お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』ちょっとした感想


視聴の際使った前売券(画像は加工してあります)





さあ、やってまいりました『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』の公開日


実は昨日は突然上司に飲みに誘われ(だから昨日はブログ更新できなかった)、飲みまくったせいで危うく予定した列車に乗り遅れそうになりましたが、何とか予定通り観に行くことができました!


地方都市の映画館だからそんなに混んでいないだろうと思ってたら、何と99%席が埋まっているという盛況ぶり。いい意味で予想を裏切られ、驚きましたね





『ギンガ』以降のここ最近の映画はあくまでも「お祭り要素」がメインで、その主役として現行ウルトラマンが活躍している感じでしたが、今回の『オーブ』の映画は、まっとうな『オーブ』の最終回後の続編という形で物語が進行。TV本編にゲスト出演していたキャラが再登場するのも興味深いです。


そしてそこに『ウルトラマンX』のアフターストーリーが絡み合い、『X』の劇場版以降の続編にもなっているのです。


エックスのナビゲートや“デザストロ”の一件など、『X』本編を観ていたらニヤニヤさせられるネタも大量投下。ニコ生でわざわざ円谷が『X』を公式配信していた意味が分かりました。


内容はそこまで深いものではありませんが(その点はお祭り映画っぽいですね)、登場人物が様々な活躍を見せ、見せ場を作ってくれています。ガイは言わずもがな、大地もたくましいアクションとウルトライザーの発砲を披露、SSPの面々3人もアクションに挑戦!あのキャップのモーションキャプチャースーツは、実は重大な意味があるぞ!


そしてジャグラス・ジャグラーだって大活躍!『オリジンサーガ』以来百数十年ぶりに再就職を果たし、なんだかんだでガイのためにうまく立ち回ってくれます。怪獣たちの力だって“お借り”しちゃうぞ!





続いて戦闘面ですが、今回の劇場版の特徴としてあげられるのは、実はオーブトリニティもデアボリックも「最強ヒーローor最強怪獣」という位置づけにはなっていないという点


デアボリックもオーブトリニティも割と早い段階から登場しますが、デアボリックはオーブ(スペシウムゼペリオン)とエックスに押し負けている時がありますし、逆にオーブトリニティも中盤怪獣&宇宙人軍団に劣勢を強いられます。


またメインの敵であるムルナウやサデスも、各々オーブと因縁がある敵ではありますが、劇中では会話で触れられる程度で具体的な描写は無し。これが、田口監督曰く「『オーブ』の2~5の物語」ということなのでしょう。


客演ウルトラマンに目を向けると、オーブがやはりメインでエックスたちはサブとして他の敵との戦いにまわる形に。意外に思われるかもしれませんが、今回ゼロの戦闘シーンを含む活躍は、ほぼ最低限に抑えられています。


後半からはウルトラセブンも参戦。あのおなじみのBGMをバックに、セブンらしい戦闘を見せてくれます。実はセブン/モロボシ・ダンの登場にはほとんどストーリー上の関係性は無いのですが、オーブに名前を訊かれたときのダンの自己紹介が、ファンとしてはニヤニヤさせられます


特撮面では、CG合成と実際のミニチュア特撮を組み合わせて、様々な場面を描写。序盤のハワイでの戦闘ではウルトラでは珍しい「砂浜のリゾート」のミニチュアセットが堪能できますし、中盤以降の市街地戦では多彩なビルの破壊描写が楽しめます。


中でも私が注目したのは、何度か見られる「ビルの真ん中が破壊され、その後ポンプのように雪崩れるように崩落する」破壊描写。これは数年前にNHKで円谷特撮が取り上げられた際、「試行錯誤中ですが」ということで披露されていた技術。どうやら数年越しでようやく実現したようですね。





小ネタ面では、数えきれないほどネタがいっぱい!私が見つけた範囲で言うなれば、この映画を観る際は少なくとも『X』・劇場版『X』・『オーブ』をすべて視聴し、「オーブの祈り」と「ウルトラセブンのうた」の歌詞を脳みそに叩き込んでおくと楽しめるはずです


また、テレビ本編でもあった「サブタイトルクイズ」は今回も実は存在。ヒントは『ウルトラセブン』のとある回です。


そしてさらに、ガイたちが通う銭湯の(もちろん設定上の)所在地も判明。これがまた『セブン』からのオマージュネタになっています。終盤銭湯が映る際、入口に貼られている街区表示板をよーく見てみましょう!


さらにさらに、田口監督ら制作陣もカメオ出演。デアボリック出現シーンの、群衆が逃げ回るシーンに注目だ!


そしてそして、エンドロールが始まったからって退席しようとするそこの君!エンドロールが終わるまで絶対退席してはダメだ!エンドロール後のシーンを観ないと、4月15日から始まる『ウルトラファイトオーブ』が楽しめなくなっちゃうぞ!







私の感想記事にしては、珍しくネタバレが少ないような感じになった今回の記事。ちょっとだけわざとぼかしている面も多々あります。


それは「やはりこの映画をその眼で見ていただきたいから」ですし、「ネタがありすぎてまとめるのに一苦労だから」でもあります


とにかく、その眼でしかと観よ!


『劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』、私も2回目視聴行きたいぜ!Blu-ray買うぜ!サントラももしかすると買うぜ!








◎今日の特ソン◎


今日ご紹介するのは、1967年放送のウルトラセブン』使用BGM「ウルトラホーク発射!」です。


主に『セブン』序盤、ウルトラホークをはじめとするメカニック出撃シーンで使用されていたBGM。個人的には、「ダーク・ゾーン」においてペガッサシティへのコンタクトのためにウルトラホーク1号が出撃するシーンが印象的です。


50周年ということもあって今回の『オーブ』には様々なセブンリスペクトがありましたが、さすがにウルトラホークまではナシ。そういや、ビートル隊のゼットビートル、出てこなかったなぁ…。







 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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