お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者王ガオガイガー』ちょっとした感想 GGG-7(第20~22話)

f:id:bongore_asterisk:20190726075926j:plain

今回は、勇者王ガオガイガー』の感想記事第7回目です。

 

前回、ゴルディオンハンマーという強力な武器を得つつも、その使いこなし方に苦労していたガオガイガー。しかし今回、それを打破する頼もしい仲間:ゴルディーマーグが登場します。詳細は後述しますが、激とまるっきり同じの熱血キャラだったのには笑わされましたね。

 

 

 

 

Number.20「ゾンダー先生」

1997年6月14日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-19/カモメ第一小学校教頭先生と校舎の理科室
これが勝利の鍵だ!:ディメンジョンプライヤー

f:id:bongore_asterisk:20190726193148j:plain

「兄貴が言ってた!こんな時は、勇気で補えばいいんだ!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!護たちの小学校の教頭先生は、校則に厳しいことで有名。今日も遅刻寸前の護たちをガミガミ叱るが、なんとその教頭先生がゾンダーになってしまった!ゾンダーにより小学校は支配されてしまうが、護たちは何とか教室から脱出。閉鎖された学校内での、彼らの戦いが始まった。外部との連絡も遮断し、ボルフォッグすら欺くホログラムを放つゾンダー。救援を呼べない護たちに、逆転のチャンスはあるのか?そして、ガオガイガーがとった、ゴルディオンハンマーの衝撃波への対策とは!?


全体的に「勇者シリーズ」っぽくない作風の『ガオガイガー』ですが、今回はそんな『ガオガイガー』の中で最も「勇者シリーズ」らしい作風のお話。護を主体に小学校で起きた事件を描いており、「ああ、こういうノリが勇者シリーズっぽいよなぁ」と感じさせてくれました。もちろん、『ガオガイガー』特有のアツさもしっかり挿入。戦闘面もしっかり楽しめました。


ゴルディオンハンマー用サポートメカの開発がGGGで進む中、小学校に遅刻しかけてしまう護たち。玄関には教頭先生が立っており、小学校の校則をもとに事細かく護たちの行動を注意してきます。なんとか教頭先生から逃げてきた護たちでしたが、教頭先生はそんな彼らの行動にあきれ気味。そんな彼の前に、ペンチノンが現れます。いつも片手に指示棒を持ち、校則違反をしている生徒を見ると必ず注意をする教頭先生。そのスタイルは小学校内では有名なようです。どんな学校にも、必ず1人くらいはこういう校則に厳しい先生がいたよなぁ。ちょっと懐かしい感じがする描写だと感じましたね。ちなみに、護たちの通うカモメ第一小学校には様々な校則がある様子。「校則は守りましょう」「靴はげた箱に入れましょう」はまだわかりますが、「テストは必ず親に見せましょう」っていうのはちょっとやりすぎなんじゃないか?そして、その教頭先生を狙っていたのがペンチノン。彼は教頭先生が用を足している際にいきなり大便所の中から現れ、ゾンダーメタルを植え付けます。今回のペンチノンは、大便所にこもってトイレットペーパーを持って待機。「目的は何だったのか」とか「そもそもなんでそんなところにいるんだ」とかいろいろツッコミどころがあるけど、まあいいか…。


ゾンダー化した教頭先生は、小学校全体を占領。教室に設置されたスピーカーや黒板などから触手を伸ばして生徒を拘束してしまいます。ゾンダーを察知し逃げだした護たちは、廊下などでゾンダーからの攻撃を何とかかいくぐり、職員室に到着。GGGポケベルや電話等を使って外部との連絡を図りますが、どれも使用不能。さらにゾンダーは生徒たちのホログラムを運動場などに投影しており、ボルフォッグまでこれに騙されてしまいます。ゾンダー化した人間はその人間の欲望等を実現するために行動しますが、今回のゾンダーがやったことは、生徒や先生たちをただひたすら拘束すること。校則を念仏のように唱えながら守らせていたので、「校則を守らせたい」という教頭先生の欲望が露呈したのでしょう。そのゾンダーから何とか逃げ出したのが、護と彼の友人である華ちゃんたち。彼らは廊下でゾンダーに襲われそうますが、消火器を利用して逃走。職員室に逃げ込みますが、連絡手段はすべて使い物にならなくなっていました。職員室の電話だけでなく、護のGGGポケベルすらメチャクチャにしてしまうゾンダーの能力。非常に厄介でした。そして、これだけ学校内が騒ぎになっていれば、護の護衛をしているボルフォッグが気づきそうなものですが、彼はゾンダーが投影した護たちの遊ぶ姿のホログラムに騙されてしまいます。うーん、今回のゾンダー、なかなか能力面では手ごわいぞ!


連絡手段を絶たれた護たちは、小学校内をさまよい、やがて理科室へ。そこで偶然ゾンダーの本体と遭遇します。護は正体がバレるのを覚悟して浄解を試みますが、それをする直前に華ちゃんたちもろとも拘束されてしまうことに。しかし、ここでレイコが一瞬だけゾンダーにダメージを与えたことで、運動場に投影していたホログラムに乱れが生じ、ボルフォッグが小学校内での異常事態を感知。ボルフォッグの連絡を受けた大河長官は、すぐさま氷竜・炎竜を現地に出動させます。ホログラム自体はゾンダー本体から投影されており、当然ゾンダー本体がバランスを崩したりなどすると、ホログラムに乱れが生じることに。この乱れをボルフォッグが目撃したことで、ゾンダーの存在が発覚します。当初はホログラムに騙されてしまったものの、最終的にはゾンダーの存在を見破ったボルフォッグ。でも、できれば護たちの行動が30分前と一緒(同じ映像をループして投影し続けていたため)だった時点で気づいてほしかった…。ボルフォッグからの連絡を受けた大河長官は、氷竜・炎竜に出動を指示。ランチタイムだったからか、デスクには食べかけの昼食がありました。職員用の食堂があるGGG本部ですが、猿頭寺と大河長官は持ち場を離れられなかったからか、その場で昼食を取っている様子。猿頭寺は焼き魚定食、大河長官は山盛りのチキンライスとエビフライを食べていました。


ボルフォッグに気づかれたことで、ゾンダーはゾンダーロボ化。小学校者の理科室と融合し、護たちを人質に取ったうえでビッグボルフォッグたちに迫ります。なかなか攻撃できない彼らでしたが、そこにガオガイガーが到着。連携作戦ダイヤモンドフォーメーションを実行に移し、ゾンダーロボはゴルディオンハンマーで粉砕されるのでした。理科室と融合して誕生した今回のゾンダーロボ。その特性を生かし、試験管やらエナメル線やらで攻撃をしてくるのが面白いです。護たちを人質に取っておりボルフォッグたちに打つ手なしかと思われたときに駆け付けたのが、我らがガオガイガー。彼は氷竜・炎竜そしてビッグボルフォッグと協力して護たちの救出作戦とゾンダーロボの撃破作戦を王子に展開。ビッグボルフォッグによって護たちは救われ、ゾンダーロボはガオガイガーゴルディオンハンマーで撃破されるのでした。前回ゴルディオンハンマーガオガイガーが大ダメージを受けてしまったことを踏まえ、今回はディメンジョンプライヤーを持ち手代わりにしてゴルディオンハンマーを使用。ガオガイガー自体にはほとんどダメージはありませんでしたが、ディメンジョンプライヤーが中破してしまう結果になりました。ディメンジョンプライヤーを持ち手として利用してくるとは思わなかったなぁ。

 

 

 

Number.21「金色の破壊神

1997年6月21日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-20/平田昭子博士と人工重力装置
これが勝利の鍵だ!:マーグハンド

f:id:bongore_asterisk:20190726193914j:plain

「街をメチャクチャにしやがったゾンダーに、俺とお前の必殺技を叩き込んでやろうぜ!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!ゴルディオンハンマーの制御役として開発が進む、新型ロボ:ゴルディーマーグ。そんな中、重力の研究者である平田昭子博士がゾンダー化し、人工重力を発生させながら街をメチャクチャにし始めた。人工重力の影響はGGG本部にまで影響を及ぼし、全勇者ロボが機能を停止。GGGに打つ手なしかと思われたその時、あのゴルディーマーグが動き出す!人工重力を振り切って進む彼に、勝機はあるのか?そして合体せよガオガイガー!ハンマーヘル・アンド・ヘブン!光になれぇぇぇぇぇっ!!


ハンマーヘル!ハンマーヘブン!光になれぇぇぇぇぇっ!!今回は、ゴルディオンハンマーの制御役であるサポートロボット:ゴルディーマーグの初登場回。彼の登場回にふさわしい強敵ゾンダーロボも出現し、ゴルディーマーグの異常なまでの強靭さを視聴者にアピールしてくれていました。ところどころギャグ描写を挿入していたのも、笑えたなぁ。


ガオガイガーゴルディオンハンマーを自由に扱えるようになることを目的に、開発が進むゴルディーマーグ。その進捗具合は順調でしたが、組み込むAIの成長期間を短縮するために激の人格をコピーすることになり、彼は調子に乗り出してしまいます。その後、獅子王博士は平田博士の公開実験の見学に。ところが彼女は公開実験に失敗し、その夜ポロネズらによってゾンダー化させられてしまいます。オレンジ色にゴツい身体という、見た目のインパクト抜群なゴルディーマーグ。激の人格や思考パターンがコピーされたことにより、かなり頑固なもののアツい性格のロボになりそうです。というより、結果的にそうなっちゃいましたね。妙にウキウキして、自分の人格をコピーされたことをアピールする激も面白かったなぁ。きっと嬉しかったんだろうなぁ。一方、そんなゴルディーマーグたちの相手となる今回のゾンダーロボ。その素体となったのは、人工重力の研究をしていた平田昭子博士でした。彼女は人工重力や反重力を利用した10tのトレーラーを浮遊させる公開実験を行いますが、実験は失敗。それにより精神的に参っているところをポロネズとプリマーダに狙われてしまいます。


ゾンダー化した平田博士は、自身の開発した人工重力発生装置と融合してゾンダーロボ化。地下深くを掘り進んでそのルート上に人工重力を発生させ、あらゆるものをへしゃげさせてしまいます。GGGはその原因が平田博士の研究所にあることを突き止め、また街の人々の救助のために勇者ロボたちに出動を指示。ところが、やがてその人工重力の影響はGGG本部にまで達し、本部機能がマヒし始めてしまうことに…。ゾンダーロボが発生させる人工重力は、あらゆる物体に対して通常以上の重力および負荷を与え、それにより車や新交通システムゆりかもめ)がぺしゃんこになってしまうことに。これに対し、ボルフォッグら勇者ロボたち、そしてドリルガオーが人々の救出のために出動します。新交通システムの地下区間に突入し、レスキュー活動を行う凱たち。氷竜・炎竜は今までも何度かレスキュー活動をしていましたが、ドリルガオーがこういったことで出動するのは珍しいなぁ。同じく近く間を走行していたボルフォッグは、ゾンダーロボを発見したものの、あまりにも強大な人工重力に押しつぶされそうになり、AIが機能停止寸前にまで陥ってしまいます。人工重力によってAIが機能停止しそうになるって、AI事態に負荷がかかりすぎてオーバーヒートするからか、AIの機械自体がつぶれそうになっちゃうからかなぁ。


GGG本部も完全に人工重力の影響を受け、やがてGアイランド自体が沈みかねないという事態に。職員たちも勇者ロボたちも動けなくなってしまう中、人工重力により破損したケーブルから電力供給を受けたことで、ゴルディーマーグが突然起動。彼は自分の意思で地上へと出撃し、地上に出現していたゾンダーロボと対峙。重力を自在に操る相手に苦戦させられますが、機転を利かせてゾンダーロボの重力発生装置を破壊。凱たちを救います。ゴルディーマーグはこのシーンから本格的に登場。今までのようにGGGがしっかりと準備した上で満を持して出動…という形ではなく、偶然が重なったことで起動するという展開になっているのが興味深いですね。そんなゴルディーマーグは、勇者ロボですらまともに動くことができない人工重力の中を、前のめりになりながら前進。ゾンダーロボの前までやってきますが、ゾンダーロボの重力操作攻撃に悩まされます。人工重力を振り切るようにして進み、重力操作によって地面に埋まりそうになったり、上空から叩き落されたりしても立ち上がるゴルディーマーグ。苦しそうにしていますが、ほとんど無傷で攻撃を耐え抜いているのが驚異的です。さすが、ゴルディオンハンマーの影響に耐えられるように設計されただけはあるな…!ゾンダーロボにやられていたゴルディーマーグは、背面から突然ビームを発射。それは重力の影響を受け放物線を描くようにして獅子王博士の天文台に直撃。天文台は倒壊しますが、その先端部分がゾンダーロボに直撃し、重力発生装置を破壊します。一見すると偶然の連鎖のように感じますが、ゴルディーマーグがビームを発射する際、苦し紛れではなくどっしり構えて=(明確な意思を持って)ビームを発射していたので、彼はこういった攻撃ができることを計算してビームを発射したんじゃないかと思いますね。だって、戦闘経験豊富な激の人格と思考パターンがコピーされてるんだし…。


人工重力が止まったことで、凱たちは復活。凱はガオガイガーへとファイナルフュージョンし、ゴルディーマーグのもとへ駆けつけます。ガオガイガーは、ゴルディーマーグとハンマーコネクトしてゴルディオンハンマーを装備。最後は新技:ハンマーヘル・アンド・ヘブンでゾンダーロボに完全勝利するのでした。人工重力が止まったことで、自由に動けるようになった凱たち。ここから彼らの怒涛の反撃が始まります。ビッグボルフォッグと氷竜・炎竜は、重力発生装置の再生を送らせるために一点集中攻撃。さらにガオガイガーゴルディーマーグと合体してゴルディオンハンマーを装備し、ハンマーヘル・アンド・ヘブンでゾンダーの核を抜き出したうえでゾンダーロボを消滅させます。ゴルディーマーグの変形したマーグハンドにより、無傷でゴルディオンハンマーを使えるようになったガオガイガー。まさに、ナレーションの言葉を借りれば「最強のガオガイガーの誕生」だ!ハンマーヘル・アンド・ヘブンのバンクシーンも、アツかったなぁ。「光になれぇぇぇぇぇっ!」のセリフが、インパクト大でした。

 

 

 

Number.22「汚されし空へ」

1997年6月28日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-21/戦闘機マニアの男性とB-52戦闘機他
これが勝利の鍵だ!:ゴルディータンク

f:id:bongore_asterisk:20190726194429j:plain

「俺のAIは参謀がモデルだぜ?それなら、あんたもバカタレってことだな!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!航空ショーで展示されていた旧型戦闘機が、ゾンダーロボになってしまった。ゾンダーロボは華ちゃんたちを乗せたまま自衛隊の基地を急襲、弾薬などを取り込み、パワーアップして八王子上空に現れた!空爆を阻止すべく出動した氷竜・炎竜に対し、自分にだけ待機命令が出たことに不満なゴルディーマーグは、勝手に出撃。ゾンダーロボを叩き落したものの、そのまま落下して生死不明となってしまった!必殺技を放てないガオガイガーは、勝利を呼び込むことができるのだろうか!?


前回がゴルディーマーグの戦闘面での強さが中心に描かれていたのに対し、今回はゴルディーマーグの性格面の方を中心に描いたお話に。中盤での激とゴルディーマーグのやり取りも面白かったですし。彼の性格らしい豪快な戦い方も観ていて楽しかったですね。それにしても、本当にゴルディーマーグは思考パターンが激そのまんまだな…。


従姉妹であるあやめに連れられて、航空ショーにやって来た華ちゃん。彼女たちは展示・開放されていたB-52戦闘機に乗り込みますが、乗り込んだ途端にそれは動き出し、ハッチにロックがかかってしまうことに。2人を乗せたまま飛びたってしまいます。実はB-52はゾンダーが融合してゾンダーロボ化しており、偶然航空ショーにやってきていたウッシーは、GGG本部に連絡を取ります。ゾンダー化されたのは、戦闘機マニアのおじさん。このゾンダーを生み出したのはピッツァでしたが、今回はその生み出し方に少し変化が加えられており、直接的にゾンダーメタルを植え付けられるシーンやゾンダーが機械と融合するシーンがわざと描かれていません。代わりに挿入されているのは、戦闘機マニアのおじさんとピッツァが出会い、お互いを見つめ続けるシーン。このように、わざと直接的な表現を避けて遠回しなことをしているのが興味深いですね~。一方、そんなゾンダーの被害に巻き込まれてしまったのが、華ちゃんとあやめ。なんだかあやめは登場するたびにゾンダーの被害に遭ってるなぁ。なんかかわいそうになってきたぞ…。


ウッシーからの連絡、そして護からの通信を受け、ゾンダーロボの出現を確認したGGG。その頃ゾンダーロボは、自衛隊入間基地を襲って武器弾薬を補給し、ある場所めがけて飛んでいました。途中八王子市上空から空爆を行おうとしたゾンダーロボに対し、氷竜・炎竜が出撃。ペンシルランチャーによって空爆を食い止め続けますが、一方でゴルディーマーグは待機命令が出続けており、我慢できなくなった彼はムリヤリ出撃してしまいます。ゾンダーロボが向かっていたのはGGG本部。ゾンダーロボは吸収した弾薬などを使って、GGG本部をGアイランド丸ごと空爆しようとしていました。しかし、その前にまず航路上にあった八王子市の空爆を開始。これに対して氷竜・炎竜がペンシルランチャーで立ち向かいます。なぜか突然八王子市を空爆し始めたゾンダーロボ。GGG本部空爆のためのウォーミングアップでもかねての行動でしょうか。この空爆に対して効果を発揮したのが、前回でも活躍したペンシルランチャーの硬化弾。空爆で落とされてきた爆弾を固めて爆発しないようにするのですが、1発1発を的確に撃ち落としていました。ペンシルランチャーの硬化弾は、氷竜・炎竜の発射するものが同じタイミングでヒットしなければ効果がない仕様。これだけ命中させるなんて、驚異的なコンビネーションだ…。氷竜・炎竜が大活躍する一方で、大気中のゴルディーマーグ。我慢の限界に達した彼は、出動命令なしに勝手に出動してしまいます。ムリヤリ扉を破壊し、壁を破って外に出るゴルディーマーグ。しかし彼は重過ぎるのか、海中に出たとたん海底に落下して埋もれてしまいます。アツいけどどこか抜けてる感じのあるゴルディーマーグ、かわいいなおい!


ゴルディーマーグはすぐ復活し、ゴルディータンク形態となって爆走。そのまま現場まで突っ走り、ゾンダーロボに攻撃を加えます。中に人質がいることを知ってからは、ゴルディーマーグも作戦を変更。高層ビルをジャンプ台にして飛び立ち、ゾンダーロボにしがみつきます。一方、捕らわれの身だったあやめと華ちゃんは、脱出装置を発見。最初は起動しなかったものの、ガイガーが天井部分にダメージを与えたことで穴が空き、2人は脱出に成功します。ゾンダーロボとの空中での戦闘では、ガイガーステルスガオードリルガオー同時装着モードが第12話以来久しぶりに登場。腕に装着したドリルガオーで、あやめたちの脱出のチャンスを作ります。ガイガーはガオガイガーへのファイナルフュージョン以外にもガオーマシンとの合体形態がありますが、ライナーガオーとの単独合体はないんですよね。せっかく500系新幹線がベースになってるんだから、地上で使用できる何かのモードになってほしかったなぁ。ガイガーが上空で活躍するのと同じ頃、ゴルディーマーグが現場に到着。持ち前の強固な装甲と性格を生かして、ゾンダーロボにぶち当たります。空爆されてきた爆弾をものともせず、さらに高層ビルを利用してゾンダーロボに飛び乗り、翼を破壊して撃墜して見せるゴルディーマーグ。この戦闘シーン直前の激とのやり取りが面白かったです。本当、兄弟げんかみたいだったなぁ。


ディバイディングドライバーにより形成された戦闘フィールドに落下した、ゴルディーマーグとゾンダーロボ。立ち上がるゾンダーロボに対し凱はガオガイガーへとファイナルフュージョン。ブロウクンマグナムを撃ち込みますが、右腕ごと破壊されてしまいます。ゴルディーマーグが生死不明で、かつヘル・アンド・ヘブンも放てないこの状況で、ガオガイガーは勝てるのか―?ピッツァはゴルディーマーグが落下することまでは予想していなかったものの、ヘル・アンド・ヘブンを封じるためにガオガイガーの片腕を破壊する作戦は最初から持っていた様子。ゴルディオンハンマー登場回前後編でガオガイガーたちを苦しめたのも彼だったし、ピッツァは機界四天王の中でも特に手ごわい相手だなぁ。もはや打つ手なしかと思われたガオガイガーでしたが、その時ゴルディーマーグが復活。地下から這い出てきた彼と合体したガオガイガーは、ゴルディオンハンマーを発動。ゾンダーロボを倒し、ゾンダー核は護によって浄解されるのでした。ゴルディオンハンマーに余裕で耐えるゴルディーマーグなんだから、上空から落っこちたくらいで死ぬわけがない!でも、ガオガイガーが必殺技をすべて封じられた瞬間は、正直ちょっとハラハラさせられましたね。

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第23話から第25話をご紹介予定です。来週もこのブログで、ファイナルフュージョン承認!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1997年放送の勇者王ガオガイガー』使用曲「ゴルディオンハンマーです。

 

ゴルディオンハンマーバンクシーンで、ほぼ必ずと言っていいほど使用されていた楽曲。ヒーローの必殺技の音楽というと「カッコよさ」とか「爽快さ」を重視した曲が多いように感じますが、この「ゴルディオンハンマー」の場合、ちょっと怖さすらも感じさせる厳かな音楽になっているのが興味深いですね。

 

今後も『ガオガイガー』では様々な武器やメカが登場しますが、ガオガイガー専用の武器の登場は、TV版ではこのゴルディオンハンマーで打ち止め。以降従来のメカの派生版(ガトリングドライバーなど)やアップデート版(ステルスガオーⅡなど)は登場しますが、純粋な新規武装は登場しません。なんかこうした展開も珍しいですよね。

 

 

 

www.nicovideo.jp

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Twitterやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

twitter.com