お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』第58話 ちょっとした感想


2008年頃に既にスマホを持っているハイカラさ






私は、科学の世界のファイトエクスプレスとなりたい!今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、最終決戦における重要ポイントの1つである、ホクトたちと八代イサブロウの過去に迫るお話に。超進化研究所設立の秘密、そしてホクトたちお互いの出会いのきっかけなども描かれており、ハヤトたちの出番は展開の都合上ほとんどなかったものの、しっかりと楽しむことができました


お話自体は「ホクトたちとイサブロウの過去解明編」と割り切って作られていましたが、肝心要のE2系シンカリオンテスト機消失事件については、500こだまでの出撃直前のホクトの回想という形でダイジェスト的に挿入。本編時間の都合でこうなったのか、それとも何か意図的な演出なのか…?





セイリュウを連れて、三度京都に来ることになったハヤト。その報せを聞いたホクトは、彼の発言から、自分がイサブロウと出会うことになったきっかけのことを思い出します。今から11年前、東北新幹線の運転士として勤務していたホクトに来たある誘い。それがすべての始まりでした。11年前、当時は東北新幹線の運転士として勤務していたホクト。彼は乗務後上野駅に戻ってくると、突然上司から呼び出しを受け、指定された場所に向かうことに。そこで待っていたのは、超進化研究所のサブリーダーを務める清州チクマでした。運転士からいきなり極秘プロジェクトの研究チームに誘われることになったホクト。実は彼、大学時代の卒業論文リニアモーターカー等に変わる新世代の鉄道移動手段について考察しており、それがチクマのめにとまっていたのでした。大学時代はバリバリの理系だったらしいホクト。そして同時に重度の鉄道オタクだったため、自分が鉄道に対して思っていた疑問を素直にぶつけ、あの論文を完成させていました。リニアモーターカーは、技術ができたのに40年近く実用化できていない(当時)」し、一方でそれに変わる高速移動手段となると、「ワープ」などの突飛なものになってしまう。そこで彼が提案したのが、“超進化速度”による高速鉄道輸送でした。超進化研究所の名前の由来となる名称が、ここで登場。チクマの発言から察するに、この名称を考案したのはホクトの方が先みたいですね。


とんとん拍子で話が進み、今度は大宮の鉄道博物館に連れてこられ、後輩の出水と再会したホクト。そこで彼は、その地下に建設されていた超進化研究所の真の目的を知らされることになります。それを引き受けるかどうかで迷うホクト。そんな彼の背中をそっと押したのが、サクラでした。2008年当時、オープンしたてだった鉄道博物館。地味に時代を感じる描写です。そこで彼が目にしたのが、後輩である出水と、地下の研究施設内に搬入されていたE2系。チクマたちはここで次世代の新幹線について研究しており、今の新幹線の速度を超える鉄道による輸送=“超進化速度”の実現への研究を進めていました。超進化研究所の設立目的は、当初はシンカリオン開発のためではなかったという設定に。ひねりをきかしていて面白いと感じましたね。理系として、そして鉄道オタクとして、強くこのプロジェクトに心惹かれるホクト。しかし彼は家庭持ちだったため、それに参加するかどうか激しく迷います。彼の迷いに対し、背中を押して決断させてくれたのが、サクラでした。家庭のことを理由にして、夢ややりたいことを投げださないでと、優しくアドバイスしてくれる彼女。ホント、いいキャラしてるよなぁ。まあ、今に比べて歴女っぷりはかなりのものだったみたいだけど…(ホクトの転勤先として希望していたのが、全部城下町かその周辺の駅だった)


翌日、超進化研究所の一員に加わることになり、メンバー紹介を受けるホクト。やがて彼は、所長である八代イサブロウとも出会い、彼の個性的な性格に驚きながらも、感性が共通していたことに喜びを覚えます。その後、順調に超進化速度の研究を進めるホクトたちでしたが、彼らの研究方針を一変させる事件が起こり…。メンバー紹介のシーンでは、現在も超進化研究所の一員として活躍する、三島ヒビキや小田原キントキの姿が。ヒビキのコミケ通いは、この当時からだったのか…。そんな面々と出会った後、最後にホクトが紹介されたのがイサブロウ。チクマからすら「変人」と言われるだけあって、その個性は相当なものでした。見た目は厳しそうな顔つきをしていますが、実はけっこうオチャメなところがあるイサブロウ。初対面のホクトに対し、「君の好きなものは何かね?」と訊くのはまあ自然な流れですが、そこからJR東海の「ファイト!エクスプレス(89年版)」の話題にもっていくなんて想像すらできませんでしたね。しかも、その直後挿入されるのがCMの再現映像!これもブルーレイ版のみ本放送通りの収録となるんでしょうね。こうしてホクトの超進化研究所での仕事がスタートしますが、ファーストエネミー=バチガミの襲撃事件を機に状況は一変。超進化研究所は超進化速度を利用した新型ロボ「シンカリオンの開発部門となり、ホクトは部分的に不満を抱えながらも、その開発に取り組むことになるのでした。えらくスムーズに移行することになった、超進化研究所の研究方針。これは確かに、ホクトの言うように「イサブロウはこうなることを予期していた」のかも…?


ホクトの回想中に、巨大怪物体出現の報せが。ハヤトたちの到着が間に合わないため、久しぶりにシンカリオン500こだまが出撃します。ボス級の巨大怪物体たちを前にして驚くホクトでしたが、すぐにドクターイエローN700Aのぞみ・E5はやぶさ・ブラックシンカリオンが加勢。難なく敵を倒しますが、ホクトの脳裏にはイサブロウのことが…。本編時間ラスト3分で、ようやくシンカリオンが登場。ギリギリまでホクトたちの過去の話をやってたので、今回はもう戦闘がないかと思っちゃったよ。その戦闘シーンでは500こだまが十数話ぶりの再登場を果たしますが、活躍は最低限。ドクターイエローN700Aの清州兄弟コンビの活躍が目立っていました。こう書くとホクトが全然活躍していないように見えますが、その分彼は、戦闘に向かう直前、そしてその最中、イサブロウが消えチクマが死亡した「シンカリオン実験機消失事件」の回想シーンで見せ場を作ることに。しかし、その回想シーンは半ばダイジェスト的な形での紹介になっており、結局その事故の詳細は分からずじまいでした。こういった形になったのは、意図的な演出か。それとも本編時間の都合からなのか―





しばらく姿を見せていなかったスザクが、敵としてハヤトの前に立ちはだかる。彼女を救うことはできるのか。セイリュウの決断やいかに!?


次回はスザクが久々の登場。はてさてスザクの運命は?死にはしないだろうけど、一時退場になる可能性は高そうだなぁ…。









 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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