お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『伝説の勇者ダ・ガーン』ちょっとした感想 Legend-2(第5~7話)

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今回は、伝説の勇者ダ・ガーン』の感想記事第2回目です。

 

登場、ランダーズ!今回ご紹介の3話は、ランダーズの初登場回が重要な展開の1つ。これにより、『ダ・ガーン』における星史側の初期メインキャラが出そろった形になります。ランダーズのキャラは勢いがよくていいんだけど、ビッグランダー以外はもう今回以外は主だった出番がほとんど無いんだよね…(劇中での活躍シーン自体は何回かあるが、クローズアップされるお話がない)。

 

 

 

 

第5話「恐竜墓場」

1992年3月7日放送
登場した敵他:アングラン(レッドロン部隊)

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「た、大将って俺のこと?」「他に誰がいるんだよ、このスットコドッコイ!」


STORY:ひかるの家で見たニュースで、不審な影を目撃した星史。その正体は、レッドロンが派遣した鉱石採掘ロボ:アングランだった。その日の夜にオーストラリアへ向かった星史は、落盤事故の起きたトンネル工事現場でアングランの襲撃を受けてしまう。恐竜の化石の前で、ダ・ガーンXにも合体できず苦戦するダ・ガーン。その時、埋まっていた2つの勇者の石が光り輝いた!目覚めよ、ビッグランダー&ドリルランダー!


ランダーズのメンバーのうち、ビッグランダーとドリルランダーの初登場回となったのが今回のお話。戦闘シーンもそこそこ充実している一方で、環境問題について考えさせられる描写があったのもよかったですね。サブタイトルにも出てきている「恐竜」は、物語には深くかかわっていないものの、今回のお話では絶対に外せない要素になっていました。


ご飯の支度が面倒になり、今日もつくしでごちそうになる星史。山盛りサラダをモリモリ食べる中、彼は緊急速報として入ったオーストラリアのオセアニア縦断トンネル落盤事故のニュースで、何か不審な影が映りこむのを目撃します。この事故の原因は、とある目的でレッドロンが放った鉱石採掘ロボ:アングランの活動にありました。前回に引き続き、つくしでご飯を食べさせてもらう星史。朝ご飯だけ時々ごちそうになるのかと思いきや、お昼ご飯や晩ご飯も時々ここで食べているみたいですね。そんな彼が注目したのが、オーストラリアで起きたというトンネルの落盤事故。彼はそこで撮影されたという映像に巨大ロボットの眼光を目撃しますが、ひかるたちはそれに見向きもしていませんでした。星史がいつになくマジメな顔で呼びかけたとき、ひかるたちはのんきにオーストラリアの位置を地球儀で調べ、旅行の計画をしだす始末。この直前、ひかるが「ウチの両親は変わっているところがある」という旨の発言をしているのですが、うん、ひかる自身もけっこう変わってると思うぞ…。さて、星史が目撃した巨大ロボットの眼光は、決して気のせいではなく、その正体はレッドロンが派遣したロボ:アングラン。彼は学者ロボ主導に最強ロボの開発を進めており、それに必要な鉱石を探すべく、アングランに活動させていました。パワー重視の武骨なデザインをした、最強ロボの設計図。まあそこそこカッコよく見えるけど、これに羽根飾りをつけるとかなりダサくなるような気がするぞ、レッドロン…。


その夜、ダ・ガーンと話してオーストラリアへ向かうことにした星史。出発直前に帰ってきた根元巡査をなんとか巻きますが、その夜道で螢に遭遇し、またまた意味深なことを言われます。その言葉が気になりつつも、星史はアースライナーとアースジェットを従え、一路オーストラリアへと向かうのでした。星史たちの出発直前に、交番に戻ってきた根元巡査。星史は身を潜めて何とかその場を乗り切ろうとしますが、隠れていることがバレてしまい、来ていたジャケットを利用して根元巡査を驚かせ、その場から脱出します。いつもズッコケてばかりの根元巡査。今回は何者かの気配に気づき、何かやってくれるかと思いきや…、結局は星史のジャケットによるお化けへの変装にビビり、腰を抜かしてしまいました。このあと、ひかるの家に駆けこんでけがの治療をしてもらう根元巡査。「身長2mくらいの化け物に襲われた!」って、ええっ、あれがお化けだって本当に信じ込んじゃったのぉ!?そんな根元巡査の追跡を交わし、夜道を走る星史は、道中螢に遭遇。公園でなにやら意味深なことを言われ、そのまま彼は彼女と別れます。今回彼女が言っていたことは、のちに登場する恐竜たちの化石のこと。彼女は地球の草や木の声を聴くことができるらしいけど、もしかして勇者たちの声も聴くことができるのかも…?


オーストラリアの現場に到着した星史は、ダ・ガーンを地上で待機させ、単身落盤事故の現場へ。そこで彼は恐竜の化石を発見しますが、その直後アングランと遭遇し、襲撃を受けます。ピンチに陥った彼はダ・ガーンを召喚。さらにダ・ガーンXに合体すべくアースライナーとアースジェットを召喚しますが、戦闘中にさらに落盤が発生したため、2つのメカが現場に来れず、合体不能に陥ってしまいます。オーストラリアに到着する直前、地球防衛機構本部の上空を通過する星史たち。ここで星史の発言を受け、ダ・ガーンが気を使うようなセリフがありますが、これを星史は気持ちだけ受け取ります。不器用ながらも、初めて星史を気遣うような振る舞いを見せたダ・ガーン。2人の関係が以前よりも近くなってきていることが窺えます。『ダ・ガーン』、面白くなってきたなぁ。その後現場に到着した星史たちは、まず先行して星史がその中へ潜入。地下深くに眠る恐竜の化石を発見しますが、その直後アングランの襲撃を受け、ダ・ガーンを召喚します。恐竜たちの化石はただ散らばっているのではなく、まるでティラノサウルスの化石が、他の恐竜たちの化石を守るような形に。このティラノサウルスは、他の恐竜たちをかばいながら死んでいったのでしょうか…?ダ・ガーンを召喚した星史は、アングランの攻撃に苦しむ彼を見てダ・ガーンXへの合体を指示しますが、アースライナーとアースジェットが落盤の影響で来ることができずじまい。さあどうする、ダ・ガーン!?


星史とダ・ガーンがピンチに陥った時、ダイレクターのオーリンが強く発光。それに反応するかのように、ティラノサウルスの化石の下から勇者の石が浮上し、それらは現場付近にあったドリルメカとその輸送用トラックに憑依。ドリルランダーとビッグランダーとなります。復活した彼らの協力を得て。ダ・ガーンはアングランもろとも地上へ脱出することに成功。最後にアングランはダ・ガーンブレードの前に敗れ去り、星史たちは恐竜の化石たちを静かに眠らせるべく、その現場を土に還すのでした。復活、ビッグランダーとドリルランダー!ランダーズとしては初の復活メンバーとなったこの2人ですが、アツい性格で口は乱暴。セイバーズとは真逆の性格っぷりが、いい味出しています。隊長である星史のことを「大将!」とか「スットコドッコイ!」とか言ってるけど、これ、昔地球を守るために戦っていた時もこんな感じだったのかなぁ。こんな感じのビッグランダーとドリルランダーですが、そのパワーは本物。あっという間にアングランを地上へと追いやり、ダ・ガーン逆転の機会を作ります。最後はダ・ガーンXのダ・ガーンブレードが連続して決まり、アングランは全滅。恐竜の化石は、彼らの手によって土に還されるのでした。螢の言葉を思い出し、あえてこの化石たちを静かに眠らせてやろうと提案する星史。この直前の、「私たちが守る地球は、今を生きるものたちのためだけにあるのではない。長い歴史の中で滅びたものたちのためにも、私たちは戦わねばならないのだ。」というダ・ガーンのセリフも、なかなか考えさせられるものがありましたね。

 

 


第6話「8人目の勇者」

1992年3月14日放送
登場した敵他:トレースゴン(レッドロン部隊)

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「ヘンリー家の家宝は消えてしまった。だが、それに勝る宝が残りました。」


STORY:連日の勇者の石探しの疲労により、学校で居眠りし大目玉をくらう星史。出された大量の宿題に嫌気がさし、気分転換にイギリスでF1レースを観に行くことにするが、現地でジュリアという女性と出会う。彼女と気が合う星史だったが、F1レースを観に行った日、レッドロンの敵ロボが会場を襲う!炎にのまれるジュリア、苦戦するダ・ガーン。星史たちに危機が迫る時、ジュリアの父が持つ伝説の石が奇跡を起こす。最後の勇者たちの、復活だ!


ダ・ガーン側の勇者初期メンバーの最後の2人、ターボランダーとマッハランダーが登場!星史とゲストキャラクターであるジュリアのやり取りを中心に物語が展開し、全体にテンポよく、そして飽きさせない構成になっており、終始見ていて楽しいお話でした。星史もジュリアも感情豊かに描かれており、だいぶ『ダ・ガーン』のキャラクターたちが「ノッてきた」感じがしますね。


連日続く、放課後の勇者の石探し。毎日のように夜遅くまでそれをしていた星史は、とうとう疲れから学校で居眠りをしてしまい、罰として大量の宿題を出されてしまうハメに。ダ・ガーンにやってもらおうとするもそれはかなわず、最終的に自分でやることにしますが、それに嫌気がさした彼は、あることを思いつきます。同じ頃、レッドロンは次なる行動を起こしていました。勇者たちの隊長とはいえ、毎晩遅くまで勇者の石探しに付き合わされる星史。こんなことをしてたら、星史でなくても身が持たないよなぁ…。そんな彼は当然疲労困憊し、学校で居眠りして怒られ、罰として大量の宿題を1日でやらないといけなくなってしまうことに。それをダ・ガーンにしてもらおうとした星史でしたが、結局自分でやらなければならない状況に陥ります。星史の発言から察するに、宿題を出されたのは土曜日。そうかぁ、1992年当時は、毎週土曜授業があったもんねぇ。山積みの宿題などにうんざりした星史は、ダ・ガーンにそれを任せることに。意外にもそれを引き受けてくれたダ・ガーンでしたが、ある理由から結局できずじまいに終わります。「宿題」というものが何なのかをイマイチよく理解していないため、星史の頼みを聞いてくれるダ・ガーン。しかし、ビークル状態の彼には文字通り手も足もないため、宿題のページ等をめくることができず、結局1問も解かずじまいに終わります。「主人公の厄介事(宿題など)をパートナーがしてくれない」というシチュエーションは、他の作品でもよくありますが、その理由が「ページがめくれないから」
なんてのはちょっと笑っちゃいましたね。このように星史たちがのんきなやり取りをしている一方で、レッドロンは地球のメカニックを収集し、ロボットに変形しないかどうか調査。さらにサンプルを集めるべく、配下のロボに命令を下します。今回はかなり有能に見えたレッドロン。でも、やっぱり自分の趣味(メカコレクション)も入ってるんじゃあ…。


宿題の気分転換に、ダ・ガーンたちを使ってイギリスへF1レースを観に行くことにした星史。あっという間にイギリスに到着し、現地に降り立つ星史でしたが、ダ・ガーンと別れた直後に何者かに追われる女性に遭遇。追手に襲われそうになった際、星史はその女性の車に連れ込まれます。彼女は自分の名をジュリアと語り、だんだんと仲を深めていくのでした。表向きは「勇者の石探し」ということで、イギリスへ飛ぶことにした星史。明らかに軽率な行動ですが、よくダ・ガーンも疑わなかったよね。まあ、今までちゃんと勇者の石探し当ててるし、まさかウソついて海外行こうとしてるなんて思いもしなかったからかな…。そうやってイギリスにやってきた星史は、ダ・ガーンと別れてすぐに、黒服の男たちに追われる女性と遭遇。カッコつけて彼女をかばおうとする彼でしたが、案の定逆に襲われそうになることに。そんな時、先ほど追われていたその女性がスポーツカーに乗って戻って来、星史を脱出させてくれます。ジュリアと名乗った彼女は、星史と気が合い、仲良くなっていきます。ジュリアが追われている理由はのちのち判明。本人曰く「車に乗ると性格が変わる」ということで、スポーツカーに乗っている間はかなり荒っぽい運転で追手をまき、高台へと逃げ込みます。そこで、自己紹介をしながら悩みを語るジュリア。彼女の語る悩みに、星史は共感していきます。形は違えど、それぞれ「自分の苦しみを誰にもわかってもらえない」というツラさを抱えていた2人。ここでの2人のやり取りに、非常に注目させられましたね。


翌日、ジュリアとともに念願のF1レースを観に行くことになった星史。レースを思いっきり楽しむ彼らでしたが、昨日ジュリアを追っていた追手たちの存在にも感付きつつありました。やがて、追手を遣わせていた人物:ヘンリー卿と会うことになる星史とジュリア。ジュリアとヘンリー卿は言い争いをしてしまいますが、その時、レッドロンが派遣したトレースゴンがレース会場に乱入。会場はパニックに陥り、出撃したダ・ガーンも苦戦を強いられます。ジュリアを捕まえようとしていた人物は、ヘンリー卿。彼女の父であり、古くから伝わる伝説の力を守る者でした。ジュリアはヘンリー卿の後にその使命を継ぐ者でしたが、家の古い体質に嫌気がさして家出。ヘンリー卿は彼女を連れ戻すべく、追手をさしむけて彼女を探していました。ヘンリー卿の持っていた伝説の力とは、勇者の石のこと。ジュリアは勇者の石のことについて知らないため、伝説の力など存在しないと一蹴していましたが、なんだよ、マジでヘンリー家は「伝説の力を守る者」だったんじゃないか!そんなジュリアはヘンリー卿とケンカ別れして出ていってしまいますが、その時トレースゴンが出現。星史はダ・ガーンにトレースゴンとの戦闘を任せてジュリアを探しますが、地球のメカニックの能力をコピーできるトレースゴンの力に、ダ・ガーンは予想外の苦戦を強いられます。トレースゴンはその名の通り、対象物の力のトレースが可能。F1カーの能力をコピーしたトレースゴンは、猛烈な突進でダ・ガーンを一気に追い詰めていきます。ダ・ガーン、そしてダ・ガーンXをも追い詰めるトレースゴン。もしかしてこのロボ、かなり強いんじゃないか!?


ジュリアとヘンリー卿が会場の爆発に巻き込まれていることを知り、ダ・ガーンの苦戦もあって自分の軽率な行動を後悔する星史。ヘンリー卿とジュリアが伝説の力を持つという盾を空にかざしますが、その時ダイレクターのオーリンが、それに呼応するように強く反応。盾からは勇者の石が飛び出してそれぞれジュリアのスポーツカーと会場に放置されていたF1カーに憑依し、ターボランダーとマッハランダーが復活します。2体は星史の命令を受け、ジュリアたちを助けたのち、ダ・ガーンXを援護。一気に形勢逆転したダ・ガーンXは逆転勝利をおさめ、事件は解決するのでした。今回は、星史とジュリアのやり取りに時間を割いていたため、勇者の復活シーンは意外にコンパクト。勇者の石がオーリンに反応した直後、すぐに対象物に憑依し、ターボランダーとマッハランダーとなって復活します。ターボランダーもマッハランダーも、前回登場したビッグランダー並みに言葉遣いが荒っぽいロボに。ランダーズって、皆こんな感じなのね…。それにしても、ターボランダーの「前回バリバリだぜ!」って決めゼリフ、なんか癖になるなぁ。彼らの復活を確認した星史は、ジュリアたちの救出とダ・ガーンXの援護を命令。見事をそれを実行したターボランダーたちにより、ダ・ガーンXはトレースゴンに勝利。ジュリアとヘンリー卿の仲も戻り、事件は解決しました。今回をもって、8人の勇者たちが復活し、ひとまず新ロボの登場回は終わることに。さあ、次回からどうストーリーが動くかな?

 

 


第7話「出撃レッドロン」

1992年3月21日放送
登場した敵他:エーベンブロイ(レッドロン部隊)

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「明日のない、この青い星を憐れんで、我々はグラスを掲げようではないか。」


STORY:突然帰国した星史の父:浩一郎。どこかおかしな彼と、つかの間の親子の時間を過ごした星史だったが、その裏ではレッドロンの次なる作戦が動き始めていた。地球に眠るというプラネットエナジーを探す彼だったが、その第一段階となる作戦は失敗。前線基地は爆発し、浩一郎の乗る飛行機もそれに巻き込まれてしまう。浩一郎の運命は?そして、星史は彼を救出できるのか?絶海の孤島を舞台に、ダ・ガーンたちとレッドロンの激しい戦いが始まった!


第1話から何度か登場していた浩一郎が、本格的にストーリーに絡むことになるお話。浩一郎の変わった一面に笑わされる一方で、レッドロンらオーボス軍の目的も判明し、さらにレッドロン自身が星史に自分の名を名乗るなど、どんどん物語が展開していきます。ロボットの登場回もひと段落したからか、ストーリー展開のスピードが加速してきましたね。


地球に眠るプラネットエナジーの開放点を探すレッドロン。その1つを見つけたと知り喜んだ彼は、早くも自分の作戦の成功を確信し、祝杯をあげ始めます。同じ頃、星史の家には父:浩一郎が久しぶりに帰宅。どこかおかしなところがある彼と、親子の時間を過ごした星史でしたが、浩一郎は仕事の都合ですぐ家を出てしまうのでした。今回の冒頭のシーンで、レッドロンひいてはオーボス軍の目的が初めて判明。彼らは地球に眠るというプラネットエナジーを開放し、それをもとに“伝説の力”を開放することでした。いきなりプラネットエナジーが開放され、地球が壊滅する描写が出てきたから、「レッドロン、ついに本腰入れてきたか!」と思ったら、全部彼の想像だった。これから作戦を遂行するって時に、成功を想像したうえに祝杯まであげちゃうなんて、ちょっとやりすぎじゃな~い?一方その頃、星史の家には浩一郎が久しぶりに帰宅。剣道の稽古をしたりテレビゲームをしたりなどしますが、すぐに滞在時間の限界が来てしまい、彼はオーストラリアの本部に戻るため空港へ向かうのでした。地球防衛機構軍の大佐を務める浩一郎。確かに軍人としては有能のようですが、一見不愛想な感じがする割には隙あらば親父ギャグを飛ばしてきたり、一度もやったことのないテレビゲームですぐゲームオーバーになることを楽しんでみたり、少しどころかかなり変わった人物として描かれています。星史を取り巻く人たち、変わったヤツらしかいないのか…?


プラネットエナジーの開放点の1つへやってきたレッドロン。期待に胸を膨らませて装置を作動させる彼でしたが、装置は誤作動を起こして爆発。それにより、建設されたばかりの前線基地までもが壊滅してしまいます。さらに、この爆発の影響で、浩一郎の乗る飛行機も損傷。彼が生死不明になったことを知った星史は、ダ・ガーンたちに協力を仰いで捜索を開始。絶海の孤島で不時着しているのを発見します。今まで順調だったのに、装置の誤作動によりすべてがパーになってしまったレッドロン。誤作動の理由は、学者ロボたちが装置のテスト運用を行っておらず、ぶっつけ本番で動かしたからでした。いつも以上に怒りをあらわにし、「あらかじめテスト運用をしておけばこんなことにはならなかった」と、学者ロボを厳しく叱りつけるレッドロン。いつもはやや身勝手な感じのある彼ですが、今回ばかりは正論、いやド正論を吐きます。学者ロボも、なんでテスト運用しなかったんだよ…。装置の誤作動により前線基地は壊滅しますが、その影響でちょうど上空を飛んでいた浩一郎の乗る飛行機も爆発の煽りを受けることに。それにより主翼が損傷し、機体は墜落し始めてしまいます。母:美鈴からの連絡でそれを知った星史は、すぐさまダ・ガーンたちに連絡を取り、捜索を開始。不時着したその飛行機の機体を発見するのでした。星史から自分の父親が行方不明になっていることを聞かされ、「隊長の父上はさぞかし立派なんだろうなぁ」と発言するダ・ガーン。いやあ、軍人としては有能だろうけど、人間としてはどうなのかな…。


海岸に残された足跡などから、浩一郎たちが連行された、レッドロンの臨時基地を発見した星史。その基地に潜入した星史は、乗客乗員全員の生存と、浩一郎の活躍を知ります。すべてを把握した星史は、セイバーズを呼び寄せて乗客乗員を全員救出。さらにダ・ガーンは外から基地を攻撃します。これに対し、レッドロンは開発中だったロボ:エーベンブロイで出撃。ダ・ガーンXを圧倒してみせます。忽然と姿を消した乗客乗員、付近に残された大量の足跡から、彼らが何者かに連行されたと予測する星史。彼の予測は的中し、洞窟の中に作られたレッドロンの臨時基地に、彼らは囚われていました。基地を発見し、潜入する星史。今回の彼は、かなり手際よくきびきびと動きます。第7話にもなったし、彼も戦いになれてきたのかな。その後、彼は客室乗務員とコンタクトを取り、乗客乗員の全員の無事を確認。併せて浩一郎の活躍も聞かされ、星史はセイバーズに彼らの救出を任せます。レッドロンの前線基地の爆発に巻き込まれた、浩一郎の乗る飛行機。機長すらもパニック状態に陥る中、機体を安定させ、この島に不時着させたのは、浩一郎自身でした。さすが地球防衛機構軍の大佐!こうした危機的な状況でも、しっかり冷静に対応できるんだなぁ!セイバーズに救出を任せた星史は、さらにダ・ガーンとともに基地の破壊を開始。ところがエーベンブロイの登場により、状況は一変します。エーベンブロイは、レッドロンのお気に入りロボット。彼が気に入るだけあって、デザインも強さも単発の敵キャラクターとしてはかなり良いものになっています。ダ・ガーンXのダ・ガーンブレードをも弾き返すエーベンブロイ。かなりダ・ガーンXが追い詰められてたから、このまま「次回に続く!」になっちゃうのかと思っちゃいました。


追い詰められたダ・ガーンXは、禁断の技:ブレストアースバスターでエーベンブロイを一瞬にして撃破。レッドロンは脱出を図りますが、途中星史に追いつかれます。何度かやり取りをした後、セイバーズの攻撃を受けレッドロンは再び逃亡。セイバーズはレッドロンの母船を破壊することには成功しますが、彼自身の逃亡を許してしまうのでした。ダ・ガーンの最強技:ブレストアースバスター。敵を一瞬にして消滅させ、そのビームは文字通り月まで届くほどの威力を持っていますが、一度使えばダ・ガーンXが戦闘不能に陥るという代償もありました。最強技には、それ相応の代償はつきもの。でも、この技があれば、オーボス軍の敵ロボットのほとんどは倒せそうな気がするなぁ。エーベンブロイから脱出したレッドロンは、一度星史と対峙。逆に彼を追い詰めますが、セイバーズの攻撃を受けます。一度はレッドロンに追いついた星史でしたが、特に武装らしい武装を持っていないため、レッドロンに返り討ちにされることに。セイバーズが来なきゃ危なかったなぁ。というかあの隊長服、護身用の銃や剣すらないのか…。再び劣勢に陥ったレッドロンは、母船を破壊されるも命からがら逃亡。これにより今回の事件は解決します。学者ロボすら失ったレッドロン。今回をきっかけに、彼のオーボス軍における立場がどんどん危うくなりそうな気がするなぁ。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第8話から第10話をご紹介予定です。『伝説の勇者ダ・ガーン』。隊長は、俺だいっ!!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1992年放送の伝説の勇者ダ・ガーン』使用BGM「螢」です。

 

メインキャラクターである螢が、意味深なことを言ったりストーリーや相手のキャラにとって重要なことを発言したりするなどのシーンで使われていたBGM。不穏でミステリアスながらも、どこか優しさも感じる曲調が魅力的です。

 

螢は最後まで『ダ・ガーン』の物語に欠かせないキャラの1人だったけど、一方で「過去の勇者とつながりがあった」などといった、他の人間とは違うという設定などは付加されず、勘の鋭く地球や動物の声が聞こえる少女という設定になっていたのが興味深いですね。あくまでもひかるたちと同じ“人間”という設定にしたのは、何か制作側の強い意図があったのでしょうか。

 

 


Brave Fighter of Legend Da-Garn OST 1 Tracks 5-8

 

 

 

 

 

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