お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーゼロワン』第32話 ちょっとした感想

f:id:bongore_asterisk:20200419221537j:plain

ちょっとズレてる夢の叶え方

 

 

 

ヒューマギアも、夢を見て…いいのか?今回の『仮面ライダーゼロワン』は、前回の次回予告等でも公表されていた通り、「TGCモデルランウェイ」とのコラボ回。モデルヒューマギア:デルモのことを描きつつ、諫と彼の中に生きる亡の対立(と言うべきか?)の、ある種の決着が描かれることになりました。

 

亡を迅などのように一気にシンギュラリティの到達させるのではなく、「自分の意思を持ち始めたけれども、その一段階上にある“夢”が何なのかを理解していない」とする形にしていたのはGood。でも、それを受けて或人たちの行動は…ちょっと残念だったかな?

 

 

 

飛電製作所に持ち込まれた、新たなる依頼。それは、ZAIAの手によりシャットダウンされてしまったモデルヒューマギア:デルモの復活でした。衛星ゼアからのバックアップデータでデルモを復元した或人は、彼女のヒューマギアとしての信念とプライドを知ります。そんな中で、唯阿たちがヒューマギアを破壊すべく再び乱入。飛電製作所の警備員となった諫も戦いに参加しますが、頭に埋め込まれた亡のチップが、彼の行動を支配し始めます。復活したデルモは、割と軽いノリをしたヒューマギア。しかし、その根底には彼女なりの信念やプライドがありました。彼女はモデルとして活動すること、そして自身がヒューマギアであることを誇りに思っており、ZAIAによるシャットダウン前からヘッドギアを隠さずにランウェイに登板。自力でその人気を勝ち取ってきていました。明確に「ヒューマギアとして自分が何をしたいのか」という夢…というよりも意思をハッキリと持つデルモは、今まで登場したヒューマギアとは少し違うタイプ。劇中では若干夢と意思を混同して使っていた感じがありましたが、こうしたアプローチは面白いです。しかし、そんな彼女たちに水を差すように、再び唯阿たちの襲撃が。或人と諫はそれぞれゼロワンメタルクラスタホッパーとバルカンアサルトウルフに変身して挑みますが、唯阿の仕業で亡のチップが目覚め始め、諫の意識を支配していきます。今回のバルカンは、アサルトウルフとランペイジバルカンの姿を使い分けて登場。アサルトウルフの姿の時に亡の意識に支配されていることが多かったけど、これは意図的な演出なんでしょうね。

 

亡に意識を支配された諫でしたが、彼は迅によって回収されることに。迅は、彼の中にある亡をシンギュラリティに到達させようとしますが、あと一歩のところで失敗してしまいます。一方の或人は、唯阿を撤退に追い込んだ後、ランウェイの会場へ。そこで迅のもとから逃亡してきた諫と再会します。ところが、そんな彼らの背後に、デルモを狙って唯阿が再び近づいており…。迅バーニングファルコンにより、回収される諫。ゼロワンメタルクラスタホッパーはそれを受け入れ、唯阿たちに攻撃を仕掛け撤退に追い込みます。迅は最近でこそ或人にプラスになる行動をとるようになったとはいえ、本人が言っている通りまだ味方ではない立場。よくまあ諫を預けたな…。こうして諫を回収した迅は、デイブレイクシティに戻り、亡と対話。彼女をシンギュラリティに到達させようとします。前回ジーペンとの対話の際は「夢」を連呼しすぎたのを反省してか、今回は幾分ゆっくり到達させようとしていた迅。でも、最終的には「夢」ばっかり言い出しちゃったし、ちょっと焦っちゃった感じがありますね。「シンギュラリティに到達する=夢を持つ」ってことじゃないと思うんだけどなぁ。

 

デルモは唯阿の変身したジャッカルレイダーに追われ、ランウェイ会場から逃走。諫は彼女を探す中で、滅と再会します。或人たちはデルモを発見し応戦するも、サウザーの攻撃を食らって負傷。そしてその時、亡の意識のままのバルカンアサルトウルフが現れます。勝利を確信したサウザーでしたが、亡は明確に自分の意識を持つようになり、諫と共存する形でサウザーに抵抗。或人とイズがデルモの代わりに夢を叶えようとしている間に、ランペイジバルカンへと強化変身しサウザーを撤退に追い込むのでした。滅と再会したことを通して、シンギュラリティ到達寸前のところまでやってきた亡。彼女が自分なりに出した結論は、「自分には夢がまだ理解できないからこそ、他のヒューマギアの夢を守りたい」というものでした。亡を迅などと同じようにシンギュラリティに到達させるのではなく、どちらかと言えば自分の意思を持つというところに重きを置いたのはGood。でもさ、その亡の言葉を受けて、デルモの夢を叶えるために或人とイズがやったことが「彼女の代わりにランウェイに出る」って、なーんかちょっとズレてないか?しかも、前回あれだけヒューマギアは煙たがられてたのに、今回は普通に観客に受け入れられちゃってるし…。とにかく、こうして亡の意識が自分の身体に共存する形になった諫は、自我を取り戻してランペイジバルカンに強化変身。サウザーを撤退に追い込み、デルモを守りきるのでした。活躍的にも出番的にも多めだった、今回の諌。もうここ数話だけ見ると、或人より諌の方が主役みたいだぁ…。

 

 

 

或人たちの前に続いて現れたのは、熱血テニスプレイヤーヒューマギア。そして、唯阿がついにサウザーと一騎討ちをして…!?

 

次回はとうとう、ZAIAに散々こき使われていた唯阿が、垓に対して反旗を翻すお話になりそう。バルキリーへの久々の変身は、彼女のある種の自立を象徴しているんですかね。

 

…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第7話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

twitter.com