お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者指令ダグオン』ちょっとした感想 Command-18[終](総括感想)

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今回は、勇者指令ダグオン』の総括感想記事です。

 

谷田部三部作(『エクスカイザー』~『ダ・ガーン』)、高松三部作(『マイトガイン』~『ゴルドラン』)の次に放送された、「勇者シリーズ」の転換点の1つともいえる作品である本作。ネット上等ではあれこれ言われているようですが、その内容はドストレートでアツく、そして特撮ファンにもウケること間違いなしの作風であると感じました。

 

 

 

『ダグオン』は、『ガオガイガー』ほどではないけれども、それまでの「勇者シリーズ」に比べれば異質な作品。そもそもタイトルに冠されている名前が主人公機ではなく、シリーズの特徴である「意思を持つロボット」の登場も最低限。人間×ロボットの交流よりも人間同士(ダグオンメンバー)の交流にドラマの重きが置かれており、あんまり「勇者シリーズ」っぽくない作風ともいえるでしょう。

 

しかぁし!そういった趣を異にする点を除けば、この『ダグオン』と言う作品は、非常にアツく、王道で、そして楽しい作品に仕上がっていると思います。

 

「基本的に1話完結のストーリー」・「バラエティに富んだ作風」・「キャラが立ちまくっている主人公たち」―。『ダ・ガーン』以降の「勇者シリーズ」は、伏線やドラマを重視する傾向にありましたが、『ダグオン』は主人公側の設定を今ままでとは違う形にする分、お話作りに関してはむしろ原点回帰しているのです。

 

これが面白い。めっぽう面白い。確かに序盤は「ただ宇宙人を倒すだけ」感は否めませんが、2クール目に入ったあたりから炎たちのキャラも生き生きとしはじめ、彼らの絡み合いがドラマを作り出していました。エクスカイザー』ほどではありませんが、まさにおもちゃ箱をひっくり返したような感じに仕上がっており、「キャラクターのかかわり合いを重視して、これだけ多くのお話が作れるのか」と驚かされましたね。

 

そして、活躍するロボットたちもカッコいい。『ダグオン』に登場するロボットは、どれもスマートなデザインをしてましたね。ファイヤーダグオンがスゲェカッコいいんですよ。ファイヤーライオソードの必殺技バンクシーンなんて、もう最高…。

 

勇者指令ダグオン』。特撮作品も意識した、アツい王道ロボットアニメである本作を観ていない人は、非常にもったいないと思います。ネット上での評判を気にせず、ぜひ一度自分自身の目で、その面白さを確認していただきたいですね。

 

 

 

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地球を含む宇宙の星々には、プラネットエナジーが眠っている。そして、そのプラネットエナジーを開放すると、“伝説の力”は発動するという―。

 

緑ヶ浜小学校に通う小学5年生:高杉星史は、いつも通りの日常を過ごしていたが、それは謎の円盤軍の襲来により無残に打ち砕かれる。円盤の攻撃を受け、ピンチに陥る星史たち。

 

その時、彼の目の前に不思議な石:オーリンが出現。それに導かれるままに地下世界へと転送された彼は、その石から地球を守る隊長を任されることになる。そして、地上に戻った彼の目の前に現れたのは…、近所の交番のパトカーが変形した、青き巨大ロボットだった!

 

ダ・ガーンと名乗るそのロボットは、円盤軍と変形したロボットを排除していく。今、星史たちと、地球のプラネットエナジーそして伝説の力を狙う謎の敵:オーボスとの、激しい戦いが始まるのだ―!

 

 

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Say!ダ・ガーン 立ち上がれ 果てしない 未来の光へ!

 

次週より、勇者シリーズ第3作:『伝説の勇者ダ・ガーン』の感想記事、掲載開始!

 

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というわけで、次週より『ダ・ガーン』の感想記事を始めることになりました。

 

毎回恒例、ザックリとメインキャラの紹介をしていくことにしましょう。

 

 

 

①高杉 星史(CV:松本梨香

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緑ヶ浜小学校5年生(途中から6年生に進級)にして、地球を守る勇者たちの隊長。快活でお調子者な性格。両親の光一郎と美鈴はそれぞれ地球防衛機構軍大佐とニュースキャスターをしており多忙であるため、普段家では1人でいることが多い。

突然体調になってしまったため、最初はその自覚がほとんどなく、ダ・ガーンたち仲間をピンチに陥らせることも多々あった。しかし、戦いの中で彼も成長し、そして地球そのものの大切さを認識していくことになる。

 

②香坂 ひかる(CV:紗ゆり

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星史の幼馴染で、ヒロインその1。性格は星史と少し似ているが、ややおせっかい。両親は自然食レストラン「つくし」を経営している。

ある時勇者たちの隊長に助けられて以降、彼を星史とは知らずに慕うようになる。途中戦いに巻き込まれ心折れそうになる時もあったが、星史たちの正体を知ってからは、協力するようになった。

 

③桜小路 螢(CV:白鳥由里

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星史と同じクラスの女子で、ヒロインその2。性格は星史たちとは真逆で物静か。「地球の声を聞く」など、特別な力を持っている。

物語の早い段階で、星史が勇者たちの隊長であることを認知。彼女の存在は、星史たちに何度も気づきや戦いへの突破口を与えてくれることになる。

 

④ヤンチャー王子(CV:高乃麗

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オーボスに滅ぼされた星の生き残りで、王子。星史と同じく勇者たちの隊長であり、セブンチェンジャーがその仲間。本名は「ヤンチャラン・スターレット・バンナー・グリシウス・ジャックギンガーワイルダー14世」と長い。

最初はその姿を隠していたが、後半になってセブンチェンジャーの秘密が明かされて以降、星史たちの前に姿を現すことになる。星史とは何度も衝突することになるが、それを経て、お互いを認め合うようになっていく。

 

⑤根元正(CV:島田敏

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星史たちの近所の交番の巡査。純粋な性格で、コメディリリーフ的存在であるが、やる時はやってくれる男。

自分のパトカーがダ・ガーンであることは、終盤まで知らなかった。そのため、ダ・ガーン出撃の際はパトカーが無くなることをいつも不思議に思い、その度に嘆いていた。

 

 

 

☆勇者とは?

『ダ・ガーン』における勇者とは、星を守護するロボットたちのことを意味する。ダ・ガーンをはじめとする星史たち側には計10体の勇者がおり、またヤンチャ―がセブンチェンジャーの隊長であることから、他の星にも勇者が存在する可能性が高い。

 

 

A.ダ・ガーン(CV:速水奨

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ランボルギーニ風のパトカーから変形する、最初に目覚めた地球の勇者。主な武装はダ・ガーンマグナムで、左胸は星史を乗せることもできる。

最初は無愛想な感じだったが、徐々に人間味溢れて行く。最後まで地球のために戦ったと同時に、星史を守り抜いた。

 

・ダ・ガーンX(CV:速水奨

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ダ・ガーンを中心に、地球防衛機構軍の戦闘機をモデルにしたアースファイター、300系新幹線モチーフのアースライナーが合体した姿。主な武装はダ・ガーンブレードで、必殺技の際にX字を書くのが特徴的。

アースバルカンなどの遠距離武器も充実している。最強技は、胸部から放つブレストアースバスターである。

 

B.ガ・オーン(CV:速水奨

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キリマンジャロに眠っていた、幻の10番目の勇者。星史とダ・ガーンの思いに答える形で復活し、一時戦線離脱したダ・ガーンの代わりに星史を支えた。

ダ・ガーン復活後は、もっぱらグレート

ダ・ガーンGXの合体要員になる。ダ・ガーンと似た声をしているが、特に両者に何かつながりがあるワケではない。

 

・グレートダ・ガーンGX(CV:速水奨

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ダ・ガーンXをベースに、ガ・オーンが合体したグレート合体形態。部分的に発動した伝説の力により実現した姿で、主な武装はGXバスター。

戦闘力は決して低くはないが、敵であるオーボス軍も半端なく強かったため、割りと苦戦を強いられることも多かった。

 

C.セイバーズ

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ジェット戦闘機型のジェットセイバー(CV:高宮俊介)、ジャンボ機型のジャンボセイバー(CV:星野充昭)、スペースシャトル型のシャトルセイバー(CV:沢木郁也)で構成される、空中戦が得意な勇者たち。途中から、最古の勇者であるホークセイバー(CV:林延年)も仲間に加わった。それぞれ合体形態を持つが、劇中では単独での活躍シーンも多かった。

 

・スカイセイバー(CV:高宮俊介)

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ジェットセイバー・ジャンボセイバー・シャトルセイバーの3体が「3体合体」した、空の勇者。ダ・ガーンのアシストにまわることが多いが、その度に戦果をあげた。

途中、セブンチェンジャーに敗れて大破。その後復活するが、ペガサスセイバーの登場により活躍機会は減ることになる。

 

・ペガサスセイバー(CV:林延年

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ホークセイバー・ジェットセイバー・ジャンボセイバー・シャトルセイバーが「4体合体」した、新たなる空の勇者。名前はペガサスだが、見た目はどちらかと言えばケンタウロスである。必殺技は、セイバーアロー。

初登場時はなかなかの強さを見せたが、敵が強くなるに連れて苦戦を強いられることも多くなった。

 

D.ランダーズ

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トレーラー型のビッグランダー(CV:島田敏)、コルベット型のターボランダー(CV:梁田清之)、F1カー型のマッハランダー(CV:河合義雄)、ドリル採掘車型のドリルランダー(CV:巻島直樹)の4体で構成される、地上戦が得意なチーム。落ち着きのあるセイバーズとは逆に、血気盛んな性格である。

劇中では、特にビッグランダーの活躍が目立つ。星史の呼び方は、「隊長」ではなく「大将」。

 

・ランドバイソン(CV:島田敏

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ランダーズの4体が、「陸の4体合体」を遂げた姿。溢れるパワーが何よりの自慢で、そのパワーはダ・ガーンXにもひけを取らない。セイバーズとは違い、最後までパワーアップせずに戦い抜いた。

飛行能力が無いのが、大きな弱点の1つ。そのため、空での移動はいつもセイバーズの助けを借りている。

 

E.セブンチェンジャー(CV:子安武人

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ヤンチャーの星の勇者。人型ロボット形態を基本に、戦闘機・潜水艦・トレーラー・戦車・ジャガーグリフォンの計7形態を持つ。性格はクールだが、ヤンチャーに対しては結構世話焼き。

最初はオーボス軍の幹部の1人として星史たちの前に現れるが、それはオーボス軍の内情を探るためだった。星史たちにもオーボス軍にもその正体がバレてからは、星史たちの頼もしい仲間として活躍する。

 

 

 

☆オーボス軍とは?

数多くの星を攻撃しては滅ぼし、伝説の力を追い求める悪の組織。オーボスを首領とし、数名の幹部がいる。幹部たちの名前は色がモチーフになっており、皆オーボスに陶酔しているが、その姿を知っているのはシアンのみである。

 

 

レッドロン(CV:沢木郁也

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オーボス軍の下級幹部にして、地球に最初に現れた敵。ロボットや機械が好きで、ダ・ガーンたちや地球のことをバカにしつつも、そのギミックなどには強い興味を示している。

度重なる作戦の失敗により(実は部分的に成功していたものもあるが)、オーボスに粛清されて一時退場。その後身体をメカ化し、愛機レッドガイストを引き連れて、星史たちの前に立ち塞がる。

 

・レッドガイスト

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再登場したレッドロンの専用メカ。グレートダ・ガーンGXと同程度の強さを見せ、星史たちを何度も苦しめた。

最終回にも登場し、セブンチェンジャーと激しいバトルを繰り広げる。その結果は―。

 

デ・ブッチョ(CV:塩屋浩三

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レッドロンに代わって現れた、第2の幹部。オーボス軍の幹部の中では最下級で、表向きは「アヤシサーカスの団長」として緑ヶ浜に潜入、星史たちの動向を探っていた。

その心には深い悲しみを負っており、螢の説得やオーボスの粛正を経て、徐々に考えを変え星史たちの仲間になっていく。

 

レディ・ピンキー(CV:冬馬由美

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オーボス軍第3の幹部で、唯一の女性。ブッチョの上司にあたり、彼すらをも欺いて、星史たちの同級生「山本ピンク」、その姉「マジカル・ピンキー」として暗躍。星史たちを精神的にも追い詰めていった。Sっ気があってかなりの短気。 

ビオレッツェが現れてからは、彼との関わりあいが多くなっていく。それはやがて大きな感情へと変化し、最終決戦で新たな展開を巻き起こすことになる。

 

ビオレッツェ(CV:梁田清之

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オーボス軍第4の幹部。行動隊長であり、階級的にはピンキーたちよりも上。自分からは配下の尖兵(ジュエルアーマー)を繰り出すことは少ないが、他の幹部たちに指示する形で、星史たちの手強い敵として立ち塞がる。

オーボスの真の姿を見てしまってからは、その忠誠心が変化。またレディ・ピンキーとの関わりを通じて、彼女への心情も変化していくことになる。

 

シアン(CV:笹岡繁蔵

終盤に登場した、オーボス軍最後の幹部。オーボスが信頼する唯一の部下。

竜形態や円盤形態に変身が出来、登場回数は少ないが、最後の最後まで星史たちを追い詰めた。

 

 

オーボス(CV:千葉耕市

オーボス軍の首領にして絶対悪。不老不死に近い存在で、その真の姿は劇中では最後まで登場しなかった。

ヤンチャーの星が滅んだのも、地球が激しい攻撃に見舞われることになったのも、すべてはコイツが原因。すべては伝説の力を求めていたためだったが、その理由は驚くべきものにだった。

 

 

 

 

 

さあ、来週から『ダ・ガーン』の感想記事だ!

 

隊長は、俺だいっ!!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎
今日ご紹介するのは、1992年放送の伝説の勇者ダ・ガーン』OPテーマ「風の未来へ」です。

 

前2作のOPの曲調がやや激しめだったのに対し、若干柔らかになった印象を受ける『ダ・ガーン』のOPテーマ。サビに入る直前の低音から、一気にサビにかけて音楽が盛り上がっていくさまがたまりませんね。

 

勇者シリーズ」のOPは前期と後期で使用される映像がガラリと変わりますが、『ダ・ガーン』はその変更箇所が最も少なく、タイトルバックの映像がダ・ガーン→地球からガ・オーン→グレートダ・ガーンGXに変更されたのみでした。変更箇所が少なかった理由って、何かあるのでしょうか?

 

 


伝説の勇者ダ・ガーン / Brave Fighter of Legend Da Garn OP - Kaze no mirai he

 

 

 

 

 

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