お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『銀河疾風サスライガー』ちょっとした感想 Game.14(第41~43話[終])


今回は、銀河疾風サスライガー』の感想記事第14回目。『サスライガー』の最終回、つまり「J9シリーズ」の最終回を紹介することになります。


JJ9の旅も、とうとう完結。ついに地球へと躍り込むことになります。最後に笑うことになったのは、JJ9かブラディ・ゴッドか?その最終回は、J9シリーズでは唯一ともいえる完全なハッピーエンドになりました





41話「恋人たちの星まつり」
1984117日放送
トライポイント:タルマン星(ブルー惑星海)
サイン場所:同星「オルフェの隕石」

「きっと僕たちの両親も分かってくれるよ。いい加減じゃできない、命がけの勝負だもん!」
 
 
STORY:JJ9の次なるトライは、タルマン星の歓楽街。そこはちょうどハロウィンで、仮装大会の真っただ中!ブラディからの攻撃受けて、仮装をして街に潜り込み、パーティ楽しむブルースたち。ところがそこにジミー・スージーの両親やオーガン警部まで紛れ込み、ハロウィンパーティー大騒ぎ!さあこの状況、どう切り抜けるのかJJ9Be happy, good Luck!星降る夜に深まる恋が、認められる日が来るまでは、投げ出せないぜこの勝負。
 
 
挿入歌「恋人たちの星まつり」をそのままサブタイトルに起用した回。ですが実際の内容は、ジミーとスージーの恋を描きつつも仮装大会のドタバタ等も絵が描かれており、ちょっとギャグ回のようなノリになっているお話です。オーガン警部などの準レギュラーメンバーも登場し、このハロウィンパーティーを引っ掻き回してくれています
 
 
ブルースたちからの情報を受け、タルマン星に待機するプチ・ロッジ。そこへ現れたのは、ブルース逮捕に執念を燃やすあのオーガン警部と、ジミーとスージーを連れ戻しにやってきた彼らの両親たち。プチ・ロッジが困惑している中、とうとうJ9-Ⅲ号が登場します。数話前にテレビの報道を観て飛び出したジミーとスージーの両親が再登場。以前から仲が悪そうな雰囲気を見せていましたが、今回は実際にお互いが対面したことで、それがヒートアップ。オーガン警部の前で激しい口喧嘩を始めてしまいます。相当仲が悪いジミーとスージーの両親たち。いったい過去に何があったんていうんだろう…。その最中到着したJ9-Ⅲ号は、ブラディの手下の攻撃を回避に苦戦している状態。プチ・ロッジたちの前を通過し、街の中にわざと逃げ込むことにします。ブラディの手下の部隊はそれほど大規模ではありませんでしたが、どうやら挟み撃ちなどの攻撃をしてきているらしい。ブラディの攻撃もさらに激化しているということなのでしょう
 
 
街の中に逃げ込んだブルースたちは、この街がハロウィンパーティーで仮装大会の真っただ中であることを察知。メンバーそれぞれ思い思いの仮装をし、街の中に溶け込みます。JJ9がした仮装は、ブルースがトランプ兵、ロックとバーディはドラキュラ、ビートはロケット、ジミーとスージーはハートマーク、DDネイティブアメリカン。さらにほかの登場人物も仮装をしており、ミス・カーライルは蝶、プチ・ロッジはカメラ、オーガン警部は樹木、ブラディの手下たちは豚の格好をしていました。今回のメインイベントともいえるハロウィンパーティーは、まさにネタの宝庫。ライガーや『バクシンガー』の銀河烈風のメンバーの仮装をして大きな声援を受ける描写や、仮装の中に同時期放送の『魔境伝説アクロバンチ』のアクロバンチが登場していたりします。さらにこれだけにとどまらず、E.T.や『スター・ウォーズ』のC3PO、『ウルトラQ』のケムール人や『ウルトラマン』のウルトラマン&バルタン星人、『うる星やつら』のラムや、果てはミッキーマウスをモデルにしたような仮装も登場。おいおい、もうやりたい放題じゃねぇか!しかも仮装とは別に、街の中のビルには「SEIBU BANZAIYATTA」という看板が。この放送のほぼ1年少し前の1982年は、久々に西武ライオンズパ・リーグ日本シリーズで優勝した年のようなので、そのことを言っているのでしょう。製作スタッフに西武ファンがいたのかな?
 
 
DDの情報により、豚に仮装したブラディの手下を倒していくロックたち。しかしそこまではよかったものの、DDはオーガン警部に見つかり、ジミーとスージーはお互いの両親に発見され、ホテルに連れていかれます。ドラキュラに仮装したロックとバーディは、ノリノリで敵を倒し、さらには芝居がかった飛び降りまでやってのける始末。ああ、ハロウィンパーティーの雰囲気が彼らをここまで調子に乗らせたんだろうなぁ。DDはオーガン警部に捕まったものの、ギリギリのところでブルースたちに救出されますが、ジミーとスージーは気づかれる前に両親によってホテルへ。そこでかなり厳しいことを言われます。自分たちの子供のこと自分たちなりに考えているんだろうけど、当の子供の意思を尊重しようとしない両親たち。ジミーとスージーが家出して駆け落ちしようとしたのも、なんとなくわかる気がしますね。
 
 
後がなくなってしまったブラディの手下の部隊は、わざとブラディとは関係ないアウトローを装って、街自体を人質にする形でJJ9を脅迫。しかしそれに屈するブルースたちではなく、部隊はサスライガーによって全滅させられます。ジミーとスージーは、そのスキを見て両親たちのもとから脱走。自分たちの愛を認めてもらうためにも、最後までこのビッグゲームにすべてをかけることを誓うのでした。サスライガー攻撃直前のシーンは、街の大衆がJJ9を応援している描写が挿入。JJ9がいかに支持されているかがわかるようなシーンになっています。ありがちな展開ですが、いざまともにされるといいんですよね~。サスライガーの怒涛の攻撃の後は、ジミーとスージーが決意を新たにしてJ9-Ⅲ号に飛び乗…ろうとして海に落ちてしまうシーンが。ここでのジミーたち、珍しくマジメなセリフを言っており、なんだか新鮮な感じがしましたね
 
 
1つ命を受けたなら、2つ咲かせる青春の、3つ挑まにゃ何とする。銀河の時は回れども、間近に迫る決勝の、ゴール目指してサスライガーBe happy, good Luck!“恋人たちの星まつり”、のせて銀河をひた走る。残るトライはあと4つ。」
 
 
 
 
 
42話「グレイト・タッチダウン
1984124日放送
トライポイント:ガオーカ星、ハーマン星、ドーエ星、地球(すべてブルー惑星海)
サイン場所:
・南極:グラントーレの氷山(ガオーカ星)
・サンコッポ海峡:撃沈した空母「ヘル・ロビンソン」側面(ハーマン星)
・不明[サンタ・クルス病院付近?](ドーエ星)
・日本国ニュートーキョー・シティ:ニュートーキョーグランマザースタジアムの電光掲示(地球)

「太陽系ビッグゲームに、記念すべき“グレイト・タッチダウン”です!」
 
 
STORY:とうとうこの時がやってきた!残るトライはあと4つ、ガオーカ星を軽くトライしたはよかったものの、ニセ情報をつかまされ、次に向かったハーマン星は内乱騒ぎの真っ只中!その中で出会った一人の男、その正体はいったい誰か?ドーエ星をもトライを決めて、ゴールの地球に躍り込めるか、我らがJJ9!?Be happy, good Luck!意地と度胸と青春と、おまけにでっかい夢賭けて、ビッグゲームに勝利しろ。
 
 
サブタイトル、そして前回の次回予告からも分かる通り、今回は残りのブルー惑星海4つのトライポイントを一気にめぐるお話に。ブルースの兄:ヘルムートの消息、オーガン警部の追っていた300億ボール強奪事件の真犯人など、残されていた謎の多くが解明されます。でも、やっぱりかなり巻きが入っているせいで、ところどころ粗がありましたね
 
 
ガオーカ星の氷山にトライを決めて、ソーラープラネッツポスト社の情報網に感謝するJJ9。それを見届けたプチ・ロッジは、その直後ブラディの手下に誘拐され、脅迫された挙句JJ9にニセ情報を送ってしまいます。ガオーカ星は『バクシンガー』ではツルグ・カーイたちが活躍していた星。こちらも当時はかなりの悲惨な戦いが繰り広げられましたが、200年たった『サスライガー』の世界では、元の落ち着きを取り戻しているようです。ガオーカ星でのドラマも観たかったなぁ。一方プチ・ロッジは、ブラディの手下に誘拐され、装置にかけられて無理矢理ハーマン星のニセ情報を伝えることに。しかしこの情報も、DDやミス・カーライルの通信によってニセ情報であることがJJ9側にバレてしまいます。なんだか今更感あふれる作戦を展開する、今回のブラディ・シンジケート。まあブルースもワナだとわかっていてプチ・ロッジ救出のためにハーマン星に行くことになったし、これでいい…のか?
 
 
ハーマン星のサンコッポ海峡にやってきたJJ9。ウワサに聞く通りの内乱激戦区であり、J9-Ⅲ号も被弾・墜落してしまいます。そんなピンチの彼らを救ったのは、ブルースと瓜二つの青年で、行方不明だった彼の兄:ヘルムート!彼はブルースたちの現状を知り、プチ・ロッジ救出などに協力してくれることになります。ハーマン星の内乱は、実際にはブラディ・シンジケートとハーマン星の住人たちの戦争になっているらしく、ここにもシンジケートの魔の手が伸びていることが窺えるシーンに。本当、ブラディ・シンジケートってあちこちに手を出して武器の商売やっているんだなぁ。行方不明だったブルースの兄:ヘルムートは、一卵性双生児のようにお互いそっくり。違う点は、その声色と髪の色だけでした。37話ではオレンジ惑星海で生死不明となったはずの彼。どうして彼がここに流れ着いたのかはわかりませんが、少なくとも今の彼は、ハーマン星を救うために戦っているようです。彼の率いている部隊はよく統制がとれており、拘束されているプチ・ロッジを発見しても、きちんと敵の動きを察知して焦らずに作戦を練り直したりなどしています
 
 
ヘルムートたちの敵は、この内乱に決着をつけるためか、空母「ヘル・ロビンソン」を実践投入。これとの戦いに対し、ブルースたちもサスライガーで加勢します。そしてこの空母との戦いが終わった時、たまたまハーマン星にたどり着いたオーガン警部の前で、衝撃の事実が明かされます。「ヘル・ロビンソン」という空母は、その一隻だけで戦局を完全にひっくり返すだけの威力を持つようですが、活躍時間はかなり短め。最後はサスライガーによって仕掛けられた爆弾で、あっさり撃沈してしまいます。ああ、この戦いも放送短縮がなければ、もっと細かく描写されていたりしたのでしょうか。戦いが終わった後にやってきたオーガン警部。そこで彼は初めてヘルムートを目にし、ブルースと瓜二つであることに驚きます。そして、ヘルムートはオーガン警部に、自分が300億ボール強奪事件の真犯人であると自白するのでした。ヘルムートが犯罪に手を染めた理由は、この内乱のための資金作りのため。「この戦いが終わったら自首するつもりだった」と言っていることから、罪の意識はあったようですね。でもさ、お金を強奪した上に当時護衛の警察官にまでケガを負わせているのに、メンバー全員で大笑いで済ませるのは、ちょっとなぁ…
 
 
ヘルムートから頼まれた重症患者の子供たちを連れて、ドーエ星に向かいトライを決めるJJ9。残すはあと地球のみ。報道陣などが見守る中、ゴール地点であるニュートーキョーグランマザースタジアムに、間に合うのかJJ9―!?重症患者の子供というのは、ブラディ・シンジケートの兵器で発生した廃液により傷病を負った子供たちのこと。地味にえげつない要素を突っ込んできましたが、特にそれ以上深くは語られていませんでした。49番目のトライとなるドーエ星は、その星のドラマどころかトライポイントすら明確にされずじまい。ウワサによると、もし放送短縮がなければこのドーエ星で銀河烈風関連のお話がもう1つ挿入されるだったらしいのですが、真相はどうだったのでしょうか。ハーマン星での作戦は失敗し、ドーエ星付近ではオーガン警部ら宇宙ポリスの護衛があったため、とうとう地球付近への侵入を許してしまったブラディ・ゴッド。彼は残された戦力の奥を投入し、月付近での妨害を企てますが、これも失敗。そして西暦291278235951秒、J9-Ⅲ号はゴールである日本のニュートーキョー・シティにあるニュートーキョーグランマザースタジアムに滑り込み、その電光掲示板に堂々とサイン。これをもって太陽系50惑星全トライを完了し、ビッグゲームの勝者となるのでした。イムリミット直前になり、自分の作戦は成功したと思い込んでいたブラディ。そこへあのいつもの汽笛を鳴らしながら、OPテーマのインストゥルメンタル版をBGMJ9-Ⅲ号が突入してきます。このシーン、群衆の歓声もあって、何度見ても感動できますね。そして、このシーンで初めて、隠されていたブラディ・ゴッドの顔が部分的に明かされました
 
 
最終回直前ということもあり、かなり内容てんこ盛りだった今回。しかしどういうわけか、EDテーマでのキャストクレジットが第39話のものになってしまっています。これはDVDだけのミスなのか、それとも本放送時からのミスなのか…?
 
 
「銀河巡りてラストは地球、青春賭けた大勝負。見事、“グレイト・タッチダウン”!」
 
 
 
 
 
43()「ハピィ・ウェデング」
1984131日放送
トライポイント:なし
サイン場所:なし

「じゃあな、クソッタレ諸君。」
 
 
STORY:ビッグゲームに大勝利、喜びに沸き祝福の中の、我らがJJ9。しかしゲームは終わっても、まだまだ決着つけねばならぬ、大きなことが残っている。ブラディの手下の悪あがき、ゲルナーとの一騎打ち、そしてジミー・スージー、ウェディング!すべての物事決着つけて、結婚式でエンドと行こうぜ! Be happy, good Luck!なんだかんだでハピィな結末。J9シリーズよ永遠なれ!
 
 
前回の終盤をもって、ビッグゲームに勝利したJJ9。今回はゲーム終了後のお話になります。まだ残っていたフルザ・ゲルナーとの決着、ブラディの手下の執拗な妨害工作…。ブルースたちはそれらを潜り抜けて、無事ジミーとスージーの結婚式を開くことができたのでしょうか。
 
 
ビッグゲームに勝利し、スタジアムの観衆から祝福を受けるブルースたち。そんなどんちゃん騒ぎの中、一発の銃弾がビートの帽子をかすめたことをきっかけに、突如何者かによる銃撃が始まります。これはあのフルザ・ゲルナーによるものであり、彼はその中で持病による誤射でブラディに重傷を負わせてしまいます。このシーンで、初めてブラディの顔が判明。今までは濃いブルーによる影で隠されていましたが、そのいかつい素顔が明らかになりました。思ったより普通のいかついおっちゃんという風貌のブラディ・ゴッド。なんだか拍子抜けした感じです。まあ、あからさまに傷跡とか入ってたらそれはそれで「えぇ…」ってなるけど。そして、まだまだブルース暗殺をあきらめていなかったゲルナー。しかし上述の通り失敗してしまいます。「凄腕の殺し屋」のはずなのに、結局劇中それらしい描写がほとんどなかったゲルナー。放送短縮されていなければ、彼の活躍ももう少し見られたのでしょうか。
 
 
ビッグゲームへの敗北、そしてゲルナーの行為に怒り心頭のブラディの部下たち。彼らは独断で行動を開始し、結婚式用のドレスを選んでいたスージーを誘拐してしまいます。彼女たちを追跡したジミーも、最初は善戦するも大ピンチに、そんな窮地を救ったのは、あのゲルナーでした。ジミーとスージーはいつの間にか16歳になっていたらしく、地球において自分の意思で結婚できるようになったため、彼らはその花嫁衣裳探しに。そこをブラディの手下たちに襲われるハメになります。最初はスージーを誘拐されてしまったジミーでしたが、敵のアジトを発見すると、果敢にもそのままバイクで突っ込み、チェーンで応戦するなど奮闘します。もともとジミーは戦闘シーンが少なかったですが、それでも彼が成長したなぁと感じさせるシーンになっていますね。とはいえ、さすがに銃を突きつけられると形勢逆転。しかしそんなピンチをゲルナーが救い、ジミーとスージーに伝言を頼みます。ここであえてジミーたちを救ったゲルナー。もう後は長くないことを感じたため、ロックとの決着をつけるために彼らを救ったのでしょう
 
 
ロック「気の向かねぇ後片付けだ。ドジな殺し屋が自分の始末に困っている。(中略)ヤツは、フィナーレを俺に託したのさ。」
 
 
帰ってきたジミーとスージーから、ゲルナーのことを聞くロック。他のメンバーたちが制止する中、ロックは1ゲルナーとの決闘へ向かいます。ゲルナーとの決闘後にブラディの手下たちに襲われるロックでしたが、そこに駆けつけたのはJ9-Ⅲ号!ブラディの手下たちを一掃しロックを連れて脱出するのでした。ゲルナーから波止場に来るよう言われたロック。そこで彼がつぶやくのが、上述のセリフです。ロックは序盤ゲルナーに襲われた後、彼の吐血痕などを見ていたため、ゲルナーの命が長くないことを察したのでしょう。そして、ゲルナー自身もロックに決着をつけてもらうために、ロックとの勝負を望んでいると―。ゲルナーに指定された場所は波止場でしたが、実際の決闘上は荒海のど真ん中。おいおい、ここは波止場なのか?とにかく、そんな中でのロックとゲルナーの決闘は、ロックの勝利に終わります。ここで「あばよ…」と言いながら海に落ちていくゲルナー、なんだか嬉しそうです。やはり彼自身も、決着をつけてもらうことを望んでいたのかなぁ。その後のブラディの手下の攻撃は、J9-Ⅲ号によって全滅。最終回ではJ9-Ⅲ号の活躍はありましたが、サスライガーの活躍はありませんでした。ああ、結局J9シリーズで最終回もロボの活躍があったのって、『ブライガー』だけだったのか…
 
 
とうとう迎えるジミーとスージーの結婚式。やはりブラディの手下たちが最後の悪あがきを見せますが、それを制止しようとする聞きなれた声が。それはブラディ・ゴッドであり、彼は自分のサインをブルースたちに手渡して、勝利を彼なりに祝うのでした。あれだけ結婚に反対していたジミーとスージーの両親、2人の熱意にとうとう折れて結婚を許したらしい。まあ今回も二度もブラディの手下たちに襲われ、そしてジミーがスージーを救っていますから、彼らの愛が本物だと認めたのでしょうね。結婚式を襲撃し、無防備なブルースたちを抹殺しようとするブラディの手下たち。そんな彼ら「みっともねぇ真似」を、ボスであるブラディ・ゴッドが止めます。やろうと思えばブルースを抹殺できたブラディ。しかしそれをしなかったのは、暗黒街の帝王であるが故のケジメでしょう。ブルースにサインを渡したブラディは、「じゃあな、クソッタレ諸君」と発言。セリフだけ見るとバカにしているようにも感じますが、そこそこ明るい彼の表情から見るに、彼なりのブルースたちへの祝福だったんでしょうね
 
 
「意地と度胸の大勝負。決めて夜空をふり見れば、思い出星の数々に、かけた嵐と夢の跡。Behappy, good Luck!またゆく旅は青春の、明日にかかる夢銀河。」
 
 
 
 
 

ハピィなウェディング無事決めて、最後はハピィ・エンディング。こうして、『銀河疾風サスライガー』の物語、そして「J9シリーズ」は幕を閉じました。
 
 
太陽系一周という突拍子もない勝負に打ち勝ったJJ9。そんな彼らがかけた青春やストーリーとは、何だったのでしょうか。
 
 
次回はもう一度、この『サスライガー』の物語を振り返ってみることにしましょう。








◎今日のJ9ソング◎


今日ご紹介するのは、1983年放送の『銀河疾風サスライガー』前期EDテーマ「ハピィ・ソング」です。


バクシンガー』に引き続き、増田直美さんが担当した「J9シリーズ」のED曲。『バクシンガー』の「アステロイド・ブルース」は力強さを感じましたが、この「ハピィ・ソング」は軽やかな感じで歌われています。


「ハピィ・ソング」も「メイビィ・ベイビィ」も、『サスライガー』の世界観にマッチしたEDテーマでした。前2作に比べると明るい作風だった『サスライガー』、そしてJJ9のキャラクターたちでしたが、ED曲もそしてOP曲も、その雰囲気に負けていませんでしたね。




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それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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