『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』第49話ちょっとした感想 - お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの？ver.2.0

エージェントを堕とすには、やはりケーキが有効

何を言いたいか知らんが、素直に言った方が可愛いらしいぞ。今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、シノブの2号機：シンカリオンE3つばさアイアンウイングが初登場！クリスマス直前ということでクリスマス事態をプッシュした内容にもなっており、セイリュウの行動や心情変化にも注目させられましたね

新幹線でクリスマスと言えば、やっぱり1988年の「JR東海クリスマス・エクスプレス」のCM。今回は山下達郎のクリスマス・イブをBGMに使用し、しっかり再現されていましたね。Blu-ray BOXでは「エヴァ回」のBGMも本放送版が収録されることになったし、これももちろんちゃんと収録されるんだよね？

ハヤトたちがもうすぐクリスマスだと騒ぐ中、E3つばさが出撃不能になったことで、1人落ち込み気味のシノブ。ハヤトたちはそんな彼を元気づけようとしますが、なんとシノブはクリスマスの存在すら知りませんでした。同じ頃、トラメとソウギョクは、裏切り者となったセイリュウの捜索に躍起になっていて…。クリスマスまであと2週間ということで、すっかり世間もクリスマスムード。ハヤトたちももうすぐクリスマスだと沸きますが、シノブはその存在すら知りませんでした。人里離れた山で、忍者修行をしながら暮らしているシノブ。でも普段は学校行ってるはずだし、家でもテレビがつくはずだから、クリスマスを存在すら知らないっていうのはちょっとあり得ないような気がするけどなぁ…。そんなシノブに対し、クリスマスとは何なのかを教えようとするハヤトたち。アキタ・ツラヌキ・アズサは世間一般のクリスマスのイメージを語りますが、ハヤトが語ったのは、広島電鉄のクリスマス電車(ハノーバー電車)と、JR東海のクリスマス・エクスプレスのCMでした。ハヤトが話したのは、やはり鉄道に関すること。クリスマス・エクスプレスのCM（深津絵里ver.）の再現映像が入るのは次回予告時点で判明していましたが、上述の通り、まさか山下達郎の「クリスマス・イブ」をちゃんと使用して再現してくるとは、嬉しいサプライズでした。いや～、やっぱりクリスマスと言えばこれだよね！ちなみに、ハヤトが挙げていた広島電鉄のクリスマス電車は、今年は明日まで運行しています

ハヤトたちと別れた後、上野駅でセイリュウと再会したアズサ。彼女はセイリュウをカフェに連れ出し、再びケーキを食べさせます。さらにアズサは、セイリュウを大宮駅まで新幹線に乗せ、変装をさせて超進化研究所に入らせることに。セイリュウの心の中で、何かが変化していきます。前回名乗ったにもかかわらず、「ハヤトと一緒にいる少女」というくくりでなかなかセイリュウに名前を覚えてもらえないアズサ。セイリュウが本当の意味でハヤトたちと仲間になった時、彼は彼女の名前を呼ぶようになるのでしょうか。そんなセイリュウは、アズサからカフェに誘われ、ケーキをごちそうになることに。その味に魅了された彼は、そのままアズサに連れまわされる形で、どんどん彼女との時間を楽しみます。ケーキをごちそうになったうえに、新幹線で上野→大宮間の1駅乗車をし、おまけに超進化研究所の中にまで立ち入ることができたセイリュウ。新たな行動をするたびに言い訳をするセイリュウですが、これ本人絶対心から楽しんでるよなぁ！？おまけに、今回セイリュウは初めて変装を披露。ビン底眼鏡をかけ、ジョージというクリスマスを知らない外国人留学生として、アズサとともにハヤトの前に笑われます。さすがにこの変装には無理があるでしょ。いや、実際無理だったんだけどさ…

鉄道博物館の3階から新幹線を眺め、どこからともなく現れたスザクと話をするセイリュウ。しかし、彼らは実はトラメに監視されており、セイリュウへの制裁を狙うトラメは、巨大怪物体を出現させます。ハヤトたちはすぐに出撃しますが、敵の圧倒的な肩さとパワーの前に苦戦。一方、出撃できないシノブは、セイリュウに背中を押される形で自分の思いをフタバに吐露します。鉄道博物館の3階、倒れたゲンブがいた場所にやってきたセイリュウ。ゲンブ退場後、あの一角は封鎖でもされているのかと思っていましたが、どうやらそうではないようですね。あれっ、じゃあゲンブはどこに行ったんだ？そこでスザクと会ったセイリュウは、彼女との話をもとに考え込みますが、そんな時トラメの巨大怪物体が出現。先にハヤトたちが応戦しますが、カイサツソードもシャリンドリルも効かない相手に、打つ手なし状態になってしまいます。セイリュウ曰く、「トラメは頭の出来は今一つ」だけど「パワーはキトラルザスの中で一番」らしい。そりゃまあ見た目があんな感じだから、パワーはあるだろうねぇ。一方、ハヤトたちの苦戦をモニター越しに見ながら、何か言いたそうにしていたシノブ。彼はセイリュウの言葉を受け、「自分も戦いたい」と改めてフタバに言うのでした。「素直に言った方が可愛いらしいぞ」というセイリュウの言葉は、前半部分で彼自身がアズサから言われたこと。これをここで使うとは、いい演出だぜ！

出水指令長から、シンカリオンE3つばさアイアンウイングの存在を聞かされたシノブは、すぐさまそれに乗って出撃。月山流忍法で敵を翻弄します。さらに、セイリュウもブラックシンカリオンに乗ってハヤトたちに加勢。彼の協力もあり、最後はE3つばさアイアンウイングの真・フミキリシュリケンで敵を撃破します。そして、再びクリスマスパーティーの準備をするハヤトたち。実は彼らは、ジョージの正体に…？登場！E3つばさアイアンウイング！！カラーリング以外はほぼE3つばさと同じですが、性能等はアイアンウイングの方が上回っているらしく、巨大怪物体を翻弄しながら戦います。そうそう、これこれ！やっぱり山形新幹線と言えばシルバー×グリーンだよなぁ！！！そしてさらに、今回の戦闘にはブラックシンカリオンも前回に続き加勢。もうほぼハヤトたちの味方化しているような感じですが、本人曰くまだ味方になったわけではない様子。でも、このまま純粋なハヤトたちの仲間になるのも、時間の問題かな…。こうして戦いは終わり、再びクリスマスパーティーの準備を始めるハヤトたち。彼らはジョージの正体がセイリュウであることは初めから知っていましたが、わざとそのことを口にしていませんでした。彼らがジョージの正体にわざと言及しなかったのは、そうすればセイリュウが「変装がばれていない」と思い、クリスマスパーティーに来てくれるのではないかと思ったため。ああ、ハヤトたち優しいなぁ。こういった展開が、まさに『シンカリオン』という作品らしいですよね