お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』第69話 ちょっとした感想

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ガオレンジャーみたいなシンカライザーの変身

 

 

 

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信じ続けて、目標を追いかけること。それができる人が、私にとってのプロフェッショナル…ですかね。『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、フタバとアズサをクローズアップし、動画コンテストへの出品のための動画撮影ということを通して、彼女たちの私生活や内面にも迫るお話に。戦闘面では、ブラックシンカリオンナンバーズの前にセイリュウが生死不明になる(次回予告で生存は確定してたけど)展開になりました。

 

てっきりネタ回になると思っていましたが、実際は上述のような展開が挿入されており、やはり見逃せないお話に。シンカリオン』は、どのお話も本筋に絡んだりキャラクターの成長を描いたりということを必ずしているため、いわゆる「捨て回」がないのが本当に素晴らしいですね。パロディにも気合入りまくってたし!

 

 

 

動画コンクールに出品すべく、フタバの働く姿をテーマに動画を撮影し続けるアズサ。その存在自体シークレットである超進化研究所のことを題材にすることに何か裏がると感じたツラヌキでしたが、出水指令長の話を聞いて、その事情を理解します。以前は自分から表に出ようとしなかったフタバが、アズサの今回の挑戦に参加した理由にも、実は理由があって…。ハヤトたちが超進化研究所大宮支部を訪れると、個人撮影にしてはかなり大規模な撮影をしていたアズサたち。珍しくアキタとセイリュウが黙々とそれに協力していましたが、それはアズサからある交換条件を提示されていたからでした。Youtuberとして人気を集め、そして活動している彼女ですが、意外に彼女の動画に対する意識はストイック。「自分の動画の人気は動画自体の面白さではなく、自分の年齢によるもの」だとし、自分の動画の面白さがどれくらいのものなのかを試すべく、コンクールへの出品を検討していました。まさに“プロフェッショナル”な考え方をしているアズサ。さすが人気Youtuberになるだけのことはあります。でも、アキタとセイリュウをケーキで買収したり、動画があからさまに『プロフェッショナル 仕事の流儀』をパクったりしているのは…いいのか?そんなアズサの動画撮影に、全力で協力してくれる超進化研究所。存在自体がシークレットな彼らは、普通こういうのことを避けたがるはずですが、そこには出水指令長やフタバの思惑がありました。出水指令長が今回のことを許可したのは、アズサを通じてスザクから、キリンに関する情報を得るため。そしてフタバがこの撮影に参加したのは、自分の進路を見定めて進むハヤトたちに感化されたからでした。出水指令長やフタバのこれらのシーンは、割と序盤の早い段階で挿入。こうすることで、「なぜトップシークレットの超進化研究所で、アズサが今回のようなことができるのか」ということに対し、明確な理由付けをすることに成功しています。

 

動画撮影を進めるアズサは、続いてフタバの家に突撃訪問することを企画。最初は嫌がるフタバでしたが、結局彼女たちを招き入れます。初めて入るフタバの家。そこでハヤトたちが見た、彼女の私生活は…。前回回想シーンで登場したフタバの家が、またもや登場。洗い物はたまっていたもののそれ以外は整理整頓されている彼女の部屋ですが、ハヤトたちの目を一番引いたのは、『シンカライザー』の関連グッズでした。フタバが大ファンの特撮ヒーロー:シンカライザー。前回の回想シーンでは特大ポスターが登場しましたが、今回はその他にDVDや変身アイテム、さらにはなりきり変身スーツまで登場。フタバは相当なシンカライザーオタクであることが判明します。今まで隠していたことがハヤトたちにバレてしまう形になったフタバですが、これに対しての彼らの反応が、実に『シンカリオン』らしい。決して彼女の趣味をバカにすることなく、むしろ「(変身アイテムを2個買ったことについて)観賞用と実用に使い分けるために買ってる」「鉄道ファンだって同じことをする」などと発言し、彼女の趣味をフォローするような方向にもっていっています。こういう“優しさ”が感じられるのが、『シンカリオン』のいいところですよね~。でも、まさかフタバがいきなりシンカライザーの変身ポーズをとりだすとは思わなかったぞ…。たぶん、オタクであることがバレた→もう後には引けない!という考え方をして、ああいう突飛な行動をとっちゃったんだろうなぁ…。

 

フタバの自宅での撮影を通じて、アズサがなぜここまで動画撮影ということに楽しみを感じ、そして続けることができているのかが気になり始めたハヤトたち。そんな彼らに対し、アズサは自分が作成した動画を見せます。その後、完成したフタバの動画を出水指令長に見せ、お墨付きをもらったアズサ。そんな中、漆黒の新幹線が5か所に出現して、ハヤトたちに出撃命令が下ります。Youtuberとして活動を続けていることは、第1話の段階で明かされていたアズサ。そんな彼女がなぜ動画撮影ということにこだわるのか?その理由が今回初めて明かされる形に。幼い頃、不自由なく暮らしていた彼女でしたが、自分が買い与えられるものは「ほかの人も持っているものだ」ということに気づき、そこからさらにハヤトとの出会いを通じて、「自分でほしいものは自分で作る」というスタンスになり、結果今のようなYoutuberという活動を始めることになったようです。彼女がYoutuberになった理由が意外に深いものだったので、これには驚かされましたね。そういったことを紹介する動画をちゃっかり作っていたのは、彼女らしいなと感じたけど…。そして、編集を経て完成したフタバの動画。アズサはそれを出水指令長やフタバに見せ、正式に許可を得ます。フタバのことをきちんとクローズアップしつつも、きちんとシンカリオンなど超進化研究所のことについては伏せる形で作られていたこの動画。以前はあれだけシンカリオンのことを動画にしようとしていたアズサだったけど、なんだ、ちゃんとマジメにやればこうした動画も作れるんじゃん!ちなみにここでは、上述した「アズサのシンカリオンを踊らせてみた」企画も久々に登場。アズサとフタバのあのやり取りは、アズサもシンカリオンの運転士になる可能性がある…ってことなのか!?

 

 

5か所に分かれてブラックシンカリオンナンバーズが出現したため、分散して出撃したハヤトたち。しかし、敵の真の狙いは、セイリュウとブラックシンカリオン紅でした。実は生きていたソウギョクの攻撃を食らい、さらにブラックシンカリオンナンバーズ5体からの追撃を受けたブラックシンカリオン紅は、起動停止してソウギョクの手に落ちてしまうことに…。前回に引き続き、敵として現れたブラックシンカリオンナンバーズ。今回はハヤトたちをわざと分散させる作戦に出ていましたが、真の狙いはセイリュウのみでした。この戦闘シーンとその直前のシーンでは、キリンが作成したシャショットに酷似したロボットの名前が「ブラックシャショット」であることや、以前倒されたはずのソウギョクが実は生きていたことが判明。キリンたち敵の攻勢も激しくなってくる形になりました。あの厄介なソウギョクが生きていたとはなぁ。まーたセイリュウをめぐっていろいろと物語をひっかきまわしてくれそうだ…。一方、ターゲットとなっていることに気づいたセイリュウは、抵抗を試みるも時すでに遅し。さすがにブラックシンカリオンナンバーズ5体相手では分が悪く、起動停止に追い込まれそのままさらわれてしまいます。行方不明になってしまった、セイリュウとブラックシンカリオン紅。セイリュウは次回で帰ってくることが確定してるけど、ブラックシンカリオン紅は…どうなるんだ!?

 

 

 

なんとか無事帰ってきたセイリュウ。しかし彼は、以前の記憶をすべて失ってしまっていた。彼の記憶を取り戻すため、ハヤトたちの必死の奮闘が始まる!

 

次回、E6こまちとE7かがやきのコンビが、ブラックシンカリオンナンバーズに立ち向かう!サブタイトルから不穏な感じがしないでもないけど、セイリュウはちゃんと記憶を取り戻す…よな!?

 

 

 

 

 

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