『宇宙戦隊キュウレンジャー』Space.26 ちょっとした感想 - お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの？ver.2.0

普段使わないキュータマの徹底消化

ようやく12人全員仲間になってひと段落着いたかと思いきや、ナーガの闇堕ち回の始まりとなった今回の『キュウレンジャー』。プレバンで変身アイテムを発売したことだけあって、前回の私の予想は完全に外れ、数話引っ張りそうな展開になりましたね

感情を手に入れられないことで、苦悩し続けるナーガ。やがてそれは戦闘にまで支障をきたすようになり、巨大ロボ戦ではナーガを除外して戦う陣形にまでなってしまいます。今回は後半にヘビツカイメタルの登場もあるため、巨大ロボ戦は序盤に集約。メンバーたちと溝ができ始めて、そこを敵に狙われるというストレートな展開が始まります。ヘビツカイメタルが登場したせいで、キュータマジンはしばらく登場しそうにないですね

トケイキュータマの調整の間、バーベキューで羽を伸ばしていたラッキーたち。しかしフクショーグンのアキャンバーが現れ、人々の感情を解放。さらにはナーガへ感情解放への誘惑を行います。もともとへびつかい座系人たちは感情が激しい民族でしたが、それにより引き起こされる争いの連続の末、感情そのものを捨てることを決意したらしい。ナーガも以前部分的には語っていましたが、へびつかい座系人は感情が“ない”というよりも感情を“抑えている”という感じなのでしょうね。揺れるナーガのことを知らせまいと、わざとバランスにはこのことを伝えないショウ・ロンポー。これがダメだったなぁ…

アキャンバーによって感情的になる人々たち。彼らを何とか抑えるため、小太郎やラプターたちが出動します。このシーンでは、入手したものの戦闘向きではない2つのキュータマが初使用。「カミノケキュータマ」は美容院での客のクレームを抑えるために、「コトキュータマ」は橋上で喧嘩する人々たちを抑えるために使われます。後者は相手を踊らせる上に眠らせてしまうという戦闘に使えなくもない効果がありますが、前者は本当に髪の毛を伸ばすだけ。髪の毛がない宇宙人にはどこに使い道があるんだろう？

とうとうアキャンバーの手に堕ちて感情を手に入れたナーガは、ヘビツカイメタルへと変身。シシレッドたちを圧倒してアキャンバーとともに消失。ナーガを救うため、そして本来の目的であった「過去に何があったか」を探るため、キュウレンジャーは二手に分かれることになります。感情を手に入れた後のナーガは、いつもに比べれば少し早口になり暴力的になった様子。声が普段と同じく少しうわずった感じなのは、演じる山崎さんの素なのでしょうね。ヘビツカイメタルとの戦闘シーンは、アクションも豊富で火薬もバンバン使用。悪のヒーロー登場としてはまあ申し分ないハデさになっていました