水落ちはやっぱり生存フラグ
劇場版の撮影と併せて、ウルトラシリーズでは久々の遠征ロケとなる沖縄での撮影に。てっきり最終回まで沖縄が舞台になるかと思いきや、今回だけのようですね。
・ストーリー面
沖縄県を舞台にストルム星人や「ストルムの光」のこと、そしてリクとケイの決着を描いた今回。でもそれ以上に驚かされたのは、終盤でのあの展開でした
突然星雲荘からいなくなったリク。彼はケイを追うべく、単身沖縄へ飛んでいました。石刈アリエのアジトなどから発見された地図をもとに、AIBたちはケイの目的地を推定。ライハとゼナも沖縄へ飛びます。劇場版と同時並行の撮影のためか、沖縄ロケとなった今回。単にタイアップというだけでなく、沖縄という地がストルム星人や「ストルムの光」にとってどんな土地かという説明がなされており、一応の理由付けになっています。30年に一度ストルムの光が観測されるという沖縄県。この事実は、劇場版で何らかの形で生かされたりするのでしょうか
伏井出ケイの声をたどる形でリクがたどり着いたのは、沖縄県・中城城址。そこでリクは、ストルムの光を浴びるケイを発見。決着をつけるべく、2人の戦闘が始まります。一部の暴走によりストルム星はすでに火の玉状態で、どうやら大半の同胞たちは行方不明らしい。しかしそんな中で、ケイはむしろ強い者が弱い者を支配するという考え方に至ったらしく、ベリアルに傾倒するようになったようです。ケイの話から考えて、ストルム星の崩壊が彼に強い影響を与えたのは間違いないですね。それ以前の彼は、どんな生活をしてたのかなぁ
リクにまたもや敗北したケイ。そんな彼の前に現れたのは、死んだはずのアリエ。彼女には以前からベリアルが憑依しており、ケイのストルム器官を奪って宇宙へ逃亡します。もの好きなフリーライターと思っていたら、実はこの物語の全ての根源であるベリアルだったアリエ。さすがにこの展開は予想していませんでした。ということは、前回ゼロにお姫様抱っこされていたのも、ベリアルだったのか…。そんなベリアルにストルム器官をブッこ抜かれてもなお、ベリアルに認められたことをアピールし続けるケイ。ライハは彼を哀れだと表現しますが、身も心もベリアルに捧げんとするくらい陶酔していた彼にとっては、本当に嬉しいことだったのでしょう
AIBから逃れるために、崖から海へ転落するケイ。同じ頃、ストルム器官と2つのカプセルを手に入れたベリアルは、アトロシアスへとデモニックフュージョンして…。海に落ちて行方不明となったケイ。「ああ、これで彼も退場か」と思ってたら…、ちゃっかり生きてたよこの人!
・特撮面
ジードとケイの一騎打ちとなった今回のバトル。ケイがフュージョンライズしたのが新規怪獣ではなくペダニウムゼットンだったのは少し残念でしたが、広いミニチュアセットで2人とも大暴れしてくれていたのが印象的でした。
同時にフュージョンライズしたリクとケイ。沖縄の地を舞台に2人の激しい戦いが始まります。ミニチュア自体は少ないものの、スッキリと晴れた青空や漆喰の屋根のある建物など、沖縄を感じさせるミニチュアセット。アクション的にも動きやすかったのか、ジードもペダニウムゼットンもいつもとはまた違った激しい動きを見せてくれます。脚で固めて相手を転倒させてみたりなど、普通のビル街のセットじゃまずできないようなアクションが魅力ですね
2人の戦いは激化し、ジードはマグニフィセントへとフュージョンライズしジードクローも使用。戦いはジードのやや優勢で進みます。最近出番のなかった、マグニフィセントとジードクローが登場。マグニフィセントの最初の相手がペダニウムゼットンでしたから、そのことを踏まえてのチョイスでしょうか。ジードクローも初期に出てきた武器のため、ペダニウムゼットンにすぐ吹っ飛ばされてしまうのかと思いきや、しっかりと活躍してくれました
エンペラ星人・ダークルギエルのカプセルを使ったペダニウムゼットンは、異常なほど巨大化。ジードもロイヤルメガマスターとなって立ち向かいますが、いささか苦戦。最終的にはロイヤルエンドでとどめを刺しました。異常なほどに巨大化した敵と、それに対してちっぽけに見えるウルトラマン。なんだか、『ウルトラマンマックス』のVSダークバルタン戦を思い出しましたね。ペダニウムゼットンがあまりにも巨大すぎるため、パワーの暴走に耐え切れずケイが自滅するって形で戦闘が終わるのかと思いましたが、ロイヤルエンドでフィニッシュ。やっぱり強いな、この必殺技!
ついに現れる最強の敵、ウルトラマンベリアル アトロシアス。これに対抗するAIBの作戦とは一体何か?
『ジード』もいよいよ最終決戦へ!ええっ、ケイは普通に生きてるの!?
「ウルトラマンマックス」をギターアレンジ化し、BGMとしても使用できるようにした音楽。サントラでは最後の方に収録されており、劇中でもどこかで使用されてた気がするけど…どこだったかなぁ。
今回の『ジード』で想起したダークバルタンは、マックスが純粋に倒せなかった相手の1人。そういやあれ以来、バルタン星人はストーリーにガッツリ絡む形では再登場してないなぁ。わざと避けてるのでしょうか。
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