お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』第56話 ちょっとした感想


某国民的アニメを連想させる家族構成と絵柄のタッチ






手間をかけさせるな!仲間が、ハヤトが、お前をどれだけ心配しているか…。ハヤトに後悔はさせたくない。俺は絶対に、お前を連れて帰る!今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、再びイザとの対話を試みるべく、ハヤトたちが門司支部と協力して桜島へ向かうお話に。結果的に作戦は失敗に終わりましたが、セイリュウの単独でのブラックシンカリオン紅への強化の成功と「恐怖」という感情の理解、そしてレイの感じた恐れなど、メンバーたちの“気づき”の多い回でもありましたね



珍しくレイがアツくなり、それゆえにミスを犯して窮地に立たされることに。必然的に彼の出番も多くなっており、今までとは違った彼の一面を見ることができました。今回のお話のもう1人の主役って感じだったなぁ。





出水指令長への報告、そしてセイリュウの証言により、イザ=八代イサブロウであることを確信したハヤトたち。自分たちの礎を作った人がなぜ敵なのかということを考える彼らでしたが、アズサだけは1人軽く考えており、彼女の発言をきっかけに、改めてハヤトたちは対話の道を模索することにするのでした。冒頭での出水指令長・ホクト・セイリュウとハヤトの会話により。イザ=イサブロウであることが確定。話は前後しますが、今回の終盤の予告では気のいいおじいちゃんという感じで描かれているだけに、彼がなぜ地下世界へ行き、キトラルザスたちに協力しているのかがかなり気になりますね。イザの目的、そしてその真意がわからない上に、北斗たちにとってはかつての仲間が敵になった格好であり、それに苦悩するハヤトたち。しかしアズサだけは1人事態を楽観視しており、セイリュウを中心に対話すれば戦いを回避できるんじゃないかと言いだします。明言はされていないものの、キトラルザスの関係を『ちびまる子ちゃん』の家族構成に例えて話をするアズサ。今回も彼女が、物語において重要な気付きを与えてくれていました


桜島に向かう前に、協力体制を取ることになった門司支部へ向かうハヤトたち。現地に到着した彼らを出迎えたのは、節分の豆まきに熱中するレイ・ギン・ジョウ・タカトラでした。彼らと会う中で、「恐怖」という感情について知ることになるセイリュウ。それは一体何なのかとタカトラたちに問いますが、明確な回答は出ないのでした。レイはお正月回でも登場していましたが、シンカリオントリニティー組は今回久々の登場(お正月回のアバンでは声なしで出ていましたが)。ちゃんとお互いのチームワークも崩れてなさそうである上に、豆まきし合うくらいには仲が良いみたいなので、何よりでした。セイリュウはここで初めて彼らと出会うことになるわけですが、そこでセイリュウが興味を持ったのが、人間にある「恐怖」という感情。キトラルザスたちには「恐怖」に似た感情がないらしく、それについてタカトラたちに訊きますが、イマイチそれを理解しきれないのでした。門司支部の面々が出した「怖いもの」は、ギンとジョウが生で食べたサバのアニサキス、タカトラは包丁の研ぎ。そりゃあこれじゃあセイリュウにはさっぱり理解できんわな…。ちなみに、このシーンでレイは「怖いものはない」と発言。これが後半の展開につながることになります


フタバからの指示で、鬼チームと豆まきチームに分かれて訓練をすることになったハヤトたち。結果的にはハヤトたち鬼チームの負けとなり、この結果を受けてセイリュウは自分1人で桜島に向かおうとしますが、ハヤトとレイはそれでも桜島に行くと譲らず、結局3人で現地へ向かうことになります。そして、火口付近から侵入した彼らは、巨大怪物体と遭遇。深追いしたレイの800つばめは、敵に囲まれ大ピンチに陥ります。チームワークを試す訓練とはいえ、なかなかヘンテコな訓練をするよう指示するフタバ。この直前、出水指令長たちが会議をするシーンが挿入されていましたから、おそらく彼の発案なんだろうなぁ。この訓練では、鬼チームにハヤト・レイ・セイリュウ、豆まきチームに残りのメンバーが振り分けられますが、レイが直感でシノブを深追いしたため敗北してしまうことに。さらに、その後出撃した桜島の火口でも、レイは再び相手を深追いするというミスを犯し、結果かつてないピンチに陥ることになってしまいます。どちらのシーンでも、珍しくアツくなり、そして行動する前に立ち止まって考えるということをしなかったレイ。いつもの彼とは性格が少し違うような気がしましたが、「彼が恐怖心を感じる」という展開のためには必要な描写でした。それにしても、800つばめのウイング部分が大破すると、一気に機動力と戦闘力が低下するんだなぁ…


レイを助け出そうとするハヤトを制止し、一度安全地帯まで撤退するセイリュウ。しかし、ハヤトの心配するその感情にかつての自分を重ねたセイリュウは、単独でレイの救出に向かいます。仲間を思い、そして救いたいと考えたとき、ブラックシンカリオンが再びブラックシンカリオン紅へと進化。レイとの連係プレーで敵を一掃し、作戦は失敗したものの門司支部への生還を果たすのでした。セイリュウ/ブラックシンカリオン紅の活躍シーンの挿入の仕方が巧み。ハヤトのレイを心配するその気持ちを、セイリュウ自身がかつてのゲンブやビャッコへ抱いた感情と重ね合わせ、ハヤトに「自分と同じ後悔をさせない」ために、単独でレイを救いに行く…。セイリュウの心情をちゃんと描いており、上手いことつなげていましたね。そして、セイリュウはレイの救出に成功。その際、仲間を思い、そして絶対にみんなで帰るのだと強く決意した時、ブラックシンカリオンは単独でブラックシンカリオン紅へと進化を遂げるのでした。シャショットなしでブラックシンカリオン紅に進化したセイリュウ。ノーマルから紅への進化の条件は、シャショットがいることorセイリュウ自身の感情が高ぶることなのでしょうか。その後のラストシーンでは、泣きながらハヤトの胸に飛び込むレイの姿が。今回の戦いを通じて、セイリュウは「恐怖」の感情は何かを理解したようですが、それをわざと明言していない演出がまたよかったですね





最終決戦まであとわずか!ホクトたち大人と、イサブロウの間に隠された過去は何か?スザクは、そしてカイレンたちとのラストバトルはどうなるのか?ゲンブたちの復活はあるのか!?


いよいよストーリーも大詰めに入ってきた『シンカリオン』。しかし次回は、キトラルザスのことに着目した総集編のようです。でも油断はできないぞ。この作品、総集編でも伏線とかキッチリ張ってくるからな!









 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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