お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンZ(ゼット)』第6話 ちょっとした感想

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リクの前では素を出しまくりなジャグラーさん

 

 

 

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集うぜ、綺羅星今回の『ウルトラマンジード』は、以前から告知されていた朝倉リク/ウルトラマンジード ギャラクシーライジングの初登場回。ハルキよりもリクの方が出番多めで、『ウルトラマンZ』というよりも『ウルトラマンジード』第26話と言っても過言ではないような雰囲気になっていました。

 

ギャラクシーライジングは、プリミティブをベースとしながらも技のハデさ等で差別化を図っていていい感じ。ゼットの協力があったとはいえ、ギルバリスを倒しちゃうなんて、かなりのポテンシャルを持っている姿と言えるでしょう。でも、壊れちゃったジードライザーはいつ直るのかな…。

 

なお、前回(第5話)の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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ジード ギャラクシーライジング登場、ギルバリス出現と、完全に劇場版『ジード』の続編とも言うべき内容で作られていた今回。しかし、『ジード』を観たことがない人でも十分楽しめるように、それらの解説なども違和感なく挿入されていました。ギルバリスの弱体化(と言うべきか、ジードたちが強くなりすぎたのか)はちょっと残念ですが、『Z』におけるリク/ジードが、単なる先輩戦士というだけでなく、唯一ヘビクラ隊長の正体を知る存在にもなっているのがGoodです。

 

市街地から離れた山中で、セブンガーとウインダムの訓練をすることになったストレイジ。当初はバッテリーの持たせ方などの課題設定がなされていましたが、ハルキもヨウコも途中からそんなこと忘れてぶつかり合うように。そんな中宇宙から飛来したのは、ラストジャッジメンター ギルバリス。あっという間に窮地に立たされるストレイジでしたが、それを救ったのがウルトラマンジード ギャラクシーライジングでした。特空機の現状の課題は、やはりバッテリーの持ち時間。いかに少ない時間の中で戦うか、あるいはいかにバッテリー消費を少なくして戦闘時間を延ばすか―、今回の訓練はその課題克服が主になるはずでしたが、最終的にはハルキもヨウコも好き放題戦うようになり、結局ろくな成果は得られずじまいでした。ちゃんとユカが今回の訓練の目的をきちんと説明してくれてるのに、訓練開始して2分も経たないうちにそこから脱線していくハルキたち。おいおい、ユカの話聞いてたのか!?でも、こんな風にワチャワチャしちゃうのも、彼ららしいっちゃあ彼ららしい…かな?そんな訓練の最中、宇宙からそれを妨害するように現れたのがギルバリス。その火力やコンピュータを操ってしまう能力に驚き手も足も出ないストレイジでしたが、そこに駆け付けたのがジード ギャラクシーライジング。彼は戦闘の末レッキングフェニックスでギルバリスを撤退に追い込むのでした。ギルバリスは、劇場版『ジード』で登場した厄介な相手。今回もその能力を発揮してくれましたが、それに敢然と立ち向かったのがジードでした。前半の戦闘では、ジードが単体で活躍。「GEEDの証」をBGMに戦う彼、カッコよかったなぁ。しっかし、オーブたちの協力を得てウルティメイトファイナルでやっと倒したギルバリスを、単体で退けてしまうとは…。強さもカッコよさも申し分ないな、ギャラクシーライジング!

 

変身解除したリクは、そこでヘビクラ隊長=ジャグラス ジャグラーに遭遇。彼の出現に驚きますが、その後自分がこの世界の地球にやってきた理由(=ギルバリス追撃)を話し始めます。一方のハルキたちストレイジは、ギルバリスのコアの動きに着目。偽の動きをつかませて狭所に誘い込むという作戦を立てます。作戦は成功し、後はギルバリスのコアを攻撃するだけ。ハルキが銃を向けた瞬間、なんとリクが現れ、先んじて戦い始めるのでした。ヘビクラ隊長はリクには存在がバレないように立ちまわるのかと思いきや、リクが本編に登場した直後に自ら現れて正体バレ。お互いの素性をすでに知っているからか、ジャグラー節全開で絡んできました。相変わらずの話っぷりであるヘビクラ隊長=ジャグラー。だけど、ギルバリスを追ってきたリクにアッサリその姿を見せたり、描写は前後しますがギルバリスが出現した際本気で焦ってハルキたちに退避命令を出したりしていることから、ハルキたちの地球に来た理由は悪事のためじゃないかもしれないことが、今回におわされています。でもまあ、「正義に目覚めた」ってわけじゃ、ないだろうなぁ…。リクとヘビクラ隊長がこのようにギルバリスの正体を知っているうえで戦おうとしているのに対し、ハルキたちストレイジも負けちゃあいない。ユカを中心とした解析でギルバリスの求めているものやその傾向をつかんだ彼らは、偽情報をつかませて狭所で一気に叩く作戦を立案するのでした。リクやヘビクラ隊長らばかりではなく、ストレイジのメンバーたちも自分たちなりにきちんと頑張っている描写が挿入されたのはGood。しかも、この作戦が割と成功していたのもまたいいですよね~。ところでリク、なんでギルバリスのコアに鉄パイプ1本で立ち向かおうとしたんだ…!?

 

ギルバリスのコアを追い込んだものの、撃退に失敗したストレイジ。再び実体化したギルバリスに対しヨウコのウインダムが挑みますが、ほとんど歯が立ちません。ここで初めて出会ったハルキとリクは、同時変身。ゼット アルファエッジとジード ギャラクシーライジングとなり、ギルバリスに立ち向かいます。その火力の前に一度は押された彼らでしたが、ユカとヨウコのアシストのおかげでピンチを脱出。ついにギルバリスを撃破し、ハルキはリクの口から「デビルスプリンター」のことを聞かされるのでした。リクやジードのことについて全く知らないハルキに対し、そのすべてを知っており兄弟子として慕うゼット。このようにゼットがジードのことを知っているということで、ハルキが状況やリクの素性を知る描写を一気に圧縮しているのがよいですね。そんな彼らは、ギルバリスに応戦。一度はピンチに陥るも、ストレイジのアシストもありほぼ終始優勢で戦いを進め、勝利をおさめるのでした。ジード ギャラクシーライジングはともかく、ゼット アルファエッジ→ベータスマッシュも強い強い!ジードに対しててっきり苦戦しまくるかと思いきや、そんなことはなく、ゼットランスアローを使って巧みに戦いきっていましたね。本当に強いな、このコンビ…。また、後半の戦闘シーンでは、ストレイジもきっちりゼットたちをアシストしているのがGood。序盤にさらっと挿入していた難解な証明問題を利用し、「AIの処理能力を分散させる」という戦法を取ったのには舌を巻きましたね。ある意味、現代だからこそ思いつく戦法だといえるでしょう。

 

 

 

◎特撮面

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ミニチュア破壊よりも戦闘描写に力が注がれ、そのアクションのハデさに注目させられた今回の特撮。その描写自体は「ああ、これやっぱりいつもの坂本監督演出だね」って感じでしたが、それをジード ギャラクシーライジングのカッコよさが何倍にも面白いものにしてくれていました。ギャラクシーライジング、やっぱり好きだ!

 

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繰り広げられる、セブンガーとウインダムの訓練。そこに現れたのはギルバリス!ストレイジがピンチに陥る時、ジード ギャラクシーライジングが駆けつけ、それを撤退に追い込むのでした。序盤の戦闘シーンは、セブンガーVSウインダム→ジード ギャラクシーライジングVSギルバリスという構成。前者の方は「いつもの坂本節だなぁ」という特撮でしたが、後者の方は初登場ということもあってかかなり演出に力が入れられており、ジードの圧倒的な強さが描かれていました。CGエフェクトもマシマシで、ギルバリスをどんどん追い詰めていくジード。これに燃えないチビッ子、いないでしょ?

 

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ストレイジの手で追い詰められたものの、再び実体化してしまったギルバリス。ウインダムがピンチに陥る中、今度はジード ギャラクシーライジングとともに、ゼットも立ち向かいます。テンポよく攻撃を叩き込む彼らでしたが、ゼットが一時的に劣勢に追い込まれてしまいます。後半の戦闘では、いよいよゼットとジードの共闘が実現。「◎ストーリー面」の方でも述べましたが、ジードだけでなくゼットも割と最初から善戦していたのにはちょっと驚きましたね。そしてこの戦闘シーンでは、ゼットたち2人の攻撃がを一度に撮る(各ウルトラマンにスポットを当てるのではなく、1つの全景カットで撮っている)ことで、戦闘のハデさを描写。視聴者のテンションの爆上げに、貢献してくれていました。

 

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ユカとヨウコのアシストにより、弱体化したギルバリス。この機を逃さず、ゼットとジードは攻撃を叩き込み、ゼットランスファイヤーとギャラクシーバーストで、ついにギルバリスに勝利をおさめるのでした。ジードのもう1つの必殺技:ギャラクシーバーストがここで初描写。エックスのザナディウム光線などのエフェクトが取り入れられており、CGのハデさが目を引きましたね。そして極めつけは、ゼットたちがこちらを振り向いてギルバリス大爆発。もう何度も坂本監督回で観てきたこの描写だけど、やっぱりこれは…いいよね。

 

 

 

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リクが何者かにさらわれた!敵の目的は、一体何なんだ?現れるスカルゴモラに、戦いを挑むゼットとジード。そこへ、あのウルトラマンが満を持して駆け付ける。ウルトラマンゼロ師匠登場!コイツは、ウルトラスゴいぜ!

 

次回はウルトラマンゼロが再登場。また、「ウルトラシリーズ」では久々ともいえる、ウルトラマンによる等身大戦も描かれます。リクを誘拐したセレブロの目的は…やっぱり、ベリアル因子なんだろうなぁ。

 

そんな第7話の感想記事は、↓コチラだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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