特 オ タ 再 確 認
「ココロヨメマス」を担当した森江さんの脚本回であり、単なる通常回と思っていましたが、レイト(ゼロ)や伏井出ケイの出番を極力省き、リクとペガの出会いなどを描いた、意外に重要なお話になっていました。いつかはこういったことが語られると思っていたけど、このタイミングで来るとはなぁ
・ストーリー面
星雲荘を襲う突然の地震。星雲荘に異常はありませんでしたが、地震に驚いたペガが誤ってドンシャインの置時計を投げ出してしまい、大きく破損。それがもとでリクとペガは喧嘩になり、ペガは星雲荘を飛び出してしまいます。一応前フリの描写としてリクがドンシャイングッズをめでるシーンがありますが、それを加味してもちょっと今回の喧嘩はリクがペガを責めすぎな感じが否めません。まあ、グッズのことに関して過剰なまでについ攻めたててしまうのが、ある意味オタクっぽいっちゃあそうだけど…。それにしても、リクは定期的に「ドンシャインのカッコよさを再確認するため」にドンシャイングッズを引っ張り出したりしているのか。やっぱり特撮オタクじゃん!
星雲荘を飛び出し、1人で生きていけることを証明しようとするも、街中で騒ぎを起こしてしまい傷心のペガ。そんな彼がたどり着いたのは、初めてリクと出会った場所。ペガはそこで、リクとの出会いの時を回想します。中古の玩具店でドンシャイン置時計を見つけるも、店主や親子連れに発見されてしまうペガ。追っかけまわされるのはかわいそうにも見えますが、よく考えてみるとこの直前にどさくさ紛れにお弁当をかっぱらっているので、バチが当たったのかも?その後のペガの回想シーンでは、初めてリクとペガの出会のいきさつが判明。両親の勧めで宇宙を旅することになったペガは地球に到着しましたが、カプセルが破損したせいで通信不能に。そしてさまよっていたところをリクに見つかり、友情が芽生えたのでした。ペガに明確な両親がおり、そして本来帰るべき場所があるということは、『ウルトラセブン』で宇宙のチリと消えたペガッサ市以外にも、ペガッサ星人の生き残りがいたということなのでしょうか。そして、もしかするといつか別れの時が来てしまうのかも―?少し話はそれますが、ペガッサ星人のもう1つの名称は「放浪宇宙人」。今回のペガの地球に来た事情は、そこから着想を得ていたりするのかなぁ
一方、虚勢を張りつつもペガがいなくなってしまったことに動揺を隠せないリク。そのことに気づいたライハやモアは、思い出話を交えながら彼を諭します。ここでサラッと語られるのが、愛崎家に来たあとのリクの様子。当初はどこか他人行儀でよそよそしかったリクでしたが、ある日を境に明るくなったとのこと。やはりペガとの出会いが、リクの感情に変化をもたらしたのでしょうか。リクがペガと喧嘩したことに対して「私はリクと喧嘩したことがない」というモアでしたが、これってもしかして、ちょっと妬いてる…?
グビラの出現、そしてペダニウムゼットンとの戦闘を経て、仲直りしたリクとペガ。いつか来るかもしれない別れの時まで一緒にいようと、心の中でリクは決意します。だって、この似た者どうしの出会いは、きっと“運命”だったのだから―。
・特撮面
ストーリー展開に重きを置き、ハデな特撮は後半の戦闘シーンに集約されていた今回。ミニチュア特撮などにこだわりが感じられ、街自体が「生きている」ように感じました。ミニチュアの配置によってミニチュアを作るセンスは、やっぱり冨田監督がピカイチかなぁ
火浦海岸などでのしびれ騒ぎの犯人は、深海怪獣グビラ。そして、リトルスターを持つグビラを狙い、ケイがペダニウムゼットンとなって現れた!ペダニウムゼットンがグビラを踏みつけるシーンは痛々しくもありますが、その直後のシーンこそ特撮面での注目ポイント。ネタ満載のお店の看板等の細かなストラクチャーが、街に活力を与えていることを感じさせてくれます
グビラを守るため、ジード登場。ペダニウムゼットンは以前倒した相手ですが、ケイが正気を取り戻しているためか、思いのほか苦戦。ペダニウムゼットン側も、ビームの乱れ撃ちでジードやグビラを攻め立てていきます。吹っ飛ばされたジードがハデにビルを壊すのも魅力的ですが、その後のなぎ払いビームの前に思いっきりひるむジードとグビラが印象的。実際の火薬を間近で爆発させていることで、ペダニウムゼットンの攻撃の強烈さを表現してくれています。本当に爆発が至近距離だなぁ、スーアクさん大丈夫だったのかな?
ペダニウムゼットンのトリッキーな攻撃に苦戦するロイヤルメガマスターでしたが、グビラのアシストにより形勢逆転。ウルトラマンエースカプセルでフィニッシュし、グビラのリトルスターから発現したのはゾフィーのウルトラカプセルでした。本調子のペダニウムゼットンは、ハイパーゼットンのようなワープ攻撃を使用。もはやゼットンの能力の定番になってるなぁ、これ。そして、今回フィニッシュに使用したのはバーチカルスパーク。さすがに土曜日の朝から切断技は難しかったか…。でも、展開面ではグビラから発現したゾフィーカプセルを受け取る→エイティセブンスラッシャーでフィニッシュの方が、もっと燃える展開になったんじゃないかなぁ
「『シンカリオン』テレビアニメ予告編PV」、そして「2018年8月 ドライブヘッド映画公開決定!」です。
そして、『ドライブヘッド』は残念ながら12月でテレビ放送は終了するものの、新作のネット配信が毎月第3土曜日にスタート。そして同年8月よりエガが公開されるとのこと!
これは興奮する!そして血がたぎる!今年から月間トイネスランキングを着実に侵食するなど、実績を上げつつあるタカラトミー。2018年はさらにメディア事業にも力を入れていくということでしょう。
これは2018年はよりタカラトミーを応援する年になりそうですね。そして、来年8月の『ドライブヘッド』の映画も観に行きたいなぁ…!
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