お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンZ(ゼット)』第5話 ちょっとした感想

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アッサムティーで激寒ギャグ

 

 

 

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そうだ…まだなにかできるはずだ。俺だって、パイロットじゃないか!今回の『ウルトラマンZ』は、ゼットの専用武器:ゼットランスアローの初登場回であると同時に、ジャグラス ジャグラーの登場回。敵怪獣では、ぺギラだけでなくゼッパンドンまで登場するという、なかなかの豪華布陣になっていました。

 

ヨウコ&ウインダムのピンチやハルキの葛藤と立ち直り、そこに介入してくるジャグラーと、ドラマ展開が次々に挿入され、30分飽きるどころか常にテンション高めで走り切ったのは見事。ジャグラーの介入具合も、まあ今回程度なら許容範囲かな。キャスト発表の時から薄々「ヘビクラ隊長=ジャグラーではないか」って言われてたから、別に驚きはしないけど…なんだかなぁ。

 

なお、前回(第4話)の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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冷凍攻撃を得意とするぺギラとの激戦を舞台に、ハルキの葛藤とジャグラーの介入、そしてゼットランスアローの登場を描くお話。冒頭でも記載した通り、様々なドラマ展開が次々と挿入されていく形になっているため、「次どうなるの?その次は?」と、30分常に前のめりになるような感じで観ることができました。そういえばゼットランスアローの秘密ってあんまり明かされてないような気がするけど…、まあそれはいいかな。

 

アラスカで発見された謎の石器が、日本の帝都山大学で研究・分析されることに。そのニュースを知るハルキたちでしたが、同時に彼らは、季節外れの異常寒波に悩まされていました。その原因は、同じくアラスカで復活したぺギラによるもの。ぺギラは帝都山大学付近の市街地に飛来してあたりを氷漬けにし、出撃したウインダムも機能停止に追い込まれるのでした。ゼットランスアローのもととなった石器は、世界四大文明が生まれるはるか前に作られたもの。イマイチピンとこないハルキに対し、ユカは大興奮でした。この後の描写で、この石器=ゼットランスアローがぺギラにとって因縁の代物であることが判明しますが、結局ゼットランスアローを誰が作ったのか、そして誰が使っていたのかは不明のまま。ゼットの発言から察するに、おそらく太古の昔に地球を訪れたウルトラマンのものだったんだろうけど…、ってことは、バラージの石みたいなものってことなのか?そんな石器=ゼットランスアローのせいで、日本にやってきてしまったのがぺギラ。飛来するやいなや冷凍光線であたりを氷漬けにしてしまい、街に甚大な被害を出します。ヘビクラ隊長の指示でヨウコがウインダムで出撃しますが、ウインダムのシステムもぺギラの前にはかなわず、凍り付いてしまうのでした。ぺギラは市街地にに現れると同時に、一気に街を氷漬けに。これはまさに、ぺギラ2回目の登場回であった『ウルトラQ』の「東京氷河期」さながらのものになっていました。このシーン観た時は、「うわっ、本当に東京氷河期だよ!」って唸っちゃいましたよ。これに対し、ヨウコのウインダムが挑むも敗北。ヨウコ自身も、冷気の前にコクピット内で気絶してしまいます。あの「凍り付いちゃいました」って感じのメイク、最近の特撮作品じゃほとんど見かけなくなっちゃいましたね。

 

地上から援護するハルキは、ゼットに変身しようとするも、突然現れた謎の怪人:ジャグラス ジャグラーにウルトラゼットライザーを奪われるハメに。仲間も変身アイテムも失ったハルキは絶望しますが、そんな彼を、ヨウコの言葉が奮い立たせます。意を決したハルキは、独断でセブンガーに搭乗しぺギラに応戦。ウインダムの氷を溶かしてヨウコを救うことに成功します。ヨウコがダウンしたことで、実質1人でぺギラを相手にしなければならなくなったハルキ。ウルトラゼットライザーを手にする彼から、それを突然奪ったのは、ジャグラス ジャグラー=ヘビクラ隊長でした。ジャグラーの今回の目的は、ダークゼットライザーの生成。彼はこの後それでゼッパンドンに変身しゼットと対峙しますが、敗北します。でも、ダークゼットライザーは特に壊れてはないんだよね。ジャグラーの目的は一体何なんだろう?彼は彼で動く分には全然いいけど、『Z』の世界観に大きく介入してくるのは、出来れば避けてほしいなぁ。こうしたジャグラーの行動もあり、窮地に立たされ心が折れかけるハルキ。しかしその時、まだわずかながら意識のあったヨウコからの通信が、彼を奮い立たせます。ヨウコの通信で、自分もパイロットとして戦うことを決意したハルキ。ヘビクラ隊長がいないため(ジャグラーだからね)セブンガーを独断で出撃させ、ぺギラを倒すまでには至らなかったものの、ウインダムとヨウコの救出に成功します。このシーンで驚かされたのが、セブンガーの特空機としての汎用性の高さ。今まで通りの格闘戦はもちろんのこと、ジェット噴射を利用してウインダムの氷を融かしたり、オートパイロットシステムを使って硬芯鉄拳弾をタイマーセットしその間にハルキが別行動をとるなど、とてつもない働きを見せてくれていました。セブンガーをはじめとする特空機って、メカとして優秀だったんだなぁ。

 

ヨウコを救出したハルキでしたが、セブンガーも限界でこのままでは打つ手なしの状態。そこへジャグラーが現れ、なんとウルトラゼットライザーを返してくれます。ようやくゼットへと変身することができたハルキは、空中戦の末、現れたゼットランスアローでぺギラに勝利。続いて現れたゼッパンドンも、その登場に戸惑いながらも、覚醒したゼットランスアローにより倒すのでした。意外に素直にウルトラゼットライザーを返してくれたジャグラー。彼は昔から愉快犯的なところがありますから、この行動はハルキのためというよりも、“おもちゃ”を失わないためなのでしょう。そんなことなどつゆ知らず、ハルキはゼットへと変身。ぺギラ、そしてその後現れたゼッパンドンどちらにも苦戦を強いられますが、石器が変化したゼットランスアローの力により、2体とも撃破に成功するのでした。初登場補正もかかっているからか、かなり強い武器として描かれていたゼットランスアロー。ゼッパンドンまで一撃で倒しちゃうとは、本気でビックリしました。次回ジードの登場を控えてるから、てっきり、ゼッパンドンに対して敗北か窮地に陥った状態で「次回へ続く」ってなると思い込んでたからなぁ。

 

 

 

◎特撮面

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ウインダムの戦闘→セブンガーの奮闘→ゼットの2連戦バトルと、特撮パートもバリエーション豊富になっていた今回。1つ1つのシーンはそこまで長くはありませんでしたが、その分その短い間に様々な魅力が詰め込まれていました。いやぁ、セブンガーの活躍シーンはね、本当にスゴかったよ…。

 

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石器に呼応するかのように、ぺギラがアラスカに出現。日本に来襲したそれは、冷凍光線で街を蹂躙します。対抗すべく出撃したウインダムでしたが、その冷凍光線の前に氷漬けになってしまうのでした。ぺギラの特撮シーンはなかなか趣向が凝らされており、出現時におけるアラスカの氷河の破壊や、日本へ飛来後の冷凍光線描写は、ミニチュアを生かして様々なアングルから撮影。冷凍光線を受けた際物体が少し舞い上がるような描写が入っていたのは、ぺギラの持つマイナーな能力(私も今日まで知らなかった)を表現したのでしょうか。この一方で、ウインダムの特撮も負けちゃあいない!その出撃シーンやぺギラとの格闘シーンは、ロボットアニメをほうふつさせるような迫力ある完成度でした。最終的には負けちゃったとはいえ、ウインダム強ぇなぁ。まじで「ウルトラシリーズ」の中で最強クラスのウインダムなんじゃないか?

 

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ヨウコ絶体絶命、ヘビクラ隊長不在の中、ハルキは独断でセブンガーで出撃。ぺギラと戦い、その中でウインダムの氷を融かしてヨウコを救出します。その後、ゼット アルファエッジへと変身したハルキは、新武器:ゼットランスアローの力を得て、ぺギラを撃破するのでした。ウインダムに続き、今回はセブンガーの戦闘もたっぷり描写。今まで通りの格闘戦の他、ジェット噴射を駆使した疑似空中戦やヨウコ&ウインダムの救出など、素晴らしいものでした。今回で、両機の魅力がさらに増した気がするなぁ。この後、ハルキはゼットに変身してぺギラを撃破。多少苦戦したものの、ゼットランスアローで一気に形勢逆転していました。ぺギラは一度はゼットを苦戦させたものの、総戦闘時間で見ると、割とあっさり退場。もうちょっと粘ってくれても、よかったかな。

 

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ぺギラが倒れたのを見るやいなや、ジャグラーはゼッパンドンへと変身。既にエネルギーを消耗しているゼットに対し、勝負を挑みます。ゼットは連戦になるうえ初めて見る怪獣のため、最初こそ苦戦しますが、ハルキとともに心身を奮い立たせ、再びゼットランスアローを振るって逆転勝利をおさめるのでした。かつてオーブを苦しめたゼッパンドンが再登場。まだ第5話でしかもぺギラとの戦闘で消耗気味のゼットにとってはキツすぎる強敵に思えましたが、ゼットランスアローが不可能を可能にしました。ゼッパンドンとの戦闘シーンでは、ゼットランスアローの魅力が爆発。様々な使い方をすることで、武器の魅力を最大限引き出していました。オーブスラッガーランスの改造商品とは思えないくらい、魅力たっぷりでしたね。

 

 

 

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宇宙からやってきたもの、それは機械生命体ギルバリス!しかし、宇宙からやってきたのは、悪だけではなかった。青い目のウルトラマン、新たな姿を得たジードの登場だ!次回は、ウルトラキメるぜ!

 

次回はいよいよ、リク/ウルトラマンジードが登場。告知されていた新たな姿:ギャラクシーライジングも大活躍してくれそうですね。そして、キャストクレジットから考えるに、あのキャラも再登場するのか…!?

 

そんな第6話の感想記事は、↓コチラだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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