『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』第23話ちょっとした感想 - お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの？ver.2.0

父の日にあわせて、お父さん大活躍！

悪いな、男は浮気する生き物なんだよ―。今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、久しぶりに速杉家勢揃いのお話。ハルカの妄想によるギャグ回と思いきや、家族愛溢れる優しいお話でしたね

8月玩具発売予定のシンカリオン500こだまも先行登場。今回はホクトが運転していましたが、あの苦戦っぷりからすると、また別の新たな運転士が出てきそうですね

ハヤトをはじめとする速杉一家は、のぞみに乗って京都に到着。プラットホームで待っていたのは、単身赴任中のホクトでした。京都に着くやいなや、ハヤトたちが始めたのはホクトの部屋の大掃除。そして、ハルカには一抹の不安があるようで…？ゲンブの登場や巨大怪物体の出現により、今まで2回くらいホクトと会い損なっていたハヤト。今回はちゃんとホクトと再会します。京都駅の新幹線ホーム、懐かしいなぁ。実家にいた頃は新大阪駅と並んでよく使った新幹線駅でした。再会を喜ぶホクトでしたが、そんな彼に対しハヤトたちがまず行きたがったのはホクトの家。案の定男の子一人暮らし状態だったホクトの家をキレイに掃除することになりますが、ハルカだけはホクトに疑いの目を向けていました。「単身赴任中の男1人に何かないワケがない」「お父もしょせんは男」と、根拠もない妄想でホクトの浮気を疑うホクト。ハルカの妄想でイケボなホクトも出てくるし、今回は腐女子向け回でもあったのか？

ハヤトたちが一家団らんを楽しむ中、大宮で待機しているアキタ・ツラヌキ・シャショットと、京都に出張していたフタバ。そんな中で三重県伊勢地方に巨大怪物体が出現。これに対しリュウジがN700Aのぞみで出撃します。逐次電話でフタバから報告を受けるホクトでしたが、唯一事情を知らないハルカは、ますます彼を疑うことに…。今回の巨大怪物体は、織田信長が水軍で使用したという鉄甲船がモチーフ。頑丈なボディを持つうえに海の戦いに強く、捕縛フィールドの弱点をついて逃亡してしまいます。前半の戦闘シーンでは、N700Aのぞみが動く動く！しかし、敵の方が一枚上手でしたね。まさか、捕縛フィールドに「水中には張れない」という弱点があるとはなぁ。フタバから連絡を受けるホクトでしたが、ホクトたちの秘密を唯一知らないハルカは、ますます彼に疑いの目を向けることに。ハルカのここでの妄想と対応も面白かったですが、それよりも私がビビっと反応したのは、嵐電と嵯峨野観光鉄道が全面協力してることでした

伊勢から逃亡した巨大怪物体は、大阪港に接近。リュウジたちが間に合いそうにないという状況下で、フタバはホクトに連絡を取ります。フタバに呼び出されたホクトは京都鉄道博物館に戻ろうとしますが、ハルカに泣いて呼び止められることに。ハルカの姿を見たホクトは、ついに自分たちの秘密を明かすのでした。職場に戻ろうとしたホクトに対して、泣いて呼び止めるハルカ。彼女の根底にあった感情は、ホクトがいつも仕事だの何だので家族の前から立ち去ってしまうことに対する寂しさでした。妄想まみれのホクトに対する浮気疑惑も、彼女の寂しさの裏返しの行動だったんでしょうね。ハルカの思いを汲んだホクトは、ハルカを超進化研究所京都支部へ案内。そこで彼女は、ホクトたちが抱えるシンカリオンの秘密を知ります。「家族で隠し事はよくないもんな」として、自分たちの秘密を打ち明けるホクト。この一連のシーンは家族愛に溢れててよかったですね～

巨大怪物体に対し、開発中のシンカリオン500こだまを出撃させることにしたフタバ。これにはホクトが搭乗します。初めての戦闘で苦戦するホクトでしたが、リュウジのN700Aのぞみのアシストにより体勢を立て直し、最後はミサイルシールドで撃破に成功しました。初登場、シンカリオン500こだま！500系の登場も嬉しいですが、何よりあの梅小路機関庫の転車台から出撃したのが最高シビれましたね。そんな500こだまは、大人が運転できるようにも設計されたシンカリオン。ホクトが運転士として訓練していたようですが、やはり大人では限界があるようです。やっぱり今回の500こだまの登場は、8月以降の本格登場のための布石なんでしょうね。そして、その時には新しい運転士も…。ホクトは苦戦しながらも、リュウジに助けられながら見事巨大怪物体を撃破！ハルカからの信頼も回復し、速杉一家に平和が戻りました。今週末はちょうど父の日。それにふさわしい、お父さん大活躍回でしたね