お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダージオウ』EP34 ちょっとした感想

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響鬼、襲名―。

 

 

 

鬼ってのは、生き方なんッスよ。己を鍛え、己に打ち勝つ―。それが鬼なんッス。『響鬼』編後編となった、今回の『仮面ライダージオウ』。響鬼がどのようにして登場するか、様々な憶測が飛んでいましたが、ヒビキ本人が登場するのではなく、京介が一時的に響鬼を襲名する形で登場するという、ちょっと意外な展開が用意されていました。

 

鬼としての生き方、京介の抱えていた悩み、そして事件をキッカケに考えを少し変え始めたトドロキなど、戦闘だけでなくドラマ面でも見どころが多かった今回。『アギト』編のようにレジェンドライダー自身、そしてその世界観を大事にして物語を作っていましたが、若干京介の響鬼襲名シーンは急すぎる印象を受けたかな…。

 

 

 

前回、京介の妨害によりアナザーヒビキを取り逃がしてしまったソウゴたち。なぜこのような行動に出たのか京介を問い詰めるゲイツでしたが、当の本人はかたくなにそれを語ろうとしません。らちが明かないと感じたソウゴは、ツクヨミそして悩めるゲイツを連れて、トドロキのもとへ。そこで彼らが聞かされたのは、鬼としての生き方、そして京介の置かれていた状況でした。いくら自分の弟子だからとはいえ、何回もジオウたちを妨害し、その理由も語らないうえに料理にはあれこれ口を出すなど、依然横柄な態度が目立つ京介。『響鬼』本編から15年近くたっても性格等がほとんど変わっていないのですから(でも、若干丸くなったようにも感じる)、そりゃ響鬼を襲名できんわな…。京介がこんな有様のため、ソウゴたちは彼の代わりにトドロキに事情を訊きに行くことに。トドロキは京介が響鬼を襲名できていないことを語ったうえで、鬼としての生き方とは何かを語ります。それを聞いたソウゴは、なんと悩めるウォズを1日だけトドロキの弟子にするよう頼みこむのでした。トドロキ曰く、鬼とは「生き方」であり、「己を鍛え、己に打ち勝つ」ことが修行であり、鬼への道であるとのこと。『響鬼』でいう鬼を端的に表したこの語り、感動したなぁ。そんなトドロキに対し、ウォズを弟子にするよう頼むソウゴ。「いい子にしますから!」って、保護者じゃないんだからさ…。あ、でもウォズはソウゴに仕えている身だから、この言い方はあながち間違いじゃないのか。

 

アナザーヒビキが出現し、これに応戦するゲイツと京介。途中からソウゴも合流し、ジオウⅡとなってサイキョウギレードで撃破寸前まで追い込みますが、三度京介の妨害を受け取り逃がすことになってしまいます。そんな京介から、彼が響鬼になれなかった理由を訊き出そうとするソウゴ。同じ頃ウォズは、トドロキとの修行を通じ、「祝福とは何か」ということの自分なりの答えを発見するのでした。せっかくアナザーヒビキを倒せそうだったのに、またまたまたジオウⅡたちを妨害してしまった京介。彼が彼なりにツトムの所業について責任を感じ、師匠としてそれに決着をつけようとしているのはよくわかるのですが、いくら何でもムチャクチャすぎるぞ…。そんな京介に対し、ソウゴは単刀直入に「なぜ響鬼になれなかったのか」と問うことに。これに京介は答え、そしてツトムを弟子に取った時のことをソウゴに話し、ソウゴはそれを理解したうえで共にツトムを救おうと持ち掛けます。ヒビキのような人間を目指して修業を積んだものの、ヒビキのような人間になれず、そして響鬼自体も襲名できなかった京介。京介は少し自嘲気味にそれを語りますが、ソウゴは決してそれをバカにするようなことはしないのでした。京介と話す中で、小学校の頃を思い出すソウゴ。彼はツトムを「鬼になりたい」という夢をバカにするクラスメイトから守っていたんですね。でも、この後ソウゴがツトムに自分の夢を語った時、ツトムが若干引き気味だったような気が…?一方のウォズは、トドロキからの指示でひたすら洗濯をすることに。これをしなければならないことを嘆くウォズでしたが、この時にトドロキから聞いた話で、彼の悩みは一気に吹き飛びます。「そばにいることはそれだけですごいこと」であるがゆえに、ウォズ自身が存在すること自体が「祝福」であると説くトドロキ。本当に彼、いいこと言うようになったなぁ。自分に自信もって、弟子きちんと取った方がいいと思うぞ!

 

ソウゴとの会話をきっかけに、彼との協力の道を選んだ京介。その時またもやアナザーヒビキ出現の報せが入ります。京介は現場に向かい、アナザーヒビキにきちんと向き合ったとき、ヒビキライドウォッチの力が発動。一時的に響鬼へと変身した京介は、ジオウトリニティとともにアナザーヒビキをついに撃破します。その後、ソウゴの誕生日会は開かれ、彼は仲間たちから祝福を受けることになるのでした。このシーンで、まさかの京介が響鬼へと変身。できればヒビキ本人に変身してもらいたかったけど、まあこの展開はこれでアリだと感じましたね。彼が音角で変身するのではなく、ヒビキライドウォッチで変身する流れにしたのはGood。こうすることで、「京介の響鬼変身が一時的なもの」と表すと同時に、「京介が完全に響鬼を襲名したわけではないので、このシーンでヒビキが完全に変身能力を失ったわけではない」ということになり、オリジナルへの配慮もなされた形になっていましたからね。このようにして響鬼に変身した京介は、前期OPをベースにテンポよく攻撃。ジオウトリニティも戦闘に加わり、2人の力でアナザーヒビキを倒します。ジオウトリニティへの変身シーンでは、ゲイツがキャラ崩壊したかのようにクネクネしながら変身。現場でのアドリブが採用されたみたいだけど、ちょっとやりすぎじゃな~い?そしてラスト、京介もトドロキもそれぞれ新たな一歩を踏み出すことにし、シーンはソウゴの誕生日会へ。ソウゴはウォズたちから盛大な祝福を受け、19歳の誕生日を楽しく過ごすのでした。ウォズたちの誕生日会のシーンもいいのですが、やっぱり見逃せないのは、この直前のトドロキのセリフでしょう。「ハハッ、日菜佳さんに相談しよう」―。う~む、やるじゃないか。このセリフを入れるとは、粋だなぁ!

 

 

 

ソウゴが魔王になるために必要なライドウォッチも、あとわずか。次に現れるのは仮面ライダーキバ!アナザーライダーと化した初恋の人を相手に、ソウゴはどのようにして戦うのか!?

 

次回から『ジオウ』は『キバ』編に突入。未来のライダーである仮面ライダーギンガも登場するけど、これ話の展開どうなるんだ!?そして、釈由美子さんは劇場版のゲスト出演者ではなく、『キバ』編前後編のゲスト出演者だったんだなぁ。

 

 

 

…というワケで、記事は「『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第8話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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