『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』第54話ちょっとした感想 - お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの？ver.2.0

動物の飼育(Suicaのペンギンにほおずり)

タツミにとって空手よりも大事なもの…、それはリュウジの背中だ！今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、ドクターイエロー登場以降すっかり登場機会がなかったシンカリオン N700Aの復活回。その運転士に選ばれたのはリュウジの弟：タツミであり、リュウジとひと悶着ありつつも最終的に運転士となり、ドクターイエローとの共闘が実現しました

名古屋支部中心のお話となるため、アキタたちは未登場。アズサとセイリュウは、一応ハヤトに同行する形で登場していました。ドクターイエロー登場前後でよく言われていた、「言葉のない対話」の話題も久々に登場。いやぁ、リュウジとタツミが和解できてよかったねぇ

ハヤトがアズサとセイリュウを呼んで新幹線談義に興じる中、彼のスマホにかかってきた一本の電話。それはリュウジの母からによるものでした。同じ頃、名古屋支部での問題の情報を訊きつけた東総指令長は、自ら名古屋支部へ出向くと宣言。そこへ向かう際の新幹線ホームで、ハヤトたちと出会うのでした。ハヤトに影響されて、どんどん新幹線にのめりこんでいくセイリュウ。その姿がとても微笑ましく見えましたが、彼に「種別」の概念がなかったのが少し意外でした。「のぞみ」「こだま」「はやぶさ」…。鉄道ファンでなくても、新幹線ひいては鉄道には種別があることは周知の事実のはず。しかしセイリュウは、今まで新幹線の外観しか見ていなかったため、そういった概念がなかったんですねぇ。でも、新幹線の電光掲示板は何回か見てたような気がするけど…。そんなハヤトがリュウジの母から聞いたのは、リュウジとタツミがケンカしているということ。それは名古屋支部全体の問題だったようで、東総指令長にもそれが伝わることに。これを受けて東総指令長は、自ら名古屋に出向くと言い出し、新幹線でハヤトたちとともに名古屋へ向かいます。前回強烈なインパクトを残した東総指令長のキャラは、今回も変わらず。ハヤトたちと隣に座りたいがために、わざわざ見ず知らずの人とグリーン車の切符を交換するなんて、すごい執念だ…

リュウジの母親の病院経由で、超進化研究所名古屋支部へ向かったハヤトたち。そこで彼らが知ったのは、リュウジとタツミのケンカの原因が、タツミ自身がシンカリオン N700Aのぞみの運転士に選ばれたことにあることでした。ハヤトたちは、双方の言い分を聞きますが…。ドクターイエローが登場したことで、単機の戦闘力が大幅にアップした名古屋支部。しかし彼らはN700Aの存在を忘れたわけではなく、ずーっとその適合者＝運転士を探していました。そして、最終的に白羽の矢が立ったのが、リュウジの弟：タツミでした。N700Aの運転士に選ばれたことで大喜びのタツミに対し、暗い顔でかたくなにタツミを運転士にしたくないと言い張るリュウジ。そこまでしてリュウジが拒んでいたのは、タツミを心配するがゆえでした。かつて、父の死やシンカリオンの運転士になることで自分の夢(空手)をあきらめざるを得なかったリュウジ。彼はタツミにそういった思いをさせたくないとして、運転士になることに反対していました。キツい言葉を言いながらも、実はタツミのことを思い続けていたリュウジ。やっぱり彼はいいお兄さんだったんですね～。一方、名古屋支部の羽島指令長は、東総指令長に協力を仰ぎ、命令という形でタツミの運転士化をリュウジに認めさせようと提案。しかしそれは、東総指令長自身に却下されます。「それだと根本的な解決にならない」と言う東総指令長。前回、セイリュウとハヤトたちの絆を信じた、彼らしいセリフです

なかなかわかり合おうとしない、リュウジとタツミ。そんな彼らを見たハヤトは、彼らに「言葉のない対話」をしてみるよう進言します。やがて空手による勝負で戦い合うリュウジとタツミでしたが、結局お互いの思いは知れず自まい。そんな中、巨大怪物体が出現します。かつて、ビャッコたちとの戦いで試みた「言葉のない対話」を、今一度実践してみようと提案するハヤトたち。「言葉のない対話」の話題が出てきたのも久々だなぁ。でもそれ以上に、このリュウジとタツミのぶつかり合いで問題が解決せず、「結局何もわからなかった」というオチになるとは予想外。この時点で和解して、仲良く出撃するのかなぁと思い込んじゃったからなぁ。そして、そんな中現れる巨大怪物体。複数のコアを同時に破壊しなければならないため、E5はやぶさ・ドクターイエロー・ブラックシンカリオンが同時攻撃を仕掛けますが、わずかにタイミングがずれたため失敗に終わります。「訓練を一度もしていないから失敗した」と言う羽島指令長。前々回、ブラックシンカリオンとぶっつけ本番でタイミングを合わせて敵を撃破したハヤトたちって、すごかったんだなぁ

八方塞がりな状況下で、なんとタツミの出撃許可を求めるハヤト。リュウジは反対しますが、ハヤトの発言と東総指令長の命令により、それを受け入れます。N700Aで出撃したタツミは、ドクターイエローと息ぴったりのコンビネーションで敵を撃破。こうしてタツミは、シンカリオン N700Aの運転士としてデビューを果たすのでした。リュウジが反対するのはわかっていながらも、あえてタツミの出撃を要請するハヤト。彼はリュウジに対し、「タツミが一番大切にしているのは、リュウジの背中だ」と言います。タツミがいつも自分の背中を追いかけていたことで、大局が見えていないと思っていたリュウジ。しかし彼のその認識は誤りであり、タツミにとってはリュウジの背中を追うこと自体が大切なのであることに気づかされます。そして、その後タツミの乗るN700Aが出撃。ドクターイエローとのコンビネーションでコアを一気に破壊し、E5はやぶさとブラックシンカリオンの協力で敵を撃破します。タツミが合流後、ドクターイエローとN700A、E5はやぶさとブラックシンカリオンの二手に分かれるハヤトたち。ちゃんと息が合いやすいコンビ同紙に分かれて戦っているのが、細かいながらもいい演出だなぁと感じました

突然シャショットから並んで座らされるハヤトたち。その理由は一体何か？そして、ブラックシンカリオンが進化を遂げる！

次回はブラックシンカリオン紅のデビュー回！すげぇ、次回予告を見ただけじゃ、次回何が起きるかさっぱりわからないぞ！