お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『疾風!アイアンリーガー』ちょっとした感想 League-8(第23~25話)

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今回は、疾風!アイアンリーガー』の感想記事第8回目です。

 

前回ご紹介の3話で、シルバーキャッスルに敗北を喫したゴールド三兄弟。彼らには恐怖の「強制引退」が待ち構えていました。今回ご紹介の3話は、そんな彼らがマグナムエースたちの助けを借り、ダークスポーツ財団から脱出し改心するお話。各々が屈しそうになるも再び立ち上がっていくさまは、涙なしでは観られないものでした。

 

 

 

 

第23話「悪夢の強制引退」

1993年9月7日放送

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「今ならまだ、ゴールドアームやゴールドフットが改造される前に、助け出せるかもしれない。俺たちが力を合わせれば、だ。」

 

STORY:優勝パレードで大盛り上がりのシルバーキャッスル。その一方で、ゴールド三兄弟の唐突な引退表明という謎の情報が出回っていた。実は彼らは、ギロチから強制引退を宣告され、アイアンソルジャーへ改造されることになったのだ。ダークスポーツ財団から逃げ出したゴールドマスクを発見したマグナムエースとマッハウインディは、そのビルへと乗り込む。マグナムエースの口から語られる驚愕の真実に、ゴールドマスクは新たな感情の高ぶりを感じた!


前回でひと段落した、シルバーキャッスルのアイアンリーグでの戦い。しかし彼らに敗北したゴールド三兄弟には、悲しすぎる未来が待っていました。今回から3話は、ダークスポーツ財団の裏の顔が明かされると同時に、ゴールド三兄弟とマグナムエースたちのやり取りが中心となり、彼らが本当の意味でのよきライバル同士になっていく姿が描かれます。今回はその序盤ということで、徐々に心変わりしていくゴールドマスクが丁寧に描写されており、観る者を引き込みます。


シルバーキャッスルに敗北したゴールド三兄弟。彼らは来季リーグに向けて純粋な闘志を燃やしていましたが、ギロチから言い渡されたのは引退宣告。引退する気などさらさらない彼らでしたが、警備ロボットに連行され地下深くへと連れていかれることに警戒し、ゴールドマスクだけを何とか逃がします。一方、当の引退宣告をしたギロチは、来季リーグに向けて既に準備を開始。しかし、その方針に異を唱えたセーガルは、独自にシルバーキャッスルを潰す作戦を決行するのでした。Aパート前半で特に丁寧に描かれているのが、ゴールド三兄弟の兄弟の絆。彼らは警備ロボットに連行されるにつれ警戒心を高め、相手に悟られないように無線通信でのやり取りに変更。さらに地下深くへ進んだ時、危険を察知して警備ロボットに反旗を翻し、ゴールドマスクの脱走の機会を作り出します。兄たちを心配して逃げ出せないゴールドマスクに対し、「(自分たちの脱出方法は)なんとかする!」などの声を上げ、彼の脱走を後押しするゴールドアームたち。彼らの兄貴っぷりがシーンをより印象的なものにしてくれていましたね。ゴールド三兄弟がこうしている一方で、ギロチは来季リーグで優勝するための準備を開始。しかし、彼の方針に納得できないセーガルは、独自に自分が集めたはぐれリーガーを使い、シルバーキャッスルを襲って先に叩き潰してしまおうと計画していました。ゴールド三兄弟とのお話が終わった後に重要になってくる「はぐれリーガー」の要素が、今回早くも登場。なるほど、この時点で既に“におわせてる” ってわけね。このようにシルバーキャッスル潰しを強行しようとするセーガルですが、それに対しギロチは少しおっとりめ。「(シルバーキャッスルが)優勝してしまったのだから仕方がない」として来季に切り替えていくって、そこらへんの潔さはあるのね…(その割には野良試合とかで何度も選手潰ししようとしてたけど)。


地下から命からがら脱走してきたゴールドマスクは、仲間たちに助けを求めますが、すでに彼らに自分の情報が出回っており、逆に敵になってしまうことに。絶体絶命のピンチの中、クリーツの手引きで何とか脱出に成功します。同じ頃、優勝パレードに参加していたマグナムエースたちは、ゴールド三兄弟の突然の引退表明に驚愕。しかし、マグナムエースだけは、それが「強制引退」であることを見抜いていました。今まで一緒に戦ってきた、ダークスポーツ財団の一般リーガーたち。ゴールドマスクは仲間として彼らに助けを求めますが、すでに彼らには「ゴールドマスク=脱走者」としての情報が出回っており、逆に敵として立ちふさがってきます。今までの仲間が、簡単に敵になってしまうという悲しい展開。ゴールドマスクにとってはさらにツラい出来事だったでしょう。そんな彼に手を差し伸べたのが、監督のクリーツ。彼は密かに出口のドアを開け、ゴールドマスク脱走の手助けをします。ここで彼がゴールドマスクを助けたのは、ゴールドマスクのことを思ってというよりも、セーガルへの反抗という意識の方が強いのかな。でもクリーツ、最初はモブっぽかったのに、だんだん存在感あるキャラになってきたよなぁ。


優勝パレードも終わり、パーティーを開くシルバーキャッスル。しかし、そこにマグナムエースの姿はありませんでした。彼を探しに出かけたマッハウインディは、彼とゴールドマスクを発見。ゴールドアームとゴールドフットを助けるべく、ダークスポーツ財団のビルへと乗り込みます。しかし、敵もそう簡単には侵入を許してはくれず、彼らはその罠にはまってしまうことに。さらにゴールドマスクは、兄たちを思う心を利用されてしまいますが、それに対しマグナムエースは、自分そしてダークスポーツ財団の真実を語ってみせるのでした。ゴールド三兄弟の引退が「強制引退」であることを見抜き、ゴールドマスクのもとに現れるマグナムエース。最初は彼を信用していなかったゴールドマスクですが、その話を聞くうちにじょじょにその考え方に変化が生じます。マグナムエースの偽りのない言葉に、心動かされるゴールドマスク。ほんとマグナムエースは、こう相手の心を揺さぶって信用させるってのが上手いよなぁ(ほめてます)。そこへマッハウインディも合流し、ダークスポーツ財団のビルに乗り込むマグナムエースたち。一刻も早くゴールドアームとゴールドフットを救うべく行動を開始する彼らでしたが、その時仕掛けられた拘束装置にはまってしまいます。さらに、セクションXの言葉に付け込まれてしまったゴールドアームは、マグナムエースたちを攻撃しますが、それに対したマグナムエースが語ったのは、自分とダークスポーツ財団の真実でした。ゴールドマスクが戻ってきただけでなく、偶然マグナムエースとマッハウインディを拘束することができたセクションX。彼らはゴールドマスクに「2人を倒せば兄たちが戻ってくる」と吹き込み、マグナムエースたちを倒そうとします。意外にあっさりセクションX側についてしまうゴールドマスク。薄情なと思うかもしれませんが、兄弟の絆が何よりも大切な彼にとっては、当然の行動ともいえますね。そんな彼に対し、マグナムエースが語ったのは、ダークスポーツ財団がアイアンリーガーを改造してアイアンソルジャーとしていることと、そして自分もアイアンソルジャーであったこと。最初は信じていなかったゴールドマスクでしたが、セクションXの反応にそれが真実であると気づき、逆に彼らの遠隔カメラを破壊します。今までボヤっとしか明かされていなかったアイアンソルジャーの話が、ここで一気に解明。ダークスポーツ財団は、アイアンリーガーの誇りも踏みにじっていたのですね。


作戦が失敗したセクションXは、部屋の床を開放し溶鉱炉でマグナムエースたちを溶かしてしまおうと画策。ゴールドマスクが逃げ遅れ、落下しそうになってしまいます。それを救ったのは、マグナムエースとマッハウインディでした。心から信頼しあった彼らは、再びゴールドアームとゴールドフットを助け出すことを誓いあいますが、そんな彼らの前に現れたのは…。溶鉱炉に落ちそうになるゴールドマスクの手をしっかりとつかんだのが、マグナムエース。マッハウインディやゴールドマスクがその理由を問う中、彼はそれを「よきライバルだからだ」と答えます。ゴールド三兄弟を、アイアンリーガーとして、そしてよきライバルとして認め、だからこそ救い出そうとするマグナムエース。この姿には泣きそうになりましたよ!そんな彼の姿に心打たれたゴールドマスクは、力を合わせて兄たちを救うことを決意。地下深くへと進んでいきますが、そこに現れたのは、既にアイアンソルジャーに改造されてしまったゴールドアームとゴールドフットの姿でした。ここまで頑張ってきたのに、結局間に合わなかったのか!?次回へ続く―!

 

 

 

第24話「蘇れ!炎のライバル」

1993年9月14日放送

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「これが俺の…44ソニックだ!」

 

STORY:アイアンソルジャーに改造されてしまったゴールドフットに対し、敢然と立ち向かうマッハウインディ。その奥へと進んだマグナムエースたちには、同じくアイアンソルジャーに改造されたゴールドアームが待ち構えていた。マグナムエースたちは、彼らが正気を取り燃すことを信じて戦い続ける。そのアツきアイアンリーガー魂が受け継がれる時、ゴールド三兄弟に奇跡は起こった!44ソニック発動!今、10年越しのアイアンリーガー魂が爆発する!


蘇れゴールド三兄弟、そして受け継がれるアイアンリーガー魂!ゴールド三兄弟のダークスポーツ財団からの脱出編中編に当たる今回は、マッハウインディとマグナムエースたちがそれぞれゴールドフットとゴールドアームの正気を取り戻し、彼らが真のアイアンリーガーとして目覚めるお話に。改心して仲間(よきライバル)になるだけでなく、彼らのアイアンリーガー魂を感じ取り、それを自分たちなりに昇華して立ち上がる姿がメチャクチャアツいです。『アイアンリーガー』の中でも、屈指の激アツ回と言えるでしょう!


前回、マグナムエースたちの前に立ちふさがったゴールドフット。ゴールドマスクの説得にも応じず暴れ続ける彼に対し、マッハウインディが応戦します。必死に戦い続ける彼は、徐々にゴールドフットの記憶回路のプロテクトをこじ開けていきますが、それでも完全解放までには至らずじまい。一方のマグナムエースたちは、ゴールドアームを救うべく、さらに地下工場の奥へと向かっていました。ゴールドフットに対して戦いを挑むのはマッハウインディ。2人はダークプリンス時代は相棒であり、マッハウインディのシルバーキャッスル移籍後は敵同士でかなりの因縁がありますから、納得のチョイスです。憎しみの力が増幅されることでゴールドフットはマッハウインディのこともわからず暴れ続けますが、一方でマッハウインディは正々堂々と戦うことやこれまでの戦いの振り返りを語りながら応戦。自分たちにはお互い憎しみや怒りはなく、それを超えた何かが自分たちを突き動かしてきたのだと主張します。マッハウインディが語りたかったのは、あらゆる感情を超えた、スポーツマン同士のぶつかり合いで生まれる、お互いを磨こうとする心。憎しみの力で襲い掛かってくるゴールドフットに対し、それを否定して戦うマッハウインディの姿が、いい対比になっています。


マッハウインディとゴールドフットの戦いは続くも、両者互角の力で一歩も引かず、なかなかその決着はつかずじまい。しびれを切らしたセクションXは、ダンクガンズを出撃させ、ゴールドフットもろともマッハウインディを始末しようとします。これはマッハウインディの決死の攻撃にて阻止されますが、それにより彼はエネルギーを激しく消耗。しかし、ゴールドフットもまたエネルギー切れを起こしているのを見て、そのわずかなエネルギーを分け与えます。そこからマッハウインディアイアンリーガー魂を感じ取った時、ゴールドフットは正気を取り戻すのでした。その能力はほぼ互角なため、なかなか決着がつかないマッハウインディとゴールドフット。これにしびれを切らしたセクションXはダンクガンズを投入しますが、それが逆にゴールドフット復活のきっかけを与えることになります。2回目の登場となるダンクガンズ。初登場時は彼らはバスケリーガーなのかなと思っていましたが、こうした場面でも投入されてるあたり、彼らはアイアンソルジャーとして最初から製造されている個体なのでしょうね。そんなダンクガンズは、得意のフォーメーションでマッハウインディたちを倒そうとしますが、ここでマッハウインディは決死のキックを見せ、逆にダンクガンズを返り討ちにして危機を回避。その代償として多くのエネルギーを失いますが、同じくエネルギー切れを起こしていたゴールドフットに、彼を救いたい一心でそれを分け与えたことで、ゴールドフットが復活します。少ないエネルギーを分け与えるというその行為、そしてそのエネルギーから感じ取れるアツきアイアンリーガー魂により、ゴールドフットが復活!いやあ、ここで泣いちゃうよね。ゴールドフットのモノローグも、いい味出しています。

 

ゴールドフット「この熱さは…心の熱さだ!マッハウインディの…、アイアンリーガーの魂の!」

 

戦闘シミュレーションルームにたどり着いたマグナムエースたちは、そこでゴールドアームと遭遇。最初はその攻撃をよけるのが精いっぱいだった彼らでしたが、徐々に反撃に出ます。そして、マグナムエースの44ソニックを受けた時、記憶回路の奥底にある記憶を呼び覚ましたゴールドフット。全てを思い出し、その時のマグナムエースとの約束を思い出した彼は、2回目の44ソニックを受けた際に完全に覚醒し、ゴールドフットと同じく正気を取り戻すのでした。ゴールドフット以上の改造を施され、野球リーガーだったころの面影は必殺技:ジェノサイドボンバー(ジェノサイドスクリューの戦闘仕様)のみになってしまったゴールドアーム。しかし、マグナムエースが彼の記憶を呼び起こさせるために44ソニックを投げた時、彼が身体で覚えていた野球リーガーとしての動きが自然と発現。さらに、10年前の記憶が呼び起こされます。ここで44ソニックを受けた際ゴールドアームがバッターの構えをする=野球リーガーとしての過去を忘れていないというだけでも感動ポイントなのですが、さらにマグナムエースがダークキングス所属のシルバーフロンティアだった頃の約束の思い出をかぶせてくるのが、さらにGood。ゴールドアームが野球リーガーの記憶だけでなくマグナムエースとの約束を思い出してすべての因縁を清算し、正気を取り戻そうとしているのがもうたまりません。こんなの泣くよね(2回目)。そして、2回目の44ソニックを受けた際、ゴールドアームは10年前シルバーフロンティア(マグナムエース)に約束されたその強さの意味と、アイアンリーガー魂の全てを理解。正気を取り戻し立ち上がります。この時のマグナムエースとゴールドアーム、両者のセリフと反応がまたいいんですよね~。

 

マグナムエース「ゴールドアーム…、この一球で思い出させてやる。燃えるアイアンリーガーの魂を!」
ゴールドアーム「これだ…この球だ!俺が投げたかったのは、この球だ!!」

 

ゴールドアームとゴールドフットが正気を取り戻してしまったことで、セクションXは彼ら全員を始末する作戦に方針を変更。製造したてのアイアンソルジャーを多数投入し、襲い掛かってきます。最初は攻撃を防ぐのがやっとだったマグナムエースたちでしたが、ここでゴールドアームは渾身の44ソニックを披露。それは1球だけでアイアンソルジャーを全滅させ、自分たちの脱出口を作り出すのでした。立ちはだかるアイアンソルジャーの部隊に対し、当初は防戦一方だったマグナムエースたち。最初はゴールドアームが、途中から合流したゴールドフットが盾の役割をしてくれるのですが、ここでその攻撃により武装がどんどん破壊され、だんだん彼らが元の姿に戻っていっているのが興味深いです。そして、とうとう反撃に出る彼ら。ゴールドアームは球を拾い上げ、マグナムエースと同じ44ソニックをを投げてアイアンソルジャーの部隊を一掃。脱出への突破口を開きます。ゴールドアームが44ソニックを投げた―。これは彼が脱出への道を開いてくれたと同時に、マグナムエースから彼へ、10年越しでそのアイアンリーガー魂が受け継がれたことを表す、象徴的なシーンになっています。こんなの見てて燃えないはずないでしょ!今回は終始いろんな意味で興奮させられっぱなしの一編でしたね。

 

 

 

第25話「自由への大脱出」

1993年9月21日放送

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「マグナムエース、マッハウインディ。俺たちは忘れない。お前たちの熱いファイティングスピリッツと、そのフェアプレーの精神を。」


STORY:ゴールド三兄弟、そしてマッハウインディとともに、シミュレーションルームから脱出したマグナムエース。しかしその先にはアイアンソルジャーが待機しており、マグナムエースは窮地に立たされる。同じ頃、彼らを心配してダークスポーツ財団にのビルに乗り込んだシルバーキャッスルは、不利な条件をのみ彼らの捜索を開始する。刻一刻と迫るタイムリミット。シルバーキャッスルとゴールド三兄弟の奮闘は、マグナムエースを蘇らせられるのか!?


立ち上がれゴールド三兄弟!急げシルバーキャッスル!ゴールド三兄弟をめぐるお話完結編となる今回は、彼らがダークスポーツ財団から脱出し、一リーガーとして羽ばたいていくお話に。今まで彼らやシルバーキャッスルを導く(と言うと大げさかな?)存在であったマグナムエースを大ピンチに陥らせることにより、ゴールド三兄弟とシルバーキャッスルたちが奮闘するさまが濃密に描写され、ドラマを演出してくれていました。いやぁ、ゴールド三兄弟の一連の3話は、本当にアツい展開の連続でしたね。


前回、ゴールド三兄弟を救ったマグナムエースたち。満身創痍の状態で戦場のシミュレーションルームを抜け、ようやく脱出しますが、その時ゴールド三兄弟をショックサーキットが襲います。メンテナンスルームにたどり着くも、その痛みで気絶してしまったゴールド三兄弟。唯一動けるのはマグナムエースのみですが、そこにアイアンソルジャーとギロチが現れます。彼らに対し敢然と立ち向かうマグナムエースでしたが、力及ばずエネルギーを抜き取られてしまうのでした。シミュレーションルームを脱出したゴールド三兄弟を襲ったのは、あのショックサーキット。脱出時はレベル3に設定されていましたが、マグナムエースが彼らの手術のためにメンテナンスルームに連れてきた時はレベル6にまで引き上げられており、さすがの彼らも気絶してしまいます。ショックサーキットはレベル2ですら相当な痛み(マッハウインディが行動不能になり、ギリギリで動いたトップジョイがセクションVから驚かれるほど)ですから、レベル3やレベル6は尋常じゃないものなのでしょう。よくギリギリまで持ちこたえたな、ゴールド三兄弟!そんな彼らを介抱しつつ、救い出そうとするマグナムエース。彼の前にアイアンソルジャーとギロチが現れ、戦場からこの地球に戻ってきた理由を問います。これに対し、彼は敢然と「ロボットの、アイアンリーガーたちの本当のあるべき姿を示すため」だと答えるのでした。全ての過去を把握しているとはいえ、やはりマグナムエースが戦場から戻ってきたことに驚きを隠せないギロチ。彼の問いかけに対し、マグナムエースがきっぱりと答えてみせ、真っ向から戦おうとするその様がメチャクチャカッコいいですね。まあ、この後アイアンソルジャーにやられちゃうんだけどさ…。

 

マグナムエース「スポーツを隠れ蓑にして、ロボット兵士を開発し、戦場へ送り込んでいるお前の企みを粉砕するために。ロボットの、アイアンリーガーたちの本当のあるべき姿を示すために。そのために、俺は、戻ってきたのだ!」


マグナムエースのエネルギー反応を追って、ダークスポーツ財団のビルに乗り込んだシルバーキャッスル。最初は彼らを追い返そうとしていたギロチでしたが、ある作戦を思いつきわざと面会することにします。こうして彼と会ったエドモンドたちシルバーキャッスルは、マグナムエースたち救出のための約束を取り付けることに成功。しかし、それにはあまりにも不利な条件が付加されていました。ダークスポーツ財団のビルに乗り込み、マグナムエースたちの引き渡しを要求するシルバーキャッスル。興奮気味のルリーたちに対し、エドモンドは落ち着いた対応を見せます。エドモンドもその語気などから怒っているのは明らかですが、あくまでも大人な対応を一貫。しかし、終始「マグナムエースたちを“引き渡してもらいたい”」という表現を使っていることが興味深いです。少なくとも、エドモンドは彼らがギロチに捕らわれていることを予測していたのでしょう。もしかして、ダークスポーツ財団の裏の顔(アイアンソルジャーの製造)も知っているのかも…。一方、マグナムエースにとどめを刺す寸前で彼らの来訪を受けたギロチは、最初は追い返す方向で対応を指示。しかしその後方針を変え、彼らにとって不利な条件を付けまくり、ビル内の捜索を許すことにするのでした。ギロチがつけた条件は、「捜索時間は1時間のみ」と「探し出せなかった場合、シルバーキャッスルのリーガー全員をダークスポーツ財団に移籍させる」というもの。地下工場がバレないことに相当自信があったんですね、ギロチ。


マグナムエースのエネルギー反応も消え、手がかりも見つからず時間だけが過ぎていくシルバーキャッスル。同じ頃、ゴールド三兄弟はショックサーキットの痛みから目覚め、マグナムエースを救うために動き始めていました。彼らの決死の行動により、マグナムエースにエネルギーが注入され、その反応が復活。それをキャッチしたシルバーキャッスルは、キアイリュウケンを先頭に地下工場に突入し、マグナムエースたちを救出するのでした。今までマグナムエースに助けられてきたゴールド三兄弟が、今度はマグナムエースを救うために奮闘。満身創痍で本調子でない彼らでしたが、文字通り意地と気合でマグナムエースへのエネルギー注入を成功させます。ボロボロ状態のゴールド三兄弟は、マグナムエースを救うため連係プレーを披露。「ゴールドアームが先行してアイアンソルジャーに抵抗→その間にゴールドマスクがマグナムエースに近づき、エネルギー注入→ゴールドマスクを守るため、ゴールドフットが盾となる」と、身を呈した活躍を見せてくれます。ここでの彼らの活躍はアツかったですね~。そして、彼らの頑張りにより、マグナムエースのエネルギー反応が復活。ちょうど自分たちのいる場所の真下であると気づいたルリーたちは、キアイリュウケンが先陣を切って地下へ突入。アイアンソルジャーと警備ロボットを蹴散らし、マグナムエースたちを救出します。マグナムエースたち救出のために真っ先に行動したのは、キアイリュウケン。マグナムエースのエネルギー反応を確認し地下にあると知るや否や、ルリーの静止を振り切り、必殺技で床に穴をあけて地下工場までの道を一気に作り出します。普段は落ち着いている彼が、珍しくムチャな行動を披露。それだけ、マグナムエースたちを救いたいという気持ちが強かったのでしょう。完全にダークスポーツ財団のビルに大損害出しちゃってるけど、ギロチがこの前に「(捜索のために)どんな手を使ってもいい」って言っちゃってるからね。仕方ないね。


ダークスポーツ財団から脱出し、決別したゴールド三兄弟。彼らはシルバーキャッスルのアイアンリーガー魂を強く感じ、その再会を約束して別れていきます。彼らを笑顔で見送り、そして部屋に戻るシルバーキャッスルの面々。マグナムエースも彼らとともに戻ろうとしますが、そこに謎のリーガーが現れて…。ダークスポーツ財団のロゴを消し、吹っ切れたような澄み切った顔で、シルバーキャッスルとの別れを告げるゴールド三兄弟。彼らが一アイアンリーガーとして、マグナムエースたちのよきライバルとして、巣立っていく瞬間でした。ゴールドアームの「俺たちは忘れない。お前たちの熱いファイティングスピリッツと、そのフェアプレーの精神を。」というセリフも、いい味出してますよね~。こうしてゴールド三兄弟をめぐるお話は幕を閉じますが、最後の最後で、マグナムエースの前に現れる謎のリーガーが。彼はボロボロの状態で機能停止し、その寸前にマグナムエースにディスクを渡します。このディスクこそ、新たなるシルバーキャッスルの戦いの幕開けを意味しているのです―。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第26話から第28話をご紹介予定です。『疾風!アイアンリーガー』。正々堂々と、試合開始!

 

疾風!アイアンリーガー』は、バンダイチャンネルの他、Amazon Primeでも有料配信中!要チェックだ!

 

 

 

 

 

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