変態紳士・夜の診察(意味深)
今回の『ウルトラマンオーブ』は、満を持してのオーブオリジン登場編。そしてガイとナオミの運命が明かされました。
ここ最近の『オーブ』は雰囲気が暗かっただけに、最強フォーム登場も相まって爽快感のある仕上がりになっていましたね。
深夜、入院しているナオミに迫るジャグラス・ジャグラーの脅威。間一髪のところをガイが救い出し、この直後からガイとナオミの会話パートが始まります。
ジャグラーの刀で、最後の1つを遺して無残に一刀両断されるマドリョーシカ。まあ、確かにナオミの身を守ったといえるけど…。
マスコミへオーブの批判コメントを載せない理由を語るナオミ。「ウルトラマンも悩みを抱えている」というテーマは、古くから語られてきたテーマの1つですね。
オーブをついに攻撃対象と定めたビートル隊。「何かを守るために別の何かを傷つける」というのは、多くの防衛隊がやってきた過ちなのになぁ…。
全てを悟り、ナオミを深く抱きしめるガイ。ここから恋愛に発展することは…ないか。
そんな中、ゼッパンドンが再び出現。オーブニカをナオミに託したガイは迷いを振り切った状態でサンダーブレスターに変身するのですが…。
今回初めて使用された、ゼットビートルの発進シークエンスバンク。おそらくスカイマスケッティの時と同じで、全編フルCGで作成されているのでしょう。いや、でも部分的にはミニチュア使ってるのかなぁ…?
前々回のことで相当頭にきているのか、ビートル隊は優先的にオーブを攻撃。そこにゼッパンドンの猛攻も組み合わさり、爆風に飲み込まれるサンダーブレスター。爆風が収まったその時、見えた姿は…。
サンダーブレスターを攻撃し、巨大爆発が起こるとさっさと撤退するビートル隊。いや、判断としては適切なんだけど、ここだけ見るとやっぱりビートル隊は無能にしか見えないよなぁ…。
初めて力を制御し、ナオミたちを守ってみせたサンダーブレスター。その時の彼の顔が優しく見えたのは、私だけではないでしょう。
こちらもベタだが、やっぱりゲキアツの展開。自分からも相手からも自分自身を信頼されることで、本当の姿を取り戻すというのはいいものです。
きらびやかなCGをバックに登場するオーブオリジン。ここにOPでも取り入れられている「宝玉がはじけるような描写」が取り入れられているのがいいですね。
初登場補正もあり、オーブオリジンは驚異的な強さを発揮。ゼッパンドンシールドをあっという間に破壊し、オーブカリバーをぶん回してゼッパンドンを圧倒。最後はオーブスプリームカリバーでジャグラーのダークリングもろともゼッパンドンを吹っ飛ばしてしまいました
虹色のCG合成が美しく映えるオーブカリバー。エクシードXの時よりも目に優しい、しかしよりハデになった合成がいい感じに調和しています。
ビートル隊もオーブを再び攻撃対象から外し、再びSSPの面々のもとに帰ってきたガイ。こうして、長く続いたサンダーブレスター→オーブオリジン覚醒編は幕を閉じるのでした。
地球を守るために日夜奔走し、私生活では年頃の娘の関係に悩む悩み多き男:渋川一徹。彼が遭遇したある事件とは何か?
次回から再び通常回。いきなりこのような「ギャグ回に見せかけた感動回っぽいもの」を突っ込んでくるのが、実に円谷らしいですね。
◎今日の特ソン◎
今日ご紹介するのは、1996年放送の『ウルトラマンティガ』使用BGM「ティガ!」です。
ティガの登場シーンや、GUTSの反撃シーン等で多用されたBGM。どちらかと言えば、後者での使用の方がより多かったような印象があります。
オーブオリジンの登場シーンで、直感的にティガの最後期の登場シーンを思い出した私。まさかオーブオリジンの登場シーンがティガを意識しているということは…あったりして。
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