お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者王ガオガイガー』ちょっとした感想 GGG-10(第29~31話)

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今回は、勇者王ガオガイガー』の感想記事第10回目です。

 

今回ご紹介のお話で、機界四天王そしてGGG設立のきっかけを作ったEI-01とのバトルが終結。勝利をつかみ取るGGGでしたが、彼らにはさらに過酷な戦いが待ち受けいました。第30話のアツさ、その興奮から一気に絶望に叩き落される&キングジェイダー登場の第31話と(ほめてます)、見逃せないお話が連続します。

 

 

 

 

Number.29「火の鳥

1997年8月16日放送
登場した敵他/モチーフ:ピッツァ
             ゾンダーロボEI-01/パスダーの変身形態
これが勝利の鍵だ!:ハイパーモード・ガイ

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「倒してみるがいい、このピッツァを!それがこの先へ続く、地獄へのパスポートだ!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!機界四天王を破った最強勇者ロボ軍団。ゾンダーメタルプラントの完成を許してしまったものの、それらはマイク・サウンダース13世によってすべて粉砕された。勝利を喜ぶGGGであったが、戦いはまだ終わってはいなかった!凱と実は生きのびていたピッツァの死闘!そして、護とパスダーの運命の出会い!4人が1つの地に集まる時、2年前の悪夢がよみがえる。凱とピッツァ、勝つのはどっちだ!?ピッツァの中に眠る戦士としての精神が、完全燃焼する!


GGGと機界四天王の決戦も、今回で第3話目。今回はなんと最強勇者ロボ軍団の活躍はほとんどなく、凱とピッツァの死闘が中心に描かれることになりました。今までにないくらい深く描かれる、ピッツァの心情、そして活躍。サブタイトルからも感じられる通り、今回の主役は実質ピッツァでしたね。


地下水脈で密かにピッツァが復活していた頃、傷つき倒れるガオガイガーたちの目の前で、ゾンダーメタルプラントが完成。ゾンダーメタルが増殖していきます。敵を倒したのにこれまでかと思われましたが、その時プロテクトが解除され自由にシステムチェンジできるようになったマイクが登場します。マイクに取り付けられていたプロテクトを解除するため、雷牙博士が再登場。また、スワンの兄であるスタリオンが初登場。今までの雷牙博士の不可解な行動や、マイクにプロテクトがつけられていた理由がここで判明します。マイクの能力は一歩間違えば人類を滅ぼしかねないものであるため、容易に変形できないようにされていたマイク。その間に雷牙博士とスタリオンは、密かに収集したGGGの戦闘データとゾンダーメタルを詳細に解析。ゾンダーメタルを含む特定の物質を破壊する新兵器:ディスクXを開発していたのでした。結局、雷牙博士が怪しい行動をしていたのは、別に悪だくみをしていたからではなく、ゾンダーに対抗するための新兵器を開発したかったため。いやぁ、悪い人じゃなくて良かったよ。まあ、情報収集していたことは獅子王博士に筒抜けだったみたいだけど…。また、プロテクトをかけられてもなおマイクが時々変形していたのは、彼のAIがスタリオンをベースに造られており、彼の妹であるスワンがピンチに陥った際、本能的に彼女を守ろうとしたからでした。スタリオンは落ち着いた性格のように見えるけど、マイクのAIがあんな感じだし、本当は明るいパンチの利いた人…だったりして。


マイク・サウンダース13世はディスクXを装備し、全てのゾンダーメタルを粉砕。これにより事態は収束に向かい、GGGは最強勇者ロボ軍団の回収と人々の救出に当たります。マイク・サウンダース13世はマイクに戻って護のクラスメイトたちを救出しに行きますが、なぜか護は行方不明。さらに、突然東京タワーが音を立てて地下に沈み始めます。それを知った凱は、メンテナンスを受けずに飛び出していくのでした。遠藤正明さんの歌う挿入歌GGGマーチ」をBGMに、GGGのサブメカニックである水陸両用整備装甲車の活躍等が描かれるシーン。全体的に「勝利した!」ということで明るい雰囲気になっていますが、一方でボルフォッグとの通信が取れず悲しい顔をする猿頭寺の姿が描写されているのも見逃せません。そうやってGGGが救護活動等に当たっていた時、突然東京タワーが妙な動きを見せ、地底深くへと沈んでいきます。そう、まだゾンダーとの戦いは、終わっていないのだ―!


行方不明になっていた護は、東京タワーの地下でパスダーと対面。その直後、彼のエネルギーにより捕らわれの身になってしまいます。パスダーはさらに東京タワー周辺にバリアを張りますが、これをギャレオンが突破。そのスキに凱も内部へと侵入します。内部に降り立った凱を待っていたのは、生き延びていたピッツァ。凱とピッツァの激しい死闘が始まります。護は前回東京タワーの下部でポロネズを浄解していましたが、その後そのまま地下深くへと歩き続けていた様子。そこで彼は、ついにパスダーと出会います。護、そしてその後突入してきたギャレオンに対し、ひたすら「カインの遺産」として目の敵にするパスダー。彼とカインの間に何があったのかは今後明かされるのでしょう。気になるところですね。そしてこの後に展開されるのが、今回最大の見どころである凱とピッツァの一騎打ち。時間自体はそこまで長くとられてはいませんが、凱はハイパーモードになって、ピッツァは自分の能力をフルに発揮して超スピードの激闘を繰り広げるため、観る者をくぎ付けにさせてくれます。今回はガオガイガーの戦闘シーンがないということに驚きましたが、それ以上に凱とピッツァの戦いのシーンでここまで燃えさせられたことにも驚きましたね。いいライバルキャラになったなぁ、ピッツァ。


ハイパーモードへの変身時間が来てしまった凱は、ピッツァをもろとも地底奥深くへと転落。2人は爆発に巻き込まれますが、先に出てきたのは凱でした。凱は捕らえられた護を救い出そうとしますが、パスダーによって拘束されることに。パスダーの技が凱に迫る中、彼をかばう者がいました。それは―!パスダーからの攻撃が迫り、絶体絶命のピンチを迎える凱。その攻撃をかばい、彼の命を救ったのは、瀕死の状態であったピッツァでした。戦士としての決着をつけるため、そして己の過去を思い出したため、凱を守ったピッツァ。彼は果敢にパスダーに立ち向かうも攻撃を受け、天空に散っていくのでした。彼がパスダーに立ち向かう際にフラッシュバックする彼の過去。そして、パスダーの攻撃を受け自分の正体を叫ぼうとした際に一瞬だけ輝いたJジュエル。全てが今後の伏線になっていました。果たしてピッツァはどうなってしまったのか、それは、近いうちに判明することでしょう。

 

 

 

Number.30「勇者、暁に死す!」

1997年8月23日放送
登場した敵他/モチーフ:ゾンダーロボEI-01/パスダーの変身形態と東京中のライフライン
これが勝利の鍵だ!:弾丸X

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「私は賭ける。これまでも、幾度となく奇跡を起こしてきた、勇者たちの可能性に!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!ついに姿を現わした、EI-01を倒せ!生きていたボルフォッグに救われEI-01から脱出した凱は、ガオガイガーファイナルフュージョンして最強勇者ロボ軍団とともにEI-01に挑む。だが、その想像を絶するほどのパワーの前に攻撃は全く歯が立たず、そればかりか、ゾンダーメタルの力によりGストーンの力が極限に低下してしまう。発動が承認された弾丸Xは、ガオガイガーたちを逆転に導く鍵となるのか?最強勇者ロボ軍団は、人類を救う勇者となることができるのか!!?


機界四天王、そしてパスダーとの戦いもついに決着!今回は、パスダーが変身したEI-01とGGGとの総力戦が描かれます。極限にまで追い詰められる凱たち、そこからのアツすぎる奇跡の逆転劇。そしてEI-01の撃破!「もう今回が最終回でいいんじゃないの?」レベルの展開でしたが、『ガオガイガー』の物語はまだまだ続くことになります。


パスダーはEI-01となって、東京都心に出現。その姿を悪魔のようなものに変え、関東地方一帯の電力などを吸い上げ始めます。一方その頃、凱・護・ギャレオンは、未だEI-01の中に閉じ込められたまま。脱出に難儀する彼らを救ったのは、紫の影でした。そう、彼は―!EI-01は確かに強大なパワーを持っていますが、どちらかと言えばGGGと人類の殲滅よりも、何らかの理由で宇宙に脱出することを目的としていた様子。終盤の描写から見るに、パスダー自身もゾンダーとしての尖兵にすぎず、仲間たちのもとへ情報やエネルギーを与えようとしていたのでしょう。あれよりもまだ強大な敵が、背後に潜んでいるというのか…!?そんなEI-01は、宇宙に脱出するためのエネルギーとして、電気そして東京中のライフラインや電子機器を吸収・融合。内部からの脱出を図る凱たちは次々と中に飛び込んでくる機械の山に何度も押しつぶされそうになります。そんな彼らのピンチを救う、紫の影。それは2話前に生死不明となったボルフォッグでした。EI-27との戦闘後地下水脈に弾き飛ばされた彼でしたが、今回のEI-01の活動により、偶然融合された機械の中に交じって取り込まれることに。これにより、彼は凱たちとの再会を果たします。ボルフォッグが生きていて、ホッとしました。いや、まさかあれで死亡退場…なんてことになるとは思ってなかったけど、やっぱり生きていてくれて嬉しかったですよ。


EI-01を叩くには、今この瞬間しかチャンスはない。凱は脱出直後、メンテナンスも受けずにガオーマシンを全機出動させ、ガオガイガーへとファイナルフュージョン。続いて、応急修理が終わった超竜神ゴルディーマーグが出撃。ついにEI-01との決戦の火ぶたが切って落とされます。総力を挙げて攻撃を加えるガオガイガーたちでしたが、EI-01には全く通用しないのでした。大河長官がいかにも最終決戦だと感じさせるようなセリフを言って皆を奮い立たせ、勇気フルチャージで戦いに挑むガオガイガーたち、そしてGGGの面々。EI-01に対し、ブロウクンマグナムをはじめとする様々な攻撃を加えますが、バリアなどに簡単にはじき返されてしまい、さらにはEI-01の攻撃でガオガイガーたちは吹っ飛ばされてしまいます。大河長官のセリフとガオガイガーたちの出動シーンがアツい一方で、視聴者を絶望に叩き込んでくるEI-01の強さ。それでもなお、勝利を信じて絶望しないのがGGGらしいですね。EI-01はエネルギーだけでなくコンピューターなどの大量の電子機器を取り込んでいるためか、計算速度がパワーアップ。力でガオガイガーたちの攻撃をはじき返すだけでなく、わずかな時間でレーザービームの弾道計算を行い、プロテクトシェードをも潜り抜けて攻撃を仕掛けてきます。さすがゾンダーロボの最初にして最強の個体。本当にこれ、勝てるのか?

 

大河長官「なんとしても、EI-01が宇宙に飛び立つのを防ぐのだ。我々に残された道は、勝利しかない!」


死力を尽くして戦うガオガイガーたちでしたが、依然として苦戦の状況は打開できず。それどころか、EI-01のゾンダーメタルのエネルギーが増大していることでGストーンのエネルギーが弱まっており、ガオガイガーたちそしてその中の凱までもが、エネルギー出力が低下し瀕死の状態になります。何が何でもEI-01に勝利するために凱が要請したのは、弾丸Xの発射でした。GストーンのエネルギーであるGパワーと、ゾンダーメタルのパワーは、お互い相反する関係。しかしどちらかがあまりにも強大だと、そのバランスが崩壊し、もう一方のエネルギーが消滅してしまうという危険性がありました。今まではGストーンの力の方が強かったためこういったことが起きませんでしたが、EI-01の持つ力は強大すぎたため、逆にGストーンのエネルギーが打ち消されそうになっている…ということのようですね。なんにせよガオガイガー側がピンチであることに間違いはないため、一発逆転の切り札として、凱は弾丸Xの発動を申請します。弾丸Xはそれ自体に爆薬などが積まれているというワケではなく、ガオガイガーらGストーンやGSライドを持つロボたちのパワーを極限にまで引き出すことができる装置。今までその使用が見送られてきたのは、その副作用として戦闘終了後Gストーンの力が空になり、凱たちが再起不能に陥る可能性があったからでした。弾丸Xの名は第12話頃から登場していましたが、それ自体が武器になるわけではないというのはかなり意外でしたね。そして、凱たちを信じて弾丸Xを発動承認する大河長官とGGGの面々がこれまたアツいぜ!

 

大河長官「私は賭ける。これまでも、幾度となく奇跡を起こしてきた、勇者たちの可能性に!」


発動承認された弾丸Xは、狙い通りにガオガイガー付近に着弾。修理が終わったボルフォッグも加勢し、マイク・サウンダース13世が必死にEI-01の攻撃を防いでいる間、ガオガイガーたちは弾丸Xの中でエネルギーを充填します。エネルギー充填が終わり緑色の光に包まれた彼らは、EI-01との死闘繰り広げ、最後はゴルディオンハンマーでEI-01を粉砕。EI-01は消滅し東京都心は元に戻りますが、ガオガイガーたちは真っ白な抜け殻のような状態になっていて―。マイクは唯一GSライドを搭載していないロボットであるため、弾丸Xでガオガイガーたちがエネルギー充填している間、攻撃の防御を担当。あのEI-01の攻撃をたった1人で耐え抜くなんて、マイクもかなり頑張ったなぁ。そのマイクの頑張りのおかげで、ガオガイガーたちはエネルギー充填が完了。GストーンとGSライドの力で緑色に輝く彼らは、EI-01にどんどんダメージを与え、最後はガオガイガーゴルディオンハンマーを食らわせて勝利。しかし、戦闘終了後ガオガイガーたちは真っ白になり、ピクリとも動きませんでした。弾丸Xから出てきた後のガオガイガーたちの戦いは、いつも以上に肉弾戦寄りで、そして荒々しい戦闘スタイルに。ガオガイガーゴルディオンハンマーを振るい、壊れれそうになりながらも突破していく姿には燃えましたね~。その後のガオガイガーたちは、弾丸X使用後の副作用により機能停止。凱たちが死んだのではないかと悲しむ護でしたが、凱たちは奇跡的に生きていたのでした。もう最終回レベルの展開の連続。いやあ、今回はゾンダーとの戦い第1部の完結編にふさわしいお話になっていましたね。

 

大河長官「それでこそ、勇者だ!」


EI-01は確かに消滅した。しかしその核の一部は生き延びており、宇宙空間へ脱出。そして、謎のピエロ(=パリアッチョ)のようなものに吸い込まれて―。


…そう。人類存亡をかけた戦いは、まだ終わってはいないのです。

 

 

 

Number.31「さらばGGG

1997年8月30日放送
登場した敵他:ZX-01巨腕原種、ZX-02鉄髪原種、ZX-03顎門原種
これが勝利の鍵だ!:ジェイクォース

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「勇者ガオガイガー!君は、人類に残された…最後の希望だ!」


STORY:君たちに、最新情報を公開しよう!機界四天王との戦いも終わり、じょじょに平和な生活を取り戻しつつあった人類。しかし、護たちにはまだ、いくつかの謎と気がかりなことが残されていた。そんな中、突然3本の柱のような物体が出現。マイクと雷牙博士の乗る飛行機を破壊し、さらにはGGG本部を宇宙開発公団ごと破壊してしまった!GGGメンバー全員が行方不明となる中、立ち向かうガオガイガーも、新たな敵に追い詰められてしまう。ガオガイガー危うし!そして、その時現れた白きロボは、敵か味方か!?


つかみ取ったはずの平和は、長くは続かなかった―。今回より、『ガオガイガー』の物語は第2ステージへと突入。ゾンダーの本体ともいえる原種たちとの戦いが描かれることになります。完膚なきまでにやられるGGGそしてガオガイガーが痛々しいですが、同時にキングジェイダーやソルダートJも初登場。原種たちと互角に渡り合う強さを見せてくれました。


大河長官がこの戦いが本当に終わったのかどうか疑問に感じていた頃、機界四天王との戦いを終え、アメリカに帰ることになったマイク。彼は護たちを心配させないため、凱と命に見送られてすぐ去っていきます。護たちもじょじょに普段の生活を取り戻して夏休みの宿題に取り組むことに。しかし、彼らには行方不明となった戒道のことが気がかりでした。マイクは凱と命のみに見送られて去っていきますが、最後まで別れを惜しんだり必ず帰ってくるみたいなことを言ったりなどして去っていくことに。最後まで騒がしいロボットだったなぁ。まあ、これが彼の魅力でもあるんですけどね。それと時を同じくして、大河長官らは勇者ロボたちの復旧作業に奔走。獅子王博士はしばらく出動することもないだろうと楽観視していましたが、大河長官はギャレオンからもたらされた情報の中にあった「原種」が、まだその姿を現わしていないことに疑問を抱いていました。2年前、ギャレオンが地球に来訪した時にゾンダーの情報が人類にもたらされますが、その中に原種に関する情報もあったんですね。やっぱり、まだゾンダーとの戦いは終わっていないということか…。一方、日常を取り戻しつつあった護たちは、宿題に勤しみながら行方不明になった戒道のことを心配していました。海辺で偶然、戒道と一緒に暮らす戒道夫人と出会う護。彼女は彼に意味深なことを二言三言言ってその場を去っていきます。戒道夫人、戒道の秘密を知ってるんだろうな…。


アメリカへの帰路についていた雷牙博士・スタリオン・マイクでしたが、突如彼らの目の前に3本の柱のような物体と女性のピエロのような生命体が出現。3本の柱は彼らが乗る飛行機をビームで破壊してしまいます。やがてその3本の柱は、日本にも来襲。両親の墓参りに出かけていた命はすぐに本部に戻りますが、GGG本部は宇宙開発公団の建物ごと柱からのビーム攻撃を受け大破。公団職員は脱出したものの、GGGのメンバーたちは生死不明になってしまいます。今までの平和な感じから、急転直下で絶望的な状況へ。3本の柱は実は原種たちの変身形態なのですが、見た目が本当にただの柱と無機質な感じのため、逆に得体のしれない雰囲気を漂わせてくれています。しかもこの柱、かなりのパワーを持っており、3本で力を合わせたビーム1発で、雷牙博士たちの乗る飛行機やGGG本部を破壊。「ヤバい敵がやって来た」ということを視聴者に確信させてくれるくらいの力を見せつけます。GGG本部とともに壊滅した宇宙開発公団は、護の父:勇をはじめ多くの職員が脱出した描写がありますが、GGGのメンバーたちは生死不明に。ガオガイガーにすべてを託してフェードアウトしていくのが、絶望と悲しさを感じさせます…。


間一髪、ファイナルフュージョンを完了させ空母からすでに飛び立っていたガオガイガーは、単独で3本の柱へと攻撃を開始。プロテクトシェードを応用し、何とか柱を撃墜します。ところが、その柱はそれぞれ異形の生命体の形態に変化し、ガオガイガーに再び襲い掛かってくることに。ガオガイガーも必死で攻撃を加えますが、全く通用せず傷ついていきます。ガオガイガーそして凱は、既にGGG本部から離れていたため、原種の攻撃を回避。ブロウクンマグナムも聞かない原種に対し、相手の強力な攻撃を利用したプロテクトシェードによって原種たちを撃ち落とします。プロテクトシェードが、今回も効果的に使用されることに。防御エネルギーによって相手の攻撃を跳ね返すこの技ですが、原種の攻撃でも「負荷がかかりすぎて壊れる」ということはないようですね。柱を撃墜したガオガイガーでしたが、その柱は異形の生命体に変身し、3体がそれぞれガオガイガーに襲い掛かってくることに。ガオガイガーも必死に攻撃を繰り出しますが、その度に相手に押されて武装を損傷し、追い詰められていきます。自身最大の武器である「勇気」をもって、仲間たちを守るべく立ち向かうガオガイガー。しかし巨腕原種に両腕を破壊され、鉄髪原種に右足を破壊されてしまい、攻撃することすらできなくなってしまいます。どうするガオガイガー…!?


ピンチに陥ったガオガイガー。もはやこれまでかと思われましたが、そんな時に白き宇宙戦艦が飛来。宇宙戦艦はやがてロボット形態に変形し、原種3体相手に互角に渡り合って見せます。やがてその白いロボットは、巨腕原種と鉄髪原種を撃破。抜き出されたゾンダーの核を浄解するために現れた少年、それは―!東京から遠く離れた火山の火口から発進する、白き宇宙戦艦:ジェイアーク。その中には、ペンチノンに酷似したコンピューターと、ピッツァに酷似した戦士ソルダートJがいました。彼らの正体が気になるところですが、それについては次回以降にお預け。まあ、このブログでは既に答えを言っちゃってますけどね。ガオガイガーのもとに到着したジェイアークは、ソルダートJとメガフュージョンしてキングジェイダーへと変形。ガオガイガーがあれだけ苦戦した原種3体相手に余裕で戦って見せ、顎門原種を除く2体を撃破しました。キングジェイダーの戦い方は、高層ビルに敵をたたきつけるなど、どうも少々荒っぽい印象。このあたりは、ソルダートJの考え方も関係しているのでしょうね。そしてラストシーン、ゾンダーの核を浄解するために、キングジェイダーから登場した赤色に輝く少年。あれは…行方不明になっていた戒道だ!

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は第32話から第34話をご紹介予定です。来週もこのブログで、ファイナルフュージョン承認!

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1997年放送の勇者王ガオガイガー』使用BGM「勇気ある戦い」です。

 

今回ご紹介している、第30話の弾丸X使用シーン等で使用されたBGM。タイトルだけ見るとガチガチのヒーローっぽいイメージの曲なんじゃないかと思っちゃいますが、実際は悲壮さやほんのちょっぴり恐怖を感じさせるBGMになっています。

 

ちょっとタイトルと曲調にギャップがあるように感じるこのBGM。でも、これは私としてはアリだと感じますね。心の中に多少は絶対にある、敵に対する恐れ。それを振り切り、勇気をもって立ち向かっていく―。そういった様子を、この曲は表現しているのではないでしょうか。

 

 

 

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