お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者指令ダグオン』ちょっとした感想 Command-12(第34~36話)

f:id:bongore_asterisk:20200117205540j:plain

今回は、勇者指令ダグオン』の感想記事第12回目です。

 

7人目のダグオン、その名はサンダーライ!今回ご紹介の3話は、まさにサンダーライ/宇津美雷の登場編。サンダーシャトル登場→サンダーライ登場→サンダーダグオン登場と、回を追うごとにサンダーライの全貌が明かされる形になっていきますその裏で、ワルガイア星人ヒドーの暗躍が本格化していくのも見逃せません。

 

 

 

 

 

第34話「エン、成層圏で戦う」

1996年9月28日放送
登場した敵他:要塞宇宙人パット星人
       ワルガイア星人ヒドー

f:id:bongore_asterisk:20200117205900j:plain

「ぶっ潰さなくては…。こんな代物が完成したら、地球はとんでもねぇことになっちまう!」


STORY:市街地に大量のロボットが出現。炎たちは変身して出動するが、ロボットの驚異的な装甲と、上空から放たれるビームの雨あられの前に、なすすべもなくやられてしまう。その後再び現れたロボットに、ファイヤーショベルを奪われたエンは、ファイヤーストラトスでロボットの中へ侵入。そのままロボットごと上空へ向かい行方不明になってしまった。宇宙空間まで行ったエンが見た、犯人の正体とは何か?ダグファイヤーの孤独な奮闘が始まった!


突然攻めてくる大量のロボットと、それを操る宇宙人:パット星人との戦いを描いたお話。サブタイトル通りエンの活躍が目立つお話になりました。パット星人は人語を話さない宇宙人のため、彼らの目的は結局不明。こうした「得体のしれない宇宙人」というのは、『ダグオン』序盤のお話でよく出てきていましたね。エンの前にワルガイア星人ヒドーも初めて登場。エンもヒドーを“敵”ではないかと認識し始めていることにも、注目です。


突如、市街地に大量のロボット軍団が出現。それらは街にある建物を次々に破壊しては、素材として回収し、甚大な被害をもたらします。竜からの連絡を受けた炎と激は、変身して現場に急行。民間人を救出し、やがて合流したカイたちとともにロボットに戦いを挑みますが、ロボットの装甲は非常に硬く、さらに上空から降り注ぐビームの雨あられの前に、パワーダグオンたちは一切攻撃ができない状態に。ライナービークルとシャドージェットは深く傷つき、敵も逃してしまう結果になるのでした。なんの前触れもなく、市街地に出現するロボット軍団。黙々と何かの目的のために行動し、それに伴い破壊活動を行うさまが、気味悪さと絶望感を与えてくれています。『ダグオン』では数で攻めてきた宇宙人もいたけど、ここまで街が破壊されてしまったのって、今回が初じゃないかなぁ?街がそうした有様になっているのを竜から聞かされた炎と激は、変身して現場へ。ビルの屋上に取り残された子供を救出し、各々合体してロボットに攻撃を加えますが、相手には全く効果なし。それどころか、遥か上空からビームが降り注ぎ、それが彼らを苦しめることになります。パワーダグオン・スーパーライナーダグオン・シャドーダグオンの攻撃を受けても、ひるむどころか意に介していない様子のロボット軍団。ライアンやガンキッドも途中から加勢してくれますが、ロボットを倒すこともできず、ビームの雨あられにやられてしまいます。圧倒的な科学力を持つと思われる、今回の敵宇宙人:パット星人。この展開を観たときは、「今回、エンたち宇宙人を倒せるのか?」と本気で心配になりましたね。


ライナービークルやシャドージェットが修理中の間に、またもあのロボット軍団が出現。出撃可能なエンが先行して現場に向かい、間一髪のところで真理亜と学を救出します。その後ロボットに対しファイヤーショベルを向かわせたエンでしたが、逆にファイヤーショベルはロボットの中に取り込まれてしまうことに。さらに、これを追ったエンも、ファイヤーストラトスごとロボットの中に取り込まれてしまいます。ロボットともに上空へと向かうエン。最終的に彼が見たものとは…。前回の攻撃からほとんど間を置かずに、パット星人のロボット軍団が再度来襲。ほとんどのダグビークルが修理中であるため、エンだけが先行して出動します。こんな短期間の間に複数回の攻撃を仕掛けてくるだなんて、パット星人はどれだけロボットのストックがあるんだよ…。そのロボットに対し、エンはファイヤーショベルを召喚して応戦。ロボットのアームを破壊することには成功しますが、最終的にファイヤーショベルはロボットの中に取り込まれてしまいます。ファイヤーショベルを取り戻すべく、危険を承知でロボットの中に突っ込んだエン。ロボットの中に閉じ込められ、小窓からエンが見たものは、宇宙に浮かぶ地球と、その軌道上に浮かぶパット星人の巨大要塞でした。今回、初めて宇宙に来たエン。そういえば、ダグオンのメンバーたちは宇宙警察機構の戦士なのに、今まで一度も宇宙空間で戦ったことがありませんでしたね。毎回宇宙人を相手に戦ってたから、逆に気づかなかったよ。


パット星人の要塞に侵入したエン。そこで彼は、パット星人を目撃し、星人たちの目的を察します。やがて星人に発見されたエンは、ダグファイヤーとなって応戦。宇宙空間に放り出されそうになりますが、何とか踏みとどまります。その後溶鉱炉のようなエリアへと来たダグファイヤーは、そこにいた巨大ロボットに襲われることに。パワーダグオンに剛力合体してそれを退けますが、その際、不審な2人組を目撃するのでした。パット星人の要塞はとてつもなく大きいのですが、その理由は、星人たち自身がかなりの大柄であるため。エンもダグファイヤーに融合合体してようやくまともにやり合える形になっていましたから、身長的には10~15mくらいはあるんじゃないでしょうか。おまけにこのパット星人、人語は一切話さず終始唸り声のようなものをあげながら行動。頭部と思われる部分からは表情等も一切読み取れないため、何を考えているのかわからない不気味な宇宙人になっています。「得体のしれない宇宙人」というのは、冒頭でも触れた通り『ダグオン』初期のお話では頻繁に出てきたタイプ。パット星人には不気味さを感じたと同時に、そうした初期のお話を思い出したゆえの懐かしさも感じました。そんな巨大なパット星人ですが、ダグファイヤーのファイヤーブラスター1発で活動を停止。その後ダグファイヤーは、星人を倒しながら要塞にも風穴を空け、溶鉱炉のようなエリアへと突入します。図体はデカいけど、意外にもろかったパット星人とその要塞。繰り出すロボットはあれだけ硬かったのに、よくわからんな…。やがて溶鉱炉で巨大ロボットと遭遇したダグファイヤーは、パワーダグオンへと剛力合体。攻撃を連続して叩き込んで相手を撃破しますが、その際ワルガイア星人ヒドーとルナの姿を目撃します。とうとうエンの前にも現れたヒドー。彼の目的は、一体なんだ…?


溶鉱炉から移動したパワーダグオンは、偶然要塞の心臓部と思われる場所に侵入。多数のパット星人がいる目の前でそれを破壊し、要塞を壊滅させます。爆発に巻き込まれ、地球に落下するパワーダグオン。エンは死をも覚悟しますが、大ピンチの彼を救ったのは、謎のスペースシャトルでした。要塞の心臓部もやはりもろく、パワーダグオンのパワースターバーン一発で大破。それにより要塞は壊滅し、地球で活動していたロボットたちも行動を停止します。繰り返しになるけど、なんであれだけのロボットを作れるのに、肝心要の要塞はこんなにもろく作っちゃったんだろう…?こうしてパット星人の野望を粉砕したパワーダグオンでしたが、自身に飛行能力がないため、そのまま地球の引力に引き寄せられ、落下してしまうことに。大気圏突入の際の摩擦熱で消滅寸前にまで陥りますが、それを救ったのは、謎のスペースシャトルでした。スペースシャトルの正体は、次回で登場することになるサンダーライのサンダージェット。ラストシーンでその姿を見せてくれるかと思いきや、そのまま無言で飛び去ってしまいます。彼の性格だったら、コクピットから飛び出してエンたちに挨拶してくれそうな気がしたんだけどなぁ。

 

 

 

第35話「電撃登場ダグサンダー」

1996年10月5日放送
登場した敵他:宇宙魚人サバラス星人

f:id:bongore_asterisk:20200117210346j:plain

「本日より正式に、地球支部に配属になりました!宇宙警察機構の新米刑事です!」


STORY:真理亜と激の登校中に、彼らの前を通り過ぎていったライダー。彼は、今日から山海高校に転校してきた青年:宇津美雷だった。なぜか炎たちのことを知っている雷は、あっという間にクラスの女子の人気者に。しかし、その裏でサバラス星人が動き始めていた。あらゆる水分を吸い尽くす星人の前に、ダグファイヤーたちの技が通用しない。そんな時、スペースシャトルに乗って新たな仲間がやってきた!サンダーライと名乗った彼の正体、それは―!


7人目のダグオンメンバー:宇津美雷/サンダーライ登場!そんな彼のデビュー回である今回は、当然ながら彼の活躍が中心となりました。クセの強いダグオンメンバーの中で、人当たりがよくて穏やかそうな印象を受ける雷のキャラクター。でもやっぱり…、彼もなかなか個性的なキャラだなぁ。


真理亜と2人っきりになる機会を作ろうと、心霊現象のウワサをかき集めては彼女を誘おうとする激。そんな2人が学とともに登校中、彼らはサイドカーに乗る青年と出会います。彼の不思議な能力を目の当たりにし、彼を追いかけまわす真理亜。やがてその青年は、山海高校で海たちに挨拶しているところを、激によって捕獲されます。超常現象研究会の部室に連れてこられた彼は、宇津美雷と名乗るのでした。序盤からいきなり雷が登場。この時はフルフェイスヘルメットをかぶりサンダーバイク(サイドカー)を乗り回していたので、かなりキザな感じのキャラに見えました。偶然真理亜が落とした小袋を拾い、中身が藁人形であることを見抜いて彼女に返す雷。雷の特殊能力が初めて披露されシーンですが、それよりも真理亜がなんで藁人形なんか持ち歩いているのかってことの方が気になっちゃったよ!その後、雷は山海高校に到着し、ヘルメットを脱いで登校。海・森・翼に挨拶をし、彼らを先輩呼びしますが、当然彼らはそのことを不思議がります。そんな中、真理亜からの願いを受けた激が、雷を確保。彼は超常現象研究会の部室に連れていかれ、真理亜の実験台にされそうになるのでした。真理亜の前で透視能力を使ってしまったがために、その能力を再確認され、さらにはテレキネシスやテレパシーの能力も使えるんじゃないかと疑われてしまう雷。ああ、真理亜の前であんなことしちゃうから、こんなことに…。


真理亜のもとから何とか逃げ出した雷は、激に追いかけられるも、途中で出会った炎の自転車を借りて逃げ切ることに成功。その後、竜の姿を目撃したもののすぐに見失ってしまった雷は、学校に戻り、朝日山校長から転校生として紹介されることになります。一方それと同じ頃、地球に侵入していたサバラス星人により、地球上のあらゆる水分が吸い上げられるという事件が発生していました。激から真理亜に何か悪さをしたのかと疑われて、炎からは自転車を借りたことで追いかけられてしまうことになる雷。本人は悪いことしてないのに(炎から自転車を強引に借りたのは悪いことといえるかもしれないけど)、初登場から早10分くらいでこれだけのトラブルに巻き込まれちゃうだなんて、雷はなんかトラブルを引き寄せてしまう能力でもあるのか?まあ、雷の反応がいちいち面白いし、笑えるからいいけど…。そうして学校からいったん脱出し、裏山に逃げ込んだ雷は、シャドージェットの発進口で滝行をする竜を目撃。話しかけようとしますが、物音を立ててしまったがゆえに彼に気づかれ、話す機会を失ってしまいます。その後学校に戻った雷は一気に女子生徒の人気者になりますが、同じ頃サバラス星人による悪事が進行していました。雷はどうやら竜と話したがっているようですが、今回は上述のような事情で結局会話ができずじまい。それにしても、竜は登校前に滝行をしているのかぁ。そうして雷たちが過ごしていた頃、地球上ではサバラス星人が活動を開始。ダムや貯水池をはじめ、噴水やお茶に至るまで、あらゆる水分を吸い尽くし、星人は地球を砂漠化させようとしていました。「宇宙魚人」というくらいだから、きっと水が豊富な星で生活していたはずのサバラス星人。なのに、惑星狩りの手段が「地球から水分を奪って砂漠化させる」って、なんかピンとこないような気が…?


サバラス星人の活動を知り、緊急出動するエンたち。貯水池で星人と遭遇し、ありったけの攻撃を叩き込みますが、水分で満たされた星人の宇宙船には全く効果なし。ライナーダグオンの技が効果的かと思われましたが、結局はそれも通用しませんでした。もはや打つ手なしかと思われたその時、前回パワーダグオンを救ったスペースシャトルが登場。中から新たなる戦士が登場し、サンダーライと名乗った彼は、ダグザンダーへと融合合体。ダグファイヤーたちに加勢するのでした。水を吸い上げるだけで、見た目的にそこまで強そうに見えないサバラス星人の宇宙船。しかしこれが意外と厄介で、宇宙船自体がほぼ水分で構成されているため、ダグファイヤーのファイヤーブラスターのような火炎攻撃も、ダグシャドーの手裏剣のような物理的攻撃も、貫通してしまって全く効果がないという形に。ライナーダグオンのライナーブリザードも打ち破られてしまい、ダグファイヤーたちは打つ手なしの状況に追い込まれてしまいます。ここで登場するのが、前回パワーダグオンを救ったスペースシャトル。中から戦士が登場し、エンたちの仲間であるサンダーライと名乗った彼は、ダグサンダーへと融合合体。ダグファイヤーたちと協力し、海へと移動したサバラス星人の宇宙船に攻撃を仕掛けます。雷の変身体:サンダーライが初登場。なぜ自分が地球にやってきたのか、そして前回自分の名前をなぜ名乗らなかったのかということを自ら明かします。地球に配属されることが決まっていたものの、パワーダグオンを救った時点ではまだ正式に辞令が下りていなかったため、その時はあえて名前を名乗らなかったらしいライ。なるほど、そういう理由なら…仕方ないな!


海上のサバラス星人に攻撃を仕掛けるべく、ダグサンダーは自ら宇宙船内に突撃。激しい波にもまれながらも宇宙船を破壊し、サバラス星人の本体をあぶりだすことに成功します。ところが、ダグサンダーはその時点で力尽きてしまい、一時戦線離脱。サバラス星人はパワーダグオンによって倒されるのでした。戦闘終了後、とうとう自分の正体を炎たちに明かす雷。ところが…。宇宙警察機構所属の、正式な刑事であるライ。とはいえ彼もまだ新米刑事であるため、戦闘面では不慣れな点も多く、サバラス星人に宇宙船は破壊したものの、本体を倒すまでには至りませんでした。てっきりサンダーダグオンまで一気に登場して、ライの完全勝利で終わると思っていたので、この展開は意外。ですが、パワーダグオンの活躍シーンを作り出すとともに、「ライ自身も完璧なヒーローじゃないので仲間たちとの協力が必要」ということをきっちり描写しているため、この展開でよかったなと感じました。そして最後、戦闘が終わってから、雷としての姿を見せて炎たちに挨拶する雷。ところが彼は、前半のことが原因でまたも炎と激に追いかけまわされるハメになるのでした。新メンバーである雷、すでに『ダグオン』の世界観には溶け込んでいるように見えるけど、炎たちと仲良くやっていけるのかな?今後の展開が楽しみです。

 

 

 

第36話「サルガッソの支配者」

1996年10月12日放送
登場した敵他:電波宇宙人パルス星人
       ワルガイア三兄弟

f:id:bongore_asterisk:20200117210743j:plain

「生き残りたければ俺たちに従え!俺たち…、ワルガイア三兄弟にな!!」


STORY:転校してきてからというもの、女子高生に追いかけまわされる雷。さらには真理亜に実験動物扱いされ、超能力を使わされた上にテレビ出演まですることになってしまう。同じ頃、サルガッソではワルガイア三兄弟たちが台頭し、実権を掌握。パルス星人を指名して、サンダーライ抹殺をもくろんでいた。激からの言葉もあり、1人で星人を倒すことにこだわる雷。果たして彼は勝てるのか?そして、出演予定だったテレビの生中継はどうなるのか!?


ワルガイア星人ヒドーの兄である、マドーとゲドーが登場し、さらにダグサンダーの合体としてサンダーダグオンも登場するなど、『ダグオン』の物語として絶対に見逃せないお話となった今回。ですが、全体的なお話の雰囲気はギャグ調で、雷の巻き込まれ体質(?)がよくわかる形になっており、ライトな感じで観れるようにもなっていましたね。雷に災難続きなのは、彼の人が良すぎる性格のせいなのか、それとも自分からそういったものを引き寄せてしまう性質なのか…?


山海高校の女子生徒たちのターゲットとなり、今日も街中で追いかけまわされる雷。やっとそれから解放されたと思ったら、今度は真理亜に捕まってしまうことに。彼女の思惑により、喫茶店で超能力を披露させられた雷は、偶然テレビ局のプロデューサーの目に留まり、生放送の番組に出演することになってしまいます。同じ頃、宇宙監獄サルガッソでは、ワルガイア3兄弟たちが台頭。力によって他の囚人たちを押さえつけ、ダグオンたち抹殺のために、パルス星人を差し向けるのでした。前回、転校するや否や女子生徒たちの人気者になった雷でしたが、その人気は今回も健在。女子たちに追いかけまわされ、キスを強要されるという逆セクハラを受けることになってしまいます。雷も新米とはいえれっきとした刑事なのですから、抵抗して彼女たちを振り切ることもできるはずなのですが…、それをしないのは、彼の優しすぎる性格のせいなんだろうなぁ。そんな女子生徒たちから解放されたと思ったら、今度はサンダーバイクに潜んでいた真理亜に捕まり、喫茶店で超能力を使わされてしまう雷。しかも面倒なことに、それがテレビ局のプロデューサーの目に留まって、テレビ出演することになってしまいます。本物の超能力者(実際は宇宙人だけど)を自分の力で見つけたことで、目を輝かせてウキウキする真理亜。うーん、これでいいのか…。雷たちがそうしたことをしていたのと同じ頃、サルガッソではワルガイア星人ヒドーの兄であるマドーとゲドーが台頭。他の囚人たちを力で押さえつけて、サルガッソ事態を支配してしまいます。彼らがサルガッソを手中に収めたことにより、今回以降は、彼らがダグオンたちに対し宇宙人を「差し向ける」といった形に。敵の出方もだいぶ変わってきましたね。


プロデューサーに言われるがまま、テレビ局にやってきた雷と真理亜。彼らは打ち合わせの後テレビ局内を見学しますが、そこで雷は、パルス星人と遭遇します。サンダーライに変身するも、星人を取り逃がしてしまうライ。ダグベースに戻った雷はそのことを炎たちに報告しますが、激の言葉をきっかけに、彼は自分1人で星人を倒そうと考えるようになります。翌日、視聴覚室に現れたパルス星人と対峙する雷でしたが…。テレビ局に出現したのは、今回の敵であるパルス星人。星人は電波に乗ってテレビを移動して出現するという能力があり、監視カメラやテレビモニターなどを移動して、雷の居場所を確認します。敵の気配に気づいた雷は、変身するも星人を取り逃がしてしまうことに。その後ダグベースで経緯を説明した雷でしたが、激は彼が真理亜と2人っきりだったことに激昂。激の発言を受け、雷は自分1人で星人を倒そうとします。雷は警察学校でサルガッソの囚人たちの性質等も学んでいるようですが、まだまだ宇宙人への対抗策については勉強中の様子。まあ、刑事になりたてだから仕方ないよねぇ。翌日、視聴覚室でテレビモニターをつけて待機していた雷は、パルス星人に再び遭遇。しかし、星人はモニターが小さすぎるとして、海岸にある臨海競技場を戦闘の舞台に指定してくるのでした。星人が指定した場所は、“臨海競技場”。これ、覚えておいてくださいね。


パルス星人と決着をつけるべく、その場所へ向かう雷。同じ頃、真理亜はテレビ局へ向かいプロデューサーとともに雷を待っていましたが、当然雷は来ません。プロデューサーの態度に反発する彼女でしたが、このままでは何も解決しないと考え、雷の代わりに自分がテレビに出ることに。それを炎たちとともに臨海スタジアムのモニターで目撃した雷は、テレビ出演のことを思い出して頭を抱えます。さらにその直後、自分から場所を指定してきたくせに、かなり遅れて星人が出現しますが、これにも理由があって…。星人を倒すために、1人でその場所へ赴く雷。しかしそれを竜が目撃しており、彼の連絡を受けた炎たちは、続々と雷のもとに駆けつけます。1人たたずむ雷の周りに現れる炎たち。「先輩戦士」って感じで、炎たちがとても頼もしく見えましたね~。パルス星人との戦いに向けて準備万端となった雷たち。約束の時間である17時頃になるとテレビモニターの電源が入りますが、そこに映ったのは、パルス星人ではなく雷が出演予定だったテレビ番組。そのコーナーでは代わりに真理亜が出演し、歌を披露していたのでした。雷の代わりに、急遽テレビ出演することにした真理亜。彼女はここで、自身のキャラソンである「明日は晴れるね」を歌います。これが意外に上手く、観客からも拍手喝采。なんとかプロデューサーの顔も立ち、真理亜も自分に自信をつけます。メインキャラクターのキャラソンが、今回劇中で初使用。この他にも『ダグオン』はキャラソンがたくさんありますが、今後劇中で使用されることがあるのかなぁ。さて、真理亜のテレビ出演を観て頭を抱える雷でしたが、そこにようやくパルス星人が出現。星人の遅れっぷりに怒る炎でしたが、星人は逆に雷たちが場所を間違えているのだと怒り返すのでした。実は、雷たちがいた場所は臨海スタジアム。星人が指定していたのは、その隣にある臨海競技場でした。雷の勘違いが原因で、戦闘開始時間が遅れることに。15分も待ってくれて、しかも「場所間違えてるんじゃないか」と思って探してくれるなんて、星人も意外に優しいところあるんだなぁ。


ようやく始まった戦いに、1人融合合体して立ち向かうライ。パルス星人の電磁波攻撃に苦しみますが、リュウのアシストにより星人が弱体化。このスキにサンダーダグオンへと雷鳴合体し、見事星人を倒します。雷の単独勝利を喜ぶ炎たちでしたが、彼らの前にワルガイア星人ヒドーが現れ、宣戦布告をして姿を消すのでした。リュウのアシストをきっかけに、サンダーダグオンに雷鳴合体して勝利を収めたライ。サンダーダグオンは初登場補正もかかっているからかかなり強く、ほとんど苦戦せずに、サンダーランサー一突きでパルス星人を撃破していました。サンダーダグオン自身も兜をかぶった武士のようなスタイルだし、槍型の武器はとても映えますね。ちなみに、星人を倒すためにリュウが出た行動は、テレビモニター自体をぶっ壊すこと。なるほど、確かにこれは効果的だな!こうしてパルス星人を倒した雷たちでしたが、直後今度はヒドーが彼らの前に出現。サルガッソを掌握したことを宣言し、さらに彼らに宣戦布告して姿を消します。炎たちの前に大きな敵として立ちはだかることになる、ワルガイア三兄弟。コイツらとの決着には、もう少し時間がかかりそうですね。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第37話から第39話をご紹介予定です。『勇者指令ダグオン』。あのマシンが、再び大空に舞い上がる!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1996年放送の勇者指令ダグオン』挿入歌「明日は晴れるね」です。

 

今回ご紹介したお話でも使用された、真理亜のキャラソン。劇中ではアイドルソングみたいな扱いをされていましたが、実は歌詞はけっこう深かったりします。

 

以前も触れた通り、『ダグオン』には多くのキャラソンが存在。しかし、さすがに雷だけはその登場タイミングが遅かったこともあり、彼が歌うキャラソンはないんですよね。残念!

 

 

 

www.nicovideo.jp

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

twitter.com