お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ひみつ×戦士 ファントミラージュ!』ちょっとした感想 mirage.5

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今回は、『ひみつ×戦士 ファントミラージュ!』の第5クール(第53~64話[終])まとめ感想記事です。

 

ついにバレたファントミの正体!?逆逆警察との決着は?そしてファントミラージュのその後は!映画公開の件もあり、異例の5クール目に突入した『ファントミラージュ!』。当初予定していなかった放送延長であるからか、引き続き展開にはかなり苦労していた感が否めませんでしたが、なんとか逆逆警察そしてサカサーマ様と決着をつけてくれました。放送期間に余裕があったからか、さらに敵を倒したその後まで描かれたのはGood。文秋たちの再登場にも、ニヤリとさせられました。

 

なお、第4クールのまとめ感想記事は↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

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第5クールの展開は、中盤までは逆逆警察&サカサーマ様とのバトル後半は彼らを倒した後のファントミのその後が描かれるという2部構成。前2作と違ってあんまり最終決戦らしい緊迫感はなく、最後までほぼ通常通りの雰囲気で物語は進んでいきました。

 

まずは、中盤までの逆逆警察&サカサーマ様とのバトル。あんまりこの番組らしくない(ほめてます)サカサーマ様によるファントミの正体に迫るさまが描かれており、実際に一度バレてピンチに陥りますが、それを乗り越えて最終決戦に挑むファントミの姿が印象に残りました。

 

今までの逆逆警察は、あんまりファントミを本気で追い詰めようとする気がなく、かつてのサマー署長やサライもいいところまで行ったもののその直後敗北といった感じ。そのため、これほどまで長期に(といっても数話程度ですが)、しかも戦略を立ててじっくりファントミを倒そうとしていたサカサーマ様は、かなりの強敵に感じましたね。

 

そんな彼らの謀略と自分たちのミスにより、実際にサキの正体がバレてしまったのにはビックリ。しかし、ココミたちはモドソルトを入手してポップコーン化したサキを救い、物語は逆逆警察との最終決戦に突入していきます。ここまで正体バレでピンチを演出したんだから、サキの復活劇にももっとドラマが欲しかったかなぁ。ファントミクイーンによってモドソルトの存在が示唆された時は、「ええ、そんな簡単でいいの!?」って思っちゃったよ。まあ、この後モドソルトの分量間違えたり、総集編回挟んだりして、なんだかんだで結局1カ月近く引っ張ったけどね…。

 

そして、逆逆警察とサカサーマ様との最終決戦。やはり『ファントミ』も、前2作と同じく、幹部たちを完全には倒さず浄化することで決着をつけていました。特に印象に残ったのは、VSアベコベ刑事戦とVSサカサーマ様戦。前者ではサキが中心になることにより正体バレの時の話を巧みに生かしており、後者についてはサカサーマ様の本心とその正体にグッときました。イケてる人をちょーだいする組織のボスの正体が、実は一番「イケてる人になりたかったけど、なれなかった人」って、いい設定だと思いませんか?

 

それにしても、逆逆警察とサカサーマ様の設定、この最終決戦でえらく変わったよなぁ。最初は皆「サカサマ帝国から来た敵」だったのに、「その正体は人間でした」になっちゃいましたからね。まあ、いいけどさ…。

 

 

次に、後半の逆逆警察とサカサーマ様を倒したファントミのその後。上述のような最終決戦を経て、平和を取り戻したファントミですが、敵を倒した彼女らの役目はもう終わりなのか?ヒーロー・ヒロインものにありがちな問題ですが、本作では「イケない心ではなく、皆の心をちょーだいする」のだとして、引き続き活動していくという“答え”が提示されました。

 

頻繁に過去の映像を使ったり、使用しているロケ地も最低限と、いろんな面で苦労している感がハンパなかったでしたが、こうした「その後」を描くことができたのは、『ファントミ』が放送延長されたことの賜物でしょう。こうした後日譚を描いてくれる作品、私は好きですよ。

 

後半の展開で最も印象に残ったのは、文秋の存在。第3話以降準レギュラーとして登場し続けてきた彼ですが、とうとう第63話でファントミの正体を知ることになります。これの一連の演出がGood。自分の力でココミたちの心に働きかけ、そして彼女らの変身シーンを陰ながら目撃することで、予想が確信に変わるという展開・演出になっていました。

 

ここで文秋が、今までのように騒がず、あくまでもひたむきにファントミ復活に向けて努力しているのがいいんですよね。しかも、ファントミ復活の署名が集まった際に、「ファントミの正体はわからないけど、彼女たちに近しい人は知っている」として、ココミたちのもとを訪れるのがまたいいんですよ。彼、この時点でファントミの正体にうすうす気づいてるんですよね。そして満を持して、上述の目撃シーンで、彼の予想が確信に変わる―。第63話は、まさに文秋が主役だった本作傑作回の1つであったといえるでしょう。でも、いち学生が100万人分の署名を集めるのは、大げさすぎると思ったけどね。

 

 

 

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こうして、5クール全64話におよぶ『ファントミラージュ!』の物語は、幕を閉じました。

 

「さあ、次は『ラブパトリーナ!』だ!」となるところですが、いやいやまだ忘れちゃいけないものがある。そう、劇場版『ファントミラージュ!』の公開です!

 

5月1日公開の予定が延期になっていましたが、その公開日が7月23日に再決定。それまでは『ファントミ』の第37話(7月5日)と最終回(7月12日)を放送し、7月19日にはファントミ→ラブパトのバトンタッチ回(第0話)が放送。そして、7月26日からいよいよ『ラブパトリーナ!』が始まります。

 

もちろん劇場版『ファントミラージュ!』は観に行きますよ!これを観なきゃ、『ファントミ』は総括できないぜ。

 

…というわけで、『ファントミ』のTVシリーズは完結しましたが、その総括感想記事は、映画公開&その感想記事投稿後にすることにしましょう。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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