『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』第30話ちょっとした感想 - お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの？ver.2.0

親子そろって、真剣白刃どり！

0系先輩、お目にかかれて光栄です！今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、ハヤトとアズサの京都遠征回。アキタやツラヌキも登場せず、速杉一家とアズサが中心となって登場したお話でした

京都鉄道博物館の雰囲気を味わえると同時に、ホクトとサクラの過去や彼女の趣味が明かされ、さらには戦闘面もかなり楽しめた、ボリュームたっぷりなお話だった今回。さて、この遠征を機にハヤトとアズサの仲が深まることは…あるのか？

現状1発しか発射できない超グランクロス。それを改善するため、ハヤトは実験と訓練のために京都に赴くことに。ところが、それを聞きつけたアズサが「自分もついていく」と言い張り、一緒に京都に来てしまいます。アズサに対して完全に上に立ったハヤトは、彼女を従えて京都鉄道博物館に向かいますが…。自分からハヤトについていくと言い出したアズサ。その理由は別に彼に気があるからとかそういう理由ではなく、「シンカリオンが踊ってみた動画」を撮影するためでした。第24話あたりで語ってたこと、まだやる気でいたのね…。そんな彼女を連れてきて“あげた”ので、ハヤトはアズサに対して自分に従うように強要。朝っぱらからさっそく京都鉄道博物館に突入し、相変わらずの鉄オタっプリを披露。それに辟易するアズサに対しては、「嫌なら途中下車する？」と圧力をかけムリヤリついてこさせます。ハヤトはいつになく今回は上から目線気味。さすがにあんなことしたら、アズサから嫌われると思うんだけどなぁ。ちなみに、京都鉄道博物館の内部の展示ももちろんキッチリと描写。500系新幹線・583系月光・489系雷鳥がちゃーんと展示してあり、もう嬉しい限りでした。やっぱりいいよなぁ、京都鉄道博物館。実は今年も、夏休みの実家帰省のついでに行く予定にしてるんですけどね

その後も京都鉄道博物館を歩く2人でしたが、あまりにも鉄道のことしか話さないハヤトに対し、アズサもついに激怒。そのタイミングでサクラより突然城に行けと指示されたハヤトは、アズサを太秦映画村に連れていくことにします。それと同じ頃、ビャッコとスザクは強力な巨大怪物体を生み出そうとしていました。ハヤトに対し、アズサを城に連れていくよう指示した…と言うよりも強制したサクラ。その理由は、彼女は実は歴史好きで、ホクトと交際していた時代にムリヤリ彼を城に連れ出した経験があるからでした。ホクトからの電話でアズサがハヤトに同行していることを知り、デートしてると勘違いしたサクラ。今まで見せたことの内容なアツさを見せ、ハルカをも巻き込んで作戦会議まで始めてしまいます。サクラは速杉家の中では唯一まともな人だと思ってたのに、そうでもなかったか。ここにおけるサクラの回想シーンでは、彼女とホクトの結婚前の姿も登場。ホクトもハヤト並みの鉄オタだったことが判明します。彼女とのデートに駅撮りを選ぶなんて、もうこれデートじゃないよ…

太秦映画村を想像以上に楽しむハヤトとアズサ。アズサが鎧兜を着てはしゃぎますが、足を滑らせ転倒寸前に。そこでハヤトが偶然見せた行動は、真剣白刃どりで彼女を支えるというものでした。その直後、スザクたちが作り出した巨大怪物体が出現。超進化研究所京都支部に戻ったハヤトはホクトとともに出撃しますが、相手の俊敏さと攻撃力の高さに、かなりの苦戦を強いられます。京都鉄道博物館から太秦映画村へと移動したハヤトたち。「城は遠いので近くの映画村に行こう」ということで向かうことになりますが、ちゃんと京都市内の観光地の位置を把握し、ムリのない行程を選択していたことに注目させられましたね。『仮面ライダーフォーゼ』の京都ロケ回は、弦太朗たちが伏見稲荷から映画村に移動するなんて無茶なルートたどったりしてたからなぁ。そして、映画村で真剣白刃どりを一発で成功させるハヤト。これが今回の戦闘でも役立つことになりますが、まさかハヤトがこんなことを披露するとは思わなかったなぁ。ハヤトたちが楽しんでいる時に現れたのが、信長の兜をモチーフにした巨大怪物体。信長の思念をも利用しているからか、今まで以上に強力な巨大怪物体として、E5×500の前に立ちはだかります。グイグイ動く両者のバトルはまさに必見。それにしても、ビャッコさん織田信長好きすぎる問題あるでこれ！

勝機を見いだせないでいたE5×500。そのモニターに飛び込んできたのは、遅れて戻ってきたアズサでした。アズサは先ほどの真剣白刃どりを使って戦うよう指示。これを実行したE5×500は、超グランクロスで逆転勝利をつかむのでした。アズサが遅れて超進化研究所京都支部に入ってくるシーンでは、JR西日本のICカードであるICOCAが登場。イコちゃんが入ったタイプって、確か限定仕様だったような気が…？アズサからの指示をヒントに、真剣白刃どりをして相手の動きを封じたE5×500は、近距離からの超グランクロスで勝利。訓練と実験は中止になりましたが、ハヤトとホクトは無事帰還します。ホクトも真剣白刃どりができたのは、かつてサクラとのデートの際、行った城で真剣白刃どりに挑戦していたから。サクラが中盤で「アレコレあって～」と言っていたのは、これのことだったんですね～