当 て 身 は プ ロ 級
体操しよう、体操!異次元には朝も夜もなかったからさぁ!カツミたちの母親:ミオが帰ってきたお話となった、今回の『ウルトラマンルーブ』。テレビ本編のラスボスとなるルーゴサイトの正体も彼女の口から明かされ、いよいよ物語は本格的に最終回へと向かっていく形になりました
ミオはとにかく自由奔放…というよりも、かなりマイペースな感じな女性。ある意味、「大変!ママが来た!!」だよ!彼女のラストシーンの行動は、やっぱりカツミたちを巻き込まずにルーゴサイトを倒したいという、彼女の考えゆえの行動なのかなぁ
・ストーリー面
ミオのキャラクターのインパクトが強くて、そればかりが印象に残る形になりましたが、全体的には説明パートがかなり多かった印象を受けた今回のお話。ルーゴサイトの話題も本格的に登場したので、最終決戦も間近に迫っていることを実感させてくれました。そういえば、今回含めてあと残り4話だもんなぁ
前回、アイゼンテックの地下室にやってきたサキとカツミたち。彼らは起動した装置の中から、1人の女性と1匹の怪獣:カミソリデマーガが出てくるのを目撃します。出てきた女性はカツミたちに避難を促し、全員外へ。そこで彼女は、自分が15年前に失踪したカツミたちの母親:ミオであることを明かします。カミソリデマーガが地中に潜ったあと、クワトロMにやってきたミオはかなりハイテンションで…。異次元から脱出してくるついでに、カミソリデマーガまでをも連れてきてしまったミオ。意図的ではないのはわかっているのですが、厄介なことしてくれちゃったなぁ。ある意味、「大変!ママが来た!!」だよ!そんなカミソリデマーガは、時間制限のため変身できないカツミたちに代わり、サキがホロボロスになって抵抗。地中に追いやることに成功しますが、サキの身体はボロボロに。一方のミオは、クワトロMに戻ってカツミたちをたじたじにさせるくらいのテンションで騒ぎまくり、おまけにアサヒと一緒にお風呂にまで入ってしまいます。「一緒に入ろう」といっていたとはいえ、なんだかんだでアサヒは断るだろう…と思ったら、なんと本当に一緒に入っていたというオチ。あ、そこらへんはOKなんだ…(何が)。ちなみに、ここで見逃せないのが、ミオのアサヒに対する接し方。ミオはアサヒのことを家族として認識しているようですが、自分の子ではないという認識もしているようです。ミオの子ではないけれども、間違いなく湊家の家族。うーん、アサヒの正体は、一体…?
翌朝、皆寝ぼけ眼なのに対し、元気いっぱいなミオ。彼女は体操しようとしますが、そこで異次元のことが気になったカツミとイサミの問いかけがきっかけとなり、彼女は15年前に起きたこと、そしてルーゴサイトとは一体何なのかを語り始めます。そして、彼女の話を聞いたカツミたちは、サキから彼女のジャイロを貸してもらうべく、アイゼンテック社を訪れるのでした。中盤、サキと美緒の口から語られるのが、ルーゴサイトの正体。ルーゴサイトは宇宙の白血球のような存在であり、それは何らかの原因で暴走。地球を宇宙の異物だと認識。このままでは宇宙そのものも消滅してしまうという危機的状況にありました。ルーゴサイトはガス状の生命体ですが、1300年前のサキたちの戦いで地球に散らばったレイエネルギーを結集すれば、実体化が可能。そしてその強大な力さえあれば、地球そのものを爆破することも可能でした。2人の解説によりルーゴサイトの正体や実体化方法が判明するわけですが、注目したいのはミオの発言。彼女の発言から察するに、ルーゴサイトはあくまでも何らかの原因で暴走しているだけであり、本来は敵ではないことがわかります。ということは、最終回は「ルーゴサイトただ単に倒して終わり」という結末にはならない可能性もあるということですかね。ちなみに、この中盤の一連のシーンでは、サキがレイエネルギーのために世界各地で1人で植樹をしていたこと、そしてウシオが初めてカツミたちがウルトラマンであることを知る描写も存在。こんなにライトな感じで正体がバレたの、『ルーブ』が初めてじゃないか!?
レイ・エネルギーの流れを邪魔していたカミソリデマーガを排除するため、サキは再びホロボロスとなって戦いを挑むことに。しかし力及ばず、サキに代わる形でロッソとブルが登板。ルーブに強化変身してカミソリデマーガを撃破します。怪獣を倒して安心するカツミとイサミでしたが、突然現れたミオに気絶させられ、ルーブジャイロを奪われてしまうのでした。カミソリデマーガとの戦闘の直前、責任を取るという旨の発言をしていたミオ。彼女は、ルーブジャイロをカツミとイサミに渡したことを後悔していたようですから、彼らを巻き込まない形でルーゴサイトを倒す方法を考えているということなのでしょう。ちょっとやり方が強引すぎる気がするけど、まあ、あの2人に「ルーブジャイロを渡せ」といっても渡さないだろうしなぁ
・特撮面
全身凶器ともいえるカミソリデマーガとの戦いが描かれた、今回のお話。ハデなミニチュア破壊はない分、ルーブ・ホロボロスともにアクションでその戦いを魅せるという形になっていました。ルーブコウリンを巧みに操るルーブ、いいよね…
冒頭、ミオとともに異次元から出てくる形で現れた、カミソリデマーガ。時間制限により変身不能なカツミとイサミに代わり、サキがホロボロスに変身して戦いを挑みます。結局勝負はつかずにカミソリデマーガを逃がしてしまうことになりますが、ホロボロスの獣人のような荒々しい戦闘が楽しめるシーンに。特に、ホロボロスが回し蹴りを決めるシーンは思わず声が出ちゃいましたね。そういえば、もうホロボロスが『ルーブ』本編に登場したのって、これが5話目だっけ。びっくりするくらい恵まれてるなぁ
レイ・エネルギーを吸収することに固執するカミソリデマーガ。それに対し、サキは再びホロボロスになって戦いを挑みます。カミソリデマーガが地中へ潜るのを何度も阻止しますが、今一つ力及ばず…。2度目のホロボロスVSカミソリデマーガ戦で描かれるのは、ウルトラシリーズではよくある「地中に潜ろうとする怪獣を引きずり出そうとする」シーン。決して珍しいシーンではないのですが、ニュージェネレーションヒーローズになってからこうした演出がなされるのって、『ルーブ』が初めてじゃないかな?怪獣が地中に潜るって描写はあったけど、引きずり出そうとする描写はなかったような気が…?
力尽きたサキに代わって、ロッソとブルが登場。2人はカミソリデマーガと戦いますが、その固すぎる刃に苦戦。これに対し2人はルーブへと強化変身し、ルーブコウリンを巧みに操ってカミソリデマーガに大ダメージを与えることに成功。カミソリデマーガの光線も難なくはねのけ、最後は新技:ルービューム光線で撃破するのでした。今回もルーブのアクションは見所満載。ルーブコウリンでカミソリデマーガを何度も切りつけ、着地と同時に身体中を爆発させる描写にはシビれましたね~。そして、最後はルービューム光線でカミソリデマーガは大爆発!オーブオリジンのオリジウム光線みたいに、最終回のみの出番になるのではないかと心配されていたルービューム光線ですが、今回バッチリ使ってくれましたね
ミオにルーブジャイロを奪われてしまったカツミとイサミ。彼女の行動は、異次元で見たという未来の光景に原因があるのか?そして、サキはグルジオレギーナとなって戦いを仕掛けてきた!
次回は新怪獣:グルジオレギーナが登場!次回でグルジオレギーナとのバトルを描いて、残り2話がVSルーゴサイト戦前後編で『ルーブ』のテレビ本編はおしまいのようですね。なんだか、寂しいなぁ…。
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