お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーゼロワン』第42話 ちょっとした感想

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心のスキを突かれた最悪の共依存

 

 

 

私は信じます。あなたの、心を…。今回の『仮面ライダーゼロワン』は、イズの退場、とZAIA社長与多垣の登場、そして仮面ライダーアークワンの鮮烈のデビューと、ストーリーが大きく動いた一編に。イズや与多垣のことは事前に次回予告や雑誌情報等で明かされていましたが、アークワンの正体が或人だったという展開は、さすがに予想外で驚かされました。

 

今回の一連の流れは、おそらく制作陣がもともとやりたかった(やろうと思っていた)展開だったのかなぁという印象。新型コロナウイルス感染拡大の影響により約1か月半の本編中断を余儀なくされたこともあり、今回の展開自体はかなり詰め詰めでしたが、それでも何とか話としては成立するように調整されていましたね。

 

 

 

充電中にイズが見た悪夢。それは或人の死とアズの登場。あまりの衝撃に或人たちにそれを言い出せない中、ついに滅が聖戦と称してヒューマギアに号令をかけ、人類への攻撃を開始します。同じ頃、飛電インテリジェンスの社長を退きZAIAジャパンに戻っていた垓は、本社から来た与多垣ウィリアムソンの手により、左遷されるハメに陥っていました。今回は、アークワンにやられる或人たちの姿からスタート。あまりに唐突だったので「前回何か見逃したのか!?」と本気で焦りましたが、全てはイズが見ていた夢というオチでした。視聴者の興味とハートをバッチリつかむとしては、面白い幕開けだった今回のシーン。欲を言えば、この後挿入されていた或人の「ヒューマギアも夢を見るの?」ということにも、何かしら深掘りが欲しかったですね。まあ、本気でやろうと思ったら、これだけで前後編になっちゃうだろうけど…。夢のことを誰にも言い出せず、不安が残るイズでしたが、時同じくして滅による人類滅亡のための聖戦が開始。市街地は被害を受け、滅のもとにはヒューマギアが続々と集まっていきます。こうした非常事態の時に、垓はどうしていたかと言うと、彼は彼で現職を追われるという大ピンチの状況。ZAIAジャパンの社長職を解任された彼は、サウザー課という窓際感満点の部署の課長に左遷されてしまうのでした。今回から、ZAIA全体の社長として与多垣が登場。ここへきて新キャラ登場か…と思ったけど、新型コロナさえなければ、その登場はもっと早かったんだろうなぁ。ちなみに、このシーンでの垓は、文字通り椅子ごと社長職から追い出されることに。思いきり椅子が脚に当たってて、痛そうだったなぁ…。

 

滅が本拠地としている廃工場へ、単身向かったイズ。彼女は彼の説得を試みますが、その時諫と唯阿が乱入。変身してマギアたちに応戦したことにより、説得どころではなくなってしまいます。イズもピンチに陥りますが、或人も遅れて駆け付けたことにより窮地を脱出。様々な人の手を借り、彼女は再び滅のもとにたどり着きます。ヒューマギアの心について語る彼女でしたが、その言葉は100%滅びには届かず、イズはアタッシュアローの前に倒れ、或人の目の前で爆発四散するのでした。イズの試みもむなしく、ガッツリ戦い始めてしまう諫たちと滅。一瞬だけのシーンでしたが、ここでイズを中心に引きのカットにしていたのが、彼女のむなしさを表現していたように感じました。やがて、シエスタからの情報を受けた或人も現場に到着。彼自身もゼロツーへと変身して戦いに身を投じ、マギア化したヒューマギアたちを救っていき、じょじょに滅を追い詰めていきます。中盤の戦闘シーンでは、ゼロツー・ランペイジバルカン・バルキリーのアクションが見もの。みんなよく動く動く!このシーンでは、特にバルキリーが頑張っているように感じましたね。だって、他2人が自身の最強フォームなのに対して、彼女は初期フォーム(ラッシングチーター)なんだもん…。こうして滅側は劣勢となり、イズは再び彼のもとへ。説得を試みる彼女に対し、滅は迷いつつもその考えを変えずじまい。彼はアタッシュアローをイズめがけて放ち、彼女はそれが原因で爆発してしまうのでした。以前やられた時と同じく、敵の前に自ら出て、微動だにせず攻撃をまともに食らったイズ。しかし前回のその行動と大きく違う点は、彼女のその「微動だにしなかった」ことが、彼女自身の覚悟の表れだったことでしょう。そうだよ。こういう理由付けがちゃんとあれば、「そうだよね」って納得できるんですよ。

 

まだまだ続く、滅による人類滅亡のための聖戦。イズは破壊され、或人は行方不明の状態の中、諫たちはそれでも戦い続けます。その最中、白い仮面ライダー仮面ライダーアークワンが、彼らの前に出現。圧倒的な力で滅もろとも彼らを蹴散らしてしまいます。変身解除した彼の中から姿を現したのは…!終盤で登場、アークワン。その正体は、なんと或人自身でした。イズを失った悲しみで心にスキができた彼に付け込み、それを利用してアークが彼をアークワンにしてしまうという展開は秀逸。これは面白いと感じましたね。一番の正義のヒーロー(主人公)が、その意思に反して一番の悪になってしまう―。ここから深いドラマが生まれそうな気がしますが、8月30日の最終回まで、今回含めてあと4回しかないぞ。本当にたためるのか!?

 

 

 

アークワンの正体は或人だった。諫たちからも、そして滅亡迅雷.netからも倒すべき存在となってしまった或人。悪意の連鎖を断ち切ることはできないのか?諫たちの前に立ちはだかる、アークワン=或人の決意とは?

 

次回はアークワンVS諫たちVS滅亡迅雷.netの戦いが激化する展開になりそう。次回予告から察するに、滅か迅のどちらかが退場しちゃうのかな…。

 

…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第18話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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