オーブさんの力、お借りします!
心配するな。俺たちは、ウルトラマンだ!今回の『ウルトラマンルーブ』は、前半完結編ともいうべき内容に。ホロボロスと決着をつけたのはもちろんのこと、アサヒにカツミとイサミの正体がバレる、ウシオがアサヒの不審な点に気づくなど、お話に感動させられつつも、見逃せない点が多々ありました
前回チラッと登場したサキが、今回から本格的に暗躍。変装してマコトのもとに現れたり、妙にカツミとイサミの力等を試そうとしていたりなど、気になるところがありましたね。
・ストーリー面
序盤のシーンでアサヒに正体がバレ、彼女に止められつつも、自分たちが何のために戦うのか?何のためにウルトラマンになるのか?という問に対して、改めてその答えを出し、戦いに身を投じるカツミとイサミ。今回は、彼らのウルトラマンとしての成長っぷりがよく感じられるお話でした。一方で、ウシオはアサヒの何かに気づいたようで…?
前回、サキによって出現させられたホロボロス。これにはまずオーブダークが立ち向かいますが、ホロボロスの攻撃の前に爆発四散。彼の変身アイテムだったオーブリングNEOは、偶然アサヒの手元に飛んできます。その後立ち向かったロッソとブルも力尽き、アサヒの目の前で消滅。直後彼女の目に映ったのは、傷つき倒れるカツミとイサミの姿でした。彼らは病院に担ぎ込まれ、何とか意識を取り戻します。サキによって召喚されたホロボロスは、以前の獣らしさはほとんどなくなり、「獣人」ともいうべきファイトスタイルに。オーブダークをあっという間に退け、必死で立ち向かうロッソとブルをも、地面にたたきつけてダメージを与えていきます。ホロボロスが狂暴化したのは。おそらくサキの持つルーブジャイロのせい。彼女自身、そして彼女の持つルーブジャイロにどんな秘密が…?一方、その場に偶然居合わせたアサヒは、オーブダークの敗北の際にオーブリングNEOを手にし、またロッソとブルの消滅の際、人間に戻ったカツミとイサミを目撃。これにより、彼女はカツミとイサミの秘密を知ってしまいます。今回は要所要所でアサヒが活躍。ヒロインらしい行動をとってくれています
心配するアサヒに対し、最初はすっとぼけるカツミとイサミ。しかし彼女が自分たちの秘密を知ってしまったことを知り、困惑します。そんな中、再びホロボロスが出現。カツミとイサミは支度をし、アサヒを説得して戦いに赴きます。ホロボロスの動きを封じるべく、縄文土器作戦を敢行するロッソとブル。ですが、それはイマイチ効果が出ないのでした。ボロボロの状態でもウルトラマンに変身し戦おうとするカツミとイサミ。当然アサヒは心配して彼らを制止しますが、それでも彼らは戦いに挑みます。アサヒに対して、自分たちが戦う理由を「この街を守るため」と語るカツミとイサミ。自分たちが育った、行方不明の母が帰るべき思い出の場所。そして、大切な人々が生きる場所。その場所である綾香市を守るべく、彼らは戦い続けていたのでした。マコトの言う通り、最初はなりゆきでウルトラマンになってしまった彼らでしたが、戦いを重ねていく中で、自分たちなりの戦う理由を見つけ出していたんですよね~(この理由自体は、第8話頃から語られていましたが)
ホロボロスに対して、なかなか効果的なダメージを与えられずにいたロッソとブル。そんな中、彼らのもとに駆けつけたアサヒがオーブリングNEOに強く祈った時、それが強大な力を発動します。最後はオーブの力を借りて、完全勝利したロッソとブル。無事ウシオのもとに帰ってきて元の日常に戻る彼らでしたが、ウシオは内心アサヒに対して少しずつ疑いの目を向けていたのでした。今回勝利の鍵になったのは、アサヒの祈りとオーブリングNEO。オーブリングNEOはオーブのすべての力を引き出せるらしく、ロッソとブルはスペリオン光線やゼットシウム光線を使用。最後はオリジナル合体技:トリプルオリジウム光線で快勝するのでした。今まで先輩の力を借りていたオーブが、今度は逆に力を貸す側になった瞬間。いや~、これには感動させられたなぁ。ホロボロスを撃破し、クワトロMに帰ってきたカツミたち。日常に戻る彼らでしたが、ウシオはアサヒのことが少し気になっていました。だって、家族全員で撮った覚えのある家族写真に、彼女の姿だけなかったのだから―!
・特撮面
前半完結編ということもあって、爆発や破壊、そしてCGエフェクトはかなり豪華なものに。ホロボロスの獣人っぽさもよく表現されており、面白い戦闘になっていました。後半の戦闘シーンでは、上述のトリプルオリジウム光線でフィニッシュ。前半完結編の敵を、新アイテムや新フォームなしで乗り切るのは、『オーブ』以降では今回が初めてですね。
ホロボロスが再出現!あっという間にオーブダークが倒される中、残り少ないパワーを振り絞り、ロッソとブルがこれに挑みます。序盤の戦闘シーンで描かれるのは、ホロボロスの圧倒的な強さ。上述の通り、ファイトスタイルが獣人的になったことから、より的確にロッソとブルを追い詰めてっているように感じました。上の画像のような荒々しい攻撃シーンもあり、豪快さを感じましたね
ホロボロスがまたまた出現。今度は街をめちゃくちゃに破壊し始めます。これを見たカツミとイサミは、ロッソとブルに変身。グランドとフレイムの力を使った「縄文土器作戦」を実行しますが、失敗に終わります。中層ビルを力いっぱい引きちぎり、投げつけて見せるホロボロス。このシーンをまるでビルの室内から取ったように撮影しているのですから、その臨場感&迫力は凄まじいものでした。ビルの室内のミニチュアも、これまたかなり精巧にできてるんだよな~。個人的に、これは『ルーブ』の中で、今のところトップクラスに印象に残るシーンになっていました。
窮地に立たされたロッソとブル。そんな彼らを救ったのは、アサヒが持っていたオーブリングNEO。それによりオーブの力を引き出した彼らは、スペリオン光線とゼットシウム光線のコンボののち、最後はトリプルオリジウム光線でホロボロスに勝利するのでした。トリプルオリジウム光線のシーンは、CGエフェクトがマシマシ。背景に出てきたオーブもちゃんとオリジウム光線を放っているのが、これまたよかったなぁ!
家族とはいえ、やっぱりお互い言えない秘密があるもの。でも、その存在を知ってしまったからには、隠されるといい気はしないぜ!
次回は前半の総まとめ回。単なる総集編に終わらず、何やら気になる展開も挿入してきそうなので、注目ですね。
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