お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーゼロワン』第45話(終) ちょっとした感想

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“ほろび”を止められるのはただ1人

 

 

 

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誰よりもヒューマギアのことを…、滅のことを信じたのは、アイツ自身だったってことか。仮面ライダーゼロワン』も、いよいよ最終回。新型コロナウイルスの影響で放送短縮を余儀なくされたうえ、ギリギリまで新要素が出てきたため「これ本当に完結するのか?」と本気で心配しましたが、今回は或人と滅の戦いに大半の時間を割いて彼ら同士の決着をつけさせることで、なんとか一応の完結を見ることになりました。

 

事前に制作側がさんざんアナウンスしていた「今までにない最終回」の正体は、フタを開けてみれば「続きは劇場版で」というもの。しかし『ディケイド』の時とは違い、「TV本編内ある程度問題は解決→それでも残った謎や問題は劇場版へ」という配慮がなされていましたね。

 

 

 

諫たちが見守り、福添たちが或人のことを信じる中、戦い続けるアークワンと滅アークスコーピオン。最初は激しくぶつかり合っていた両者でしたが、じょじょにアークワンの動きが鈍くなってきます。滅側の勝利を確信するアズでしたが、彼女の中に現れた迅はそれを否定します。アークワンの動きが鈍った、本当の理由とは…。最初はテンポよく戦っていたものの、だんだん滅アークスコーピオンに押され気味になるアークワン。その理由は、決して力が弱まったりしていたわけでなく、彼の中で或人自身の意思が強くなり、自分なりの力や方法で滅を止めようとしていたからでした。回想シーンから、意識下に現れた其雄より「本当の強さ」を教えられていた或人。彼は「心の強さ」を持って、滅に立ち向かおうとしていました。「本当の強さ=心の強さ」という展開は、ベタですが滅の現状(“心”というものに困惑している)との対比になっていていい感じでしたね。アズも滅と似てそのことを理解しきれないでいましたが、彼女の意識下に現れた迅がそれを代弁。確かに唯阿によって修復中だったけどさ、この時点ではまだ頭脳の修復は完了してなかったはずじゃあ…?

 

滅アークスコーピオンの攻撃を受け、アークドライバーは大破。しかしそれでも或人は倒れず、滅と真っ向から向き合います。或人の説得に対し、滅は自分自身の心に対する困惑を吐露しますが、或人と戦うことを選択。これに対し或人は、出現したライジングホッパープログライズキーゼロワンリアライズver.とゼロワンドライバーで、仮面ライダーゼロワンリアライジングホッパーへと変身。最後の戦いに挑み、滅の中のアークの悪意を打ち破るのでした。中盤のシーンでは、或人も滅も自分の感情をそのまま言葉にして発言しまくり。本当はもっと印象的なシーンにしたかったんだろうけど、いかんせん尺が無いからこうせざるを得なかったんだろうなぁ…。ここで興味深いのが、滅のその感情そのままの発言が、かなり二転三転している点。これは彼の考えがブレまくっているというよりも、彼の中での“心”に対する困惑がそのまま表れた結果だと思われます。心をまだ理解しきれていないがゆえの、反応だったのでしょう。それに対して或人が反応するのはいいんだけど、滅が乗り越えられると確信する理由が「仮面ライダーだから」ってのは、ちょっと投げやりだよな~。劇中で「本作において仮面ライダーとは何か」って全然定義されてないから、いきなりここでそれを投げかけるのは唐突すぎます。「お前には心があるから乗り越えられるはずだ」としといたほうが、まだ意味は通じたんじゃないかな。こうしたやり取りを経て、或人はゼロワンリアライジングホッパーへと変身。滅との対決の末彼の中のアークの悪意を倒し、勝利するのでした。

 

滅の聖戦は終わり、平和が戻ってきた。或人たちはそれぞれの居場所へと戻り、また滅亡迅雷.netは新たなる一歩を踏み出します。しかし一方で、まだアークそのものやアズは滅びておらず、何やら不穏な動きが…。終盤では、最終決戦後の各々の姿が描写。垓は引き続きサウザー課課長、唯阿はA.I.M.S.に復帰し亡を新人隊員として受け入れ。諫は飛電インテリジェンスにはいかずに“街の仮面ライダー”として活躍、滅と迅はアークの悪意を監視する者として水面下で活動、そして或人と雷は飛電インテリジェンスへと戻ったのでした。諫のその後はありっちゃあありとは思いますが、A.I.M.Sの隊員として復職させるという展開でも十分ありだったんじゃないかなという印象。でも、以前さんざんもめてたし、今更もう戻れないかな…。或人は再びヒューマギア事業に力を入れることを宣言しますが、その中で新たな社長秘書ヒューマギアを作成。イズそっくりに作られた彼女をイズと命名した或人は、かつてのイズのようにラーニングすることを誓い、さっそく教育を始めるのでした。完全ではないけれど、イズが戻ってきてよかったよかった…としたいんだろうけど、この展開はある意味或人の狂気だぞ。もう消えてしまったヒューマギアに固執して新たなものを作るだなんて、本当にこれでいいのかな?彼の気持ちは、わからんでもないけどね…。

 

滅との戦いは終わり、全ては解決したかに見えた。しかし、まだまだ解決すべき謎や問題は残っている。そのすべては、12月公開の劇場版『仮面ライダーゼロワン』に続くのです―。

 

 

 

現代まで続く、“本”をめぐる戦い。青年が聖なる刃を手にしたとき、新たなる戦いが幕を開ける!

 

次回からは、平成仮面ライダーシリーズ最新作『仮面ライダーセイバー』が放送開始!う~ん、いろんなものが、いろんな意味でどうなるんだろうなぁ。とりあえず、第1話の放送を楽しみに待つぞぉ!

 

…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第21話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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