お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーゼロワン』第27話 ちょっとした感想

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不都合な証拠は潰してしまえばセーフ理論

 

 

 

119之助の力がなければ、人命救助はなしえなかった…。お仕事五番勝負第4回戦:レスキュー勝負の後半戦となった今回。てっきり穂村と119之助の共闘がメインに据えられるかと思いきや、それをきちんと描きつつ、そのうえでさらにレイドライザー開発元の正体に言及するなど、様々な内容を織り交ぜた一編になっていましたね。

 

大半のお話の展開が真っ当というか順当になっていたぶん、前回の特に前半部でギャグ描写を中心にしたのが痛いなぁという感じ。さらに、或人と垓の反応の対比が今回のドラマに生かされるのかなと思いきや、わりとあっさりスルーしちゃってたのももったいないなぁと思いました。いや、後者については今後何かしらの形で言及されるかな?

 

 

 

前回、パンダレイダーの引き起こした爆発により、現場に取り残されてしまった福添たち。彼らを救うべく、穂村と119之助が再び現場に突入します。しかし、火の手の勢いは強く、穂村ですら突入に躊躇する有様。この突破口を開いたのは、119之助でした。同じ頃、或人はパンダレイダーと交戦中。メタルクラスタホッパーの力で倒したものの変身者に逃げられてしまいますが、重要な証拠を持ち帰るのでした。福添たちはこの火災の中でもまだ生きていましたが、シエスタが異常を起こしてしまうほどの極限状態。穂村と119之助が果敢に突入しますが、その中には想像以上の障壁がありました。もはやお仕事五番勝負など関係なく、純粋に福添たちを救うために飛び込んでいく穂村たち。ここに「塞がれてしまった突入ルート」という、穂村ですら諦めてしまうような障壁を用意し、前回とは逆に119之助がふんばることで穂村が新たな気づきを得るという構図にしていたのが、ストレートながら面白いと感じました。うん、この展開にするのなら、やっぱり前回の前半部の穂村のマイナス面&ギャグの描写はいらなかったし、それに時間割くくらいなら穂村のレスキュー魂を描写してほしかったな。どうしてもあのシーンを入れるなら、例えば救助者について伝えられるシーンでは「女性陣に興奮しつつも「いやイカン」みたいな感じですぐ正気を取り戻す」とか、救助者の演技に悪態をつくシーンでは「こっちは本気でやってるんだから、そんな抜けた演技するな!」みたいなことを言う描写が欲しかったなぁ。一方、或人はゼロワンに変身し、パンダレイダーと再び交戦。メタルクラスタホッパーの力で倒しますが、肝心の変身者には逃げられてしまいます。爆発による煙で「見えない!」とか言ってたけど、ゼロワンの複眼ならそんな中でも敵を見分けられると思うんだけど…。

 

穂村と119之助の尽力で福添たちは救出できたものの、119之助は大破。或人が駆けつけた時はもうすでに遅く、その機能は停止していました。それを受け、後日垓は或人に対し勝利宣言をしますが、これに待ったをかけたのが穂村。さらに、或人が持ち帰った証拠をもとに諫たちA.I.M.S.が捜査を進めたことで、垓の立場は逆に危うくなり、レイドライザー開発者の正体も明かされるのでした。119之助の姿から、レスキューについて新たに学ぶことがあった穂村。気づき自体を得るのはいいのですが、「119之助の勝ちだ」と言わせるのは少々やりすぎかな。でもまあ、ここら辺は個人の好みの問題だと思うけどね。そんな中で、諫がやってきて垓に突き付けたのが、或人が持ち帰ったザイアスペックと、パンダレイダーの正体:京極。これらの証拠・犯人から、諫はレイドライザーの開発元がZAIAであると指摘し、垓に迫ります。諫に証拠を突きつけられ、垓があっさり認めることで、ZAIAによるレイドライザーの開発、そしてそこに秘められた企みが判明する重要なシーン。しかし、これと同じくらい見逃せないのが、この直前、垓が京極の姿を見て「誰だか分らなかった」というシーンです。この少し前で、或人が社長として119之助という社員を助けるシーンが挿入されていますから、上手い対比になっているんですよね。ここから導き出される「垓は社員のことを何もわかっていない」という要素を、後半の展開で使うのかなと思いきや…あっさりスルーされていたのはちょっと残念に思いました。新たなドラマを広げられる価値のある対比だと思うんだけどなぁ。

 

不都合な情報・証拠をA.I.M.S.につかまれたことにより、サウザーに変身し実力行使に出る垓。諫もバルカンアサルトウルフに変身し応戦しますが、証拠のザイアスペックの破壊を許してしまいます。その後、サウザーの前には迅が登場。両者ほぼ互角の戦いを見せますが、その戦いの中で、迅はスティングスコーピオンプログライズキーを奪還するのでした。諫に対し、実力行使に出る垓。いや、追い込まれてるのはわかるんだけどさ、今まで堅実に計算重視でやってきたのに、なんで最後の最後で力技なのよ。今までもそうだったけど、最後の手段で力技を使っちゃうのが、垓を敵として“小物”にしてる感が否めないんだよなぁ。しかし、そんな垓の力技はある程度成功。しかし、その直後現れた迅との戦いの中で、彼はスティングスコーピオンプログライズキーを奪われてしまうのでした。迅バーニングファルコンとの戦いでは、火の演出が印象的。戦闘時間自体は短かったですが、インパクト大でしたね。

 

 

 

お仕事五番勝負・最後の戦いは、演説対決!或人たちのヒューマギアとの共存の思いは、人々に伝わるのか?ゲストはあの副島淳さんだ!

 

次回と次々回で、とうとうお仕事五番勝負もおしまいか。「ヒューマギアの存在の可否を世論に問う」って展開自体はいいけど、なんでその結果が演説対決なんだよ!?デイブレイクタウンの再開発が始まるんだから、それを舞台としてもっと活用すればいいのに…。

 


…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第2話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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