お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』第73話 ちょっとした感想

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あまりにも大胆すぎるキリンの襲撃

 

 

 

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仲間だ…。仲間だからこそ、俺たちは違う世界に生きるべきなんだ!以前の公式動画において「最終章に突入!」と告知されていた通り、今回より『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、最終決戦の様相を呈するように。交渉決裂したキリンがとうとう牙をむき、ブラックシンカリオンオーガと大量のブラックシンカリオンナンバーズを使い、一気に東京都心等を攻撃してくるという大胆な行動に出てきました。

 

一方で、超進化研究所側も負けていない!新たな機体:923ドクターイエローが登場し、E5はやぶさMkⅡとのオーバークロス合体であるE5 MkⅡ X 923ドクターイエローも披露し、激戦を繰り広げてくれました。確かに圧倒的な強さを誇ってたけど、初戦で一部機体破損するとは思わなかったなぁ。

 

 

 

前回、キリンより仲間にならないかと提案されたハヤト。彼は出水指令長に対応を仰ぐとしてその場を乗り切ろうとしますが、それは阻止されてしまいます。翌日までの回答を求められたハヤトは、その直後イズモたちに呼び出され、彼らがキリンと協力している理由を聞かされるのでした。ハヤトの意見等をあまり聞かず、あくまでも自分が主導で話を進めるキリン。一見すると彼はキトラルザスの中でも共存を望む派のように見えますが、前回あたりからの適合率にこだわる発言から、ある種の選民思想的な考え方を持っているのが厄介ですね。のちの行動から考えると、彼って本当は人間との共存を望んでいるのかも疑問に思えます。そんなキリンとの会話後、ハヤトたちが知ることになったのが、イズモとヤクモがキリンと手を組んだ理由。彼らは現在の日本が抱える都市と地方の格差を埋めるために、かつて国鉄も計画していた「全国新幹線化計画」の実現を目標としており、それのために13年も前からキリンとの協力関係を続けていました。彼らの問題意識はもっともだと感じますが、そこから「全国新幹線化計画」に結びつけるのは、やや強引な印象。ストロー化現象のこととか考えてないのかなぁ。やや話がデカくなってきてるのは、やっぱり最終回が近いからなんですかね。

 

急に決断を迫られ、その判断に迷うハヤト。アキタたちがイズモたちの考えに賛同する中、彼はまた違った考え方を持っていました。サクラの助言を受けた彼は、いよいよ決断を下し自分の考えを述べるのでした。ここで興味深いのが、イズモたちの「全国新幹線化計画」に対する、ハヤトとアキタたちの感じ方の違い。ハヤトはイズモたちの考え方に賛同できる部分はあるものの納得し難い点があるとしていましたが、地方出身であるアキタたちは自分たちの地元を重ねあわせ、完全ではないもののおおむねイズモたちの考え方に賛同するような素振りを見せます。ここで露呈した、ハヤトとアキタたちの認識の違い。ハヤトの考え方もアキタたちの考え方も十分よく分かるのですが、ちょっとアキタたちが「全国新幹線化計画」に夢を抱きすぎな感じもしましたね。だって、先述したストロー化現象が深刻化する可能性だってあるんだからさぁ…(2回目)。こうしたことを踏まえて、ハヤトが下した決断は、キリンとの協力を断るというもの。彼はキリンやイズモたちの考え方に理解を示しますが、都市と地方のあり方についてまた違った考え方を示すのでした。ここでのハヤトの発言では、過去のお話でも映像が登場した山手線やJR四国鉄道ホビートレインのほか、セリフのみで小湊鉄道が登場。いやぁ、ここで千葉県の小湊鉄道が出てくるとは予想外でした。確かに「気動車の走る都心近くのローカル私鉄」といえば、これと関東鉄道くらいですからね。

 

交渉決裂という形になったキリンは、すぐにブラックシンカリオンオーガを出撃させ、さらにブラックシンカリオンナンバーズを召喚。超進化研究所はすぐに捕縛フィールドを展開し捕縛完了しますが、それはブラックシンカリオンオーガの攻撃により大破。E5はやぶさMkⅡたちの善戦むなしく、ブラックシンカリオンオーガによる東京都心部と全国各地の超進化研究所支部の襲撃が始まります。同じ頃、出撃しようとしてヤクモから呼び止められたセイリュウが見せられていたのは、キリンに回収されてしまったはずのブラックシンカリオンでした。ハヤトが回答を出した後、すぐに攻撃準備に取り掛かるキリン。あまりにも手際が良すぎるので、イズモたちが言っていたように、ハナからどちらにせよ人間界に攻撃を仕掛けるつもりだったんでしょうね。しかし、そうなるとハヤトたちに回答のための猶予を与えたのがなぜなのか気になります。以前キリン自身が言っていた通り、人間界自体はどうでもいいけど、選ばれし者であるシンカリオン運転士だけは救い共存しよう…って魂胆なのかな?そんなキリンによる攻撃は、今までで一番大胆かつ大規模なものに。捕縛フィールドを突破すると都庁めがけて飛行し、爆撃して都庁を一部破壊。さらに東京都心部への攻撃を開始します。あまりにも急すぎる、キリンの一大攻撃。彼の今までの行動を見ると、いきなりこんな行動をするようにも思えないので、ちょっと無理あるんじゃないのと感じちゃいました。こんな展開をぶち込んでくるなんて、やっぱり6/29でストーリーとしての最終回を迎えるのは本当なのか…?

 

必死で戦うも、なかなか逆転の機会を見いだせないハヤトたち。そんな彼らのもとに現れたのは、新たに開発されたシンカリオン923ドクターイエローに搭乗したホクトでした。彼は一撃でブラックシンカリオンナンバーズの1体を軽々と撃破した後、E5はやぶさMkⅡとオーバークロス合体し、E5 MkⅡ X 923ドクターイエローに。そのまま上空へ舞い上がってブラックシンカリオンオーガを追跡し攻撃を加えますが、ライジングモードへとパワーアップしたブラックシンカリオンオーガの力は、想像以上でした。ここで登場、923ドクターイエロー!なぜホクトがこれに乗っているのか、そしてこれが開発されたのかについては最低限の説明にとどめられていましたが、その分この機体の戦闘シーンでの活躍が長めに描かれていましたね。リュウジの乗るドクターイエローとはまた違った変形合体パターンをしており、これまた面白いデザインに感じますが、やっぱり『ゴルドラン』のレオンカイザーに見ちゃうよね。配色や頭部デザインも似てるし、何よりグレート合体しちゃうんだから!そんなE5 MkⅡ X 923ドクターイエローは、天高く待ってブラックシンカリオンオーガライジングモードと互角の戦いを展開。しかし、機動力もパワーも若干後者の方が上回っており、E5 MkⅡ X 923ドクターイエローは初戦にして翼一部破損というピンチに追い込まれてしまいます。デビュー戦でピンチに陥っちゃうのは意外。ブラックシンカリオンオーガライジングモードは倒せなくても、それを何らかの理由で逃がしてしまった形にして、その後ひたすらブラックシンカリオンナンバーズを撃破して強さをアピールする…って形でも面白かったと思うんだけどなぁ。そういったE5 MkⅡ X 923ドクターイエローの強さをアピールする時間を少し削ったということは、やはり『シンカリオン』の最終回は迫っているってことなのか―!?(しつこい)

 

 

 

キリンの乗るブラックシンカリオンオーガとともに、桜島の火口に消えたセイリュウ。彼の「キトラルザスだけで決着をつける」という強い意志は、勝利を呼ぶのか?生きていてくれセイリュウ

 

次回、セイリュウとキリンの激戦が繰り広げられる!しっかし、本当に展開としては、今月末でストーリー完結してもおかしくない流れになってきましたね。

 

 

 

 

 

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