お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『疾風!アイアンリーガー』ちょっとした感想 League-7(第20~22話)

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今回は、疾風!アイアンリーガー』の感想記事第7回目です。

 

シルバーキャッスル、ナショナルチャンピオン決定戦制覇!今回ご紹介の3話で描かれるのは、シルバーキャッスルとダークプリンスの激しい戦い。それと並行して、この戦いを通したマグナムエースたちとゴールド三兄弟のそれぞれの成長が描かれます。苦難の末チームワークで新たな必殺技を生み出すマグナムエースたち、チームの垣根を超えスポーツマンとして目覚めつつあるゴールド三兄弟…。すべてが魅力的に描写されています。

 

 

 

 

第20話「閃光のシュート炸裂!」

1993年8月17日放送

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「皆の力で増幅されたこのボールに、俺の力の全てを叩き込む!」


STORY:真夜中の特訓を経て、ナショナルチャンピオン決定戦第2回戦に臨むシルバーキャッスル。対するダークプリンスのフォーメーションは、ゴールド三兄弟とスーパーヘッドをディフェンスに下げるという驚くべきものだった。試合は両者拮抗する形で進むが、シャーキードーグが本来の力を発揮したことでシルバーキャッスルは大ピンチに追い込まれてしまう。フィールドに突っ伏したマグナムエースたちは、もう立ち上がることはできないのか!?


前回、シャーキードーグ部隊の前に敗れてしまったマグナムエースたち。今回も彼らは追い詰められてしまいますが、シャーキードーグ部隊とゴールド三兄弟そしてスーパーヘッドの連携の不和に、勝機を見出します。逆転勝利を決めるシルバーキャッスルの姿に目がいきがちですが、セーガルの方針に不満を持ち始めるクリーツ、そしてセーガルに反旗を翻す形で独自のサッカーを行おうとするゴールド三兄弟の姿にも、注目です。


ナショナルチャンピオン決定戦第2回戦を控え、眠れぬ夜を過ごすルリー。ふと窓の外に目をやると、そこには練習に明け暮れるマグナムエースたちの姿がありました。エドモンドがダークプリンスの研究に励む中、ルリーは彼とともにグラウンドへ出てマグナムエースたちに休息を取るよう指示。同じ頃、ゴールド三兄弟とスーパーヘッドは、セーガルから驚くべき指示を受けていました。シルキーたちのために、そしてナショナルチャンピオンになるためにも、絶対に第2回戦は負けられないシルバーキャッスル。その思いに駆られるあまり、マグナムエースたちは真夜中に密かに特訓をしていました。ここでの彼らは、かなり本格的な練習試合を実践。「マッハウインディのパスやシュートでチャンスを作り、それに重ねる形でゴールを生み出す」という攻撃パターンは、今回以降登場する連携必殺技のポイントになっていきます。その姿を見たルリーとエドモンドは、彼らがベストコンディションで戦うためにも、特訓をやめて休むよう指示。一方のダークプリンス側では、ゴールド三兄弟とスーパーヘッドがセーガルに対し不満を募らせていました。前回、満足する形ではないとはいえ勝ったため、俄然第2回戦にやる気を燃やすゴールド三兄弟とスーパーヘッド。しかし、セーガルは前回の試合でシャーキードーグ部隊が活躍できなかったのは彼らに原因があると考えており、まさかのディフェンス側に下げるという指示をするのでした。今までエースストライカーだったのに、いきなり格下げ扱いをされてしまったゴールド三兄弟とスーパーヘッド。彼らは当然怒りを爆発させますが、セリフではなくその表情でセーガルへの不満を見せるクリーツの描写も素晴らしいです。


開幕したナショナルチャンピオン決定戦第2回戦。やる気に満ち満ちて出場したシルバーキャッスルは、試合開始直後シャーキードーグ部隊のスキを突き、速攻を展開。さっそくシュートを叩き込みますが、これはギリギリのところで防がれてしまいます。この直後、シャーキードーグ部隊の攻勢が開始。しかし、シルバーキャッスルも粘りを見せ、前半は0-0で折り返します。もしかしたら、これが今季リーグ最後の試合になるかもしれないこの戦い。エドモンドがマグナムエースたちに出した指示は、「勝ってこい」というものでした。てっきりこういうシーンだと、エドモンドなら「結果を問わず悔いの残らないように戦ってこい!」と言いそうなものでしたから、この指示はちょっと意外。まあ、リーグホスピタルに入院しているシルキーたちの思いを受けてのものですから、その思い自体は十分理解できるものですけどね。そうして出場したシルバーキャッスルは、試合開始早々速攻を展開。シャーキードーグ部隊を抜き去ってチャンスを作り出していきますが、あと一歩のところで阻まれてしまいます。実はこれ自体も、セーガルの作戦にすぎませんでした。ダークプリンスの勝利を演出するために、わざとシャーキードーグ部隊の動きを遅くしていたというセーガル。その割には、シャーキードーグの渾身のシュートはブルアーマーに押さえられてるし、前半は0-0で折り返してるし、どこまで本当のことなんだか…。


ハーフタイムを挟み、試合は後半戦へ。中頃になり、マッハウインディとトップジョイが連係プレーでゴールを決め、シルバーキャッスルが1点を先制します。これによりシャーキードーグ部隊の本気を出すことにしたセーガルは、彼らの別モードを起動。これにより機動性が増した彼らは、かつてない勢いでシルバーキャッスルに襲い掛かってきます。あっという間に1点を返し、次のシュートはブルアーマー・GZ・キアイリュウケンが意地で止めきるもダウン。シルバーキャッスルの選手たちは、全員行動不能に陥ります。第2回戦で先制点を決めたのは、シルバーキャッスル。しかも、それはマッハウインディのシュート→こぼれたボールをトップジョイが再びシュートで得点という、今まであまり見られなかった組み合わせでの得点でした。トップジョイは、足のスプリングを存分に生かして見事ゴール。彼の長所がよく生かされていましたね。しかし一方で、これに不満を持ったのがセーガル。彼はシャーキードーグ部隊にいよいよ本気を出させて、シルバーキャッスルに大攻勢を仕掛けてきます。その圧倒的な機動性の前に、シルバーキャッスルはほとんどなすすべもなく同点に追いつかれてしまうことに。2回目のシュートは意地と執念で防ぎきりますが、部隊の電磁波攻撃によりダメージが蓄積していた彼らは、フィールド上に倒れてしまうのでした。「闇の貴公子」を自称し、交響曲の流れに乗せて、シャーキードーグ部隊に指示を出し攻撃を行うセーガル。本人は結構ノリノリでやってたけど、傍から見るとなかなかイタいぞ…。


このまま動かなければ、シルバーキャッスルの敗北が確定。そんな彼らを励ましたのは、リーグホスピタルから抜け出してきたシルキーたちでした。彼らの声援を受けたマグナムエースたちは、限界を超えた力で立ち上がり試合は再開。これに触発されたかのように、ゴールド三兄弟とスーパーヘッドはセーガルの指示を無視し、アタックトルネードファイナルシュートを放ちますが、これはブルアーマーによって防がれます。このタイミングに勝機を見出したエドモンドは、マグナムエースたちに攻撃を指示。彼らは連係必殺技:ライトニングクラッシュを編み出し、逆転勝利で第2回戦を終えるのでした。シルキーたちの声援で、立ち上がるマグナムエースたち。ここではもちろん彼らのその姿にカッコよさを感じますが、同時にこれに触発される形で自分たちのプレーをしようとするゴールド三兄弟とスーパーヘッドの姿にも、アツいものがこみ上げてきます。そんなゴールド三兄弟とスーパーヘッドは、アタックトルネードファイナルシュートを決めるも、シャーキードーグ部隊の妨害もあり100%の力を出せずブルアーマーによって阻止。ここに勝機を見出したエドモンドの指示により、マグナムエースたちはライトニングクラッシュで一気にシュート。これは見事ダークプリンスのゴールをつんざき、第2回戦はシルバーキャッスルの勝利に終わります。自分のシナリオ通りに動かないため、あろうことか味方であるゴールド三兄弟とスーパーヘッドを妨害するセーガル。この中でスーパーヘッドはシャーキードーグの攻撃に巻き込まれて爆発してたけど、まさかこれで破壊された&退場ってことになってしまうのか?こうしたダークプリンスに対し、シルバーキャッスルがお見舞いしたのはライトニングクラッシュ。これはマグナムエースの44ソニックのシュート版に当たるものであり、他のチームメイトがつないだボールに一気にエネルギーを叩き込み、シュートを決めるというものでした。『アイアンリーガー』では初の、主要メンバー全員による連携必殺技ですね。

 

 

 

第21話「地獄からの最強部隊」

1993年8月24日放送

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「ふざけやがって…。貴様らを倒すのは、この俺だ!立て、マッハウインディ、マグナムエース!立て、シルバーキャッスル!立ち上がれ!!」

 

STORY:ナショナルチャンピオン決定戦も、ついに最終戦に。ダークプリンスとシルバーキャッスル、両者絶対に負けられない勝負となる中、セーガルは新たなアイアンリーガーワルキューレを開発。シルバーキャッスルに挑戦を仕掛けてくる。技をコピーし、圧倒的な計算力とパワーで挑んでくる彼らの前に、マグナムエースたちは再起不能に陥ってしまう。もうこのまま、彼らは立ち上がることができないのか?その時、ゴールドフットの檄が飛んだ!


リーグ優勝をかけたナショナルチャンピオン決定戦も、ついに最終戦に突入。今回はその前半戦が描かれ、セーガルが開発したワルキューレの圧倒的な力と、その前に一度は屈してしまうもそこから再び立ち上がるマグナムエースたちの姿がアツく描かれました。マグナムエースたちを誰よりも応援し、そして立ち上がる力を与えたのが、まさかのゴールドフットであることも見逃せません。


2回戦をシルバーキャッスルが勝利したことにより、最終戦を制した者がリーグ優勝に輝くことになった、ナショナルチャンピオン決定戦。シルバーキャッスルはいつも通りのメンテナンスを行う一方で、ダークプリンスはセーガルが新たなアイアンリーガーワルキューレを開発。その能力に絶対的な自信を持つ彼は、なんとゴールド三兄弟をスタメンから外してベンチ入りさせ、この最終戦に挑むことにするのでした。前回の戦いでシルバーキャッスルに敗れたため、シャーキードーグは早くもお払い箱に。代わりにセーガルが投入を決めたのは、ワルキューレという新型アイアンリーガーでした。前回のシルバーキャッスルへの敗北はセーガルにとってかなり屈辱的であり、それを受けてシルバーキャッスルのデータを徹底的に分析。彼らがライトニングクラッシュを生み出した力まではわからなかったものの、ほとんどの技や行動傾向は解析できたため、それをワルキューレにインプット。彼らの実戦投入を決めます。こうした誕生経緯から明らかなとおり、ワルキューレは言ってみればシルバーキャッスルの偽物的な立ち位置のアイアンリーガー。ただ、あまりにもコピーしすぎたせいで、こちらのメンバー数も7人になっちゃってるのが面白いです。7対7って、もうサッカーっていうよりフットサルじゃん…。なお、セーガルはこのワルキューレの投入を決めたため、ゴールド三兄弟をベンチに下げるという決定をすることに。当然ゴールド三兄弟はこれを不服としますが、オーナーであるセーガルの決定には逆らえないのでした。ここでゴールドマスク以外が、静かに怒りを爆発させているのが演出としてGoodです。


ナショナルチャンピオン決定戦最終戦が開幕。マグナムエースたちは試合会場に登場しますが、対するダークプリンスの選手たちがワルキューレで統一されており、かつゴールド三兄弟がいないことに強い衝撃を受けます。そんな中で、ついに試合は開始。開始直後ワルキューレは速攻を仕掛け、一気にシルバーキャッスルに攻め込んできます。そして、シュートを決め1点先制。その際見せたのは、なんと前回マグナムエースたちが決めたあのライトニングクラッシュでした。前2戦と同じく、シルキーたち不在のため7人で挑むシルバーキャッスル。それに対しダークプリンスはワルキューレ7体で挑み、おまけにゴールド三兄弟をベンチに下げていることから、マグナムエースたちは驚きます。特に驚き、そして怒りを覚えたのがマッハウインディ。彼はゴールド三兄弟がベンチで待機しているのを見て、出てくるようけしかけるも、彼の叫びもむなしく試合はそのまま始まります。ここでマッハウインディが声を荒げるのに対し、怒りを蓄積させ表情でそれを表すゴールド三兄弟がGood。彼らに出られないことの不平不満を言わせるのではなく、あえて黙っている描写にしているのが、より彼らの怒りを視聴者に印象付けてくれています。こうしたやり取りを経て、試合開始。開始早々ワルキューレは速攻を仕掛け、一気にシルバーキャッスルのゴールに向かって一直線。ここでシュートを決めて1点先制しますが、その際見せた技は、前回マグナムエースたちが見せたライトニングクラッシュでした。ワルキューレは先述の通りシルバーキャッスルの偽物のようなもの。よってシルバーキャッスルの各メンバーの行動パターンや必殺技もマスターしており、一気に勝負をかけてきます。さすが「地獄からの最強部隊」というだけのことはある。これはかなりの強敵だ!でも、「感情を無くしてセーガルの脳波でさらにパワーアップする」って機能、もうアイアンリーグの趣旨というかスタンスを逸脱してるんじゃないか…?


ワルキューレの攻撃が自分たちをコピーしているのだと悟ったマグナムエースたちは、勝機が来るまで防戦で耐え抜く作戦に変更。試合再開後、常に自陣ゴール前で待機してゴールを守ります。しかし、ワルキューレの攻撃は強烈で、度重なる攻撃に寄るダメージの蓄積で、シルバーキャッスルは全員ダウン。スタジアムに倒れ行動不能に陥ります。そんな彼らに対し、誰よりも檄を飛ばしたのは、あのゴールドフットでした。いきなりワルキューレのライトニングクラッシュを見せられたことから、すぐに彼らが自分たちの能力をコピーしているのだと気づいたマグナムエースたち。勝機が来るまで耐え抜くべく、ゴール前に陣取って守りを固めますが、ワルキューレの攻撃は彼らの想像以上に激しいものでした。マグナムエースたちの守りに対し、ワルキューレはマッハスピンで応戦。しかも、一度ボールで相手をはじき出した後、また別のワルキューレが今度は選手に向かって直接また仕掛けてくるという、二段構えの攻撃を見せます。ただでさえマッハスピンのボールを食らうだけでも大ダメージなのに、さらにその直後直接ボディにその攻撃を食らうのですから、さすがのマグナムエースたちもこれには耐えきれず、行動不能に陥ります。ここで倒れたまま動かないマグナムエースたちの姿は、かなりの衝撃。BGMも相まって、未だかつてない絶望感を味わわせてくれました。このようなシルバーキャッスル絶体絶命のピンチを救ったのが、ゴールドフットの言葉。彼の言葉に再び立ち上がる力を得たマグナムエースたちは、なんと限界突破した力を見せルリーたちを驚かせます。マグナムエースたち再起のきっかけとなるのがゴールドフットであるのが、驚かされると同時にかなりアツい展開に。今まで敵だったゴールドフットが、純粋なライバルとして、一アイアンリーガーとして、マグナムエースたちに檄を飛ばすのです。こんなの、燃えないわけがないじゃないか!


ゴールドフットの言葉に立ち上がる力を得たマグナムエースたちは、不屈の闘志で試合再開。完全に計算外の出来事が起きたことにより、セーガルは慌て、その指示に乱れが生じ始めます。苦し紛れにライトニングクラッシュを放つワルキューレでしたが、これに対しマグナムエースたちは新必殺技:スーパーノヴァで対抗し、1点獲得。さらにその後ライトニングクラッシュをお見舞いし、逆転して前半を折り返します。彼らの姿に触発されたクリーツそしてゴールド三兄弟たちは、セーガルの意見に反し、ゴールド三兄弟を後半戦から出場させることに決めるのでした。セーガルの脳波コントロールにより、よりその力を増幅できていたワルキューレ。しかしこれは同時に、セーガルの脳波が乱れればワルキューレはその力を発揮しにくくなることを意味していました。マグナムエースたちの復活にすっかり取り乱したセーガルは、その後の指示があいまいなものになり、ワルキューレは苦し紛れにライトニングクラッシュを放ちますが、これに屈するマグナムエースたちではありませんでした。ワルキューレのライトニングクラッシュに対し、マグナムエースたちが見せた技が「スーパーノヴァ」。チーム全員が円陣を組んでその力を結集し、ボールを押し返して光の矢のようにして放つ必殺技でした。もはやシュートと呼べるのかもわからない、奇跡の力ともいえるこの必殺技。でも、アツいからいいのだ!この後、波に乗ったシルバーキャッスルは、今度はライトニングクラッシュを見せ逆転して前半を終了。この姿に触発されたゴールド三兄弟は、クリーツの強い意志もあり、後半戦に出場することになるのでした。前半終了時、マグナムエースたちを見つめていたゴールド三兄弟。その瞳は澄んでいました。彼らの心の中で、大きな変化が起きようとしていることが窺える描写です。

 

 

 

第22話「限りなき大勝利」

1993年8月31日放送

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「俺たちには共に戦う仲間がいる。信じあえる仲間がいる。それが力を生むのだ!」

 

STORY:ナショナルチャンピオン決定戦最終戦後半。出場したゴールド三兄弟はさっそくマグナムエースたちと激しいぶつかり合いを見せ、試合は白熱した展開を見せる。その最中、ゴールドアームは過去の記憶を取り戻した。思い出したマグナムエースの正体。それにより、ゴールド三兄弟はさらにその闘志を燃やす。何度も繰り出される必殺技。ついにワルキューレも倒れ、試合は同点に持ち込まれる。この極限の戦いを制するのは、一体どちらなのか!?


シルバーキャッスル、正々堂々の初優勝!そして、ゴールド三兄弟、真のアイアンリーガーとして目覚める!今回はいよいよリーグ優勝を賭けたナショナルチャンピオン決定戦後半が描かれると同時に。ゴールド三兄弟の心情変化、それ真っ向から受けて立ち、最後の最後まで戦い抜くマグナムエースたちシルバーキャッスルの姿が描かれました。中盤以降はまさに手に汗握る試合展開がなされ、もはや勝ち負けを超越した激しい勝負に。この試合は、まさにアイアンリーグの歴史を塗り替えた一戦と言えるでしょう。


ナショナルチャンピオン決定戦の後半が開幕。クリーツとゴールド三兄弟自身の強い意向により、ワルキューレがディフェンスにまわる代わりに、ゴールド三兄弟がフォワードに入ります。試合開始直後さっそく一大攻勢を仕掛けるゴールド三兄弟でしたが、これはマッハウインディやマグナムエースの力により阻止されてしまうことに。渾身のアタックトルネードファイナルシュートも止められてしまい。それがさらにゴールド三兄弟の闘志を燃やさせるのでした。後半が始まって早々、怒涛の攻撃を仕掛けるゴールド三兄弟。前半出場できなかった分彼らはかなりの攻勢を仕掛けますが、なんとそれらは次々にマグナムエースたちの活躍により阻止されるのでした。前半の時点でボロボロになり、さらに中のマシンの過熱により爆発の危険性もあったマグナムエースたちですが、後半の序盤ではビックリするほどの強さを発揮。ゴールドフットのハイパーボムはマッハウインディがマッハスピンで弾き返し、ゴールド三兄弟の必殺技であるアタックトルネードファイナルシュートは、それを決める直前にマグナムエースのキックにより妨害されてしまいます。攻撃を仕掛けたものの、出鼻をくじかれた感のあるゴールド三兄弟。これが、今後の試合をさらに白熱させてくれます。

 

マグナムエースとぶつかる機会が多くなり、その度に記憶回路が熱くなるゴールドアーム。やがて両者スタジアムの上に飛び上がってぶつかり合った時、まばゆい光に包まれ、その衝撃でゴールドアームは眠っていた記憶を呼び起こします。マグナムエースの正体、それはかつてダークスポーツ財団のエース選手の1人だったシルバーフロンティア。その時のことを思い出したゴールドアームは、さらに闘志を燃やし、試合に身を投じていくのでした。後半中盤になると、マグナムエースとゴールドアームの接触機会が増え、その度にゴールドアームは記憶回路の熱くなる感覚を覚えることに。当初は引っ掛かりを覚える程度のものでしたが、ある時スタジアム上空でマグナムエースとぶつかり合った時、その衝撃とまばゆい光に包まれたことで、思い出せなかった過去の記憶を取り戻します。マグナムエースの正体、そして自分との因縁を思い出した彼は、さらにこの試合に没入していくのでした。マグナムエースの正体は、元ダークスポーツ財団のエース選手:シルバーフロンティア。ゴールドアームは新人時代に彼と共に練習をしたことがあり、その時受けたアドバイスがずっと引っ掛かり続けていたのでした。当時最新型だったゴールドアームに対し、旧式であったシルバーフロンティア。しかし、ゴールドアームは何度も球を投げても打ち返されてしまいます。その理由のアドバイスをシルバーフロンティアから受けますが、当時若かった彼は、それを理解しきれなかったのでした。シルバーフロンティアが当時語ったセリフは「リーガーの真の力とは、マシンのパワーだけではないということだ。」。この真意は、今回の後半で明かされることになります。


後半戦も後半に突入し、さらに白熱する試合展開。しかし、相変わらずゴールド三兄弟の技はシルバーキャッスルには通用しませんでした。答えを追い求めるゴールドアームは、その時マグナムエースの言葉を聞き、自分たちにもその言葉に当たるものがあることを自覚。そこから彼らは、ワルキューレのエネルギーを吸収して怒涛の攻撃を見せ、執念の同点ゴールを決めるのでした。ゴールド三兄弟は思いを新たにしたのにもかかわらず、ボロボロ状態のはずのシルバーキャッスルになかなか得点できない展開が続くことに。それに悩むゴールドアームでしたが、その際受けたマグナムエースの言葉に触発され、そこから彼らは怒涛の攻勢を見せます。ゴールドアームに対し、10年前と同じく、「仲間がいることが力を生む」と語るマグナムエース。これに対し、自分たちには兄弟の絆があると強く自覚したゴールド三兄弟は、それを機に人が変わったように試合に没頭し、ラフプレーも忘れてボールを競り合って必殺技を連発。3回にわたる必殺技の連発の末、スタジアム全体がまばゆい光に包まれます。ここでゴールドアームが、マグナムエースの言葉をそのまま受け入れるのではなく、自分なりに解釈して奮い立つのがGood。敵、いやライバルながら、このシーンにおけるゴールド三兄弟の姿は非常にカッコよく、そして応援したくなりました。そんな試合展開の末、光が収まると、そこにはスタジアム倒れた全選手の姿と、シルバーキャッスルのゴールに入ったボールが。これはダークプリンスが同点ゴールを決めたことを意味していました。しかし、両者全く立ち上がらないぞ。一体どうなるんだ…!?

 

両者立ち上がらず、このままでは得失点差でダークプリンスの優勝は必至。勝利を確信したセーガルでしたが、その時マグナムエースとマッハウインディ、そしてゴールドアームが立ち上がります。マッハウインディのパスを受けたマグナムエースは、渾身のシュートを放ち、それはダークプリンスのゴールへ一直線。この瞬間、シルバーキャッスルのリーグ優勝が決まるのでした。もはや両者立ち上がる力すら残されていなかったはずですが、限界を超えた力でマグナムエースなどは再び立ち上がり、試合を続行。ゴールドアームも立ち上がりますが一歩及ばず、試合はシルバーキャッスルの勝利に終わるのでした。「これがシルバーキャッスル全員の…心のシュートだ!」と叫んでシュートするマグナムエースが、これまたカッコいい。これによりダークプリンスは負けてしまいますが、ゴールドアームの吹っ切れた顔と、マグナムエースの言葉を理解した彼の姿が、また視聴者に強い印象を残してくれました。

 

ゴールドアーム「マグナムエース!お前の言ったこと、わかったような気がするぜ。アイアンリーガーを磨くのは、アイアンリーガーだ。今度会う時は勝つぜ!じゃあな…。」

 

勝利に沸くシルバーキャッスルに対し、スタジアムから退場するゴールド三兄弟。去り際にゴールドアームは、マグナムエースにアイアンリーグに戻ってきた理由を問います。その答えは―。お互い何もかも理解し、全てを分かりあった上でやり取りしている両者が、いい雰囲気を醸し出しています。もはや、ゴールド三兄弟はマグナムエースたちの敵ではありません。純粋なよきライバルですね。

 

ゴールドアーム「一度アイアンリーグから引退したはずの貴様が、なぜまた戻ってきた?」
マグナムエース「アイアンリーグに、“正義の心”を取り戻すためだ。」
ゴールドアーム「心…?心か…。」

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第23話から第25話をご紹介予定です。『疾風!アイアンリーガー』。正々堂々と、試合開始!

 

疾風!アイアンリーガー』は、バンダイチャンネルの他、Amazon Primeでも有料配信中!要チェックだ!

 

 

 

 

 

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