作品自体は以前から知っていましたが、視聴するのは今回が初めて。いやぁ、毎週水曜日の夜は楽しませてもらいました。
『コンドールマン』の敵であるモンスター一族は、世界規模で人類への攻撃を繰り返す組織。ですがそのやり方はなかなか現実的で、「エネルギー資源や食糧の輸入路を断って国をジリ貧状態にする」や「公害のトリプルパンチで着実に住環境を汚染していく」などといった作戦ばかり
そしてOP・EDを含めて、日本をはじめとする国家および人間たちは「良い存在」としては描かれていません。
嫌いなのではなく、好きだからこそ、その自分の好きなものの欠点や弱点が見え、憂う。そしてそこを突いた場合“それ”はどう混乱し、“それ”の混乱に対して自分が作り出したヒーローはどう立ち向かうのか―?
『コンドールマン』を含め、どことなく川内ヒーローにはそういったスタンスが感じられます。
そして『コンドールマン』の場合、制作に東映がかかわっているからか、よりヒーローらしいヒーローに。コンドールマン=一心自身がかなりの正義漢の持ち主であり、かつ慈愛の心にあふれているのは、この作品における作者の「良心」なのかもしれませんね
「―そして、またいつの日か人々が欲望に負け、愛と正義の心を見失った時。正義のシンボル コンドールマンは、光の中から現れるのだ。人の愛と平和を守り、正義を貫くために!」
以前も紹介した気がしますが、言わずと知れた『コンドールマン』のOPテーマ。確かに最初の歌詞では日本や人間のことがクソミソに言われていますが、それでも最後はコンドールマンがそれに対して「愛を説」いて「正義を助ける」者として描かれています。
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