お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーゼロワン』第38話 ちょっとした感想

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AIBOがくれた共闘への勇気

 

 

 

青臭い夢ばかり掲げる経営が許せなかった。その理由は他でもない…。私が飛電インテリジェンスを愛していたからだ!今回の『仮面ライダーゼロワン』は、実質的に垓が主人公のお話。ようやく明かされた彼の過去、そしてそれを乗り越えた先の彼の行動などが描かれ、終盤では或人との共闘が実現することになりました。

 

垓とさうざー、唯阿とA.I.M.S.のメンバー、それぞれの絆―。今回だけ観ればなかなかの良回に感じますが、今までのことを考えると「これでいいのか?」と思う点もちらほら。垓の過去は、もっと前のお話からにおわせてくれてた方がよかったよなぁ。

 

 

 

福添たちに証拠を握られ、このままでは社長解任の危機である垓。社長の座にこだわり続ける彼は、福添たちを閉じ込め、衛星ゼアを利用してレイドライザーの増産を計画します。しかし、これは衛星ゼアの意思や、福添によって呼び出された或人の活躍で頓挫。それを知った垓は、なんとサウザーに変身して襲い掛かってきますが、これはゼロワンメタルクラスタホッパーにより抑え込まれるのでした。前半の垓は、これでもかと言うくらいの小物感たっぷりな悪役のような描かれ方に。解任を示唆した福添たちを閉じ込めたり、密かに社長権限でレイドライザーを増産しようとしたり、福添たちの口を封じようとサウザーに変身して襲い掛かったりなど、もう見ているこっちが悲しくなってくるような行動を連発します。彼がここまでして飛電インテリジェンスの社長の座にこだわる理由は、この後の展開を観ればよくわかるのですが…、それを加味しても、ねぇ。そんな垓は、或人の変身したゼロワンメタルクラスタホッパーの力で抑え込まれることに。事態は何とか収束しますが、それでも垓は、社長の座を手放そうとはしませんでした。一連のシーンの垓役:桜木那智さんの演技は、熱がこもっており必見。演技自体は素晴らしかったですね。

 

全ての情報を握られ、もはや後がなくなった垓。或人たちから厳しい言葉を浴びせられる彼でしたが、それでも社長の椅子にこだわり続けていました。彼の異常な執着の理由は何なのか?飛電インテリジェンスの宇宙事業部がアークたちの襲撃を受けたことを知った或人たちが、その現場に向かう一方、残された垓は、アイちゃんに対して自分の過去を話し始めるのでした。ZAIAジャパンの社長という地位を既に持っているにもかかわらず、飛電インテリジェンスにこだわり続ける垓。その根底にあったのは、少年時代における、飛電インテリジェンスの開発した犬型人工知能:さうざーと、父との思い出でした。厳格な父のもとで育てられ、心のよりどころだったさうざーすらも失ったことで、どんどん荒んでいった彼の心。それはやがて、夢物語のような理想を掲げる飛電インテリジェンスに対しての苛立ちへと変わっていっていました。垓の回想シーンは決して長くはなく、そしてものすごく変わった過去があるというわけではありませんが、彼の葛藤や、その感情が苛立ちに変わるさまは、よく理解できるような気がしましたね。ちなみに、垓の父親である一京を演じているのは、『ウルトラマンネクサス』などでおなじみの加藤厚成さん。『ネクサス』に続き、『ゼロワン』でも悪の根源みたいな立場を演じることになったんだなぁ…(一京は、垓に悪い意味での影響を与えただけだけど)。

 

満身創痍の状態にもかかわらず、単独で現場に向かおうとする唯阿。そこに諫、そしてA.I.M.S.の隊員たちが駆けつけ、彼らの言葉を受けた唯阿は、勇気を得ます。一方、現場に先行して到着していた或人は、アークと直接対決に挑みますが、行動をすべて読まれているせいで一気にピンチに。変身解除されてしまい、もはやこれまでかと思われたその時、彼をかばう人影が現れます。その正体は、なんとサウザーでした。単独で現場に向かおうとする唯阿のもとに駆け付けたのは、諫とA.I.M.S.の隊員たち。彼らの言葉により、唯阿は自分は1人ではないと勇気づけられます。このシーンだけ観ればかなりいいシーンなのですが、今まで唯阿とA.I.M.S.の隊員たちが、そんなに親密にしている描写がなかったので、隊員たちの言葉がかなり浮いている印象。「俺たちがA.I.M.S.だって言い聞かせてこれたのは、あなたがいたからです!」って、君らいつの間にそんなに恩義を感じていたんだぁ!?これと同じ頃、アークと戦っていたのが或人。ゼロワンメタルクラスタホッパーで真正面から挑みますが、行動を読まれているせいで終始劣勢気味の戦いを強いられ、とうとう変身解除。そんなピンチの彼を救ったのは、サウザーでした。終盤の戦闘シーンでは、久々にライズホッパーが登場。バイクアクション&乗りながらの変身は、やっぱりカッコよかったですね。

 

 

 

ついに手を取り合い戦うことになった、ゼロワンとサウザー。迅を解放することには成功したが、次にアークが狙っていたのは…衛星ゼアだった!

 

次回は迅なども或人のもとに集うことになりそう。着実にラストに向けてお話が展開していってるけど…、ゼロツーはいつ登場するんだろう?

 

…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第14話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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