お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』第55話 ちょっとした感想


もう1人の相棒






新幹線にだって、アイツにだって終着駅はある。アイツはそこで待っていてくれる。今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、最近出番のなかったシャショットとハヤトたちの関係改善だけでなく、ブラックシンカリオンの強化形態であるブラックシンカリオン紅の初登場まで盛り込んだお話に。さらにイザと思われるシンカリオン開発責任者の名前も判明するなど、展開てんこ盛りでした



シャショットとハヤトの関係改善を、彼ら自身の手で解決させるのではなく、セイリュウを通して解決させるという構成が、非常に興味深い。今まで彼がハヤトに対して感じてきたことを、そのまま応用しているのが面白かったです





セイリュウを正式に大宮支部所属のメンバーにしてもらおうと、彼を連れて指令室にやって来たハヤトたち。ところがそこにいたのはシャショットであり、彼は怒ってハヤトたちをその場に正座させます。彼は今までの不満をぶちまけたのち、そのままシャットダウン。ハヤトたちは、シャショットとの関係改善について考えますが…。アズサの家に居候しているも、ハヤトの小学校に編入したり等はしていないらしいセイリュウ。確か表向きは「外国人留学生」ってことで通しているから、小学校に通ってないのもおかしくない…ということなのか?そんな彼はここ最近ハヤトたちと頻繁に共闘してきましたが、実はまだ正式な大宮支部所属の運転士ではない部外者。そのため、仲間に入れてもらおうとハヤトたちがそこを訪れたところ、代わりにいたのはシャショットでした。最近、特にここ数話では、セイリュウに出番を奪われたこともあり、次回予告以外では全く登場していなかったシャショット。「確かに最近出てこないな」とは思っていたけど、この展開につなげるための意図的な演出だったんですね。いや、でもこの時期の収録はおそらく『ルパパト』のデストラ退場回完成直後くらいだから、うえださんの予定が取れなかったということもあるのかな?


シャショットのことについて考えるうちに、彼の誕生経緯について疑問に思ったハヤトたち。率直にそれを出水指令長にぶつけたところ、それに対する回答が返ってきます。同じ頃、ハヤトたちといったん分かれたセイリュウは、東京駅へ向かい新幹線の切符を購入していました。なぜE5はやぶさにだけシャショットがいるのか?公式設定上等ではあれこれ言われていましたが、そういえば劇中で今まで言及されていなかったですね。シャショットはもとからE5はやぶさ専用のAIロボとして設計されていたらしく、シンカリオン開発当時、数年前の事故(第33話等で言及)を乗り越えて開発を続行していた開発チームは、E5はやぶさのみ起動に失敗。試行錯誤をしているうちにシャショットの設計データを発見し、さらにその後適合者であるハヤトを見つけたことで初めてE5はやぶさを満足に動かせることができるようになったのでした。ここで注目したいのが、確かにシャショットの「開発経緯」については述べられていますが、当時の開発メンバーも偶然設計図を発見して造っただけであるため、その「設計意図」まではわからずじまいという点。それを知っているのは、シンカリオン起動中の事故で行方不明になった八代イサブロウ博士のみです。そしてこの八代博士こそ、イザの正体と思われる人物。ハヤトたちも、だんだん地下世界の核心に近づいてきましたね


シャショットの助けを借りて、なんとか新幹線の切符を買ったセイリュウ。彼は東京駅と品川駅を、下りはこだま、上りはのぞみを使ってわざわざ往復します。それを通じて、彼はシャショットにあることを伝えたかったのでした。そしてその直後、巨大怪物体が出現。シャショット不在のためアキタたちが出撃しますが、敵のスピードが速く、苦戦を強いられるのでした。新幹線の一駅乗車の中でも、東京―上野間乗車に次ぐ贅沢な使い方である東京―品川往復をやってみせるセイリュウ。その理由は、彼が単に新幹線に乗りたかったからではなく、新幹線ののぞみとこだま、そして自分の経験を通じて、シャショットにハヤトの接し方の気づきを与えるためでした。ハヤトと接していくうちに、彼は「新幹線のように止まらない人間」であると感じたセイリュウ。しかし同時に、「新幹線には必ず終着駅があるから、そこで待っていてくれるはず」と表現し、「のぞみのように早く行けないのなら、児玉のように行くのもいい」とし、上手いこと新幹線のたとえ話を落とし込みながら、シャショットに気づきを与えます。ここ今回の名シーン!正直、ブラックシンカリオン紅の登場シーン以上に印象に残ったなぁ。しかし、そんな時に現れるのが巨大怪物体。パワーとスピードを兼ね備えたかなりの強敵で、アキタたちを苦しめます


少し遅れて、ブラックシンカリオンで出撃したセイリュウ。一緒にいたシャショットをそのまま同乗させて変形しようとしますが、異常が発生。通常の超進化速度の約3倍に加速したうえに、自身のスーツとブラックシンカリオンのカラーが変化し、ブラックシンカリオン紅が誕生します。驚異的なスピードを身に着けたブラックシンカリオン紅は、巨大怪物体のスピードに追い付き、ダークカイサツソード紅一閃!巨大怪物体を撃破するのでした。シャショットを乗せたことで、ブラックシンカリオン紅へと進化を遂げたブラックシンカリオン。ブラックシンカリオン自体もイザによって開発されたものですから、シャショットを搭載することでよりパワーアップできるような設計になっていたということなのでしょう。ということは、やはりE5はやぶさとブラックシンカリオンは似た者同士ということか…!通常の3倍の超進化速度に到達したうえで変形したブラックシンカリオン紅は、そのせいか通常のブラックシンカリオンよりも特にスピード面でパワーアップ。アキタたちが追いつけなかった巨大怪物体にあっという間に追いつき、新武器:ダークカイサツソード紅で倒します。ダークカイサツソード紅の必殺技エフェクトは、E5はやぶさのカイサツソードのそれと、ほぼ全く同じ。この2つの機体、絶対に何かあるぞ…!





ハヤトたち、ふたたび桜島へ!敵の猛攻に苦しむ800つばめを救うため、ブラックシンカリオンが単独でブラックシンカリオン紅へと進化する!?


次回は引き続きブラックシンカリオン紅の活躍回。レイ/800つばめがまたまた登場してくれるなんて嬉しいぜ!でも、できればシンカリオントリニティーの方にも出番を…。









 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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