俺も社長で仮面ライダー
心は誰のものでもない。人間も、ヒューマギアだって、そいつ自身のものだろ!今回より『仮面ライダーゼロワン』は、新章へと突入。その第1話となる今回は、全てを失った或人がイズやゼロワンドライバーなどを取り戻し、新たな一歩を踏み出すための下地を固めいていくお話となりました。
後半のサウザー相手のドハデな戦闘シーンは、その爆発などが見もの。ストーリーの方は…、まあまあ言いたいことはわからんでもないって感じかな。
ZAIAによる飛電インテリジェンスの買収により、すっかり様変わりしてしまった『ゼロワン』の世界。ヒューマギアの急速な排除により不法投棄が社会問題化していましたが、ただ1人そんな彼らをかき集める男―或人がいました。彼は迅と会うべくかつての滅亡迅雷.netのアジトへ向かいますが、そこでA.I.M.S.の襲撃を受けることに。彼らを逆に撤退に追い込んだのは、諫が変身したランペイジバルカンでした。ヒューマギアの排除を急速に進める垓。それは別にいいのですが(ストーリー的にはよくないけど)、その代替案として彼が提示したのは、ザイアスペックの配布でした。いや、人間の代わりに働く存在としてヒューマギアを使ってたのに、それを人間がかけなきゃ使い物にならないザイアスペックを配ることで替えようだなんて、全然代替案になってないと思うんだけど…。そんな垓の主導で、A.I.M.S.はヒューマギア排除機関へと変化し、迅の反応をキャッチした唯阿たちは、彼を破壊すべく襲撃。或人もそれに巻き込まれますが、そんな彼らを救う形になったのは、ランペイジバルカンの活躍でした。今回は後半のバトルでゼロワンの活躍が主になるため、このシーンでランペイジバルカンが活躍。前回に引き続き半端ない強さを見せてくれました。やっぱり、過去に出てきたプログライズキーの力を複合して使えるって、強烈な武器になるよね。最後の方はA.I.M.S.がメタメタにやられてて、ちょっとだけかわいそうって思っちゃいました。
迅はその場から脱出後、そのまま飛電インテリジェンスの本社へ突入。垓たちのスキを突き、イズとゼロワンドライバーを強奪します。それらを抱えて迅が向かった場所は、或人が潜伏していた廃工場。或人の持っていたプログライズキーのおかげでイズは復活しますが、その直後迅は彼女を連れて逃走します。それを追いかける或人。やがてその場には垓も現れて…。或人の頼みもあったとはいえ、迅は自らの意思でイズとゼロワンドライバーを飛電インテリジェンスから強奪。このシーンを機に、今回の彼は或人の仲間のような立ち位置となり行動していきます。今回の前半では或人の考えに対しかなり否定的な意見を持っていたはずなのに…。まあ、「(或人に)一度倒されてから考えが変わった」とも言ってたし、その影響があるのかな。そんな迅の活躍と、或人の持っていたプログライズキーにより、イズは復活。しかしその直後、迅は彼女を連れて逃走してしまいます。それには、彼のある考えがありました。ヒューマギアの人間からの解放だけでなく、衛星ゼアやアークなどの支配プログラムからの解放も模索していた迅。彼はイズを説得し、シンギュラリティに到達することによる自律型ヒューマギアになることを促します。そこへ、追いかけていた或人も到着。彼の考えもまた、イズを無理に自分の秘書とするのではなく、彼女自身の意思に任せようとしていました。ここで、イズ自身の意思にゆだねようとする展開は、いいかなぁと思いました。
垓はヒューマギアをすべて破壊すべく、A.I.M.S.をも投入して或人たちを襲撃。或人はゼロワンに変身できないまま、胸部に弾丸を食らい倒れてしまいます。しかし、彼は隠し持っていた大量のプログライズキーのおかげで、難を逃れることに成功。さらに衛星ゼアからのデータ消去も防ぎ、ゼロワンへの変身を遂げます。怒涛の勢いでサウザー=垓を撤退に追い込んだ或人は、その後イズの手引きにより、飛電製作所という会社の社長に就任するのでした。衛星ゼアからのデータ消去も、A.I.M.S.の弾丸による致命傷も防いだ或人。それは、彼が事前に全ヒューマギアのデータをプログライズキー化してバックアップを取っており、それを身に着けていたからでした。バックアップを取っておきましたってのはわかるけど、なんでそれを全身に身に着けてたんだ!?まあ、あの廃工場じゃいつ敵の襲撃を受けてもおかしくないから、自分の手元で常に管理しておくってのは、まあ悪くない手段ではあるけどさ…。とにかく、こうして難を逃れた或人は、再起動したゼロワンドライバーでゼロワンへと変身。前回の苦戦っぷりを払拭するような怒涛の勢いを見せ、サウザーたちを撤退に追い込むのでした。前回メタクソにやられていたメタルクラスタホッパーですが、今回はそれ以前の強さを思い出させる戦いっぷりを披露。いつもの場所でサウザーを追い詰め、メタルライジングインパクトで大爆発させるシーンは、ドハデな演出でGoodでしたね。こうして或人は、一時的に垓の脅威を排除し、イズのアシストでヒューマギアの特許権を確保し会社を設立。彼は飛電製作所社長として、再スタートを切るのでした。戦っている間に、或人たちにヒューマギアの特許の譲受など、もろもろの手続きを先に越されてしまった垓。こういうことは最初にやっておくべきだったね…。
かつて登場したジーペンのことで、再び或人のもとを訪ねてきた漫画家:石墨。何とかジーペンの再起動に成功する或人たちだったが、それはジーペンの苦悩と、新たなる事件を生むことに…。
次回は、『ゼロワン』序盤で登場したキャラたちが再登場。…えっ、この状態で、まだヒューマギアのお仕事関連の話やるつもりなの!?
…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第5話 ちょっとした感想」に続きます。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
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