「トリガーマシン」なのに快盗が使うという罠
新VSビークル:トリガーマシンスプラッシュ、そしてその合体形態であるルパンカイザースプラッシュマジックの初登場回となった今回。しかし、その内容の中心は、圭一郎と魅利のやりとりにありました。彼ら2人のレッドの性格等をうまく対比させながら、両者の魅力を引き出すことに成功していましたね
有給休暇を取り、突然私服で温泉街へと出かけた圭一郎。国際警察の様子を不審に感じたノエルは、魅利に圭一郎と合流するよう指示し、魅利は圭一郎とともに温泉街巡りを始めます。様々なお店を回り、楽しむ2人。しかし、迷子の少女を見つけたことをきっかけに、魅利の中に兄との思い出がよみがえります。有給休暇は表向きで、実際は仕事のために温泉街にやってきていた圭一郎。しかし、それを魅利に口外するわけにはいかず、彼は魅利とともにしばらく温泉街を楽しみます。射的をしたり、お昼ご飯を食べたり、お饅頭を食べたりと、温泉街を本気で楽しむ2人。もう友だちどころか、付き合ってるんじゃないかレベルで仲良しじゃないか!魅利も本来の目的を忘れないで圭一郎と楽しんでいましたが、そんな彼の心境に変化が生じたのが、圭一郎が迷子の少女を見つけたこと。圭一郎のその少女への対応を見た彼は、自分の兄の姿を思い出し、またその兄のような振る舞いができなかった自分への怒り・悔しさが、心の中で湧き上がっていました。いつも少々カッコつけて調子乗り気味な振る舞いをする魅利ですが、それは彼自身の中にあるそういった弱さを隠すためなのかもしれませんね
相手からのメッセージを受信した圭一郎は、魅利と別れて取引場所に急行。相手をねじ伏せ、トリガーマシンスプラッシュを入手しますが、再び尾行していた魅利=ルパンレッドにそれを奪われてしまい、両者の戦闘が始まります。一方、つかさたちはギャングラー:カンスクの出現情報をキャッチ。途中からルパンブルーたちも合流してカンスクと戦闘になりますが、ルパンコレクションを奪った瞬間、とんでもない事態が…。今回最大の見所ともいえる、ルパンレッドとパトレン1号の一騎打ちが、ここで展開。アクションも盛り沢山なうえ撮影技法もかなりこだわられており、非常に見ごたえのある映像になっていましたね。このシーンの直前に挿入される、圭一郎の生身でのアクションも注目したいところ。本当、この中盤の展開には『ルパパト』の戦闘面での魅力が詰まっているように感じました。一方、他のメンバーたちはギャングラー:カンスクと戦闘中。カンスク自身の戦闘能力はそれほど高くありませんでしたが、体から発する悪臭付き可燃性ガスにより、戦闘どころではなくなってしまいます。カンスクの悪臭はギャングラー内でも評判らしく、ドグラニオもまだカンスクが倒されていないのに巨大化するよう指示を出すほど。うーん、なんてこった…
巨大化したカンスクとその可燃性ガスにより、市街地のあちこちで火災が発生。ギリギリの決断を迫られたパトレン1号は、ルパンレッドにトリガーマシンスプラッシュを託し、現場に向かわせます。パトレン1号の願い通り駆けつけたルパンレッドは、火を消し止めた後ルパンカイザースプラッシュマジックに合体。カンスクを撃破しますが、魅利の心の中には大きなわだかまりができてしまうのでした。数話前は、つかさにいさめられるほどルパンレンジャーを目の敵にしていたパトレン1号。しかし、今回の彼は柔軟に考え、ルパンレッドにすべてを託して送り出すという行動に出ます。「彼になら託せられそうな気がした」と語る圭一郎。彼の中で、ルパンレンジャーに対する考え方が変わってきたのでしょうね。そんなパトレン1号に押される形でカンスクのもとにやってきたルパンレッドは、ブルー&イエローとともにルパンカイザースプラッシュマジックに合体。マジックの力を応用しつつスプラッシュの強烈放水を繰り出し、カンスクを倒します。カンスクを倒したのはいいものの、圭一郎が兄と似ていることで、彼に対する感情が少し変化した魅利。これが今後の展開にどう影響してくるのか、注目です
ギャングラーがまさかの自首!?彼を信じるつかさの判断は、吉と出るか凶と出るか?
次回はつかさのメイン回になる様子。ああ、2回目のセーラー服姿披露回かぁ…。
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