お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』第68話 ちょっとした感想

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フタバが好きな特撮ヒーロー、その名はシンカライザー!

 

 

 

 


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なるほど…!体験から入れば、覚えるのも苦にならないと!!今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、4週連続となるオーバークロス合体(今回はE5MkⅡ X N700A)の初登場回であると同時に、リュウジ・タツミの清洲兄弟がメインとなるお話に。超進化研究所の職員になるための流れについても初めて明かされるなど、小ネタもお話も楽しめる良回になっていましたね。

 

明確な夢を持つようになったリュウジと、その夢を優しく後押ししようとするフタバが印象的。それにしても、フタバってやっぱり秀才だったんだね…。

 

 

 

GWを利用し、久しぶりにハヤトたちのもとを訪れたリュウジとタツミ。ハヤトと再会するやいなや、リュウジは自分の夢の実現するために、いきなりハヤトに教えを乞い、鉄道に関する特別授業を受けることになります。はてさて、その結果は…。リュウジがハヤトたちのもとにやってきたのは、彼から鉄道に関する知識を教えてもらうため。シンカリオンの運転士を務める中で、「ホクトやフタバのような指導長になりたい」と考えた彼は、本格的に自分のこれからの進路を「超進化研究所の指導長」に定め、それを実現すべく必死に努力しようとしていたのでした。自分が教えてもらう立場であるため、ハヤトに対して“生徒として”接しようと努力するリュウジ。でも、ハヤトへの「お前」呼ばわりはどうしても抜けないのね…。そんなリュウジに講師を頼まれたハヤトは、手探り状態で鉄道知識の授業を開始。試しにリュウジにテストを出してみますが、100点満点中2点という散々な結果に終わり、逆にリュウジの心を折ってしまう結果となります。ハヤトが出したのは、結構マニアックな鉄道知識に関するクイズ。「ヨン・サン・トオ」や「ゴー・サン・トオ」(それぞれ、昭和43年10月と昭和53年10月の国鉄白紙ダイヤ改正のこと)自体は有名だけど、「その時追加された特急の名称全て答えろ」って、なかなかの難問だぞ!?このような問題に答えられずへこむリュウジでしたが、タツミはお構いなしにパフェやチョコレートケーキをぺろり。その食欲に、シノブとセイリュウが唖然としてたのが笑えましたね。

 

ハヤトだけではどうにもならなくなってしまったため、全員でフタバに相談することにした彼ら。フタバはそんな彼らに超進化研究所の職員になるための流れを教えますが、鉄道知識の付け方については、アカギなど他の職員と再度相談することにします。その中で、彼女が提案した方法とは、実際に列車に乗って、旅を楽しみながら鉄道知識をつけるというものでした。具体的な数は不明なものの、そこそこの人数がいると思われる超進化研究所の職員。中でもシンカリオンの指揮系統に関わるものは社内試験を受ける必要があり、難易度は不明ですがなかなかの難関のようです。フタバのような指揮系統に関わる人間は、最低限の鉄道知識を身につけておくのはもちろん、捕縛フィールドの射出指示の関係で、日本に存在するJR私鉄各線計約9,000の駅とその所在地等も覚えていないといけないらしい。ひぇ~、フタバもアカギも普段はおっとりしてるけど、実は幾多の難関試験を突破してきたエリートだったんだなぁ!しかも、フタバはこの9,000の駅を約2週間で覚えきったとのこと。暗記力の鬼だな…。ちなみに、このフタバが当時勉強していた頃のシーンでは、彼女の自室も初登場。シンプルなワンルームマンションですが、壁にはデカデカと「シンカライザー」の特大ポスターが貼られていました。去年のお話でチラッと登場した、フタバがファンだという新幹線ヒーロー。あれの名前が、ここでまさかの初披露となりました。「シンカライザー」という名称のバレは、先月中旬頃から巷で出回っていましたが、まさかコイツの名前だったとはね…。

 

山手線一周の旅に参加し、鉄道知識をなんとか身に付けようとするリュウジ。彼なりに努力したものの、その結果は再び散々なものになってしまいます。再度落ち込んでしまうリュウジでしたが、フタバはそんな彼に対して自らの過去を語ります。その時、巨大怪物体出現の報せが。出撃したハヤトたちを待ち受けていたのは、ブラックシンカリオンに酷似した「ブラックシンカリオンナンバーズ」でした。山手線一周の旅に出、その際駅に停まるごとにクイズを出すフタバ。これに対し、リュウジは必死に考えますが、シノブ・セイリュウ・アズサがそれぞれ答えを口にしてしまったことで、リュウジはどんどん出来ない自分を責めてへこんでいきます。リュウジがドツボにはまっていってしまうさまがちょっと笑えますが、ここで見逃せないのが、フタバの出している問題。これ、実は全部過去の話で実際に登場した話題からとられているネタなんですよね。過去のお話で積み重ねて来たことをしっかりと生かしており、この描写は巧みだなぁと感じましたね。ちなみに、この一連のクイズで唯一答えが出されていなかったのが、ハヤトの出した「西日暮里駅の設置理由」の問題。あれの答えは、「東京メトロ(当時は営団地下鉄)との接続のため」です。そして、この後展開されるのが、フタバが語る彼女の過去。学生時代夢を持っていなかった彼女は、秀才である幼なじみに追い付くべく勉強を続け、その結果今の役職に就いている…というものでした。彼女の口から明言されていませんでしたが、回想シーンより、彼女のいう幼なじみは倉敷ヤクモであることは明らか。ちょくちょく倉敷親子が出てくるのが気になるよなぁ。やっぱり、今後ストーリーに深く関わってくることになるのか?

 

ブラックシンカリオンナンバーズの素早い攻撃、そして対象をブラックシンカリオン紅のみにしか定めていないことにより、苦戦させられることになるハヤトたち。この事態を打開すべく、リュウジは川中島の合戦で武田軍が取った戦法を真似た作戦を展開します。この作戦は成功し、最終的にE5はやぶさMkⅡとN700Aはオーバークロス合体。E5MkⅡ X N700Aとなった彼らはブラックシンカリオンナンバーズを撃破し、今回のことを通じてリュウジも、「自分の目指す指導長の姿」について考えはじめるのでした。ブラックシンカリオンナンバーズは、攻撃自体はそこまで威力はないものの、機動性がブラックシンカリオン紅よりも格段にアップ。さらに、ブラックシンカリオン紅のみをひたすら狙い続けるという変わった戦い方をしており、これがハヤトたちを苦しめることになります。キリンの持つもう一体のシャショット、すでにセイリュウがキトラルザスから訣別してかなり経つのにも関わらず、つけ狙うその戦い方。キリンが何を考えているのか、謎は深まるばかりです。これに対しリュウジが編み出したのが、川中島の合戦をモデルにした作戦。この作戦は結果的に成功し、最後はE5MkⅡ X N700Aミカワアンジョウグランクロスによりフィニッシュします。このシーンでは、E5MkⅡ X N700Aの活躍に目が行きがちですが、作戦遂行においてその他のシンカリオンもモブになることなくしっかりと役割を果たして活躍している点にも注目したいところ。各シンカリオンの能力や特性も生かしてたし、キャラや機体の使い方が上手いなぁと強く感じましたね。そしてラスト、フタバの言葉や今回の出来事を経て、自分なりの指導長を目指すことにしたリュウジ。このラストも爽やかで良かったですね。集合写真も、いいじゃない!

 

 

 

 

 

YouTuberとして活動するアズサが、次に目をつけたのはフタバへの密着取材。それを引き受けることにするフタバの一方で、キリンが再び不穏な行動を見せはじめて…?

 

次回はフタバ、そして彼女の好きな特撮ヒーロー「シンカライザー」が大きく取り上げられることに。どこまで特撮ヒーローのパロディをやってくれるのか、ちょっと楽しみです。

 

 

 

 

 

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