お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者王ガオガイガー』ちょっとした感想 GGG-12(第35~37話)

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今回は、勇者王ガオガイガー』の感想記事第12回目です。

 

前回、満を持して復活した最強勇者ロボ軍団。そんな彼らの帰還を喜んだのもつかの間、今回ご紹介の3話では新たなる仲間:風龍・雷龍が登場します。氷竜・炎竜の亜種ともいえる彼らが、どうやってロボとしての心に目覚め、そして合体形態である撃龍神へとなるのか―。その過程が丁寧に描かれており、楽しむことができましたね。

 

 

 

 

Number.35「風と雷」

1997年10月4日放送
登場した敵他/モチーフ:ZX-05脊椎原種
            ゾンダーロボEI-30〜71/万里の長城の観光客
これが勝利の鍵だ!:風龍&雷龍

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「幸い、奔放に育てたAIがどのように非効率的になってしまうか、良い実例を見せていただきました。」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!日本で生み出されたGSライドシステム。それをもとに開発された、氷竜・炎竜の同型機である風龍・雷龍が、中国で完成した。凱たちはそれを見るために現地へ向かうが、そこで待ち受けていたのは、新たなる原種と、攻撃に特化し非情なロボとなっていた風竜・雷竜だった。万里の長城の観光客をもとに大量のゾンダーロボを生み出し、地上を侵攻しながら宇宙へとその身体を伸ばす原種。ガオガイガーたちもこれに対抗するが、彼らは原種とゾンダーロボの攻撃に飲み込まれてしまった―!


氷竜・炎竜の同型機:風龍・雷龍登場!今回は彼らのデビュー戦となりましたが、その結果は決して良いものとは言えませんでした。彼らの登場に目がいきがちですが、大河長官が新生GGGの指揮に特化するために行動し、さらに護の秘密についても迫ろうとしていることも見逃せませんでしたね。


オービットベースで原種残り28体の落下地点の解析が進む中、中国で開発されたという同型機のAIの調整のため、凱と獅子王博士とともに現地に行くことになった氷竜・炎竜。新しくできた仲間がどんな性格のロボなのか、期待に胸を膨らませます。それと同じ頃、大河長官は新生GGGの業務に注力するため、宇宙開発公団の業務引継ぎの真っただ中。それを終えたのち彼が向かったのは、護の自宅でした。オービットベースができる数か月前、GGGを中心に世界各国が協力した原種との対抗策が練られており、その中でGGGのGSライドの技術が各国に伝えられていたとのこと。なんだかんだで、人類は原種に対する準備を着々と進めていたんですね。でも、GSライドを応用したロボ技術を、中国が最初に実用化したのは意外。こういうのはアメリカが最初にやりそうですが、あっちはマイクの技術があったから、GSライドの技術は積極的に研究してなかったのかなぁ。凱たちが中国へ向かう準備を進めていた頃、大河長官は諸々の業務引継ぎのためいったん地球に帰還中。それらを終えた後、彼が向かったのは護の自宅でした。護の家を初めて訪れた大河長官は、天海夫妻と面談。そこで彼は、今まで護がGGGに協力してくれていたこと、そして護には不思議な能力があることを天海夫妻に明かします。今回のメインは風龍・雷龍の登場ですが、このシーンで大河長官が護の秘密に迫ろうとしているのが見逃せないポイント。この要素は、次々回以降で生きてくることになるのでしょう。それにしても、護の秘密を先に大河長官が明かしちゃうとは思わなかったなぁ。


イザナギで中国へ飛んだ、凱たちと氷竜・炎竜。風龍・雷龍が開発されているという中国科学院の研究所へ向かう道中、新たなる原種:ZX-05脊椎原種が出現。急遽氷竜・炎竜がこれと戦闘を開始します。万里の観光客がいて思うように彼らが戦えない中、開発されたばかりの風龍・雷龍が登場。ところが、彼らは氷竜・炎竜もろとも原種ZX-05を攻撃し、それにより事態は最悪の方向へと向かってしまいます。このシーンで、風龍・雷龍が初登場。風龍はミキサーコンテナから発射する風導弾(フォン・ダオ・ダーン)、雷龍はエレキガンを使って、氷竜・炎竜並みあるいはそれ以上の火力で攻撃を仕掛けます。攻撃シーン自体はカッコいいのですが、厄介なのは彼らの性格。作戦通りに動くことを目的とする彼らは、人命救助ということに関してはあまり重視しておらず、攻撃の際氷竜・炎竜を巻き込んでしまっただけでなく、なんとZX-05に観光客を融合させてしまうという失態を犯してしまいます。そういった失態を犯してしまっても、さほど気にしていない様子の風龍・雷龍。うーん、性格が中途半端に形成されてしまっているだけに、今までのAIロボ以上に仲間にするのが難しそうだぞ…。


戦闘終了後、風龍・雷龍の開発者であるヤン・ローリー博士と会い、彼の研究所を訪れることになった凱と獅子王博士。そこで彼らはヤン博士の風龍・雷龍の開発コンセプト等について知ることになります。ヤン博士は、氷竜・炎竜のAIは非効率であると批判。凱は反発しそうになりますが、それをぐっとこらえます。風龍・雷龍は確かに氷竜・炎竜がベースになっていますが、開発を担当したのが中国科学院、そしてヤン博士自身が人民解放軍出身ということもあり、完全な軍事ロボットとしての使用を目的としたロボに改良された形に。彼らのAIの中では人命等は軽視されており、作戦を確実に遂行することが第一目標となっていました。ヤン博士が、風龍・雷龍を効率的に動くことのできる自律型軍事AIロボとして開発したことがわかる描写。氷竜・炎竜のAIについてこき下ろしているのでちょっとムッとさせられる点もありますが、まあ彼の考え方もわからなくもないですね。氷竜・炎竜が開発された時はまだゾンダーの脅威がそこまで迫っていなかったのに対し、風龍・雷龍の開発時は原種の攻撃が近づきつつあるという非常事態の時。おまけに開発責任者が軍出身者なのですから、風龍・雷龍の開発コンセプトおよびヤン博士の考え方は、そういった事情等を考えれば十分に理解できます。でも、やっぱり…、彼の考え方は受け入れがたいよなぁ。


再び現れたZX-05は、体内で大量のゾンダーメタルを生成し、取り込んだ万里の長城の観光客をゾンダーロボ化。自身は万里の長城そのものと融合し、その身体を宇宙空間へと伸ばしていきます。出動命令が下り出撃するガオガイガーたちでしたが、ZX-05の戦闘中にガオガイガーは攻撃を受けて行方不明に。さらに氷竜・炎竜は、ゾンダーロボの攻撃から風龍・雷龍をかばいそれに飲み込まれてしまいます。後半の戦闘シーンでも風龍・雷龍が出撃しますが、どちらかと言えば活躍の中心となったのは、ガオガイガーと氷竜・炎竜。彼らは必死に戦いますが、各々攻撃に巻き込まれ生死不明になってしまいます。氷竜・炎竜がゾンダーロボの攻撃に消えた際、ハッとしたような顔を見せた風龍・雷龍。これをきっかけに、彼らは“勇者の心”に目覚めるのかな?ちなみに、ZX-05が今回やろうとしていたことは、地球のマグマを利用したオービットベースの破壊。自分の身体をポンプのようにして、地球の中心核から直接マグマを吸い上げ、それをオービットベースおよび勇者ロボたちにぶつけようとしていました。今回の原種もやることがなかなか壮大。さすがゾンダリアンの上位種だけのことはありますね。

 

 


Number.36「その名は撃龍神

1997年10月11日放送
登場した敵他/モチーフ:ZX-05脊椎原種
            ゾンダーロボEI-30〜71/万里の長城の観光客
これが勝利の鍵だ!:撃龍神 双頭龍

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「“勇者”か。ありがとう、最高の誉め言葉だ。」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!ZX-05とゾンダーロボの攻撃の中に消えた、ガオガイガーと氷竜・炎竜。彼らは無事生還を果たし、修理を受け復活した。風龍・雷龍のシンパレート値が絶望的に上がらない中、GGGとヤン博士の協力によるZX-05とゾンダーロボ撃滅作戦が開始。風龍・雷龍の技がほとんど通じない一方で、超竜神はボルフォッグとともに怒涛の進撃を見せる。そして、ガオガイガーが危機に陥る時。風龍・雷龍に勇者の心が目覚めた!「シンメトリカルドッキング!撃龍神!!」そう、これで彼らも勇者だ!!


その気持ちが、シンメトリカルドッキングを成功させたんだ。成長したな、勇者!前回の風龍・雷龍に続いて、今回は彼らの合体形態である撃龍神の初登場回。当初は作戦遂行を第一に考える戦闘マシンのような彼らでしたが、彼らが超竜神たちの姿を見て“勇者の心”に目覚め、シンメトリカルドッキングを成功させるシーンが感動的に描かれています。しんみりとしたBGMで初合体を演出するなんて、珍しいんじゃないかな。


前回、ZX-05とゾンダーロボの攻撃を受け、生死不明になったガオガイガーと氷竜・炎竜。彼らはちゃんと生きており、凱も無事生還。そんな凱のもとに護も現れ、彼らは久々の再会を喜びます。同じ頃、戦いを終えた風龍・雷龍もメンテナンス中。しかし彼らのシンパレート値は絶望的なほど上がらず、ヤン博士は頭を抱えていました。「どう見てもこれ大破しちゃったんじゃないの!?」というくらいの高威力の攻撃にさらされたガオガイガーたちでしたが、破損個所は多かったものの無事生還。凱もほとんど無傷で生還していました。あれだけの攻撃を受けても倒れない彼ら。ウルテクエンジンを積んでパワーアップしたってのもあるんだろうけど、やっぱり一番の要素は彼らが勇者であるってことだろうな!その後、凱はボルフォッグが連れてきた護と再会。久しぶりに会ったことを喜びあいます。原種核が浄解できなかったことをきっかけに、GGG内での自分の存在について悩み続けていた護。今回凱と再会し、その戦闘におけるバックアップを頼まれたことで、護も幾分か笑顔を取り戻します。自分の貢献出来ることを見つけたからでしょうね。そんな凱たちの一方で、ヤン博士は渋い顔つきに。それもそのはず、完璧だと信じている風龍・雷龍のAIのシンパレート値がほとんど上がらず、満足にシンメトリカルドッキングができないからでした。このシーンの時点で風龍・雷龍が見せたシンパレート値の最大は、20%ちょっと。うーむ、合体に失敗していた氷竜・炎竜の時よりも圧倒的に低いぞ…。


いったん護と別れた凱の前にソルダートJが現れた後、GGGとヤン博士の風龍・雷龍の合同による、ZX-05とゾンダーロボの撃滅作戦が始動。凱もガオガイガーファイナルフュージョンして出撃します。風龍・雷龍の攻撃力に関して自信を見せるヤン博士でしたが、それに反して実際は、風龍・雷龍の攻撃はゾンダーロボにはそれほど効かないという結果になってしまいます。凱の前に突然現れたソルダートJ。いつものように凱と戦うことはなく、改めて自分の目的を語った後、「原種に対してまだ地球人に勝ち目はある」と言い残して去っていきます。ほんのちょっとだけ原種に関する情報を教えてくれたソルダートJ。なんだかんだで優しいじゃねぇか…。その後、GGGと風龍・雷龍による合同作戦が開始。GGG側の勇者ロボが着実に攻撃してダメージを与える一方で、風龍・雷龍は満足に戦えずにいました。今回の彼らの作戦は、ZX-05とゾンダーロボを、宇宙にいるガオガイガーと地上にいる超竜神たちが同時に叩いて倒そうという作戦。地上側では単体での戦闘力において、風龍・雷龍が超竜神たちよりも優れているため、彼らを中心に作戦を遂行できると考えられていましたが、実際はそれとは違う結果になってしまいます。風龍・雷龍は確かに一発一発の攻撃力は高いですが、ダメージを受けてもすぐ再生してしまう原種とゾンダーロボに対してはちょっと相性が悪いものに。それにより、いくら攻撃してもそれほど成果が上がらないという形になっていたのでした。まあ、風龍・雷龍は今までゾンダーロボなどとの戦闘がほとんどなかったから、仕方ないのかもしれませんけどね。


宇宙でZX-05の攻撃に悩まされていたガオガイガーは、ゴルディオンハンマーを使って一気に叩くことに作戦を変更。ゴルディオンハンマーが炸裂しようとする中、ZX-05もこれに対抗して全ゾンダーロボを融合。砲台化してガオガイガーを狙い撃ちにしようとします。超竜神たちが間に合いそうにない中、果敢に飛び出したのは風龍・雷龍。彼らはその時初めてシンメトリカルドッキングを実現させ、双頭龍で全ゾンダーロボを撃滅。ゾンダー核も無事抜き出すのでした。ZX-05の再生能力はかなり高く、ブロウクンマグナムを受けてもものの数秒で再生。さらに傷口をも砲台に変え、オービットベースを狙ってきます。ビームが着弾しそうになったオービットベースは、プロテクトシェードを使って危機を回避。すげぇ、オービットベースにもプロテクトシェードの機能が実装されていたのか!そのプロテクトシェードを食らっても無傷だったZX-05に対し、ガオガイガーゴルディオンハンマーを使うことを決定。それを妨害すべくZX-05もゾンダーロボを使いますが、初めてシンメトリカルドッキングを成功させた撃龍神により、ゾンダーロボは全滅させられます。果敢に飛び出した風龍・雷龍は、超竜神たちのように「人命を第一に考える」ことを行ったことで、シンパレート値が100%に到達。シンメトリカルドッキングによって撃龍神に合体し、必殺技:双頭龍でゾンダーロボ約20体を全滅させ、ゾンダー核も抜き出すのでした。シンメトリカルドッキングしてから双頭龍を食らわせるまでが素早い分、印象に残るのがそのゾンダー核を抜き出した後。炎をバックに撃龍神がすっくと立ち、自分が悟ったことを超竜神に対して語り、超竜神が彼に対して勇者の称号を与えるシーンが、メチャクチャカッコイイですね。BGMとしてOPテーマのピアノアレンジバージョンも流れており、しんみりとした雰囲気ながらアツさも感じさせてくれるシーンになっています。これで、風龍・雷龍も“勇者”になったんだなぁ。


龍神のおかげで、ガオガイガーゴルディオンハンマーはZX-05を粉砕。しかし、原種核は地球上の技術では到達できないマントルの中に存在していることが判明。この事実に焦るGGGでしたが、原種核はキングジェイダーによって破壊・浄解されたことにより、事件は解決するのでした。最後の最後でジェイアーク、そしてキングジェイダーが登場。さすが宇宙戦艦と言うべきか、ジェイアークって本当にいろんなところを航行できるんですね。キングジェイダーもカッコいいよなぁ、いつかガオガイガーと共闘する日が来るといいんだけどねぇ。

 

 

 

Number.37「カイン来迎」

1997年10月18日放送
登場した敵他:ZX-06頭脳原種
これが勝利の鍵だ!:マモルのペンダント

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「我が名はカイン。時は来たれり…!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!撃龍神へのシンメトリカルドッキングを成功させた風龍・雷龍が、GGGへ正式に転属することが決定。それと同じ頃、GGGは戒道について調べると同時に、護の秘密についても迫ろうとしていた。護の了解を得て、彼にペンダントを渡してギャレオンから情報を引き出そうと試みる彼らであったが、今まで得てきた情報以上のものを得ることはできなかった。自分はこのまま、GGGにいていいのか―?悩む護の前に、ついに“カイン”が姿を現わす。そして、そこから護が得た情報とは!?


今回は、GGGが護の秘密に迫ろうとするお話。とはいっても肝心なところはわざとぼかされており、護が得た情報、そしてカインは何者なのかということは、次回以降で明かされることになりました。その他のパートはほとんどが今までの戦いの振り返り。今後始まる原種との本格的な決戦を前に、今までのことを復習しようという意味合いがあるのでしょう。


龍神へのシンメトリカルドッキングを成功させて以降、どんどんAIが成長し協調性が増していく風龍・雷龍。氷竜・炎竜との訓練を通して、さらに彼らは頼もしい仲間になっていきます。その訓練を見たヤン博士は、あることを確信。国連の依頼を受け、風龍・雷龍を正式にGGGに転属させることにしたのでした。初登場時は作戦遂行のことばかり考えており、あまり人間味がない冷徹なロボットという印象を受けた風龍・雷龍。しかし今回の彼らは、AIが成長したこともあり、氷竜・炎竜のようによくしゃべるロボットになっていました。口調は違えど、彼らの関係はほぼ氷竜・炎竜と同じ。彼らが協力し合ったり、訓練で少しヘマをしてしまったりするシーンなどは観ていてほほえましかったですね。すっかり変わった風龍・雷龍の姿を見たヤン博士は、彼らの心の成長こそがシンメトリカルドッキングを成功させた真の要素であり、同時にそれが彼らにとって最も必要なことであることを確信。さらに国連の要請を受け入れ、彼らをGGGへ送り出すのでした。前々回あたりは少々厭味ったらしい感じのヤン博士でしたが、今回は考え方が変わったからか、とても頼もしい博士キャラと言った感じに。「彼ら自身の心がAIの成長には必要」と確信するシーンもよかったですが、それ以上に「地球を守ることがひいては祖国を守ることにつながる」と諭して風龍・雷龍を送り出すシーンがカッコよかったですね。


オービットベースでしばしのリフレッシュをしていた大河長官らは、猿頭寺より戒道の情報を入手。戒道やソルダートJの情報、そしてギャレオン自身に隠されたさらなる情報を引き出すため、彼らは護の協力を得ることにします。GGGポケベルで呼び出された護は、家族に見送られながら、オービットベースでへ向かうのでした。オービットベースは基地機能があるのはもちろん、勤務する職員のために温水プールやジャグジー、シャワーなども併設。大河長官と凱はそこでリフレッシュしながら、同じくその場にいた猿頭寺から情報を得ます。温水プールとジャグジーは男女共用施設。みんな水着を着用していますが、凱だけは通常のサイボーグ装備をつけてそのままジャグジーに入っています。それでリフレッシュできるのか?錆びないのか!?まあ、サイボーグだから仕方ない面もあるんだろうけど…。猿頭寺の調査の結果、戒道と戒道夫人に血縁関係はなく、その養子になった経緯等も護とほぼ同じであることが判明。ソルダートJの目的もわからない中、大河長官たちは情報が欲しいと考えます。このシーンで、ジェイダーおよびキングジェイダーの戦闘シーンが、回想という形で挿入。玩具販促に貢献しています。


考えこみながら歩く凱は、幽霊のような女性と遭遇し、それを追って命の部屋に乱入。しかしそこにその女性はおらず、凱と命はやがて今までのことを少しずつ振り返るようになります。振り返りがひと段落した頃、オービットベースに護が到着。護にGストーンが埋め込まれたペンダントが手渡され、ついにギャレオンからの情報収集実験が始まります。凱が目撃した幽霊のような女性は、実は第32話でも登場。のちのちストーリーに絡んでくることになるのですが、現時点ではその正体はハッキリしませんでした。その女性を追って命の部屋に入ってしまった凱は、命とともに今までの戦いを回想。それが終わった頃に、護がオービットベースに到着します。命との回想シーンは、主にガオガイガーに関することが中心。命は自分の存在意義に悩んでいるようですが、彼女は十分すぎるほど凱そしてガオガイガーの戦闘のために役立ってると思うんだけどなぁ。その後、凱たちと合流した護は、大河長官からペンダントを渡され、それを首にかけながらギャレオンのGストーンに触れて情報を引き出しますが、かつて大河長官らが得た情報以上のものは引き出せませんでした。護にペンダントを渡す大河長官。その出所を訊かれた彼らは、なぜかそれをぼかします。おそらく、護に内緒で両親に会っていた時に渡してもらったものなのでしょうね。


情報も引き出せない、原種核の浄解もできない。こんな自分がGGGにいていいのか―?そう思い悩み、護がギャレオンに話しかけた時。ついにカインと名乗るものが現れ、護の脳内に大量の情報が流れ込んでいきます。それが終わった後、護は原種ZX-06の出現を察知するのでした。とうとう現れたカインという人物。彼は護に大量の情報を与えますが、その情報が何なのかということは次回以降にお預けになりました。護の脳内に流れ込んできたのは、滅びゆく星などのビジョン。カインのいた星も、何らかの理由で今はもうないということなのでしょう。その情報を得た後、護は原種の出現を察知します。初めて原種を察知した護。彼が先ほどのカインとの接触を機に、何かが変わったことが窺える描写でした。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第38話から第40話をご紹介予定です。来週もこのブログで、ファイナルフュージョン承認!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1997年放送の勇者王ガオガイガー』使用BGM「GGGオービットベース」です。

 

宇宙開発公団が破壊されたことに伴い、宇宙空間へとその本拠を移したGGG。その基幹となる宇宙ステーション:オービットベースのテーマソングがこれ。静かながら着実な盛り上がりを感じさせるような局長になっているのが魅力的です。

 

曲の雰囲気(特に前半部)が、『ウルトラセブン』などで使用された宇宙のBGMと少し似ているような気がするのは、私だけでしょうか。実は、『セブン』の楽曲をモデルに作られた曲…だったりしてね。

 

 

 

 

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