お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』第72話 ちょっとした感想

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勇 者 パ ー ス

 

 

 

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爽快ビュンビュン?ビュンビュンとグイグイ?今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』はキリンのその出自や目的が明かされ、ハヤトたちが選択を迫られることになるという、どちらかといえばキトラルザス側の掘り下げが多かったお話に。戦闘面では、ハヤトたちが出撃できない分リュウジら西日本組が大健闘を見せ、ブラックシンカリオンナンバーズを退けました。

 

今回のお話を観ると、キリンはまだ話が分かる方で、ソウギョクとは違ってハヤトたちに敵意は持ってなさそう。ソウギョクからアズサを救うシーンは思わずカッコいいなと感じちゃいました。でも、腹の底で何考えてるかは…まだわからないぞ!

 

 

 

キリンのことについて、スザクから教わるハヤトたち。そんな折、アズサからLINEメッセージが入ります。それには彼女がいる高輪ゲートウェイの研究施設の画像がありましたが、そこにはキリンの姿も。これを目の当たりにした彼らは、急いで現場に向かうこととします。一方のアズサは、ヤクモとイズモに対し、シンカリオン運転士の適合率の見極め方について話していました。スザクによると、キリンはキトラルザスの中でもいち早く地上への移住を提唱した人物。セイリュウが彼のことを知らないのは、彼がかなり昔から地上へ出向いていたからでした。ファーストエネミー(バチガミ)の襲撃以前から活動してたってことだから、もう10年以上前からキリンは地上にいたことになりますね。そして、その中で八代所長=イザと出会ったと…(詳細は後述)。このようにハヤトたちがスザクからキリンのことを聞いていた際に、スマホに入ったのがアズサのメッセージ。そこにはキリンの姿も写り込んでおり、それを見たハヤトたちは研究施設へ急行。しかしアズサはそんなことはつゆ知らず、ヤクモたちに運転士の適合率の見分け方についてあれこれ話すのでした。アズサ曰く、シンカリオン運転士の適合率が高い人の特徴は、夢や好きなことに向かって「爽快ビュンビュン」な人らしい。これだけだとイマイチピンときませんが、同時に彼女が出していた例と併せて考えると、なんとなく言わんとしていることがわかる形になっていました。ハヤトら運転士は夢や好きなことに向かって「純粋に好きでそれに向かっている」のに対し、アズサの場合は好きなことを「何かのためにやっている」形。承認欲求等を満たすために好きなものに向かうのではなく、純粋にそれと向き合うこと―。それこそが、適合率の高低に影響しているということなのでしょう。

 

研究施設に到着したハヤトたちは、一度はヤクモたちとの面会を断られるも、彼本人が現れたことでヤクモたちそしてキリンと会うことに。そこで彼らは、キリンの真の目的を知ることになります。彼の意外な目的を知ると同時に、選択を迫られそうになるハヤト。その時、漆黒の新幹線出現の報せが…。ヤクモの手により、キリンと会うことになるハヤトたち。そこで彼らが聞かされたことは、キリンと八代所長が出会った経緯とシンカリオンが生み出された目的、そしてキリンが考える独自の共存理論でした。地上界を調査していたものの、人間とその環境にあまりいい印象を持っていなかったキリンですが、その中で彼は八代所長とコンタクトをとることに成功。彼のことに一定の理解を示した八代所長は、一見兵器とも見えるシンカリオンを開発してわざとそれを人間とキトラルザス双方に与え、未来の世代にお互いの道を選択させるという手法を取ります。しかし、ここでキリンが知らなかったのが、シンカリオンに搭載された運転士の適合率の存在。八代所長亡き今、彼がなぜこの機能を搭載したのか本人から聞くことはできませんが、キリンはこの適合率が高い人をキトラルザスと共存できる者であるととらえ、ハヤトたちに仲間になるよう迫るのでした。適合率の高い人=共存できる人として、ちょっと選民思想のようなものも加味したとらえ方をしているキリン。でも、八代所長がそんな思いでこれを搭載したとは思えないんだよなぁ。この適合率がどういう意味を持つのか?ストーリー上の謎であると同時に、カギになってきそうですね。

 

漆黒の新幹線の正体は、ブラックシンカリオンナンバーズ。ハヤトたちはキリンたちといたためすぐには出撃できない状況でしたが、このことを予期していた出水指令長の指示を受け、リュウジ・タツミ・レイ・ギン・ジョウ・タカトラが集結。それぞれドクターイエローN700Aのぞみ・800つばめ・シンカリオントリニティーとなって戦いを挑み、勝利を収めるのでした。今回はストーリーの都合上、第2シーズンに突入して初のE5はやぶさ(MkⅡ)が登場しないお話に。その分、第2シーズン初登場となるレイやギンたち門司支部組を含めた西日本組が大活躍をみせ、ブラックシンカリオンナンバーズを次々に撃破していました。個人的に最も注目させられたのが、シンカリオントリニティーの戦いっぷり。この中では一番活躍回数が少ない本機ですが、今回は初登場となる合体武器:トリニティーハルバード(玩具でも再現可能)を振り回してブラックシンカリオンナンバーズを圧倒。さらに相手を切りつけた上にドウリンハンマー部分で上に吹っ飛ばし、最後はトリニティーストライクで倒すという豪快な技も見せてくれました。トリニティーハルバードを持つ際のポーズが勇者パースになっており、「とうとう『シンカリオン』もこれをやるようになったか!」と、思わず笑ってしまいました。いやあ、今回はシンカリオントリニティーが本当にかっこよかったですね。

 

ブラックシンカリオンナンバーズを出現させた犯人は、ソウギョク。彼はこのどさくさに紛れてアズサを誘拐しようとしますが、それはキリンの手によって食い止められます。改めてキリンから仲間になるよう言われるハヤトでしたが、彼は即答することができないのでした。仲間であるソウギョクに対し、容赦なく腹パンを食らわせてアズサを救出するキリン。ここでの彼、とてもカッコよく描写されていました。ここだけ見るとキリンはキトラルザスの中でもまだまともな方…とも感じますが、中盤の描写から考えると、ソウギョクにブラックシンカリオンナンバーズを出撃させるよう仕向けたのもキリンととらえることもできるんだよなぁ。どちらにせよ、キリンの考えていることはまだハッキリとはわかりませんし、安易に信用するのは危険だと思うぞ。

 

 

 

キリンからの誘いに、迷うハヤト。それでも敵は出現し続ける。E5はやぶさMkⅡをも追い詰める敵に対し、新たなシンカリオンの登場とそのオーバークロス合体が炸裂する!

 

次回、ついにシンカリオン923ドクターイエロー登場!その気になる運転士は…、ええ、アズサじゃなくてホクトなのぉ!?

 

 

 

 

 

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