ツラヌキ、寄せ書きでも自己主張が強かった
運転士を辞める前に知りたかったんだ。シノブのやりたいこと!今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、まさかのシノブ一時脱退、そしてエージェント側でも内部分裂のようなことが起き始めるという、新たなことが次々と起こる展開に。しかも、各々が今回のお話の中で解決しなかったため、次回以降の展開がかなり気になるような幕引きになりました
後半にエージェント内でのゴタゴタがあったとはいえ、やっぱり今回メインだったのはシノブ。シノブの運転士脱退発言をきっかけにハヤトが考え込んだり、またそれらを受けたシノブの反応が非常に興味深かったですね。やっぱりシノブには運転士辞めてほしくないなぁ。言うて戻ってくるんでしょ?そうなんだよね?
ゲンブを倒してしまったことにより、暗いムードが漂っていた超進化研究所。後悔する出水指令長の前にシノブが現れ、突然シンカリオンの運転士を辞めること、そしてその理由を告げます。シノブが辞めるかもしれないということを聞いて驚くハヤトたちでしたが、彼らはシノブをあえて引き留めずに送り出そうとしていました。ゲンブのことがあって落ち込み気味の中、そこに畳みかけるように舞い込んできたシノブの運転士脱退宣言。その理由は彼自身にあるのではなく、彼の家庭事情でした。シノブの家は代々忍者であることは周知の事実ですが、今回は彼の家がどういったことをして生活しているかが判明。忍者が必要とされなくなってきた江戸時代以降、シノブの家はあの手この手で忍術を使いながらできる仕事を模索しており、最近では探偵稼業をやっていたようです。ここまでは「なるほど」と納得できることだったのですが、そんな中シノブの父が次に始めようとしたのが、沖縄に移住して海の家を開くこと。おいおい、なんでそうなるんだよ!?しかも両親どちらもノリノリじゃねぇか!こうした事情でやめることになったシノブですが、これに対してハヤトたちは意外にも淡白な反応をします。誰一人シノブを無理に引き留めようとせず、むしろ送り出そうとする彼ら。もともとは各々が別の夢を持っており、そこから“通過点”としてシンカリオンの運転士になることを選択した彼らにとって、寂しさを感じるとはいえ、シノブが運転士をやめるということは決してマイナスなことではないのでしょう
夕方、アキタたちと別れ、帰路につくハヤトとアズサ。やがてアズサのマンションの前に来て2人は別れようとしますが、ハヤトの方からアズサに話を切り出します。「別れ」に関することが立て続けに起き、落ち込みつつあったハヤトに対し、アズサは彼女なりに優しくアドバイスするのでした。アズサを呼び止める際、ハヤトは彼女のことを「上田アズサ」ではなく「アスザ」と呼称。彼女の反応から見るに、どうやら昔はお互いのことを下の名前で呼んでいたようです。ところが、現在のハヤトは基本的にアズサのことをフルネーム呼び。何かそうなる理由でもあったのでしょうか。それとも、単に下の名前で呼ぶのが恥ずかしくなったからか?ハヤトはゲンブやシノブと「別れ」が続くことにひどく落ち込み、そして悩んでいましたが、アズサはそんな彼を激励。「よくわかんないけど」といちいち一言入れつつも、新幹線に例えてアドバイスしてくれます。「新幹線は止まらない」とはいえ、旅客列車なので「時々駅には停車」するのもまた事実。今回のアズサのたとえ、なかなか面白かったなぁ
アズサのアドバイスを受けたハヤトは、翌日急遽山形新幹線を利用した日帰り旅行を企画。本当に列車に乗って帰るだけの企画でしたが、その中でハヤトは、シノブの「本当にやりたいこと」を訊きだします。そして、鉄道博物館に戻ってそれを実行する彼ら。それが終わって、とうとうシノブとの別れの時が来た際、彼が語った本心とは―。ハヤトが山形新幹線での旅行を企画したのは、シノブが超進化研究所を去る前に何とかして山形新幹線に乗りたかったから。そういえばハヤトはまだ山形新幹線に乗れてなかったんですよね。シノブを探しに行った時も、山形新幹線がミニ新幹線だからという理由でアキタが単独での出撃だったしなぁ。そして、新庄駅に到着したハヤトがシノブに訊いたのは、シノブ自身の「本当にやりたいこと」。これに対しシノブはシンカリオンのシミュレーターと答え、超進化研究所に戻ったハヤトたちはさっそくそれを始めます。今回は展開の都合上実際のE5はやぶさたちの戦闘シーンがないため、シミュレーターが実質的な彼らの戦闘シーンに。BGMとして第1期ED「Go One Step Ahead」が流れてたけど、これ前も似たようなところで流れてたし、専用BGMになったのか?そんなこんなでシミュレーターも終わり、ついにシノブとの別れの時。その際彼は泣きじゃくり、本心を語り始めます。やっぱり本当は運転士を辞めたくなかったシノブ。今回は彼が両親を説得しに行くというところでお話が終わってしまうので、この結果が気になるところです。まあ、なんだかんだでシノブは戻って来てくれると思うけど…
ビャッコに続きゲンブまで失ったセイリュウは、ソウギョクからニセの情報を吹き込まれてハヤトたちの前に現れることに。人間に擬態していたもののついに自らの正体をハヤトに明かしますが、そんな時地下世界でアクシデントが起こったため、やむを得ず帰還。ブラックシンカリオンでトラメが差し向けたバチガミを一掃します。やっぱりソウギョクはセイリュウたちのことをだます気満々だったというオチ。さらにこの後トラメにブラックシンカリオンをわざと襲撃させているので、彼にはどうやらセイリュウたちをさんざん利用して何かをしでかそうとしているようですね。そうとはまだ気づいていないセイリュウは、ハヤトに憎しみの目を向けますが、トラメのブラックシンカリオンを襲撃を知って帰還。ブラックシンカリオンバーサーカーモードで反撃し、バチガミを倒します。久々に登場、ブラックシンカリオンバーサーカーモード!その中でセイリュウは涙を流します。次回予告でもあった涙のシーンは、ゲンブのことを思った際のシーンだったんですね。真実を知っただとか、ハヤトとの誤解が解けたとかいうシーンではなかったのは残念ですが、まあこれは仕方ないでしょう
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