お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンR/B(ルーブ)』第20話 ちょっとした感想


♪この瞬間 起こった奇跡 きっとウソじゃない






ジャイロがあってもなくても関係ない!目の前の救える命を全力で守り抜く…。それが、ウルトラマンってもんだろ?今回の『ウルトラマンルーブ』はサキの過去に迫るお話…というよりも、彼女の目的がまた一歩進む形のお話に。久々にゴモラも登場し、グランドキングメガロスに倒されてしまったものの、怪獣殿下らしい風格を見せてくれました



回を追うごとに、どんどん目的と考え方が歪みつつあるような感じがするサキ。今回は終盤ではひたすら笑っていた感じがするなぁ。このままイカれて終わっちゃうには、もったいないキャラなんだけど…






・ストーリー面

サキの過去のお話は序盤でまとめられており、中盤以降は目的達成のために暴走する彼女、そして怪獣を食い止めるために奔走するカツミとイサミの姿が描かれる形に。特にカツミの発言は非常にヒーローらしさにあふれていましたが、頻繁にサキとの話し合いをしようとしだしていたのには、少し違和感がありましたね


サキの中でフラッシュバックする過去の記憶。そこから刺激を受けた彼女は、前回入手したカツミとイサミのルーブジャイロを使って、次なる作戦を展開しようとします。一方カツミとイサミは、回復したアサヒから、先から聞いた話を聞かせてもらうことに。彼女の絵にドン引きしつつも、サキのやろうとしていることを知ります。1700年前にあった、ルーゴサイトとの死闘。やはりサキは当時グルジオボーンに変身しており、その彼女は目の前で兄たちを失うという経験をしていました。「O-50は、なんで女の子に怪獣に変身する能力を与えたんだ?」という指摘も多く見受けられましたが、私としては、サキは怪獣にしか「変身できなかった」からグルジオボーンになっていたのではないかと思います。兄たちがウルトラマンに変身できたのに、それに対してウルトラマンになれなかった自分。そういった悩みもあって、彼女はカツミたちを目の敵にしてるんじゃないのかなぁ。同じ頃、カツミとイサミはアサヒが先から聞いたという話を聞き、サキ自身の目的を知ることに。彼らからすると、あのアサヒのイラストはキモい扱いらしい。まあ確かに上手くはないけど、あれはあれで味があると思うけどね~


なんとしてでもルーゴサイトを倒そうとするサキは、ルーブジャイロを使って危険な実験に挑戦。しかし、彼女の思いに反してルーブジャイロたちは全く反応しませんでした。そして、その実験の影響を受け、突如地底からゴモラが出現。変身できないカツミとイサミは現場に駆け付けるも、ルーブジャイロを取り戻せない上にサキの妨害を受け、ピンチに陥ります。3つのルーブジャイロの力を使い、地球を犠牲にしてでもルーゴサイトを倒そうとするサキ。しかし、彼女の思いとは逆に、カツミとイサミのルーブジャイロは全く反応を見せないのでした。後半の描写も加味して考えると、ルーブジャイロはやっぱり、ジャイロ自身が選んだ人じゃないと起動できないらしい。ということは、カツミとイサミは決して偶然ではなく、ジャイロに選ばれたからウルトラマンの能力を得たことになります。なぜ彼らがジャイロに選ばれたのか?これは今後明かされることでしょう。そんなカツミとイサミは、変身できなくても現地に駆け付け、サキと対峙しつつも人々の救出にあたるなど、ヒーローらしいところを見せてくれます。上述の通りこのシーンでは特にカツミがカッコいいのですが、突然サキとの対話重視路線に方向転換しているのが違和感ありますね。いくらアサヒを助けてくれたとはいえ、あまりにも急すぎるような…?そして、ジャイロ強奪を阻止すべく、カツミたちを妨害するサキ。うーん、なんだか彼女が小物に見えてくる…


目の前にジャイロが現れたことで、変身能力を取り戻したカツミとイサミはロッソとブルに変身。ゴモラを抑え込みますが、そんな時サキがグランドキングメガロスに変身して現れ、ゴモラを粉砕してしまいます。圧倒歴な力を誇るグランドキングメガロスに、持てる力で挑むロッソとブルでしたが…。終盤辺りから、サキはさらに暴走。ルーゴサイトを倒すために兄たちが守ったはずの地球までをも犠牲にしようとし、終始高笑いしながらロッソたちに襲い掛かってきます。完全にこのシーンではキャラが変わってしまっているサキ。悪役ポジションのキャラが終盤になって豹変するのはよくあることですが、これはちょっと…。これに対し、ロッソとブルはルーブに変身して決着をつけようとするも、2人の足並みがそろわなかったため変身に失敗。グランドキングメガロスの攻撃を受けそうになります。極クリスタルは、カツミとイサミ2人の心があっていないと発動しないらしい。まさかルーブが登場しないお話がまた出てくるとは、思わなかったなぁ





・特撮面

ゴモラ、そしてグランドキングメガロスと、ゴツさと強さを兼ね備えた怪獣たちが続々と登場した今回のお話。特撮もかなり気合が入っており、伊藤監督があれだけハイテンションになるのもよくわかる出来でした





サキの実験に刺激され、地下からゴモラが出現!アイゼンテック社の怪獣拘束装置もものともせず、綾香市を蹂躙していきます。さすが「怪獣殿下」であるゴモラ。今回は前述の通り最終的にはグランドキングメガロスにやられてしまいますが、素晴らしい強さを見せてくれました。ゴモラの周囲で起こる火薬による爆発、その爆炎から出てくるゴモラ!うーむ、この臨場感がたまりませんなぁ



ゴモラと戦うロッソとブル。その中で自動車を発見したロッソは、それを救って逃がしてあげます。円谷特撮では時々見られる、こうしたミニチュアを使ったお遊び。『ウルトラマンネオス』などが有名な気がしますが、テレビシリーズ本編でこうしたシーンが挿入されたのは、久しぶりな気がします。そういえば今回は結構車のミニチュアの出番が多かったけど、なんかこれ意味あったのかなぁ?



サキの変身したグランドキングメガロスに挑む、ロッソとブル。彼らは知恵を絞って必死に戦いますが、ルーブにも変身できず、最終的にはグランドキングメガロスの攻撃を受けることに…。グランドキングメガロスは、スーパーグランドキングの着ぐるみをもとに改造しているため、見た目的にも着ぐるみの大きさ的にも超ド級。土煙をあげながら前進してくるさまは、かなり迫力がありましたね。確かに強い怪獣だったけど、ウルトラシリーズトップクラス…とまでは感じなかったかなぁ






依然として溝が埋まらない、カツミたちとサキ。争う果てにカツミたちが知る、母:ミオ失踪の真実とは!?


次回はミオが姿を消した理由がついに判明!なんだか気の抜けたサブタイトルのように感じますが、これは何か意味があるのでしょうね。





















 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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