お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『正義のシンボル コンドールマン』総括感想


この記事を投稿する時点では既に配信が終了しており、いささか出遅れている感じが否めませんが、今回は正義のシンボル コンドールマン』の総括感想記事です


作品自体は以前から知っていましたが、視聴するのは今回が初めて。いやぁ、毎週水曜日の夜は楽しませてもらいました。


川内康範さん原作のヒーローの1人:コンドールマン。『レインボーマン』等とはまた違ったテイストでありながら、根底にある“川内節”が感じられる作品でもありましたね。






レインボーマン』等にも言えることだろうと感じますが、やはりこの『コンドールマン』に込められているのは、憂国」の思いではないでしょうか。


コンドールマン』の敵であるモンスター一族は、世界規模で人類への攻撃を繰り返す組織。ですがそのやり方はなかなか現実的で、「エネルギー資源や食糧の輸入路を断って国をジリ貧状態にする」「公害のトリプルパンチで着実に住環境を汚染していく」などといった作戦ばかり


そしてOP・EDを含めて、日本をはじめとする国家および人間たちは「良い存在」としては描かれていません。


一見するとこれはムチャクチャな発想で、世界への恨みつらみの発散かとも勘違いしそうですが、いやこれは違う。これは日本やその世界が「好きだから」こそ言える・描ける世界観なのでしょう


嫌いなのではなく、好きだからこそ、その自分の好きなものの欠点や弱点が見え、憂う。そしてそこを突いた場合“それ”はどう混乱し、“それ”の混乱に対して自分が作り出したヒーローはどう立ち向かうのか―?


コンドールマン』を含め、どことなく川内ヒーローにはそういったスタンスが感じられます。


そして『コンドールマン』の場合、制作に東映がかかわっているからか、よりヒーローらしいヒーローに。コンドールマン=一心自身がかなりの正義漢の持ち主であり、かつ慈愛の心にあふれているのは、この作品における作者の「良心」なのかもしれませんね






「―そして、またいつの日か人々が欲望に負け、愛と正義の心を見失った時。正義のシンボル コンドールマンは、光の中から現れるのだ。人の愛と平和を守り、正義を貫くために!」


人の心から欲望は消えないため、モンスター一族は不滅だ。だが、同じように人の心から愛と正義は消えないため、コンドールマンもまた不滅なのだ!


…なんかとりとめのない感想記事になっちゃいましたね。反省反省








◎今日の特ソン◎


今日ご紹介するのは、1975年放送の正義のシンボル コンドールマン』OPテーマ「コンドールマンです。


以前も紹介した気がしますが、言わずと知れた『コンドールマン』のOPテーマ。確かに最初の歌詞では日本や人間のことがクソミソに言われていますが、それでも最後はコンドールマンがそれに対して「愛を説」いて「正義を助ける」者として描かれています。


人間を汚れたものと歌うものの、最後はコンドールマンが救いの手を差し伸べる―。この曲はやはり、コンドールマンへの賛歌であると同時に、人間へのある種の“期待”を込めた曲なのでしょう。







 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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