協力すること、それが真の強さ
その作戦、ブチ面白ぇ!今回の『新幹線変形ロボシンカリオン THE ANIMATION』は、シンカリオントリニティーのベースになる、シンカリオン700シリーズの初登場回前編。700シリーズの活躍が描かれていたのもそうですが、小ぶりな機体を最大限活かし、それが巨大怪物体撃破に繋がるという展開は、上手いこと考えたなと感じましたね
今回クローズアップされていたのは、N700みずほの運転士であるタカトラ。思ったよりかなりいいヤツでしたが、ギンとジョウとの間に何があったかまでは明らかにされませんでした。ギンとジョウ、ちょっとクセのある性格してそうだなぁ
ついに、京都支部でシンカリオン700シリーズの開発が完了。そのことを出水指令長に報告するホクトでしたが、その700シリーズは、運転士の面で問題がありました。問題解決のため京都にやってきたハヤトとフタバは、行方不明になったN700みずほの運転士:タカトラを探しに、京都市街地を巡るのでした。第13話でシルエットが登場していたシンカリオン700シリーズが、ついに登場。3体いるので当然運転士も3人必要なのですが、その仲が悪いらしく、仲を取り持ち運転士として引き戻すために、ハヤトとフタバに指令が下ります。聞けば、3人の運転士は双子の兄弟+1つ上の九州男児:タカトラという組み合わせとのこと。ああ、こりゃ軋轢が生まれてもおかしくないわ…。ちなみに、ハヤトが京都にいくのはこれが4回目。つい1ヶ月前にも行ったばかりで「京都に飽きたのではないか」とアキタたちに心配されますが、当の本人は京阪京津線を見る気マンマンで、全く飽きていないのでした。そう、「鉄道ファンに飽きるって概念はない」のだ!さて、京都に到着したハヤトたちは、タカトラが行方不明になっていることを知り、京都市内の各観光名所を捜索。しかしそれでも見つからないため、ハヤトの提案で別の視点捜索を始めます。ハヤトの提案とは、その運転士の“こだわり”に着目すること。今までの運転士は何かしら打ち込んでいることがあり、それに対するこだわりがあったことから、タカトラも自分のこだわりに関する場所に行っているのではないかと推測します。今まで色んな運転士と出会ってきたハヤトだからこそ、こういった発想ができるんですね~。確かに、今まで個性的な運転士がたくさん出てきたなぁ
ハヤトの提案で、タカトラのプロフィールをヒントに錦市場へやってきたハヤトたち。市場内を歩く中で、彼らは調理器具専門店でゴネるタカトラを発見。彼と合流し、並々ならぬ料理への情熱を知ります。同じ頃、鳴門海峡大橋の大鳴門橋に目をつけたゲンブとちは、これを巨大怪物体にしようとたくらんでいました。ハヤトより2つ年上の、12歳の少年タカトラ。恰幅の良い豪快そうな印象を受ける見た目とは逆に、その声は爽やか。料理に情熱をかける優しく礼儀正しい少年でした。見た目から「ガハガハ笑いそうなやんちゃなキャラ」だろうと思っていたので、かなり驚かされるとともに、『シンカリオン』の運転士らしいキャラで安心しました。タカトラと打ち解けた後、彼から聞かされたのは、自分の家と包丁の種類のこと。ちゃんと一般人にもわかるように解説の仕方を変えてるな、なんていいヤツなんだ…。一方、ゲンブたちエージェントは、鳴門海峡大橋に着目。自分たちの力ならこれを巨大怪物体化出来るとして、力を合わせます。ゲンブが超ポジティブ思考で巨大怪物体を生み出すことに。ポジティブ過ぎてちょっと笑いそうにもなりました
ゲンブたちが出現させた巨大怪物体が出現。そのあまりの大きさに、ホクトは自ら500こだまで出撃することも検討しますが、フタバはある考えがあるとしてわざとハヤトだけを出撃させます。そして、苦戦を強いられるE5はやぶさを見たタカトラは、シンカリオンに搭乗して戦うことを決意。ギンとジョウの兄弟も、それに合わせるようにして出撃します。今回の巨大怪物体は、大鳴門橋がベースとなっているため、その全長が350mと歴代最大クラスのデカさ。当然E5はやぶさ単体ではかなわず、かなり厳しい戦いになります。しかし、これはフタバの想定内。彼女は、E5はやぶさの苦戦する姿をタカトラたちに見せることでら、彼らを自らシンカリオンに乗るよう動機付けをしようとしていました。一連の流れは、全てフタバの作戦(考え)によるもの。第1話ではワタワタしていた彼女が、今では自ら作戦を考え、ホクトに進言するようになっていました。うんうん、フタバも成長…、いや進化したなぁ。そして、フタバの思惑通りタカトラたちシンカリオンに乗って出撃。シンカリオン700シリーズは各機変形し、巨大怪物体と対峙します。このシーンで、ギンとジョウがセリフ付きで初登場。こちらも見た目がやんちゃそうですが、性格も同じくやんちゃそう。うーん、ハヤトたちと上手く馴染めるのかなぁ?
なんとか出撃できたものの、まだお互いにわだかまりが残った状態のタカトラたち。上手く連携が取れず巨大怪物体に全く歯が立ちませんでしたが、ハヤトの指示により一致団結。最後は各々の必殺技で、巨大怪物体を内部から撃破するのでした。シンカリオン700シリーズは、通常のシンカリオンよりも一回り小さいため、巨大怪物体の内部からの破壊が可能。彼らが小さいということが利点として戦闘に活かされることになるとは、面白い展開です。作戦は理解したものの、まだ心がバラバラ状態のタカトラたち。そんな彼らを見たハヤトは、自らが囮となり、その間に巨大怪物体を撃破するよう指示。ハヤトの指示を受け入れた3人は、それぞれ役割を分担して巨大怪物体の内部に侵入し、撃破に成功するのでした。シンカリオンN700みずほが巨大怪物体を撃破した際、転落してくる彼を700のぞみと700ひかりレールスターがしっかり支えて着地するシーンこそ、私が今回で一番好きな描写。まだ彼らが100%協力するようになったわけではありませんが、今まで仲が悪いということばかりアピールされていたので、それゆえにこのシーンは感動しましたね。ハヤトの鉄道にかける情熱。それは、人の心を動かす力がある―
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