宇宙野郎雷電と昴により破壊されます。アークは完全に倒され、滅との共存の道も開けたかに見えましたが…。アークに従うのではなく、自分の意思を優先した滅。本記事冒頭でも述べた通り、その意思の先にあるのが、或人たち人間との共存ではなく、あくまでも“人類滅亡”なのが興味深いです。このように目指すべきゴールは違えど、その過程にある「アークを倒す」という利害は一致した、或人と滅。彼らは迅の身体を救うため共闘してアークを追い出し、宇宙に逃げ帰ったアークは宇宙野郎雷電・昴兄弟の前に散るのでした。後半の戦闘シーンは、ゼロツーと滅の共闘よりも、宇宙野郎兄弟のアーク追撃の方に注目しちゃいましたね。だって、攻撃してるのはかつて衛星ゼアだったものだよ?アークじゃなくても、「こんな結論は…ありえない!」って言いたくなっちゃいますよ。まあ、今回の方法が、アークを倒すために一番手っ取り早い方法であるのも、また事実なんですけどね。

 

 

 

アークを倒し、平和が戻ったかに見えた世界。しかし、まだ戦いは終わっていなかった!さらなる力をもって復活するアーク!ZAIA本社から来る謎の人物!そして、イズが…!

 

次回はイズの一時退場回になりそう。次回予告では無音状態をわざと作って悲しさを演出していたけど、この人(人じゃないけど)以前滅にやられて死にかけたものの復活した過去があるからなぁ…。

 

…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第17話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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