お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーゼロワン』第26話 ちょっとした感想

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救いやすい命を救うか、一縷の望みに賭けるか

 

救えますよ。119之助なら―。今回の『仮面ライダーゼロワン』は、久々のお仕事五番勝負回。第4回戦となる今回は、消防士同士のレスキュー対決が描かれることになりました。「レスキューを勝負のネタにしていいのか?」と前回の時点では心配になりましたが、あくまでも「救助訓練における勝負」という形にされており、この点は少しホッとさせられました。

 

後半でレスキューに燃える穂村を描写するのはいいのですが、前半で彼のマイナスポイントやギャグ描写に時間を割きすぎたため、若干そのアツさの説得力に欠ける印象。非常にもったいなく感じました。というか、今回やたらギャグ描写多かったよね。ギャグが多いのは全然悪いことじゃないけど、なんていうか、「ここでここまでやる?」ってのが多かった気が…。

 

 

 

お仕事五番勝負の第4回戦は、レスキュー対決。いつになく闘志に燃える或人は、イズの助言を受け、ベテラン消防士に対し消防士ヒューマギア:119之助を送り込みます。そして迎えた勝負の日。119之助と穂村はそれぞれの威信をかけて勝負に挑みますが、その裏では垓と唯阿のある工作がありました。火災現場(訓練)で、どれだけ多くの人間を救助できるのか競う勝負をすることになった或人。いつになく気合を入れるのはいいけど、何なんだこの態度は。この勝負に負けたら飛電インテリジェンス買収されちゃうんだぞ…?そして勝負の日当日、垓はザイアスペックをかけたベテラン消防士:穂村を呼び寄せたのに対し、或人は消防士ヒューマギア:119之助を送り込みます。訓練の概要の説明がなされたところで、いよいよ勝負開始。一気に現場に突入する2体でしたが、垓はハナからこの勝負をフェアにやるつもりはありませんでした。訓練の概要を聞き、要救助者のことを聞いて喜んだり落胆したりする穂村たち。これから自分たちの威信も賭けている戦いをしようってところなのに、このギャグ描写必要か?このおかげで、後半の穂村の行動に説得力がかけるような気がするなぁ。そんな中ついに始まる勝負。或人は119之助を全面的に信頼していましたが、対する垓は穂村のことをあまり気にせず、唯阿に指示してこの勝負に何としてでも勝とうとしていました。隙を見て119之助を暴走させるよう指示していた垓。最初の頃のフェアプレー精神はどこへ行ったのやら…。

 

諫が再び迅と遭遇し戦っていた頃、穂村と119之助は引き続き勝負を続行。しかし、そんな中で突然パンダレイダーが出現。建物内で暴れ出したため、救助訓練はいつの間にか実戦へと様変わりしてしまいます。偶然同じ場所に落ち合った穂村と119之助は、複数の要救助者を発見。しかし、彼らが真っ先に救おうとした対象は、お互い真逆のものでした。パンダレイダーが出る直前、救助者役の演技に苦言を呈し、露骨に乗り気でないところを見せる穂村。一応勝負でさ、しかも相手に対し絶対勝てるって見込みはこの時点ではないんだからさ、もうちょい真面目にやろうよ。この勝負は若干淡々と進んでいきますが、それをいろんな意味でぶち壊したのが、パンダレイダー。彼は建物内でめちゃくちゃに暴れまわり、各所から出火。勝負のための訓練は実戦へと変わり、119之助も穂村も本気でレスキューに取り掛かります。やがて2人は、同じ場所で落ち合い、複数の要救助者を発見。119之助が軽傷者を優先して救おうとしたのに対し、穂村が真っ先に救おうとしたのは、心肺停止の重症患者でした。理論的にレスキューをしようとする119之助に対し、アツいハートでレスキューに臨む穂村。このシーンだけ見ればグッとくるのですが、いかんせんこの前のシーンで穂村のマイナスポイントが描かれまくっているせいで、イマイチ共感できません。どうせ前半にギャグ描写挟むなら、穂村がバカがつくほどの熱血レスキュー野郎みたいなキャラ付けをしておけばよかったかもしれませんね。しかも、この後119之助が或人たちに一方的に批判されているのも納得できないなぁ。119之助の判断は確かに非情だったかもしれませんが、あのやり方―トリアージは、決して珍しいものではないんですよね。「(119之助は)人の命の大切さをわかっていなかった」って、それはもう暴論にもほどがあるよ。

 

 

要救助者たちを救出後も、現場で言い争いをしてしまう119之助と穂村。これに付け込んだ垓は、唯阿に指示し、119之助を暴走させます。或人はやむを得ず変身し、最初はフリージングベアで対抗。途中でメタルクラスタホッパーに変身し、119之助を救います。しかし事件はこれでは終わっておらず、建物の中には、要救助者役の福添たちが取り残されており…。119之助を暴走させた、垓と唯阿。垓はサウザーに変身してフリージングベアの力をコピーすることには成功しますが、メタルクラスタホッパーの力で119之助の完全な暴走は阻止されてしまいます。隠れながらやろうようとしていたとはいえ、報道陣がおりさらにテレビ中継されている中で、ヒューマギアを暴走させた垓たち。これが、制作側の言う垓の焦りや綻びなのでしょうか?119之助の暴走はこうしてメタルクラスタホッパーにより止められますが、事件はまだ解決していない状態。要救助者役だった福添たちが、まだ建物内に取り残されています。彼らを救うのは、119之助か、穂村か。それとも―!

 

 

 

福添たちの救助に奔走するパンダレイダー。その裏で、再びパンダレイダーが動き始めていた。メタルクラスタホッパーの力でそれを圧倒したゼロワンが見た、その正体とは!?

 

次回はお仕事五番勝負第4回戦の後編。迅もこの現場に現れ、ゼロワンたちと戦いを繰り広げてくれるようです。…パンダレイダーの正体、本当に誰なんだろう?

 

…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第1話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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